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洗濯ロボの修理

 我が家でせっせと洗濯をしてくれる「洗濯ロボ」こと,NA-VR5600型斜めドラム全自動洗濯乾燥機。白物家電の多くに共通である「壊れると則困る」という商品性ゆえ,高い信頼性と耐久性を備えていることが,なにより求められています。

 しかし,かつての洗濯機のように,ただグルグル回るモーターがついていれば済んだ時代とは違って,今や複雑な機能をコンピュータとパワーデバイスで実現し,小型化のために入り組んだ配管が,機内を走り回っています。

 可動部分が増えるほど壊れやすくなると言うのは言うまでもないことで,私自身はギミックが増える楽しみとその面倒臭さの両面に,ちょっとした葛藤を繰り返しています。

 で,このNA-VR5600ですが,当時流行していた斜めドラムの上級機種です。洗濯物の出し入れが楽に出来る斜めドラムに,ヒートポンプを使った乾燥機構を組み合わせた,まさに究極の洗濯機として,新生活のスタートにあわせて最優先で導入したものでした。

 あれからなんと6年。なんと月日の流れの速いことか。

 その間,子供が生まれ,毎日の洗濯の負荷が増大する中で,この洗濯ロボの果たした役割は大きく,通常の洗濯機では労力か電気代か,どちらかが破綻していたんではないかと思うほどです。

 あまり汚れが落ちない,生乾き,などの問題は一通り経験しましたが,これは使いこなしで十分対応出来ました。何より大事なことは安定して結果が出てくることで,ある日は乾いていない,ある日は臭いが残る,ある日は時間がかかる,なんてことがあると家事が止まってしまうのです。

 安定して稼働するようになったこの洗濯機は,もうなくてはならないものになりました。

 しかし,購入して3年ほどで,乾燥時に大きな音がするようになりました。調べてみると,どうも乾燥用のモーターの故障らしいです。しかし,修理を依頼すれば何日か洗濯機が使えなくなる恐れがあります。

 そういう心理が働いたことで,修理を頼まず使い続けていました。

 そして10日ほど前のこと,それまで爆音を出していた洗濯機が随分静かなことに気が付きました。見てみると,H59というエラーを出して,停止しています。幸いなことに洗濯物はほぼ乾いていたので,そこで終了しましたが,エラーで止まってしまった以上,このまま使い続けると,留守中の洗濯が途中で止まってしまう可能性があります。

 これはもうあきらめて修理です。

 この洗濯機,実は壊れやすいと評判だった斜めドラムだったので,販売店の長期保証に入っていました。5年間の保証があれば,それまでに初期故障はつぶせて,あとは10年使えるだろうという目論見だったのですが,前述のように購入から約6年が経過しており,長期保証も切れていました。

 バカですねぇ。モーターから異音がしたときに修理をしていれば良かったものを。

 でもまあ,6年ですしね。10年使おうと決めた洗濯機ですが,乾燥機の使用頻度も高く,子供が生まれてからはほぼ毎日動いているんですから,よく頑張ってくれたんじゃないかと思います。

 乾燥機はつかってよいが,途中で止まる覚悟をしてくれ,と嫁さんに言うと,嫁さんは「乾燥機は使ったらだめだ」と解釈したらしく,子供の洗濯物が家中に吊されることになりました。手間もかかって大変だったと後日言っていましたが,大変殊勝な心がけです。

 話が脱線しますが,嫁さんも理系ですし,ソフト屋でUIの担当者だったりしたわけですから,実は機械音痴ではなく,習熟度も高いレベルまで持って行ける人なので,私の言うことに盲目的し従う必要はありません。

 ・・・ないのですが,私が内部の構造とか回路とか,アルゴリズムとか,そういう普通の使い方において,わざわざ設計者が隠蔽した「情報」を持ち出してはあれこれと細かい使い方を試行錯誤するので,「あーめんどくさい,黙って従っておこう」と考えてしまうようです。

