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カテゴリー「カメラに関する濃いはなし」の検索結果は以下のとおりです。

実家に持って帰った機材

 今年の帰省では,とにかくMZ-10とFA43mmは絶対に持って帰ろう思っていました。これにD2H,AF-SNikkor18-200mm/F3.5-5.6DX,Planar50mm/F1.4ZFを持っていけば,無難な撮影も趣味に走ることも可能です。

 さらに,帰省の前日に無理して仕上げたタムロンの28mm/F2.8(Kマウント)も試し撮りをすることにして持ち帰りました。結果は散々だったわけですが。

 MZ-10は音もやや大きいですし,今ひとつキビキビした動きがないのでレリーズすることそのものはあまり楽しいものではないのですが,FA43mmがとにかく面白いです。画角そのものもいいですし,結果を想像しつつファインダーをのぞき込むワクワク感もよいです。

 たいした写真ではありませんが,いくつか。

ファイル 83-1.jpg

 通天閣ですね。昨年秋にリニューアルしたので撮ってみました。でも,周囲の雰囲気も含めてテンポがそれほど変わらないのが,新世界のよいところです。

 動物園の入り口付近のコンビニ前でだらだらしていたオッサンとオバチャンが,パトロールでふと立ち寄った自転車の警察官に笑いながら「この酔っぱらい逮捕してぇなぁ」と楽しそうに話しかけ,警察官もまんざらではなかった姿に,吉本新喜劇やさんまの駐在さんはノンフィクションであることを今更ながらに実感した次第です。

ファイル 83-2.jpg

 天王寺動物園を横断する橋になぜか存在する足形です。この先に,猫と戯れるオッサンがいて,ほのぼのした空気がありました。でもまあ,この界隈はあまりカメラを向けると何が起こるかわからんところなので,油断は禁物です。

ファイル 83-3.jpg

 母の還暦に贈ったロウバイが,今年初めて花を付けました。この写真の中の,一番大きなつぼみは,翌日には開花していました。ちょうど年末の強風が吹き荒れていたときのお話です。

ファイル 83-4.jpg

 同じく実家の庭にあった鉢植えです。

 こういうヴィヴィッドな色合いが冬にはアンバランスなのかも知れませんが,実物を目にするとどきっとしつつ,でもほっとするものもあります。

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 庭の隅にひっそりと実を付けた南天です。濃い緑と艶やかな赤に思わず息を呑む南天ではありますが,あまり大きく繁った木はかわいらしさよりもある種の恐ろしさが先に来てしまうので,このくらいの木の大きさ(50cmくらいですかね)が個人的にはベストです。

 背景も汚いし,踏み入れるのが難しい位置だったので構図は無茶苦茶ですが,まあ仕方がないとしましょう。写真がへたくそなのは今に始まったことではありませんし。

 タムロンの28mmの作例が1つもないのですが,これはろくな結果が出てこず,がっかりしたからです。誤解のないように書いておきますが,レストアはちゃんと出来ていて,無限遠も出てますし,普通に良く写るレンズだったのですが,色合いがどんよりとしており,鈍重な印象を強く持ってしまったことが「ボツ」の烙印を押すに十分だったということです。

 それにしても,今更ながらにFA43mmはいいなあと思います。結局,銀塩のカメラというのは,撮影から結果を見るまでに時間がしばらく空いてしまうので,撮影時の期待と結果を見たときの印象の差分に,かなり大きなズレ(というかバイアス)が加わります。

 人間は期待と結果の裏切られ具合が適当だと心地よく感じるものなので,FA43mmに対する高評価というのは,結果の印象が期待よりもずっと良かったということになるのでしょう。その傾向は,おそらくデジタル写真より銀塩写真の方が,より大きなものになるのではないでしょうか。

 使い古された言葉で恐縮なのですが,写真なんて,結局入ってきた光を記録する光化学反応に過ぎないわけで,でもそこに「伝えたいこと」「表現したいこと」を誇張して加えることで,記録以上の意味を持たせることに成功したのだという歴史を,つくづく思い起こさせます。

