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NASのHDDを入れ替えた

  • 2016/05/18 11:04
  • カテゴリー:make:

 うちで立ち上げているNAS,QNAPのTS-119P2は非常に便利で,これなしの生活はもう考えられません。HDDはWD REDの3TBを入れていますが,残りが1TBを切っており,そろそろ容量を気にして使わないといけなくなりつつあります。

 しかも,HDDは消耗品なので3年で交換するつもりだったのに,もう4年になるんです。これはまずい。全然壊れる気配がないので油断をしていましたが,4年間休みなく24時間運転しているHDDに生命線たるデータをてんこ盛りしてある現状は,まさに薄氷を踏む想いです。

 交換しないといけないのですが,同じ容量にするのは時間もお金ももったいないですから,ここは容量アップです。4TBがリーズナブルですが,増えた容量が1TBくらいでは面白くないですから,ここは6TBと行きましょう。

 WD REDの6TBも,少しずつ値段が下がっていて,amazonで安くなってきた頃を見計らい購入しました。27500円くらいだったと思います。

 これをどうやって3TBと入れ替えるか考えていたのですが,前回失敗したQ-RAID1で同期してから入れ替えるという作戦を,とりあえず今回もやってみることにしました。

 私と違い,うまくいったという話が散見されることと,前回の失敗は2TBから3TBに入れ替えるということが原因だったのではないかと思ったからです。3TBと6TBなら,管理領域もおそらく同じはず。ですから入れ替えも出来るのではないかと思ったのです。

 ダメならダメで,以前のやり方でやり直せばいいだけの事ですし,Q-RAID1ならNASを動かしたままでコピーがとれますので,丸2日以上かかる作業の間,NASを止めなくてもいいのが便利です。

 3日弱かかり,ようやくコピーが終わりました。NASを落として入れ替えます。あれ,なんか新しい6TBは振動がやたら大きいようで,大きな音がします。

 電源を入れて起動しますが,ステータスランプが点滅しており,起動できない様子です。これはもうダメですね。これが金曜日の21時頃の話です。やっぱりQ-RAID1で作った外部ドライブは,そのまま内蔵に入れても動かないことがもうはっきりしました。

 なら,前回と同じように,新しい6TBを内蔵し,新規にセットアップしてから,保存してあった設定情報を書き戻して3TBを外部ドライブとして接続,その後Q-RAID1からの書き戻しを行う事にしましょう。

 ・・・と思って,6TBを内蔵し,過去の設定で起動させて3TBを外部ドライブとして認識したところまでややったのですが,いくら探しても前回と同じような,Q-RAID1からの書き戻しを行うという機能が見当たりません。

 Q-RAID1のメニューから外部ドライブをQ-RAID1設定すると,初期化されてしまいますよと警告が出ます。前回もこんなだったような気がするな・・・とボタンを押してしまいそうになりますが,万が一という事もあるので,これは実験をして確かめてみましょう。

 手持ちのフリーの2TBをNASに詰めて初期化。小さいファイルを1つか2つほど書き込んで,新しく買った6TBを外部ドライブに接続します。そしてQ-RAID1を使って6TBでバックアップをとります。

 今度は6TBを内蔵し初期化。設定を書き戻して2TBを外部ドライブとして繋いで,Q-RAID1のボタンを押します。サイズが小さいので,数時間で結果が出ます。

 果たして結果は,2TBが6TBによって上書きされてしまい,これまでの2TBのデータは完全に消えてしまいました。

 いやはや,これをこれまで使っていた3TBでやっていたら,過去数年の膨大なデータを私は一瞬のうちにすべて失っていたことになります。背筋が寒くなりました。

 事ここに至って,もうQ-RAID1からの書き戻しは出来ないと判断し,手動でデータを書き戻すことにします。6TBを再度初期化,設定の書き戻しを行って3TBの以前のドライブを外部ドライブとして接続します。

 しめしめ,FileManagerでちゃんとファイルが見えています。PCを経由してコピーをすると随分と時間がかかるのですが,NASで完結してコピーが出来ると,高速でコピー出来るので,助かります。

 と,その前に完全に設定を復元しないといけません。QNAPのNASはパッケージをインストールすることで機能拡張が出来ます。私の場合,パッケージマネージャであるOptwareIPKGをインストールしてあり,ここからperlとdnsmasqをインストールしてありました。

 まずはOptwareIPKGを入れます。しかし,App Centerで検索をしても見つかりません。これは困った。google先生に聞いてみると,メンテナンスを終了したので,昨年秋頃にApp Centerでの公開も取りやめたという事です。Entwareというのが後継らしいのでこれをインストールしようとするも,App Centerにはないのでどっかのサイトからファイルを落としてきて,手動でインストールします。

 perlはApp Centerにあるのを確認したので,dnsmasqを入れようとしますが,Entwareでは見つけることができず,このパッケージマネージャではインストール出来ないことがわかりました。

