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カテゴリー「カメラに関する濃いはなし」の検索結果は以下のとおりです。

タムロンSP15-30mmF2.8を再度戻ってきた

 昨日,再調整に出していたSP15-30mmF2.8が戻ってきました。タムロンさん,何度もありがとうございました。

 で,結果ですが,添付された画像を元に厳密な確認を行ったところ,すでに精度が出ており,仕様範囲内であるためそのまま返却されてきました。

 なんだか申し訳ないです。

 実際に撮影したところ,全く変わっていませんでした。当たり前ですね。

 次はボディを送ってくれ,とありましたが。ボディがないために追い込めず,何度も修理を依頼されることは,さぞ悔しいことと思います,ただ,高価なカメラを送るには不安がありますし,このカメラであわせ込むと他のカメラで合わなくなることになるわけで,やっぱりボディを送る事に,私は躊躇してしまいます。

 その上で,今回の結果を素直に受け入れようと思います。

 このレンズは,生産時のバラツキを手作業で修正した特別なレンズです。つまりこの状態がこのレンズの設計目標に最も近いものです。(このレンズでの最高性能とは言えません。なぜなら,あくまで今回使われている1つ1つの部品に差があるわけで,それらをすべて含んだ上で「合格」となるように調整されているに過ぎないからです。使う部品も選別されていれば最高性能といっていいでしょう。)

 設計者が狙った性能がこのレンズでは出ているわけですから,私の使い方で性能が出ないという今回のケースでも,それがタムロンの考えるこのレンズの性能だということです。

 嫌みでもなんでもなく,これは実にすーっと入ってくる考え方です。

 センターでの解像度はまさに切れ味抜群で,周辺ではMFでもぼやけてきます。こうした画質の低下も考えながら使いこなすのがこのレンズであり,それは周辺を使わないと言うのも手ですし,絞り込むというのも手でしょう。

 とまあいうわけで,当面このレンズとの戦いが始まります。まずはAF微調整をどこで決着させるかです。自動微調整では-8だったわけですが,この数字では近距離での周辺で明らかに後ピンですから,試しに-20くらいで試したところ,許容範囲のピントが来ました。

 この状態だと,頂点距離によっては前ピンになったりするので,もう少し調整が必要でしょう。大事な事は,AFだけに頼らず,MFでピントを合わせてこれとAFがうまく一致するように工夫することです。

 純正に買い換えたり,シグマの新しい14-24mmF2.8|ARTにすることも考えましたが,そこまでお金持ちでもありませんし,なんとか使いこなす方法を考えたいと思います。

 しかしまあ,私はタムロンとは,つくづく縁がないですねえ。

 

 
 

 

タムロンSP15-30mmF2.8を再度修理に

 タムロンSP15-30mmF2.8ですが,やっぱりもう一度AFの調整に出しました。

 測距点を中央から左右に動かすごとにピントが大きくズレていく問題は,条件にもよりますが,被写体との距離が1.0mから1.5mという私がよく使うところで顕著にズレてしまいます。

 前回の修理で中央の測距点では満足なピントの精度が出ているのですが,これが右端や左端にくると,もうボケボケになって流れてしまうのです。

 実際に左右にそれだけ振るかと言われれば,30mmで縦位置で撮影するとなると,測距点を最も上(横位置では左右)にすることは頻繁にあるわけで,30mmが使えないなら他の広角ズームでもいいし,測距点が中央以外に使えないならもっと安いボディでもいいわけです。

 ということで,D850であることのメリットを生かす,そしてSP15-30mmのメリットを生かすためには,この問題をどうしても解決しないといけないのです。

 ごちゃごちゃ書いていても仕方がないので,まずは現状をご覧頂きます。

 共通の撮影条件を羅列すると,焦点距離30mm,室内,縦位置,三脚使用,親指AF,AF-Sモード,絞り優先オート,絞り開放,ホワイトバランスはオート,ボディでのAF微調整はOFF,手ぶれ補正OFF,JPEGのFINE+,画像サイズはラージ,加工は人形の部分のトリミングのみ,被写体である人形との距離は1.0mです。

 最初にトリミング前の画像です。でかいのでリサイズしてありますが,以後トリミングした画像が全体ではどのくらいの大きさに写っているのかをおわかり頂けると思います。

 

20180306103033.JPG

 では,測距点中央からいきましょう。

 