 FA43mmは,その誇張が実に適度であるということなのでしょう。絞りで写りを調整し,シャッターを切って見ると,そこに自分が見たそのものではなく,見たと錯覚している「印象」が写っています。

 未だに私にはレンズの味やクセを堪能する技術も感性も持ち合わせていません。でも,数あるレンズに自然と好き嫌いが分かれていく事実も否定できません。カメラやレンズは精密機械で光学機器でありながら,一方でこうした理屈で説明できない神秘性を内在するところに,ひょっとすると人を虜にする何かがあるのかも,知れません。

でも結局

 こんな慌ただしいときに,でも結局28mmレンズのレストアをやってしまいました。

 レンズを磨いて,ヘリコイドにグリスを詰め,最後に無限遠まで出すことをやってしまいました。

 当然試写はまだです・・・

今年の修理は今年のうちに

ファイル 74-1.jpg

 続きです。

・ペンタックスMEsuper

 FA43mmを手に入れてしまったせいで,どうしても自分が修理できる範囲のカメラをもう一代確保したくなりました。

 LXは最高のカメラですが,自分で修理できるという条件から外れてしまうので,SuperAかProgramA,はたまたMEsuperあたりを探していたところ,ミラーが上がったままのジャンク品を3700円ほどで見つけました。28mmレンズ付きです。

 相当使い込まれた感じで,素人さんの分解痕も派手にあります。ビスもなくしたらしく,適当なものが取り付けられていました。嫌な予感がします。

 MEsuperには,持病があります。ダンパーの劣化による,チャージ不良です。シャッターが落ちない,ミラーが降りないという問題もこれが原因だと言われています。

 サービスマニュアルや分解手順などを揃えて,早速分解開始です。

(1)ミラーボックス

 ミラーが上がったままですので,どうしたってミラーボックスまでは分解しないといけません。それにダンパーの交換だけは絶対にしないとだめですし。

 ミラーボックスを外して私は唖然としたのですが,こってりグリスが盛られており,不用意にさされたオイルも一緒に固着して,レバーが堅くて動こうとしません。どういう機構になっているのかを調べてみるのですが,動かないのでは話になりません。

 仕方がないので,ベンジンでグリスを落として行き,少しずつ動かしていきます。素人さんがむやみに注油した恐ろしさを見ました。

 ようやく動きを取り戻したところで,ダンパーを三カ所交換します。外形4ミリ,内径2ミリのチューブを輪切りにして使うのがよいのですが,私の場合適当なものがなかったので,ミノムシクリップの絶縁ゴムの,端っこを切って使いました。

 さらにさらに分解してベンジンで洗浄を繰り返します。エアダンパーも分解して清掃,幸い内部のダンパーは再利用できそうです。

 こうしてミラーボックスは問題なく復活しました。エアダンパーの「しゅぽ」という音,たまらないものがあります。


(2)シャッター

 シャッターはぱっと見たところ問題はなさそうでしたが,かなり使い込まれていますし,この部分のダンパーの劣化もトラブルの原因として知られていますので,一応分解掃除をした方が良さそうです。

 縦走りのシャッターは分解するとパズルのようで,元に戻せないことが怖くて,私は実はばらした事はありませんでしたが,ここまできたらチャレンジです。

 慎重にばらして,順番を覚えて行きます。ばらしたらベンジンで清掃をすると,結構汚れが落ちます。ダンパーも不必要なものは外してしまいました。安心出来るという点でも,やっぱり分解して良かったと思います。

 組み立ての順番を少し間違えてしまいましたが,おかしな記憶だけに頼るのではなく,原理的な所も考えながら組み立てるべきで,その結果ようやく正常な動作をするようになりました。


(3)組み立て

 そのほか,固着している部分を清掃し,場所によっては綺麗なグリスを塗って,逆の順番で組み立てていきます。

 ところが,失敗がいくつか。配線が劣化しており,作業中に切れてしまうことがありました。自分で外した配線はメモを取ってありますが,勝手に外れた部分はメモなど取っていません。

