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交換になったGreenFan2

 GreenFan2は,無事に先日の土曜日に,新品が届きました。モーター部のフタが外れてしまったものは,わずか1週間で私の手元から去っていきました。不用意に擬人化することは無駄なこととは思いつつ,縁あって我が家にやってきた個体が入れ替わってしまうことには,いつも抵抗を感じるものです。

 交換されたGreenFan2は,わずか1週間のことですのでなにも変わることなく,全く同じように組み立てを行いました。動作チェックも問題ありません。風の質の良さは相変わらずです。

 気になるモーター部のフタの部分を注目して見たのですが,外れてしまうことはなくとも,やはり接着剤でくっついているだけ,という頼りなさは健在で,ちょっとぐらぐらしています。このあたりの質感は,やはり大手メーカー製のしっかりした設計にはかなわないようです。ちょっと引っ張れば外れてしまうのではないかと思います。

 そんなわけで,とりあえずこれで様子を見ることにしますが,私の目にはおよそ個体不良には見えません。いずれ外れてしまうと思いますが,その時は両面テープなりベルクロなりで固定することにしましょう。

 ところで,このGreenFan2の特徴の1つに,DCモーターを使っていることがあります。DCモーターのおかげで,低速で回転させることが可能になり,かつ3Wという低消費電力が実現しています。扇風機に使われている誘導電動機では,速度の可変幅が小さく,低速での回転が不可能なのです。

 私が知るところ,DCモーターを使った扇風機というのは昨年にGreenFanが登場するまで存在せず,ようやくこの春に東芝から登場するまで,大手メーカーからは発売されていなかったはずですが,これはコストの問題もあるだろうし,もしかすると安全性や耐久性の問題が,大手メーカーのような保守的な会社からは出しにくい,なにか事情があるのかも知れません。

 東芝のDCモーター搭載機についても,最小の消費電力が3Wと,それらしい値になっています。私個人は,扇風機の本命はDCモーターをマイコンで制御するというのがゴールなのではないかと思っていて,これから時間を経るごとに,安く手に入るようになるのではないかと期待をしています。

 しかし,いざGreenFan2を置いてみると,部屋が非常に狭く感じるものですね。この煩わしさが私の扇風機を好ましく思わない理由なのですが,今年の夏は仕方がありませんね。

[追伸]前回,福島にある標準電波の送信再開について書いたのですが,昨日落雷によって,また停波してしまったそうです。今朝,受信マークが消えていたのでおかしいなあと思っていたのですが,まさかこんな早くに停波するとは。

 はやくリモートで送信の制御が出来るようになるとよいのですが,これから夏になり雷や台風の季節になると,停波がしょっちゅう起こるんではないかと,そんな風に思います。電波が届いても感動しますが,電波が届かないと心配になるのは,それがかの地福島から届くと思うから,かも知れません。

福島からのメッセージ

 少し遅く帰宅した昨夜,ふと洗面台の脇に置いてある電波時計に目をやると,電波の受信に成功し時刻の修正が行われたことを示すサインが表示されていた。

 それまで全く受信が出来ずにいたこの時計の突然の変わりように,私はちょっと戸惑った。ご存じの通り,先の地震と原子力発電所の影響で,福島にある送信所が避難対象地域となり,電波も停止したままになっていたからだ。

 地震から2週間ほどたったある日,別の部屋にある電波時計が受信に成功したサインを出していたのを見て,私は心躍る気がした。福島が復活したと信じたからだが残念ながらそうではなく,日本にもう1つある,九州のからの電波を受信していたというのが真実であった。

 「停波中です」という公式なアナウンスを当局のホームページで確認し,福島からの電波であることを否定せざるをえなくなると,「まぁあたりまえの事だ」という冷静な諦めの気持ちが私を支配した。 

 と同時に,福島からの電波だと喜んだ自分に,被災地の復活がわずかずつでも進むことへの渇望と,日常が少しずつ戻ってくることへの待望とが,驚くほど強く内在していることを思い知らされたのである。