20180306103030.JPG

 どうですか,びしっとジャスピンですね。レンズの味を云々するとキリがなくなりますが,広角ズームでこの切れ味は素晴らしいです。

 次に,測距点を最も上に(横位置では最も右)に動かします。左右方向(横位置では上下)には動かしません。

 

20180306103029.JPG

 うーん,盛大に流れているのがわかります。これだとコマ収差かなと思ったりしますが,背景にピントが来ていることを考えるとどうも後ピンになっていて,そのせいで流れている感じです。

 ちなみに,測距点を反対側の最も下に動かした場合も同じような結果になります。ただ,少しその程度は少し小さい感じです。

 ところでこの原因については像面湾曲にあるのではないかという話があります。しかし,このレンズは像面湾曲も小さいらしく,ここまでひどくはならないだろうというのが私の見立てです。

 トキナーのAT-X16-28mmF2.8ではここまでひどくはありませんでしたので,今にして思うと買い換えない方が良かったなあと思います。

 ・・・続けましょう。次はライブビューでの撮影です。

 

20180306103032.JPG

 ライブビューですので,AFセンサを使わずコントラストがもっとも強くなる距離を検出する仕組みですから,これでピントがくるのは当然のことです。とはいえ,やっぱり中央に比べると画質は落ちています。まあ,これは許容範囲です。

 それならばと,今度は中央でまずピントを合わせ,それからカメラを動かして,測距点を最上にしたのと同じ構図になるように調整したものも用意しました。

 

20180306103031.JPG

 どうですか,確かにピントはズレています。しかし,測距点を動かしてAFを行った場合に比べると,随分ましですよね。

 広角レンズで1.0mくらいだと,コサイン誤差はそれなりに大きくなり,およそ10mmくらいです。確かにそれくらいのピントズレがあるような感じです。

 測距点を中央にしてから構図を決めると,このようにコサイン誤差によってピントがずれます。これはよく知られたことで,この問題を回避するために測距点を動かして,できるだけボディを動かさないようにします。

 しかし,このレンズの場合,測距点を動かしたほうがピントのズレが大きくなります。これは機微地位と言わざるを得ません。


 ここまでご覧頂いて,「これはボディの問題じゃないのか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。私もその可能性は否定できないのですが,ボディの調整不良で特定の測距点でAFがズレる問題はレンズを交換しても出るものなので,レンズをAF-S24-70mmF2.8Gにして撮影してみました。

 なお,焦点距離は24mmにしました。というのは,このレンズはワイド端が一番像面湾曲が大きいと聞いたからです。

 

20180306103028.JPG

 おお,やっぱりいいですよ。シャキッとしていますし,色ノリもいいですね,像面湾曲が大きいと言われるこのレンズでこの精度ですからね,ボディの不良があっても,このくらいの精度が出る程度の不良だということです。

 
 とまあ,これらの画像をDVD-Rに焼いて,タムロンさんに一緒に送付しました。ボディと一緒に送るべきだとも思うのですが,3月は卒園式など大事なイベントがありますし,もし一緒に送ってなにかあったら泣くに泣けません。

 それに,現在のカメラの状態にあわせ込んでしまうと,今後修理したり再調整を行うとズレてしまうわけで,私としてはできるだけ標準の状態で揃えて欲しいのです。そこからの誤差についてまでは,ごちゃごちゃいうつもりはありません。

 自分でもなんとなく重箱の隅を突っつくような気分でいたのですが,再修理に出す前の休日に,娘と一緒に出かけたときこのレンズだけ持っていったのです。

 しかし,やはり測距点中央以外は実用的に使えず,中央でピントを合わせてから構図を考えるやり方は全然慣れていないので,シャッターチャンスも逃してしまうし,あせって構図もまとまらないしで,ストレスばかりが大きくなり,散々でした。

 撮影スタイルを変えるというのは,とても大変なことだと実感しました。やはり撮影はテンポが大事です。

 このレンズだけ撮影スタイルを変えるというのは,想像以上に大変とわかったわけで,しかし一度メーカーで修理してもらったところを再度修理してもらうわけですから,改善しない可能性も大いにあり,その場合どうしようかなと,心配になっています。

 やっぱり純正なのか・・・でも高いしそんなに何度も買い直せないし,24mmまでだしと思うと,手が出せません。

 繰り返しますが,トキナーのAT-X16-28mmは調整によってこうした問題は出なくなっていましたから,つくづく惜しいことをした物だと思います。(とはいえあれだけ派手にゴーストやフレアが出ると,それが理由で構図の自由度がなくなるわけですが)

