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ワクワクしてT50RPmk3nを買った

  • 2016/01/22 15:15
  • カテゴリー:散財

 長く愛用しているフォステクスのヘッドホン,T50RPを買ったのは,2004年9月です。もう11年にもなるんですね,我ながら物持ちがいいなと感心します。

 その間,イヤーパッドを交換しましたが,音が変わることも,壊れることも,ガタが来ることもなく,「昨日と同じように」毎日使っていました。

 当初,さすがに気になった高音の貧弱さについても,慣れてくればなんということもなく,これで普通に聞けたらバランスが取れている,と思うくらいになりました。10年も使っているとそんなもんです。

 その意味で,当初目的にしていたモニター用という狙いは,確実に達成したことになると思います。むしろ,広い帯域で揃った位相,小さい音も大きい音も歪まないリニアリティ,無理に協調しないフラットな周波数特性は,あるのままを聞くという用途には絶対信用のおける頼もしい存在となっています。

 とはいえ,高音が実際に出にくいのは事実,誰に対してもおすすめ出来る機種ではありませんし,「高音出ないけどべつにいいよ」と割り切る気持ちも,特に他の人に使っている理由を説明せねばならない場合には,ちょっと曇ったものになります。

 そう,買った直後は結構がっかりして,いい所もあるんだけども,高音が出ないのは致命的だなあとか思ってしまい,自然にこれに手が伸びなくなり,他のヘッドホンに手を出したりしたのです。

 しかし,気が付けば,T50RPに戻っていました。特にここ数年はぱっと手にとってさっと音を聞くとき,T50RPを無意識に選んでいたようです。いつも使うから,いつも手元にあるという自然な状況だったということです。

 まあ,散々浮気を重ねてもですね,最後には嫁さんの所に戻ってくると言うか・・・あるいはその,洋物とか流出物とかに散々手を出しても,最後にはサンデーのグラビアに戻ってくると言うか・・・

 ・・・それだけお気に入りだったT50RPに後継機種であるT50RPmk3nが出たのは,昨年秋のことです。上位機種が出ても全然気にならなかった私としても,T50RPという,いい意味でも悪い意味でも個性的なモデルの後継ですから,どうなるんだろうなあと思うのは当然です。

 スタジオでの実績も多くあるT50RPですから,音の傾向を簡単に変えないと思います。でも,それでは激戦のヘッドホン市場を戦い抜けないでしょうし,わざわざ新機種で置き換える必要もないでしょう。なら,なにかを変えてくるはず。

 見た目を変える,これまで問題とされていた掛け心地を改善する,そうした改良なら,私は別に必要ないのでパス。でも音が変わる,それもこれまでの傾向を尊重しながら,問題点を潰してくるなら,これは買って試すしかないとおもっていました。

 ぼつぼつレビューが出始めて,高音が出るようになった,素晴らしい音質,この値段でこの音はすごい,と概ね好意的なものが目に付くようになり,私も買う気が盛り上がってきました。

 年末,いよいよ買うかと思ったところで,一番安いamazonでまさかの在庫切れ。まあそのうち在庫も復活するさと待っていましたが,復活どころか3月になると判明し,一気に買う気が失せました。

 こういう場合,値段をつり上げる業者が出てくるのもいつものことで,24000円近い値段になっています。もともと17000円程度で買えた物ですから,これはちょっと抵抗があります。

 そう思って,念のためヨドバシ.comを見てみると,まさかの在庫あり。しかも安い。速攻で購入しました。

 いやはや,ヘッドホンの購入で,こんなにワクワクしたのも久々ですね。期待が膨らむが故ですし,これがいいものだったら,私の主力ヘッドホンが入れ替わるという大事件になるんですから,当然です。

 箱は,印刷こそ変わっていますが,昔のT50RPとあまり変わっておらず,質実剛健です。箱を開くと,プチプチでくるんだだけの本体が出てきます。他に梱包材もなく,輸送の振動や衝撃にもびくともしない堅牢性が滲み出ています。

 ケーブルはT50RPと同じ標準ジャックのものと,3.5mmのケーブルの2つが入っています。ただ,3.5mmのケーブルはオレンジ色で,随分派手です。なんちゅうか,黒の本体にこの色のケーブルってのは,いわゆるジャ○アン○カラーですからね,虎ファンの私としては心中穏やかではないわけですよ,ええ。

 本体に目をやります。まず目に付くのは,ヘッドバンドが合成皮革で覆われて優しくなったことでしょう。T50RPはここがゴムで,初めて手に取ったとき「これでええんか」と目が点になったことを思い出します。使ってみると別になんてことはないんですが,見た目であの豪傑な仕上げは,損をしてたんでしょうね。