 ならばとQNAP用のdnsmasqがあるのでは,と探してみたところ,あるにはありました。しかしうまく動かず。設定も反映されず,起動もしません。そこでこの線はあきらめました。

 どっかにOptwareIPKGがおちてないかと探しましたが,すでにリンクが切れていたりと見つかりません。それならばとWebarchivesで遡ってみたら,なんとまあダウンロード出来ました。ファイルの安全性なんてもう頭にありません。わらをもつかむとはこのことです。

 幸いなことにうまくOptwareIPKGがインストール出来ました。そしてdnsmasqも無事にインストール出来て,設定を変更後に起動し,きちんと動作することも確認出来ました。

 この段階で,土曜日の朝7時。なんと,この歳になって一睡もしない「完徹」をやってしまいましたよ。

 待ち時間で5分ほど寝落ちしたりしてはいましたが,作業のログを見るとちゃんと数分単位でなにをやったかが記録されています。本当に徹夜したんだなあと。

 まあここまで来たら,あとはファイルのコピーです。フォルダを作り直し,コピーをしていきます。この段階で朝8時。こんな時間から寝ると一日無駄にするので,もう起きていることにします。

 全部で12時間ほどでコピーが終わる計算になったのですが,悪いことにもう1時間ほどで終わるというところで,NASのDNSの設定を変えたところ,コピータスクが止まってしまいました。残念ですが,やりなおしです。

 ということで,翌朝にはすべての作業が終わっていました。問題なく動いているし,ファイルもざっと確かめたところ,ちゃんとコピー出来ているようです。4年間つ買ったとは家,まだまだ元気な3TBは万が一の為しばらくそのままにして保存して置きますが,そのうちバックアップ用途に使ってみようかと思っています。

 速度が上がったわけでもなく,ただゆとりが4TB近く出来たと言うだけの話ですから,今回はもう何度もくじけそうになりました。それよりデータを失う方が怖かったので,何度も3TBに戻して6TBは別の用途に使おうと思ったほどです。

 ところで,一連の作業を進めるうちに,Q-RAID1についての結論が出たので,ここに書いておこうと思います。

 Q-RAID1は,シングルベイのNASにのみ搭載される機能で,USBで繋いだ外部ドライブを使って,RAID1(ミラーリング)を実現するものです。

 QNAPの説明では,この外部ドライブを内蔵すれば,内蔵ドライブとして動作させることがそのまま出来るとあり。実際それが出来ているという人もいるようです。

 内蔵無理でも書き戻すことは出来るとか,それもダメだとか,google先生もいろいろな意見を引っ張り出してくるので,どれが本当なのかよくわかりません。

 で,自分の検討結果や,他の人の記事をまとめて,私なりの決着を着けました。

(1)Q-RAID1の外部ドライブを内蔵しても,内蔵ドライブとして動作しない。

(2)Q-RAID1の外部ドライブから内蔵ドライブへの書き戻しは,ファームウェアのバージョンが3.7くらいまでは可能だったが,4.0以降は出来ない。

(3)内蔵ドライブの入れ替えはQ-RAID1を使うと時間がかかって仕方がないので,新しいドライブを内蔵したら古いドライブをUSBで繋いでFileManagerで書き戻した方が早いし安全。Q-RAID1だと3日かかるものも,コピーなら12時間ちょっとで終わる。

 特に(2)については,以前自分が出来ていたので,出来ないよと言う意見を見る度に「ウソだ」と思っていましたが,これはファームのバージョンで来出る出来ないがあるんだとわかり,納得をしました。

 Q-RAID1は,rsyncを使ったミラーリングということがよく知られているのですが,確かに自動的に完全なバックアップが用意出来ていることの安心感は大きくて,そのためだけでも使う価値があるかも知れません。しかし,時間はかかるし,よくよく注意しないとデータを完全に失う可能性もあるので,私は怖いからもう使わないと思います。

 それより,信頼性の高いHDDを使う事と,本当に大事なデータは別にバックアップするという方が間違いないと思います。

 そうそう,今回大金を出して購入したWD REDの6TBですが,やっぱり振動が大きいです。筐体がぶるぶる振動して大変です。ブーンというかなり大きい音がしますが,REDってもともとこういう振動が信頼性を低下させるというので,振動を抑えた(管理した)というのも,売りになってませんでしたっけ?

 4TBで振動が大きいと嘆いた人は,初期不良で交換してもらい,交換品が静かなことに驚いたと言ってましたが,6TBでもそうなんでしょうか・・・面倒くさいのでもうこのままにしておきますが。

 次はまた3年。次の3年では,NASごと交換することになったりするかも知れないですね。

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