 結果として,私がウヒョウヒョ言いながら使う家電品は,自ずと私の管理下に入り,嫁さんはこわごわ使うと言うことが起きてしまうのです。

 で,パナソニックのWEBから修理依頼。土曜日の午前中に来てもらうことにしました。症状が乾燥時の爆音とエラーコードH59で交換すべき部品はほぼ特定出来ているでしょう。修理金額も修理時間も,そんなにおかしなことにはならないと思います。

 当日,修理担当者が慌ただしく訪問,失礼ではないにせよ無愛想な対応にちょっと辛抱しつつ,私と同じくらいの手際で洗濯機をばらしていきます。

 ヒートポンプの横にあるカタツムリのようなシロッコファンを外して,そのモーターを指で回すと,ゴリゴリと嫌な音がします。担当者はうむ,とうなずき,用意してきた新品のモーターに交換します。もしファンが壊れていたら,それも交換する予定だという事でしたが,それは大丈夫だったようです。

 参考までにモーターの型番は「AXW401-7 JG0」というものです。下位機種であるNA-VR3600を対応機種として記載してあることから想像するに,このモーターはこの世代の専用品で,新しい機種に流用されているものとは違うでしょう。つまり,流用するメリットのない「過去の部品」であり,かつ「改良された部品」でもないということでしょう。残念ですが,部品の改良による性能向上や信頼性向上は期待出来そうにありません。

 担当者は「ホコリが詰まってきている」と言っていましたが,実は以前,私が分解して可能な限りホコリをとっています。それから2年ほどしか経っていませんが,それでホコリが目立つというのですから,もう手がありません。

 この点,はっきり言っておきたいのですが,洗濯乾燥機ですから,水と同時にホコリに対する耐久性も考えておかないといけない話です。1年や2年で買い換えるものと違うわけで,他の部分の耐用年数にあわせて,ホコリに対する対策をしておく必要があるんじゃないでしょうか。

 事実,このモデルの後継機種では,ホコリ対策が許可されているときいています。ホコリ対策が不十分だと乾燥時間がかかる,生乾きになる,途中で止まる,故障が頻発する,修理代が高額になるという,従来の洗濯乾燥機では考えられないトラブルが出ますので,そこで悪印象が定着したんじゃないかと,昨今の縦型洗濯機の復権を見て思うわけです。

 モーターの交換だけをさっさとして,他の点検も清掃も全然しないで,裏蓋を閉じた担当者に残念な気持ちを抱きながら,再設置後に問題のなかった試運転を見届け,修理代である15000円を現金で支払い,修理は終わりました。ざっと1時間半ほどだったと思います。

 この担当者,私の家の前にでーんと車を停めて,お隣から邪魔だと呼び出されたり,修理代の着服は自社のサービスマンに多かったとか,そういうどうでもいいことはやらかしたんですけども,修理作業の一環としてちょっとした点検とか清掃とか,そういうこともまったくせず,問題点だけをさっさと潰して帰ってしまう人でしたから,また来て欲しいとか,次もこの人にお願いしたいとか,そういう風には思えませんでした。

 そんなわけで,修理は終わりました。購入当時の静かさに戻り,おそらくですが風量も元の量に戻ったでしょうから,早く良く乾くようになってくれたのではないかと思います。乾燥時の騒音が激減したことは,ダイニングに洗濯機が置いてあるうちでは大きな意味があり,6年使って15000円かけて修理した結果としては,まずますだったんじゃないかと思います。

 ちなみに,モーターだけなら5000円ほどです。次はこのモーターをどこかで購入し,自分で修理してみましょう。

 で,担当者にお願いして,交換した壊れたモーターを置いていってもらいました。分解して見たかったことと,ひょっとしたらモーターを修理出来るのではないかとおもったからです。

 分解して見たのですが,音の原因は,モーターのシャフトを支えるベアリングから出ていました。注油しても音が減らず,引っかかりもなくなりませんので,ベアリングの交換をするしかないでしょう。