 すでに修理の受付までは済んでいるようです。今回は,戻ってくるのが楽しみと言うよりも,心配です。

 

タムロンSP15-30mmF2.8が戻ってきた

 タムロンのSP15-30mmF2.8が修理から戻ってきました。

 タムロンは,その必要がなければ事前になにも連絡なく,いきなり返送されてくるんですね。10日間くらいかかるというので呑気に構えていたら,週明け月曜日には発送の連絡,翌日には私の手元に無事に,寒い青森から戻ってきました。

 なにせ何の連絡もなく戻ってきましたから,どんな風に修理されたのかがとても気になります。急いで開梱し,内容物を確認。新品同様に丁寧に梱包されたSP15-30mmを取り出し,修理伝票に目をやります。

 それどれ・・・


(1)テレ端でのAF精度(後ピン)

 これを一番対策して欲しかったのですが,伝票によると「規定範囲内」とのこと。えーーー,後ピンになっている画像も送ったのになあ。タムロンとしては,このくらいのピントのズレは良品という扱いなんですね。


(2)測距点が中央以外でひどいピンボケ

 これは現象を確認し,後ピンであることから生じた問題とし,可能な限りの調整を行ったとのこと。(1)の後ピンは結局ここで調整されたということです。

 お約束ですが,これ以上追い込むならボディも一緒に送って欲しいとありました。


(3)片ボケ

 点検の結果,問題なしでした。これは私も問題なかったと記憶しているので安心です。


(4)絞ったときの明るさのバラツキ

 これも規定範囲内で問題なしとのこと。


 というわけで,(2)によって後ピンの対策を行ってもらいましたので,どのくらい改善されたかを,絞り開放で試してみます。


 まず30mmのテレ端。測距点中央では,ピント微調整をしなくてもほぼジャスピンです。それでもまだ後ピン傾向は残っているので,微調整を-10くらいかけるとまさにぴったり合ってきます。

 次に測距点をずらしていきます。上下方向ではほぼ問題なし。しかし元々ひどかった左右方向ではまだまだ後ピンが残っていて,画像の流れが収まりません。残念ながらこれでは使えません。

 24mmや20mm,15mmでも確認しましたが,もともとそんなにピントのズレが大きくなかったこともあり,かなり良くなっている印象です。30mmでも3mも離れれば全然問題にはなりませんし,1段絞れば大きく改善,2段絞ればさらに改善します。

 せっかくF2.8のレンズですので,全ズーム域,全測距点で安定した性能が欲しかったところではありますが,さすがにそれは高望みという事でしょうか。絞り開放で30mm,そして1mくらいの距離の被写体を,測距点をずらして撮影するときに問題があるという制約を,頭に入れて撮影しないといけません。

 全体としての印象ですが,ピントの調整によって,まるで別の改良品を手にしたような性能の底上げを実感します。これなら使って楽しいレンズになるんじゃないでしょうか。ワクワクします。

 ただ,やっぱり問題なのは,その限られた範囲での制約である,絞り開放,テレ端,測距点は左右の端,という状況で使い物にならないことです。ここは修理に出す前と変わっていません。

 この限定的な条件は特別なものではなく,子供を縦位置で撮影するときに多用する条件です。家の中は狭いですから広角レンズが常用レンズになりますが,明るい広角ズームはこうした用途に実はぴったりです。

 広角ズームと言えば,広い(あるいは高い)部屋,建築物,風景,あるいは星空なんてのが定番の使い方で,どっちかと言えば距離が取れていて,かつそれなりに絞り込む使い方をします。

 こうした用途では調整前のSP15-30mmF2.8でもほぼ問題はなく,おそらく多くのユーザーがこの性能(と価格)で満足しているのだと思います。

 しかし,前述のような使い方を中心にしている私は,まず最初にこの特殊とも言える条件下での問題に気が付き,調整を依頼しました。レンズの使い方なんてのは,本当に人それぞれなんですね。

 今後どうしていこうかはもう少し使って考えますが,トキナーの時のようにAFっびちょうせいが不必要になるほどの完調ではないので,少し試行錯誤がいると思います。

 トキナーと比べることに全く意味はありませんが,どうも焦点距離による焦点移動がAT-X16-28mmF2.8と比べても大きい(というかSP15-30mmの方がズーム域が広いのだからあたりまえではありますが)ので,どこかで妥協が必要になってしまいます。