 切れた部分が複数でないうちに,切れた部分を探し出してハンダ付けしていきます。これでなんとか元通りにできました。結局2本の配線を切ってしまいました。

 露出計のLEDも位置決めがなかなかシビアで,調整が難しかった所です。これも根気よく繰り返して,納得できるレベルにしました。

 電気回路は幸いなことに全く問題はなく,修理の必要はありませんでした。

 あと,モード切替ダイアルがかなり渋かったので,ここも分解して清掃です。かなり良くなりましたが,ちょっと操作がしづらいのは,このカメラの欠点だと思います。


(4)調整

 いつものようにグレーカードで露出計の確認と調整をします。ちょっとアンダーなようですので,調整をします。続けてオートシャッター速度を確認しますが,これがまた無茶苦茶。

 おかしいなあといろいろいじって見ましたが,半固定抵抗の初期位置から随分ずれてしまいます。

 正しくはまずオートシャッター速度から調整するべきなので,そういう風にしてみたところ,一応あわせるとができました。ただ,どうも半固定抵抗の位置が怪しい。

 気を取り直し,マニュアルシャッター速度を測ってみると,これもまた無茶苦茶。ここは調整箇所が見あたらないので焦ったのですが,もしやと思い電池電圧を測って見ると,1.2Vまで低下していました。これでは調整もおかしくなるはずです。

 1.4Vあたりの電池を入れてみたところ,マニュアルシャッター速度はかなり改善されました。ただ,シャッターボタンから指を離さないと後幕が閉じないので,おかしいなあと思いつつ調整をやり直します。

 再調整の結果,かなり半固定抵抗の初期位置に近いところに落ち着いたわけですが,そのうちマニュアルシャッター速度がかなり狂い始めました。

 電池電圧を測ると1.3Vまで落ちています。

 それにしても,これほど電池電圧に依存するとは,困ったものです。もしかしたら,電源回路に問題があったりするのかも知れません。

 これはたまらんと,新品の酸化銀電池をおごることにしました。

 結果,半固定抵抗の初期位置のかなり近いところで調整が終わりました。マニュアルシャッター速度も一応きちんと出ています。

 最後に全速確認し,問題がないことを確かめて,調整は終了。セルフタイマーのレバーを残して,全部組み立ててしまいます。


(4)外装

 張り皮がひどい状態だったので,この際張り替えることにしました。気になったのは裏蓋の張り皮で,メモホルダーをどうやって外すかが問題でした。

 結果,ホルダーは裏蓋の裏側でダボを溶かして取り付けられていました。ダボを出来るだけ温存しつつ,削って外します。そして張り皮を張り直して,元通りに組み立てます。

 張り皮はオリジナルとは違って,手持ちの関係でライカっぽいものになってしまったのですが,これはこれでまあよいとしましょう。

 ペイントの剥げもかなりひどく,プライマーのあと丁寧にタッチアップします。シルバーはプラスチックの部分ですので,プライマーは使いません。

 モルトプレーンも張り直し,セルフタイマーのレバーも組み付けて,完成です。


 てな感じですが,まだ試写はしていません。1/2000秒もきちんと出ているようなので,あまり心配はしていません。

 MEsuperと言えば,部員でもない私が写真部の部室に入り浸っているときに,先輩の持ち物だったのが記憶に残っており,勝手に空シャッターを切りまくっては,使いにくいマニュアルシャッター速度のボタンやモード切り替えダイアルに閉口した覚えがあります。

 それでもあの小ささや,1/2000秒まで持つ基本性能高さは,ちょっと憧れていました。今回それをジャンクとはいえ手に入れてみて,実際に分解してみると,特徴がよく分かります。

 プラ部品はほとんど使われておらず,金属の部品はしっかり作られており,このカメラのメンテナンスを楽しむ人が多いのも頷けます。

 ただ,操作が大変なこと,電池が結構早く減ること,それとミラーショックがかなり大きいことを考えると,このサイズはそれなりに無理をしているんだなあという印象です。

 年明けにも試写をして,様子を見たいなと思います。

 ここまでいくつかのカメラをレストアしてみて,なんとなく傾向がつかめてきました。時代ごとにやり方はちょっとずつ違いますが,勝手が分かるというか,どこをどう見ればよいかが分かってくるので,この手のカメラならもう迷わないで済むような気もします。