 ローターが強力な磁石になっているブラシレスモーターで,その磁力でカードやテープをダメにしそうな気配です。汚れているし邪魔だし,置き場所や管理が面倒くさいのでもう捨てることにしました。

 余談ですが,最近磁気記録を使ったものが周りから少なくなっていますよね。昔だったらキャッシュカード,カードキー,定期券,カセットテープやフロッピーディスク,果てはカラーブラウン管まで,磁石を近づけると壊れてしまうようなものがそこら中にありました。

 しかし改めて今周囲を見渡して見ると,ほとんどの物が磁気を使わない方法に変わっています。昔はスピーカーも「防磁型」かどうかが選択肢の1つだったのですが,いつのまにかそういうことを謳わなくなっていますしね。

 ということで,初めて本格的な修理をした洗濯ロボ。修理後は元気でせっせと洗濯物を処理してくれています。なくしてわかるありがたみとはこのことで,この洗濯機が動いていることがもう当たり前になっていることを実感しました。

 洗濯機は,いいものを買っておくと,生活が豊かになりますよ。

 あと4,5年は働いてもらおうと思います。壊れないように,汚れないように使うこと,こまめにメンテをすることを,やっていこうと思います。

 これまでに,ホコリをとる,紙オムツを洗う,ドアのパッキンが外れて水がダダ漏れ,というトラブルがあるたびに,自分で修理をしてきたわけですが,なまじ自分で問題が解決出来てしまうと,こうやって本当に修理が必要になる事態に気が付かないことも出てきます。

 家事が止まることの被害は大きいですが,買い換えはもっと大変です。自分で出来る事と頼むべき事を,ちゃんと区別しないとダメだなあと,グルグルと元気よく回る衣類を見ながら,そんな風に思いました。

 

ライトワンスメディアの落日

 ライトワンス光ディスクを開発した最大手,太陽誘電が,とうとう光ディスク事業からの撤退を発表しました。

 同時に,子会社であるスタートラボの清算も発表になっています。

 1988年にCD-R,1998年にはDVD-Rを開発したこの老舗メーカーの本当の姿は,名前の通りセラミックコンデンサです。こうした電子部品は単価は安いですが,なにせ数が使われるので,なかなか侮れない商売です。

 とはいえ近年,本当に数が使われる部品については安い海外製のものが強くなり,太陽誘電も高付加価値高価格品にシフトすることを表明しています。

 記録型光ディスクも同じような状況で,今日日本製のものを手に入れるのはなかなか難しいです。

 私がCD-Rに出会ったのは,確か1989年のエレクトロニクショウです。当時は1年ごとに東京と大阪で交互に開催されていました。いつしか東京開催だけになったわけですが,これがまた東京への一極集中を象徴するような話だと思います。

 当時大阪に住んでいた高校生の私は,学校が終わってから急いでインテックス大阪に出向き,主に部品メーカーでカタログや仕様書を集めてまわりました。

 なかには,露骨に学生には渡さないとか,ブースから出て行けというメーカーもあったのですが,私はこの時,エレショーできちんと相手にしてもらえるような仕事をしようと,自分の将来を見定めたのでした。

 で,この時見たのがスタートラボです。

 最高音質を誇ったデジタルオーディオの代表であるCDは,すでに身近な存在になっていましたが,録音が出来ないためにあくまでレコードの置き換え,カセットテープはそのまま存続しているという状況でした。

 当然カセットテープがデジタル化するのは間違いなく,それが後にDATとなるわけですが,まさかCDと再生互換性のある記録ディスクが登場するとは,私は夢にも思っていなかったのです。

 これを使えば,誰でもCDが作れる!