 なので,AF微調整をどれくらい行うかは今後の課題ですが,30mmのテレ端で右端の測距点で調整すると-20でも後ピンが調整しきれず,しかし-20では中央の測距点ではむしろ前ピンになることが分かったので,測距点によってAF精度が異なることは認めねばならないようです。

 それに,20mmくらいだとAF微調整を必要としないくらいですので,すべてを満足出来ないならば,どこに重点を置くかを決めないと,微調整作業そのものが迷路にはまり込んでしまうような気がします。

 こうして考えてみると,トキナーのAT-X16-28mmF2.8とタムロンのSP15-30mmF2.8を比べてみると,AT-X16-28mmF2.8はズーム域は狭いし,ピーク性能はそれほど高くない,しかし絞ればキレのあるレンズに性格を変え,ズーム全域で性能の変化が少ないのでどこでも安心して使え,画質は好ましくトキナーブルーが美しいという,とても扱いやすく素性の良いレンズだったことがわかります。

 一方のSP15-30mmF2.8は,ズーム域は広く,ピーク性能は純正をもしのぎ,その上手ぶれ補正まで備えた高性能ゆえにそのカバー範囲は広いのですが,その広さ故にズーム全域での性能の変化が大きく,どんな状態でも大丈夫という安心感を持って使うことが出来ません。要するにじゃじゃ馬,ということですね。

 これをどう考えるかは難しいですが,自動車でも凡庸な大衆車よりもスポーツカーの方が派手でウケがいい(しかしスポーツカーは売れない留意すべきなんですが)し,評価も高くなりがちな一方で,実際に使い始めてみると生活の一部になってくれるのは凡庸な大衆車だったりするわけです。

 私にはトキナーの方が合っていたように思いますが,もうそれは言いっこなしです。SP15-30mmを少し使い込んでいこうと思います。

 でもあれですね,届いたときのピントのズレを見てテンションが大きく下がり,もう使う気も失せてしまうのに,今回戻ってきてぴしっとピントが出ているのをみるとテンションがぱぱーっと上がり,撮影が楽しくなるんですね。レンズの重さも1割ほど軽くなったように錯覚します。

なにより,安心して使えるこの感覚は,いつ味わってもいいものです。
もうちょっと調子をみて,外に持ち出してみたいと思います。たのしみです。

 そうそう,振り返ると,お金の無駄遣いは結構大きなものがありました。総括すると,トキナーはキャッシュバック込みで61000円で入手,これを30000円で売却していますので31000円の損,そしてタムロンを77000円で入手しているので,結局ここまでに108000円も使っています。SP15-30mmの初期の価格ですね,これは。

 これを補填するために,AF-S18-35mmを売却して38000円を得ていますので,短期的な持ち出しは70000円となり,まあそんなもんかと思えるわけですが,そのAF-S18-35mmだって8万円近くで買っているので,トータルで見ると大損しています。

 いかん,ちょっと節制しなければ。


 最後に,昨年11月から続いた広角ズーム導入作戦では,トキナーとタムロンのどちらのメーカーにも,本当に大変良くして頂きました。私が期待する以上に,時間と手間とお金をかけて,たった1本のレンズを皿に良くしようと頑張って下さいました。直接お話をした担当の方はもちろん,私のレンズを扱ったすべての方々に感謝致します。

 調整を追い込むと設計者が与えた性能にどんどん近づいていくわけですが,それはつまり調子が良くなると言うよりも,それぞれのレンズの個性が強く出てくるようになるということであり,これは高性能なズームレンズのように,性能の均一化が難しいレンズであるほど顕著にでるんだなと知りました。

 いやはや,カメラとレンズの世界というのは,実に奥が深いです。


 

羊の皮を被った狼

 絶好調のD850を差し置いて,もっと小型のシステムで出かけなければならないイベントが近々予定されています。

 ひょっとしたらカメラの持ち込みが禁止されるかも知れず,そうでなくてもあまり大きなカメラで撮りまくるのも気が引けるのですが,かといってカメラなしではもったいないので,どうにかならんかなと思っていたのです。

 眼に入ったのは,PENTAX Q7。Q7はレンズにお金と大きさを割り当てることが出来たQマウントのうち,センササイズが大型化した決定版モデルです。

 よく考えてみると,35mm換算で,08が18-28mm,02が24-70mm,そして06が70-200mmと,3本のレンズでほぼすべての範囲をカバー出来ているんですね。