 さて次は,一緒に手に入れた28mmレンズのレストアです。かなり汚いのと,ヘリコイドグリスがスカスカになっています。これももう年明けですね。

ミノルタのソフトコーティングトラップにはまる

ファイル 73-1.jpg

 えと,ずっと忙しかったので書いていなかったのですが,カメラ関係も進捗が大いにありました。

・MCロッコール135mm/F3.5

 先日ミノルタXEを頂いた方から,135mmレンズも頂くことになりました。とりあえず28mmと50mm,135mmが揃えばほぼどんなシーンでも間に合います。28mmは購入しました(発送待ちです)のでよいとして,135mmをいただく件はなかなか予想外でした。

 このレンズ,フィルター径が49mmで,いわゆる前期型だろうと思います。知らなかったのですが,絞りリングにプレビューボタンがあるんですね。これってなかなかよいアイデアです。ボディにプレビューボタンがなくても大丈夫なわけですから。

 デザインは私の好みで,大振りなXEにもよく似合います。

 カビなどはありませんでしたが,残念なことに少しくもりがあるようです。これくらいなら写りに影響はないのでしょうが,精神衛生上の問題と勉強のために,分解することにしました。

 この時代のレンズは,分解がとても楽ちんです。くもりは,前玉の裏側でした。

 アルコールで表面を拭いて,から拭きをします。

 すると,なんとまあ,傷だらけになっているではありませんか!

 そういえば,古いロッコールは内側がソフトコーティングだ,という話を聞いたことがあります。まさか,これがそれだったとは・・・

 せっかくのコーティングですが,こんなに見事に傷が付いたままでは撮影に影響があるでしょう。毒を食らわば皿まで,コーティングをはがしてしまうしかありません。

 超微粒子のコンパウンドを使ってごしごし拭くと,コーティングがはがれていきます。非常に残念な気分でしたが,やむを得ません。授業料です。

 他のレンズは幸いコーティングに影響のあるようなものはなく,元通り組み立てました。くもりは消えてすっきりしたのですが,コーティングがなくなったことがやっぱり気になります。

 試写は行ったのですが,まだ現像はしていません。ただ,このころの135mmには外れはありませんし,そうおかしな事にはなっていないと思います。

 もう1つ,大物の修理をやっていました。次に続きます。

XEのテスト完了と道具としてのカメラ

ファイル 70-1.jpg

 週末に修理の終わったXEに,フィルムを通すことにしました。一応正常動作の確認は済ませてあったのですが,やっぱりフィルムを入れるときはドキドキするものです。

 テストにちょうど良いという理由で24枚撮りを入れたXEは,F1.7という明るいレンズのおかげもあって,結構室内でも撮れてしまいます。

 土曜日は幸い晴れてくれたので,いつものテストを行います。

 まずオートモードで1/1000秒から1/30秒まで撮影します。夕方になってから1/15秒も追加します。

 同じ条件でマニュアルシャッター速度でも撮影をして,コマ間の露出のバラツキを見ていきます。

 加えてストロボを装着し,X接点が正しく動作しているかを撮影したら,余ったコマで好きなものを適当に撮影します。

 XEというカメラは,ぱっと見てわかるほど大きいカメラです。また重い。デザインもあか抜けているとは言えなくて,非常に無骨な印象があります。申し訳ないですが,1974年生まれといわれれば「そうかもなあ」と納得してしまいます。

 一方で,巻き上げレバーのなめらかさや回転角の浅さは言うに及ばず,シャッターボタンの感触も良く,音も素晴らしいです。道具としての操作感にこだわったという当時のミノルタのコメントは,伊達ではないことがわかります。

 びっくりしたのは,フィルムを入れても巻き上げのなめらかさに変化がなかったことです。私の持っているF3も巻き上げはなめらかで,そのなめらかさに変化は少ないのですが,こちらはやや巻き上げレバーの回転角が深いために,操作感という点ではXEは素晴らしいと言わざるを得ないでしょう。