 子供の頃,ドラえもんで,自分でレコードを作ることが出来る道具を見たことがあったのですが,会場で私はこれを思い出していました。同時に,もうCDを作ることは,限られた人の特権ではなくなるだろうし,同時に羨ましがられるようなことでもなくなるんだろうなと思いました。

 デモは,ピアノかなにかの演奏をその場で録音,再生するものだったのですが,あの金色のディスクに,私はすっかりしびれてしまったのでした。

 そして,これは多くの方がそうだったのではないかと思うのですが,何度でも録音できるものと,全く録音できないものの2つしかなかった時に,一度だけ録音できるというものが登場したことが驚きで,実に感心したと同時に,一度だけという制約が嫌われるんじゃないのかなあと思ったのです。

 一度だけ録音できることの問題点は,もったいないに尽きたと思います。失敗したらあやり直し,再利用も出来ないから捨てるしかないというのが,どうも当時の感覚からすると,少なくともコンスーマー用途には向かないと思ったのです。

 しかし結果を見ていればよく分かるとおり,それは問題になりませんでした。なぜなら,捨ててももったいなくないくらいの価格になったからです。

 私が始めてCD-Rを使ったのが1995年ごろです。この時1枚3000円ほどしました。これが数年後には100円まで下がったのですが。1枚100円ならもう捨ててもいいでしょう。むしろ,書き換えによるメディアの劣化を気にしなくていいだけ,信頼性が向上するくらいです。

 2000年頃までは,とにかくCD-RやDVD-Rが流行ったなあと思います。書き込み品質,書き込み速度で,どこのどのドライブがよいとか,書き込みソフトの優劣とか,それはもういろいろなことを考えねばならないものでした。

 CD-Rの書き込みは,CDの再生システムを本当に逆方向にして記録する仕組みだったので,記録中に振動すると記録に失敗しましたし,データの転送は完全にリアルタイムでなければならないので,データの送り出しが間に合わないと,そこで書き込みに失敗しました。

 それに,一度しか記録出来ないのですから,テスト書き込みが出来ません。メディアの良品判定が出来ないのです。

 これが少しずつ改善され,書き込みが中断しても続きから書き込みが出来る仕組みが当時の三洋電機の開発したCD-Rチップセットで実現してから,振動も出データ転送も,急激に問題にならなくなってきました。

 メディアの信頼性も向上し,また安くなったことでほぼ解決,書き込み速度の向上もあって,CD-Rは本当に気軽なメディアになったのです。

 もう1つ,当時はCD-ROMが出始めた頃でしたが,あくまでCD-Rは録音用を訴求していました。しかし,CD-ROMが急激にメジャーになり,CDがオーディオとコンピュータの両方の世界で使われるようになると,同時にCD-Rも両方の世界で使われるようになります。

 こうして,安価で高性能なCDというシステムは,記録することが出来るようになって,我々エンドユーザーにも本当の意味での利用機会が訪れたのでした。

 太陽誘電がCDのライセンスホルダーであるソニーと共同で,販売会社であるスタートラボを作ったのもこのころです。CDの神様と言われた中島平太郎さんが社長を務められたことを良く覚えています。

 CD-Rの値段が下がると,生産地がまず台湾に,そして中国に移っていきました。有象無象のメーカーが乱立し,粗悪品が試乗にあふれましたが,やがて大手メーカーがきちんとした品質のものを安く供給出来るようになった,やがて淘汰されました。

 これは,CD-Rが儲からなくなっても,DVD^Rで儲ける事ができたからだろうと思います。

 DVD-Rが儲からなくなったらBD-Rで儲ける事になるのですが,記録型のBDはそれほど使われているように思いません。HDDが安くなったし,重要なマーケットであった,テレビ番組の記録が,行われなくなってきからです。

 そしてBDのに続く光ディスクが実質的に存在しません。もう光ディスクの時代ではないということです。

 かつてCDのサーボで苦労した私としても,光ディスクがなくなりつつある状況はとても寂しいのですが,それでも30年も生き残っているのですから,大したものだと思います。

 ですが,光ディスクが供給されなくなると,当然ドライブも無用の長物になります。今ある光学ドライブは,もっぱら読み出し専用となり,それもいずれなくなっていくでしょう。