 08はその高画質に定評があり,06は生意気にF2.8通しのズーム,02は近い被写体ではちょっと甘いし,そんなに明るくない無難なズームですが,ワイド端が24mmまでくる便利なズームです。

 この3つに本体を加えても,両手に乗ってしまうほどの小ささと軽さは,今回の用途にぴったりです。

 すでにQシリーズはディスコンになり,開発中のアナウンスもありません。Qマウントのレンズも今度増える事はないでしょう。しかし,ごつい一眼レフをそのままコンパクトデジカメサイズまで小さくした,ミニチュア感あふれるそのたたずまいには今でも痺れますし,形だけではなく一眼レフで出来る事のほとんどがQで出来るくらい,機能も操作も一眼レフ並みというのは,撮影の楽しみも十分備えています。

 そろそろフードなどが買いにくくなるんじゃないかなと,まだ買っていなかった02と06のフードを買ったところで,ふとQとQ7を並べてみました。

 やっぱ,Q7の方がごついですね。

 オリーブドラブに張り皮のQ7は,形も好きなのですが,初代Qのマグネシウム合金によるさらに小さい外形,ひんやりとした質感や凝縮感には及びません。

 あちこちを見ていると,Q7を手に入れた時に,ビスの位置やボタンの位置が同一だと気が付いた事を思い出しました。

 うーん,Q7はカラーバリエーションもオーダーカラーもやっていたわけで,筐体の交換は簡単だろう・・・しかもQとビスの位置まで同じ。ということは・・・

 Q7に,Qの筐体を移植出来るんではないですか?

 もったいないことですが,Qシリーズでマグネシウム合金の筐体を持っているのは初代Qだけで,Q7もQ10もA-S1も,一回り大きなプラスチックの筐体です。センサのサイズが大きく,画質も性能も上位のQ7がマグネシウムの筐体を持たずに出たことは実にもったいないです。

 これは,真のフラッグシップモデルを作らねば。

 ・・・いやなに,ビス穴まで同じの外側の交換ですし,最初は1時間くらいの作業で終わると思っていたんです。とても軽い気持ちで始めた見たところ,予想通りというか読みが甘かったというか,当たり前というか,随分苦労しました。もう,先にも進めず,引き返すことも出来ないところまで追い込まれて,このまま捨てるかと思った事もありました。

 てなわけで,貴重な貴重な日曜日の午後ほぼ潰し,Q7はQのマグネシウム合金製の筐体を纏って,さらに小さくなって,私の手に収まることになりました。

 しかし,あまった1本のビスは,どこのビスだろう。QなのかQ7なのか・・・

 苦労したのはストロボの機構で,これもカバーだけで交換すれば済むかと思っていたら,実は中のフレームも変えないとダメでした。さらに本体側のラッチ機構も移植が必要で,そのためには操作部のフレキとアルミのフレームを外さないといけないと,もうズブズブでした。

 結局,発光部ごと全部交換することになったのですが,そうすると配線を外さねばなりません。もう一度本体を分解するのも大変なので,ケーブルを途中で切り,後でつなぎ直すことにしましたが,4本の配線を同時にニッパーで切ったので,残った電荷がショートで一気に放電し,ボンと爆発が起きてしまいました。

 あと,電池のカバーとSDカードのカバーです。これも外側だけ交換すればいいと思っていたら,外形サイズが変わるためにヒンジも変えないといけませんでしたし,SDカードのカバーについては,カバーのロックがはまり込むくぼみが本体側にないと閉まらないことがわかりました。あわててデザインナイフでくぼみを作って対処です。

 あわててやるとどうして作業が雑になりますし,あれでよくも組み立てが終わり,動いてくれたものだと思います。

 一方,筐体を提供したQにはQ7の筐体をあてがうことになりますが,こちらはまだ組み立てが終わっていません。ストボロのポップアップ機構を壊してしまったので,まずはこれから修理です。

 そんなわけで,知らない人が見たら小さくて角張ったかわいらしいカメラに,知っている人が見たら「なんだ初代Qか」と笑われてしまうようなカメラで,実は中身は最高画質のQ7という,なんとも本人の自己満足に徹したカメラが出来てしまいました。

 正直言えば,初代Qはより小さく,質感の高さは優れていても,ちょっと操作に無理があって使いにくい面もあります。実用性で言えばQ7の筐体はなかなか良く出来ていたと思います。

 でもまあ,そもそもQシリーズは趣味のカメラ,遊びのカメラ。少々使いにくくても,面白かったらそれでいいのです。

 