 しかもXEのシャッターは縦走りのユニットシャッターです。横走りと違って,巻き上げレバーの回転を最終的には上下運動に変換してチャージしないといけないわけで,この点でもF3なんかとは随分と不利だったはずです。

 それと,フォルムインジーケータがこんなに安心感を得られるものとは思いませんでした。結局この機構はミノルタでもこの機種だけだった(しかもXEbでは省略される)のですが,とてももったいないなあと感じました。

 現像してみると,期待通りの結果です。コマ間のバラツキはほとんどありません。オートとマニュアルの差についてもほとんどなく,これほど確実にAEが動作するとは期待以上といってもいいかもしれません。

ファイル 70-2.jpg
 これはオートで1/1000秒です。絞りはF2.8とF4の間です。

ファイル 70-3.jpg
 これはオートで1/30秒です。絞りはF16ですが,見ての通り,両者は背景のボケ具合以外に違いはありません。良くできています。

 あと,現像して感心したのですが,1/8秒とか1/4秒でも,ほとんど手ぶれがないのです。50mmのレンズで1/15秒くらいなら手ぶれをしない私ですが,明らかにシャッターが開いてることを意識できる1/8秒や1/4秒では,どうやってもぶれてしまいます。

 それがこのXEでは,ほとんどぶれていません。

 大きくて重く,デザインも無骨なカメラですが,撮影していて意外にホールド感があり,どっしりとした安定感があることに気が付いていましたが,感触だけではなく実際の効果として見せつけられると,うーんとうなってしまいます。

 ミラーショックが小さいこと,シャッターの振動が小さいこともあるのかもしれません。音が軽やかなカメラは,やはり無駄なエネルギーが小さく出来ているのでしょう。コンピュータによる解析がそれ程進んでいなかったこの時代に,これだけの最適化を行えるというのは,当時のミノルタの技術レベルの高さを感じます。(でも内部はごちゃごちゃとややこしく,機能的に整理されていないように思われるので,もし狙って動作のなめらかさと機構の複雑さを両立させたなら,まさに職人技といえるでしょう)

 レンズが50mm/F1.7の1本しかなく,買い足そうにもMC/MDロッコールは結構市場でも高値安定のようで,さすがにこの時代になってはもう球数も揃っていません。

 気を遣ってこのカメラを下さった方は,ケンコーのカメラマウント(口径42mmピッチ1mmのスクリューマウントをSRマウントに着けることが出来る)もつけて下さったのですが,このマウントアダプターはフランジバックが全然狂っており,例えばタクマーレンズを取り付けても,無限遠が出ないだけではなく,ピントの合う範囲が極めて小さいため,はっきりいって使い物にはなりません。

 そこで今日,とりあえず1500円でトキナの35-70mmという安いズームレンズを買ってきました。80年代の標準ズームですから全く期待していませんが,一応XEの守備範囲を広げるものになってくれるでしょう。

 ミノルタのロッコールレンズは,色がこってりとしているそうです。どれほどのものかと思いましたが,50mm/F1.7ではそれを実感できる程のものはないようで,正直特別な魅力を感じることはありませんでした。

 これが28mmとか,あるいは135mmくらいだと,はっきり分かるのかもしれませんね。

 いずれにせよ,非常に良い感じで修理が出来ました。耐久性は未確認ですが,感触としておそらく大丈夫でしょう。

 コダクロームの販売中止,フジフィックス,スーパーフジフィックス,フジドールの販売中止,コニカミノルタのフィルムの市場からの枯渇,長尺フィルムの販売停止,100円ショップでフィルムを扱わない店が増えたことなど,とかく銀塩フィルムに吹く逆風は日増しに強くなる感じがあります。

 そんな中で,縁あって私の手元にやってきたカメラ達に,後どれほど本来の仕事をお願いできるものなのか,不安なものがあります。

 それに,フィルムを通すことが目的になってしまってはいけません。あくまで残しておきたい画像を残すという目的でなければならないとすると,ますます敷居が高くなってしまいます。

 逆に言えば,今しかありません。今楽しむために,今できることをしたいと思います。

 最後に,このXEの修理の機会を与えてくださった方に,心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

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