 いろいろ書きましたが,これでまた1つの時代が終わったなあと,感慨深いものを感じました。

ルンバの落下事故

 ルンバの導入からちょうど2年が経過しました。

 任せることの出来る事と出来ない事を区別するということは,言い換えると過度な期待はしないということであり,そのことで結果的にルンバに対する不満やイライラは減ってきました。まあ,「こんなもんだ」と割り切ることです。

 では,期待外れだったのかと言えばそんなことはありません。

 うちは,結局月水金の日中に,タイマーを仕掛けてリビングを掃除してもらっていますが,連休などで人が家にいるときにはキャンセルします。そういう日がある週末の掃除をすると,やっぱりホコリが多いなあと感じます。汚れているところを綺麗にすると言うよりは,汚れないように維持するというのが,やっぱりルンバの正しい使い方だと思います。

 土曜日の午前中には,他の部屋を掃除している間に,寝室の掃除をルンバにお願いしていますが,2年経っても取れたゴミの量がそれ程減らないところを見ると,もしルンバがなくなってしまうと困った事になるなあと思っているところです。

 電池は1年半で交換が目安という事でしたが,うちは2年使ってもまだまだ元気で,これはやっぱり毎日使っていないからだと思います。さすがに2杯使えるとは思っていませんが,もう半年くらいは使えるのではないかと期待しています。

 他にトラブルはない,と言いたいところですが,先日ちょっと気分の悪いことがあったので書いておきます。

 キャリングハンドルが折れました。

 本体から引っ張り出して使う取っ手なのですが,これがないと持ち運びに不便です。しかし,3.8kgもある重量物を持ち上げるにはあまりに華奢なプラスチック製のハンドルであり,しかもきっちり真上まで上がってくるハンドルではなく,45度くらいで止まってしまうことで,物理的に無理な方向に応力がかかってしまう構造に,私はずっと不安を感じていました。

 その不安は的中し,3階の寝室の掃除を終えて2回の充電ステーションに戻そうと階段を降りてきたときに,ハンドルの付け根が折れて落下,フローリングに大きな傷を何カ所か付けてくれたのです。

 呆れるやら腹が立つやら,そもそも4kgもある物体が落下すると,床が傷つくくらいでは済まない場合もあるのですから,強度をしっかり確保して,壊れにくい構造にする必要があるはずです。

 1m位の落下で,本体はほとんど壊れることなく(バンパーが外れて閉まったのですがこれはすぐに元通りになりました),相変わらずタイマー起動で掃除を続けてくれていますが,ハンドルはプラスチックが根元から折れているので,もうあきらめるしかありません。

 嫁さんと二人で,海外製品はこういうところが甘いよなー,とぼやくのが精一杯。
ルンバを作っているiRobotは原子力発電所の事故でもロボットを派遣するような,軍事用のロボットも手がけるメーカーですが,「こんなんでほんまに大丈夫なんか?」と心配になりました。

 修理を頼もうかと思いましたが,私に言わせれば設計不良をユーザー負担で修理するのもなんだかバカバカしいですし,もしかしたらリコールでもかかってないかと期待しましたけどそれもなさそうですので,もう放置することにしました。

 仮に,新しい部品が買えたとしても,設計不良ですから,どうせまた同じ事が起こります。次にこの程度の事故で済むかもわかりませんし,もし修理するなら自分で徹底的に,あるいは修理をせずに両手できちんと持って移動させることにするか,迷い中です。

 ダイソンのDC45もそうなのですが,どうもこういう部分での詰めが甘いのですよ,欧米の製品というのは。

 日本はモノづくりが得意とか言われていた時期があり,今そんな幻想を抱く人はまっとうな感覚の持ち主にはいないと思うのですが,思うに品質管理と評価方法,設計へのフィードバックについて,まだまだ日本の方が優れているように思います。

 もっとも,「過度な品質」によって,価格も上がるだろうし,デザイン面でも厚ぼったくオモチャのようになるものですが,壊れて閉まったり,人や物を傷つけてしまってはいけません。オモチャのようになるといいましたが,安全性という点でオモチャにかなう物はなく,むしろ歓迎すべきことなのかも知れません。