SP15-30mmF2.8もやっぱり修理に

 我が家にやってきたタムロンの広角ズーム,SP15-30F2.8(A012)ですが,詳しく見ていくとちょっと使えないなあと言う印象で,修理に出しました。現段階では,2度の修理を行ったトキナーのAT-X16-w8F2.8の足下にも及びません。

(1)テレ端でのAF精度

 30mmのテレ端でのAFが後ピンになります。測距点中央でボディのAF補正値が-20と補正限界目一杯で,それでも後ピンが少し残っています。


(2)測距点が中央以外でひどいピンボケ

 私としてはこれが一番頭が痛いのですが,測距点が中央から離れるに従って後ピンの傾向が強くなり,ポートレートを撮影しても背景のカーテンにピントが合ってしまいます。

 ピントがあっていないからでしょうが,画像がひどく流れてしまい,全く解像度が出ていません。これだけひどいと,実質的に中央部の測距点しか使えない事になり,D850の153点AFが死んでしまいます。

 ATX-16-28F2.8ではこんなにひどいことはありませんでした。


(3)その他

 片ボケを私は確認出来なかったのですが,広角レンズですからありがちなトラブルですので,点検をお願いしました。

 また,絞りを開放にしたときと,絞ったときで露出が0.5段ほど違っています。違っていることは問題ではないのですが,F4やF5.6が本当にF4やF5.6になっているかどうかを点検してもらうことにしました。


 とまあ,最初は(1)だけが気になったのですが,ひどい後ピンが出ることに気が付いたのが測距点に中央以外を選んだときで,その後測距点を中央にしてデータを取ると,案外補正範囲に入ってきたりしましたから,ちょっと混乱していました。

 測距点を中央に固定して,AFロックで構図を決めることにしようかと思いましたが,広角レンズとはいえ,背景がぼけるほど寄って撮影する以上はコサイン誤差も無視できません。

 せっかく153点AFが楽しくて,構図に制約がなくなってのびのび撮影しているのに,この窮屈さはなんなのでしょう・・・AT-X16-28F2.8が恋しいのは,きっとこのせい


 そんなわけで,タムロンに電話をして,なんとかならんかと相談してみましたところ,とても丁寧に修理しますので着払いで送って下さい,とご指示頂きました。

 そこで,先日の月曜日,着払いの宅急便で発送しました。

 まあ,レンズメーカーの安価なレンズは,修理や調整に一度も出さずに本気を出すことはまれで覚悟はしていたのですが,さすがに最短で10日も手元を離れてしまうと,さみしいものです。

 AT-X16-28F2.8が昨年の11月に届き,年が明けた2月になっても広角ズームに決着がつかず,なんだかもう飽きてきましたよ。

 まあ,それでも10日くらいで返してくれるというのですから,昔に比べれば随分早くなったものです。2週間として2月下旬まで,焦らず待つことにしましょう。

 これでスパッとAFが合焦し,どの測距点でもビリッと解像してくれればうれしいのですが,「やっぱり買い換えないでAT-X16-28F2.8を使っていればよかったなあ」ということになってしまわないか,気がかりです。

 そうこうしているうちに,シグマがArtシリーズに14-24mmF2.8を開発していると発表,完全にニコン純正を狙い撃ちしているようです。これが10万円を切るなら「早まった!」と悔しがらねばなりません。

 でも,ニコンはニコンで,純正14-24mmF2.8をリニューアルする予定なはずで,手ぶれ補正は当然として,噂ではテレ端が28mmまで伸びるという話もあります。

 価格は30万円コースでしょうが,14-24mmF2.8の中古品がどどーっと出てくるわけで,これを10万円前半で狙ってみるのも,良かったかもしれないなあと思います。

 以前も書きましたが,どうも私はタムロンには縁がなく,28-75mmF2.8はボケボケで純正24-70mmF2.8を買って売却しましたし,SP90mmF2.8もどうも気に入らずに,防湿庫の肥やしになっています。

 今のところ,純正でハズレを引いたことはなく,純正への安心感は崩れていませんし,レンズメーカーに対する「過度な期待を抑える気持ち」についても,シグマの35mmF1.4が開放からキレキレで,気が付いたら信頼しきっている状態ですから,私の中ではシグマだけは頭一つ飛び出している感じです。

 とにかく,戻ってくることを待ちます。もし規定範囲内です,なんて話になったらどうしましょうかねえ。

 

 

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