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カテゴリー「カメラに関する濃いはなし」の検索結果は以下のとおりです。

CLEの距離計を調整

 先日の写真で発覚したCLEの前ピン。

 現在いろいろ宿題がたまっているのですが,まずはこの件から片を付けようと考えました。距離計の調整は,前回かなり適当にやって,「なんとなくましになったかなあ」という感じで逃げていたのですが,結論から言うとこれは全然調整になっていませんでした。

 まず,フィルム面でピントをきちんとあわせないといけません。フォーカシングスクリーンをどうするか考えていたのですが,これまでFM3A用のものを使っていたのを,自作のものに変えました。自作のものは素性が分かって安心だからです。

 自作といっても簡単で,0.4mmのプラ板をサンドペーパーでこすって傷を付けただけです。

 フィルムと同じサイズにしてセロテープでガイドレールに貼り付けて,ルーペでのぞき込めば一応それなりにピントが見えてきます。近視に乱視があって,普段はだましだましメガネなしで過ごしている私も,さすがに今回ばかりはメガネをしないと駄目ですが。

 ピントがぴったり合ってるF3で一応試して,このピントグラスが使い物になることを確認した上で実践投入です。

 いろいろ試行錯誤をしたのですが,CLEの距離計の調整は,以下のように行います。

ファイル 9-1.jpg

 垂直調整は偏角レンズの周りにあるギザギザを回す形のものです。水平調整はただのビスなので問題はありません。同じようなビスでピント調整ってのがありますが,これは偏角レンズの光軸上の位置を前後させて,二重像のピントを調整するものだとわかりました。今までやや見にくかったのは,ここの調整がおかしかったんですね。今はばっちりです。

 不明というのが非常に気になるわけですが,ここをいじっても水平調整が狂うだけで目に見えた変化がなかった上に,何周でもぐるぐる回るんですね。怖くなって適当なところで止めておきました。

 この不明が気持ち悪く,世界中のサイトを検索してみたのですが,CLEの距離計の調整方法を書いたところは海外のBBSで2,3の書き込みを見つけたくらいで,結局分からなかったのです。

 だからといって後にはひけません。

 何度か調整を繰り返した結果,こんな感じになりました。

ファイル 9-2.jpg

 真ん中の石にフォーカスをあわせた結果です。40mmのF2でとりあえずこれだけの精度を出せたので,まあいいとしましょう。何度やってもあわない場合が出てきてしまって困ったのですが,本当にその被写体だけだったので,もうあきらめました。

 距離計はレンジファインダー式カメラの神髄です。これをきちんとあわせないと,面白さが半減です。自分で調整するのはかなり不安があって失敗するんじゃないかと思っていたのですが,まあやってみるものですね。古いカメラを実用品として使うには,やっぱりある程度のことが出来るようになっていた方がいいなと,つくづく思いました。


 

今度はPlanar50mm/F1.4ZF

 撮りためたフィルムを現像しまくって過ごした1週間でしたが,ようやく終わりになりました。
 今回はPlanar50mm/F1.4ZFに感心したというお話です。

 先日からお見せしている猫を,F3とPlanar50mm/F1.4ZFの組み合わせで撮影したのがこれからお見せする写真です。今日スキャンが終わりました。

ファイル 7-1.jpg
 
 同じように,こちらの様子をややうかがっているようです。
 
ファイル 7-2.jpg

 同じように,見上げてみます。口がかわいいですね,口が。

ファイル 7-3.jpg

 同じように,メンチきられました。

 相変わらずスキャナが駄目なのでこんな程度の画像ではありますが,先日のNoktonClassicなんかと違って,やはりコントラスト重視といいますが,解像度の高さが違うなあと思いませんか。

 そういうレンズなんだから当然なのですが,腐ってもPlanar,腐ってもCarlZeiss。同じコシナが作ってもこれだけの差がつくんだなあとしみじみ思いました。

 あと,やっぱり基本性能の高さとしてF3を見直しました。扱いやすさもそうですし,確実に動作することがなにより素晴らしく,クラシックカメラにうつつを抜かしていた自分に反省です。

 猫ばっかりではなんですので,おまけ。

ファイル 7-4.jpg

 ちょっと珍しいですよ,このレンズは。Ai-MicroNikkor55mm/F3.5です。

 MicroNikkorの55mmなんか珍しくもなんともない,そう思うでしょ。でもメジャーなのはF2.8のもの。これはF3.5です。暗いレンズをわざわざ自慢されても,と思うでしょうが,レンズの構成が全く違うのです。

 F2.8は変形ガウス型,要するに標準レンズの発展型です。一方のF3.5はクセノター(クセノタールともいうようです)型。詳しい説明は省きますが,このクセノター型というのはとにかくカリカリのシャープさが自慢で,味もボケもあったもんじゃない。ただただ,解像度を上げることだけに心血を注いだレンズなのです。

 事実,このF3.5が生まれた頃はモノクロのフィルムが主流であり,カラーで花を撮影するなど考えなくても良かった時代です。用途は文献の複写。つまりあのややこしい日本語の漢字がきちんと解像されることが最優先だったのです。そういうこともあってか,ポスターの撮影にはこのレンズは必需品だったとも聞きます。