 そんなわけで,こういう家電と付き合っていくには,それなりの覚悟やスキルがないと駄目なんじゃないでしょうか。今回だとフローリングがひどく傷んだわけですが,このことで「けしからん,損害賠償を請求してやる」などと息巻いてしまうなら,きっと自分で雑巾がけをした方が安いと思うほど,頻繁に起こるような気がします。

 そうですね,思えば日本製のものは,他のものでも手がかかりませんし,ランニングコストも安く済みます。それがユーザーだけではなく,メーカーのサービス予算の低減にも繋がるので,真面目に必死に取り組んでくれるのですね。

 そんなわけで,やっぱり日本製がいいなあと,思い直した次第です。

電動アシスト自転車を買う~走行編

 昨日ですが,急遽電動アシスト自転車に子供を乗せて走ってみました。私にとっては初めての電動アシスト自転車で,生まれて初めて子供を後ろに乗せて走ります。子供にとっては生まれて初めての自転車です。

 いやー,こわかった。いきなり公道というのもどうかと思いましたが,よくもまあ,世の中のお母さん達はこんなものをすいすい乗りこなしてますね。

 何が怖かったって,動きが自分の予測と全然違うんですね。

 アシスト,つまり補助ですが,これと暴走との違いは結構紙一重なところがあり,つまり自分が予測していた範囲に入っていれば補助だし,予測の外に来れば暴走ということになると思います。

 結局の所,乗る人の予測の範囲が狭いか広いかによるところが大きいし,さらにそれは訓練や慣れで変わってくるものなので,やっぱり個人差という所に落ち着くんだろうと思いますが,どっちにしても私が「えっ」と思ったのは事実です。

 ペダルを踏み込んで力がかかり,自転車が前に出る時の感覚がとにかく予想外なのです。特にこれが危ないなと思ったのは,曲がるときと,旋回をする時です。

 もともと,ホイールベースが長い自転車なので,取り回しはちょっと大変です。ハンドルを深めに回して,ぐっとペダルをこいで前に出る力をかけると,自転車はすっと回ってくれるものなのですが,このくらい踏み込めばこのくらい曲がるだろうという予測に対し,驚くほど前に進む力が大きくなり,外に膨らんで大回りをしてしまいます。

 そこに人がいたり,ものがあったらもうおしまいですよね。

 最小旋回半径とペダルを踏む力の関係を,体が覚えるまでは冷や冷やしそうです。

 同じ理由で,停止状態からこぎ出す時にも,冷やっとしました。

 ハンドルが浮き上がるような感じになるのです。このくらい踏み込んで,このくらい前方に体重をかければ安定するというのは体が覚えていますが,これもさすがに2倍のアシストがあるということで,かなり大きな力で前に出ようとします。

 だから,ギヤを1速に入れて踏む込むと,急に加速がついて,危険です。こういうところにリミッターが入っていた方がいいなと思うのですが。

 旋回や右左折でアシストをOFFにするという手もあるなと考えましたが,これを試そうとして,スイッチがあまりに遠いところにあり,グリップから手を離さないといけないのと,場所がややこしいのでブラインドで操作できない事が分かり,あきらめました。

 よって,ペダルを踏む力をもっと弱く,加減することに慣れなければいけません。これは大変な訓練ですよ。

 確かに,坂道はすいすい登りますし,3速からの加速もスムーズで,ここはさすが電動アシスト自転車なのですが,言ってみればこれは当たり前だし,予測も想定も容易なものです。

 急激な挙動の変化が一番怖いわけですし,アシストの本来の目的が急峻な動きの実現と言うより,運転者の意志に従って労力が少なくなるようにすることなんですから,通常の自転車と比較して急な挙動の変化は,ひかえて欲しいと思いました。

 でないと,これ,もはや自転車とは呼べないですよ。ペダルをこぐ力で出力を制御する動力付きの車輌になってしまいます。だってそうでしょ,今の電動アシスト自転車だって,出力制御が自動化されているだけで,本質的には動力つきの車輌なんですから。