 どうせまた九州の電波が届いたのだろう,純粋な心をくじかれてしまい,斜に構えた私はそう思って,電波時計が出すサインを強く警戒した。

 しかし,よくよく考えてみると洗面台の脇にある時計は,まだ日本に1つしか送信所がなく,それも試験送信中だった時分に購入したもので,周波数の異なる九州からの電波を受信する能力はない。

 誇らしげに胸を張ってアンテナのマークを表示している,その古参の電波時計をもう一度眺めて,私はもう一度だまされてもいいかなと,覚悟を決めた。

 早速他の部屋の電波時計を確認すると,家中の時計が皆一様に強い電波を受信し,時刻の修正が行われたことを示している。期待は膨らむばかりである。

 そしてインターネットにあふれる有象無象のニュースから,福島からの送信が暫定的に復活したという情報を釣り上げて,私はようやく警戒を解き,古参の電波時計に詫びた。

 正確な日本標準時を40kHzという長波の電波に乗せて送信し,これを受信した時計が自らの時刻を修正するという電波時計のシステムは,日本中の時計が一斉に同じ時を正確に刻むという夢を実現したものだが,我々は普段これを意識をすることはない。

 まさに空気のような存在の電波が停止するに至り,数秒から数分の単位で時計が狂い始めると,私はそれが規律と秩序を尊ぶ日本人の自制心が緩み,勝手気ままに行動して内側から崩壊していくさまに重なって,背筋の凍る思いをしていたのだった。

 あるいは,強力で正確なリーダーを失った集団の,個々の能力のみで生きていくことの危うさを,それぞれ異なった時刻を表示した時計を眺めては思い至り,今の日本の状態との類似性に,また寒気を催していた。

 リーダー不在の期間はいつまで続くのか。いつまで我々は画一的な正しさを維持して生活できるのか。

 もしかすると,時計の表示がわずかにずれることくらい,その時計の「個性」だと言えるかも知れない。個性に良し悪しはなく,それぞれが尊いから,画一化されることに賛成しかねる要素があることまで否定しない。では電波時計が没個性の象徴であるかといえば,これはまた違う話だろう。

 福島の送信所は,前述の通り避難地域になっている。原子力発電所の状態を考えると,短期間で復活するとは考えにくく,恒久対策として「福島を放棄」し,別の場所に送信所を作ることもありうると私は考えていた。しかしこれはとても悲しい結論である。

 この送信所のスタッフは,防護服を着て送信所に向かい,電源を入れて送信できるようにして改めて避難をしたそうである。現在無人で電波を出しているのだが,東京から監視を行う事は現在も可能で,遠隔操作も検討しているという。

 大切な事は無人かどうかではなく,被災地にある施設が動き始めたことであり,私は福島から届いた電波に「俺は生きてるぜ」というメッセージを見た。

 まるで荒れ野に,ぽっと小さな,けど力強く咲いた野花を見つけた時のように,私は福島からのメッセージに激励されたのである。
 

GreenFan2の情けない初期不良

 GreenFan2は,とてもいい製品なのですが,早速壊れました。結論から先に書くと,初期不良という扱いになり,この土曜日に代替品が届き,同時に壊れたものを引き取るという手はずになっています。

 なにが壊れたかというと,モーターが入っている部分,説明書によるとモーター部というらしいのですが,この部分の背面,ちょうど取っ手のある部分についている,黒いフタ,あるいは化粧板が,ぽろんと取れてしまったのです。

ファイル 468-1.jpg

 フタですから,中は丸見えで,モーターと配線が見えています。

ファイル 468-2.jpg

 事の顛末ですが,先の金曜日の夜,寝る前に偶然,その黒いフタの部分が取れそうになってぶら下がっていることに気が付きました。あれ,と思って触ってみると,ぽろんと取れてしまいました。

 よく見てみると,ぶよぶよした白い接着剤(シリコーン系のような気がします)で接着してあっただけで,爪で引っかかるとか,ネジ止めされているとか,そういう固定方法ではありません。接着剤はすでに粘着力を失っており,二度と黒いフタが固定されることはありませんでした。

 取っ手の部分はこのフタの内側に,別のアルミ製の部品として用意されているので,このフタは本当に目隠しの役割しかしていないのですが,それにしてもぽろっと外れて,そのまま元に戻らないというのは,35000円もする扇風機としては,言語道断でしょう。