 だからこの写真もカリカリですよね。美しいトーンもありません。ボケもほめられたものではありませんよね。でも,やっぱMicroNikkorはこうでなくっちゃ,とちょっと思わせるものがあったりします。

 このレンズ,安いんですよ,不人気らしく。私も5000円ほどで買いましたが,いい買い物だったと思います。デジタルではさすがにちょっと厳しいのですが,もし見つけられたら,シャレで買ってみられても後悔しないと思います。

ねこ

 15mmという画角の難しさは先日から書いているとおりなのですが,これも私の自宅の近所で,いつも見かける三毛猫を撮ったものです。

ファイル 6-1.jpg

 確かに15mmでなければ撮影できないものだとは思いますが,右側の空間に無駄が多く,せっかく地面すれすれをねらったのに,それが無駄になっているなと感じます。いやいや,難しい。

 ですが,この猫,友人曰く「ブラックジャックみたいやな」とのこと。あまりに面白かったのでここにのせることにしました。

 ところでES2,また調子が悪くなってきました。今日恐る恐るシャッターボタンを押してみると,また露出計の指針が張り付きます。そんなことが2,3度あったかと思うと,何食わぬ顔で適正露出を示すようになりましました。もちろんシャッターも正しく動作しています。

 メモリブロックの問題はこれで完全に解決したようですが,やはりどっかが接触不良か断線をしているようですね。これを確認するにはかなりばらさないといけないので,時間も必要だし精神的なゆとりも必要なので,修理をするのはもう少し後になりそうです。

NoktonClassic40mm/F1.4

 現像とスキャンをどんどんすすめています。

 昨日,ウルトラワイドヘリアー15mm/F3.5の話をしたわけですが,この時に撮影した猫を,ノクトンクラシック40mm/F1.4でも撮影していました。

 このレンズはCLEの修理が出来たときに,最初の1本として選んだ標準レンズでした。今時のレンズではなく,あえて昔ながらの収差を残したという思想にもピピッと来るものがありましたが,正直に言うと40mmというCLEにベストマッチ(ブライトフレームがCLEは40mmなんです)ということと,あと安かったというのが理由でした。

 しかし,そういう後ろ向きな理由は結果を見て驚かされます。このレンズで私はレンジファインダーの面白さにとりつかれたといってもいいのですが,それは別にレンジファインダーだからではなく,レンズが面白かったに過ぎません。大いなる勘違い,ですね。

 40mmは私にとってはとても扱いやすいレンズです。もともと標準レンズで育った貧乏人でしたから,今でもこのくらいが自分の感覚にフィットしているのかも知れません。とにかくシャッターを切るのが楽しい。考えて撮影する感覚があるのは,このエリアでしょうか。

 同じ猫さんを撮影したのですが,実に様々な表情を切り取れています。

ファイル 5-1.jpg
 前のめりの香箱ですが,けだるいですね。

ファイル 5-2.jpg
 わりと標準的な居眠りのポーズ。なんか最近のプジョーみたいです。

ファイル 5-3.jpg
 こちらを少し意識しているようです。

ファイル 5-4.jpg
 見上げてみました。男前です。

ファイル 5-5.jpg
 メンチきられました。

 かように距離感といい,主題の浮かび上がらせ方といい,私の好みなのです。

 それでもこのレンズ,ちょっとだけかさばるし,重いのです。手軽さで28mmや15mmにはかないません。そこを使い分けるのも,また面白さなんでしょうね。

 ・・・この写真を見ていて気になったのですが,かなり前ピンですねえ。距離計の調整をしないといけないようです。とほほ。

コシナの15mm

 6月にコシナの15mm/F3.5を手に入れて,100枚ほど撮影したのですが,最近ようやく現像をしました。結果を見て,15mmの難しさを思い知らされました。

 写り込む範囲が広いということは,それだけ露出が難しくなると言うことなんだと実感。どうも,ノーファインダーで撮影するのが当たり前と思いこんだ節があり,ついつい露出もおろそかにしましたが,CLEが自動露出だからでしょうか,その辺の丁寧さに欠けた写真がたくさん出来てしまいました。

 先日,うちの庭によく来る猫をモデルにしたのがこの写真です。

ファイル 4-1.jpg

 15mmでなくてもいいような構図,むしろ15mmに振り回されてるような写真でお恥ずかしいのですが,現像が終わってスキャンが済んだなかでは,これが一番ましというのが,なんとも悲しいところです。

ファイル 4-2.jpg

 これなんかは15mmでないと撮影できない写真だとは思いますが,だからといって面白いかといえばそんなことはないですよね。というより,さっぱり駄作だと思います。最終結果をまだきちんと頭の中で整理できていないからこんなことになるんでしょう。

  スキャナがどうもしようもない性能の悪いものなのでレンズの実力が出ていませんが,実際のネガはかなりの実力を持っていると思います。コシナはこういう個性的なレンズを作ることが,大変に面白いのです。最近はZeissだなんだと騒がしいですが,原点に返ってもらえるとうれしいなあと思います。

 そういえば,タムロンがMFのレンズの生産中止を決定しました。時間の問題だと思っていましたし,実質的には数年前に生産中止に近い状態でしたから今更驚きもしませんが,改めて言われると残念です。

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