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タムロンSP15-30mmF2.8を再度修理に

 タムロンSP15-30mmF2.8ですが,やっぱりもう一度AFの調整に出しました。

 測距点を中央から左右に動かすごとにピントが大きくズレていく問題は,条件にもよりますが,被写体との距離が1.0mから1.5mという私がよく使うところで顕著にズレてしまいます。

 前回の修理で中央の測距点では満足なピントの精度が出ているのですが,これが右端や左端にくると,もうボケボケになって流れてしまうのです。

 実際に左右にそれだけ振るかと言われれば,30mmで縦位置で撮影するとなると,測距点を最も上(横位置では左右)にすることは頻繁にあるわけで,30mmが使えないなら他の広角ズームでもいいし,測距点が中央以外に使えないならもっと安いボディでもいいわけです。

 ということで,D850であることのメリットを生かす,そしてSP15-30mmのメリットを生かすためには,この問題をどうしても解決しないといけないのです。

 ごちゃごちゃ書いていても仕方がないので,まずは現状をご覧頂きます。

 共通の撮影条件を羅列すると,焦点距離30mm,室内,縦位置,三脚使用,親指AF,AF-Sモード,絞り優先オート,絞り開放,ホワイトバランスはオート,ボディでのAF微調整はOFF,手ぶれ補正OFF,JPEGのFINE+,画像サイズはラージ,加工は人形の部分のトリミングのみ,被写体である人形との距離は1.0mです。

 最初にトリミング前の画像です。でかいのでリサイズしてありますが,以後トリミングした画像が全体ではどのくらいの大きさに写っているのかをおわかり頂けると思います。

20180306103033.JPG

 では,測距点中央からいきましょう。

 20180306103030.JPG

 どうですか,びしっとジャスピンですね。レンズの味を云々するとキリがなくなりますが,広角ズームでこの切れ味は素晴らしいです。

 次に,測距点を最も上に(横位置では最も右)に動かします。左右方向(横位置では上下)には動かしません。

 20180306103029.JPG

 うーん,盛大に流れているのがわかります。これだとコマ収差かなと思ったりしますが,背景にピントが来ていることを考えるとどうも後ピンになっていて,そのせいで流れている感じです。

 ちなみに,測距点を反対側の最も下に動かした場合も同じような結果になります。ただ,少しその程度は少し小さい感じです。

 ところでこの原因については像面湾曲にあるのではないかという話があります。しかし,このレンズは像面湾曲も小さいらしく,ここまでひどくはならないだろうというのが私の見立てです。

 トキナーのAT-X16-28mmF2.8ではここまでひどくはありませんでしたので,今にして思うと買い換えない方が良かったなあと思います。

 ・・・続けましょう。次はライブビューでの撮影です。

 20180306103032.JPG

 ライブビューですので,AFセンサを使わずコントラストがもっとも強くなる距離を検出する仕組みですから,これでピントがくるのは当然のことです。とはいえ,やっぱり中央に比べると画質は落ちています。まあ,これは許容範囲です。

 それならばと,今度は中央でまずピントを合わせ,それからカメラを動かして,測距点を最上にしたのと同じ構図になるように調整したものも用意しました。

 20180306103031.JPG

 どうですか,確かにピントはズレています。しかし,測距点を動かしてAFを行った場合に比べると,随分ましですよね。

 広角レンズで1.0mくらいだと,コサイン誤差はそれなりに大きくなり,およそ10mmくらいです。確かにそれくらいのピントズレがあるような感じです。

 測距点を中央にしてから構図を決めると,このようにコサイン誤差によってピントがずれます。これはよく知られたことで,この問題を回避するために測距点を動かして,できるだけボディを動かさないようにします。

 しかし,このレンズの場合,測距点を動かしたほうがピントのズレが大きくなります。これは機微地位と言わざるを得ません。


 ここまでご覧頂いて,「これはボディの問題じゃないのか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。私もその可能性は否定できないのですが,ボディの調整不良で特定の測距点でAFがズレる問題はレンズを交換しても出るものなので,レンズをAF-S24-70mmF2.8Gにして撮影してみました。

 なお,焦点距離は24mmにしました。というのは,このレンズはワイド端が一番像面湾曲が大きいと聞いたからです。

 20180306103028.JPG

 おお,やっぱりいいですよ。シャキッとしていますし,色ノリもいいですね,像面湾曲が大きいと言われるこのレンズでこの精度ですからね,ボディの不良があっても,このくらいの精度が出る程度の不良だということです。

 
 とまあ,これらの画像をDVD-Rに焼いて,タムロンさんに一緒に送付しました。ボディと一緒に送るべきだとも思うのですが,3月は卒園式など大事なイベントがありますし,もし一緒に送ってなにかあったら泣くに泣けません。

 それに,現在のカメラの状態にあわせ込んでしまうと,今後修理したり再調整を行うとズレてしまうわけで,私としてはできるだけ標準の状態で揃えて欲しいのです。そこからの誤差についてまでは,ごちゃごちゃいうつもりはありません。

 自分でもなんとなく重箱の隅を突っつくような気分でいたのですが,再修理に出す前の休日に,娘と一緒に出かけたときこのレンズだけ持っていったのです。

 しかし,やはり測距点中央以外は実用的に使えず,中央でピントを合わせてから構図を考えるやり方は全然慣れていないので,シャッターチャンスも逃してしまうし,あせって構図もまとまらないしで,ストレスばかりが大きくなり,散々でした。

 撮影スタイルを変えるというのは,とても大変なことだと実感しました。やはり撮影はテンポが大事です。

 このレンズだけ撮影スタイルを変えるというのは,想像以上に大変とわかったわけで,しかし一度メーカーで修理してもらったところを再度修理してもらうわけですから,改善しない可能性も大いにあり,その場合どうしようかなと,心配になっています。

 やっぱり純正なのか・・・でも高いしそんなに何度も買い直せないし,24mmまでだしと思うと,手が出せません。

 繰り返しますが,トキナーのAT-X16-28mmは調整によってこうした問題は出なくなっていましたから,つくづく惜しいことをした物だと思います。(とはいえあれだけ派手にゴーストやフレアが出ると,それが理由で構図の自由度がなくなるわけですが)

 すでに修理の受付までは済んでいるようです。今回は,戻ってくるのが楽しみと言うよりも,心配です。

 

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