 このモーター部を分解するには,大きなネジを外さねばなりません。これを黒いフタで隠すというのはわかりますし,いざというとき簡単に外れてくれないといけないですから,着脱可能な接着剤で貼り付けておくというのは理解出来なくもありません。しかし,どうも安易過ぎるというか,ちょっと幼稚な解決方法だなあという印象です。私が設計者なら,こういう設計はしません。

 はっきりいって,両面テープでくっつけるだけで解決しそうな気もしますが,水曜日に入手して金曜日に壊れたわけですからこんなバカにした話もなく,私であれこれするのは避け,初期不良と言う形で新品に買えてもらうのが正しい道だと考えました。

 ところが,この「バルミューダ」という会社は,土日祝祭日のサポートセンターがお休みなんですね。うーん,会社の規模を考えたらやむを得ないか。とりあえずメールを出せるそうなので,出しておきました。

 月曜日,メールで連絡があり,新品に交換という話になったのですが,まあさすがに購入後数日で後ろの黒い化粧板がぽろりと外れてしまうような話は異常事態なわけで,初期不良としての対応は妥当だと思います。

 それにしても,接着剤ですからね,ちょっとびっくりです。まあどうなんでしょうね,黒いプラスチックの表面に,金型から外しやすくするために塗布された離型剤を拭き取らずにそのまま接着しようとして,しばらくして剥がれたとか,そんなところではないでしょうか。

 とりあえず,土曜日に新品が届いてから,ですね。

大きな地震のそのあと

 既報の通り,あまりに甚大な被害を及ぼした大地震,大津波によって,東北地方を中心にして,普段の平穏な生活とはほど遠い,過酷な生活を強いられている方々が多くいらっしゃいます

 私が住む東京も,直接の被害も我慢も少ない中で,例えば日々の通勤が困難であるとか,停電によって不自由があったり,情報の錯綜によって振り回されたりと,直接の被災地とは比べものにならない小さなものではあるとはいえ,やはり非日常が続くことに気の休まるときがありません。なんでこんなに疲れたのかなと思うことがあります。

 何でもない日常が毎日続くことのありがたさと,難しさ。これをまた痛感する日々です。

 最後になりましたが,被害に遭われた方々に,心からお見舞いを申し上げます。我々のような無事な人間は,我々に出来る事を直接間接に,そして短期に長期に,やっていこうと思います。


 

新しいGOPANで早速2斤作る

 E:10エラーのため,新品交換となったGOPANですが,週末に試してみました。2斤作りましたが,どちらも全く問題なしです。

 新品だから当たり前ですが,ミルが動作している時のモータは全くしんどそうな感じはなく,音や動作を見ている限り不安は全く感じません。音は相変わらずの爆音ですが。

 また,個人的に安心したのは,ミルの後の捏ね工程で,ハネがちゃんと回転するときの動作でした。

 以前,捏ね工程になってもハネが回転しなかったことが何度か(3回か4回ですから少ない回数ではありません)ありましたが,今回はハネの可動部分が柔らかくなったこともあって,確実に回転してくれるような頼もしさがあります。これなら予約で予約で米パンも可能でしょう。

 あと,ハネの傷も今のところ全く出来ていません。先端のシリコーンの部分もかける事はありませんし,ハネ本体の塗装が剥げた部分もありません。我々が注意して使うようにしていることで,我々自身が傷を付けることを避けられていることもあるでしょうが,どちらにしても傷がないという事は本当に助かります。

 作ったパンの味は以前と変わらずおいしいです。

 ただ,ミルのモータが回転しているとき,独特の金属臭がします。新しいモータが回転するときの,あの臭いです。結構無理をして回っているような感じがするので,GOPANが壊れるとしたらまずこのモータから壊れるんでしょう。1年くらいはもってほしいですが,では3年持つかと言われれば,ちょっと無理そうな感じがします。

 米からパンを作るという,他には代わりがない商品ですので,買い直せばいいやという話にはならないかも知れません。その意味では,大事に使いたいと思いますし,長持ちして欲しいなとつくづく思います。

 耐久性という点で,ちょっと人にお勧め出来ないなあというのが,私の偽らざる気持ちです。

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