 私の結論は,危険な乗り物,です。そしてこれは自転車ではありません。操作も挙動も,危険度も,もう自転車とは別物です。

 免許まではいらないでしょう。でも,訓練は必要だと感じました。

 急激に電動アシスト自転車が増えていますが,事故は増えていないんでしょうかね?あとで統計を調べてみましょう。

加湿器のフィルターを交換

 2012年の1月末に,パナソニックのFE-KXG07という加湿器を導入しました。あれから3年が経過しましたが,毎年この季節,もう加湿器無しでは過ごせません。特にエアコンを使って暖房する我々にとって,適度な湿度が維持される環境は,インフルエンザ防止のみならず,そもそも過ごしやすいものです。

 リビングだけではなく,寝室にも用意してあり,おかげで我々は空気が乾いたと感じることが減っているのですが,気化式という水を含んだスポンジに風を当てる方法は,大きさの割には加湿能力が低く,またメンテも面倒です。

 パナソニックのFE-KXG07も,活性炭や防かびがあるおかげで随分ましにはなっていると思うのですが,それでもホコリが多い環境だとかび臭くなります。

 この点で優秀なのは寝室に設置してある東芝のKA-P30Xです。FE-KXG07がほぼ毎週メンテが必要で,2週間に一度は分解して水洗いが必要なのに,KA-P30Xは1シーズン全くメンテをしなくてすみます。

 もちろん,ホコリはとらないといけませんが,分解して水洗いは,寒い冬には厳しいものです。KA-P30Xは春になって片付けるときまでメンテが必要なく。これは本当に素晴らしいと思います。

 話がちょっと飛びましたが,リビングの湿度がちっとも上がらないので,FE-KXG07を分解したところ,フィルターが硬くなって,バリバリになっています。水を吸い上げないので,風を当てても空気が湿りません。

 実は,お手入れランプが点灯しても,面倒臭くてしばらくほったらかしにしてあったのです。そのせいかどうかは分かりませんが。フィルターが茶色になり,ゴワゴワになっているのです。

 水洗いし,柔らかくなるようにもんでみましたが,あまり改善せず。もうこうなると交換しかないよなーと思って,フィルターを探したのが1月中頃です。しかし,どういうわけだかどこも在庫無しです。

 レビューを見てみると,10年持つなんて嘘っぱちだ,うちは毎年交換してる,交換が必要なのに値段が高いなんとかして欲しい,などと,結構ネガティブな書き込みが目立ちます。

 こういう交換部品は,次の欲しい時には手に入りにくくなっていることも多く,しかもキーパーツなので,手に入らないならもう本体ごと捨てるしかなかったりします。それはもったいないので,不本意ながら2つを注文します。入荷時期は2月中旬という事でした。

 果たして,1週間ほど前に届いたのですが,交換するとさすがに違いますね。湿度もちゃんと上がります。最初パッケージから出してそのまま使ったのですが,変な臭いがして頭がおかしくなりだったので,もう一度分解し,洗ってから使いました。

 これで臭いは消えましたが,そういうことも一言書いておいて欲しいです。

 ということで,打ちの場合は3年持ちませんでした。使っている期間が毎年4ヶ月ほどだとすれば,のべ1年ほどです。規定の寿命の1/10しか持たなかったこのフィルター,もはや設計ミスレベルなんじゃないかと思っています。

 音も大きく場所も取ります。その上メンテを1週間に一度,分解掃除は2週間に一度しないといけなく,それでも変な臭いがでてきます。

 これは,もしかすると東芝のKA-P30Xが圧倒的に優秀なんじゃないでしょうか。

 フィルターを交換したばかり(しかも予備も1つ買った)ですが,もう東芝のものに買い換えようかと思うほどです。

 パナソニックは平均的に良いものを作るメーカーですが,こういうローテクなものは今ひとつだったりするという,例かも知れません。

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