 イヤーパッドの取付も変わりました。以前はハウジングの外周に被せるように取り付けてあったのですが,今回はハウジングに溝を1周つけてあり,ここに噛み込ませるような感じになっています。イヤーパッドが外れにくくなり,また回転しにくくなっているようです。そうそう,耳が直接内側に当たるのを防ぐ為に,スポンジが張られていました。

 取り付け方法が変わったために,T50RPmk3nのイヤーパッドをT50RPに取り付けることは出来ません。逆は可能ですが,そんなのあんまり意味がありませんし。

 ただ,イヤーパッドが変わったことで掛け心地が改善したかと言えば,特別そういう印象はなく,私はT50RPのイヤーパッドを交換した際に,掛け心地が随分改善したことを知っているので,その延長にあるものだと理解しました。長時間の使用でも,耳が痛くなることは今回のT50RPmk3nでもないと思います。

 ハウジングとヘッドバンドを固定するスライダーは,以前は銅色だったのですが,今回はガンメタになっています。私は銅色でもいいと思っていたので,ガンメタは普通になったと言う印象しかありません。

 さて,肝心の音ですが,これまで不満だった高音はきちんと出るようになりました。出過ぎることはなく,本当にフラットです。低音も伸びているようで,低域がきちんと入っているソースをきくと,頭のシンがぶるぶると揺さぶられるのがわかります。

 それでいて,全帯域で位相が揃っていて定位が暴れませんし,小音量から大音量まですーっと自然に伸びるリニアリティも健在です。つまり,周波数,レベルの2軸で破綻するエリアが小さいということです。お見事です。

 それと,T50RPからの利点として,密閉型とオープン型のちょうと中間というのが,今回も踏襲されています。開放感や音の広がりはオープン型のメリットですが,モニターには密閉のタイトな音も欲しいし,遮音もしっかりして欲しいので,その中間であるT50RPは,とてもありがたい存在でした。

 T50RPmk3nについても,セミオープンという特徴は踏襲されていて,メリットがそのまま生きています。これもうれしいです。音像の位置が,いい場所に出てきます。

 ということで,T50RPの問題点だけを丁寧に潰した後継機T50RPmk3nは,本当に良いモデルになっていると思います。最近,これほど真面目にモデルチェンジする物なんて,ヘッドホンに限らずなかなかないもんです。フォステクスの良心を見た気がします。

 従来機種に慣れた耳には,高音がきついかなと思いましたが,それも2時間ほどで慣れました。もうどっちでも大丈夫です。

 冷静に考えてみると,スタックスにより近くなったなと思います。スタックスもT50RPもT50RPmk3nも,平面振動板ですので,位相が揃うのは結構特徴的だと言えて,そこから音を作り込む傾向もフラットを目指している以上は,最終的に似たような音になってくるのも頷けます。

 ただ,両者の間には,セミオープンかオープンかという決定的な違いがあり,これがモニター用か観賞用かを決定的に分けているように思います。

 いずれにせよ,特殊なアンプも電源もいらないT50RPmk3nで,スタックスと音に互換性が出てきたという事は,両方を使い分けている私としてはとても歓迎すべき事で,買って良かったなと思うポイントの1つになりそうです。

 そんなこんなで,もうT50RPmk3nは手放せません。これは「モニター用だから」と言い訳をしたり,一言添えたりすることなく,多くの人に胸を張って「いいですよ」と言えるヘッドホンだと思います。

 これが17000円ほどで買えるのですから,安いと思います。堅牢で長く使えますし,音もいい,無骨であることを許せれば,これがあればもう他のヘッドホンを検討する必要はなく,5万円とか6万円とか,そんな値段でダイナミック型を買う人の気が知れないとまで,思ったりしました。

 T50RPが12000円ほどだったことに比べると,ケーブルがもう1本ついたとはいえ,かなりの値上げになりますが,それでも十分安いと言えるでしょう。

 いや,ちょっと言い過ぎました。嫁さんが買ったソニーのフラッグシップモデル,MDR-Z7は,高いだけあって,その空気感の再現性がものすごく,モニター用のような正確さと,聞いて楽しいこととを高い次元で両立したモデルであることは,私も認めます。それであの値段は,やっぱり安いです。

 ということで,絶対的な値段だけで判断出来ないのがこの手の商品の難しさと言えて,私にはスタックスが相変わらずリファレンス,これに肉薄するヘッドホンとしてT50RPmk3nが,うちの主力に躍り出たという感じでしょう。

 DR-100mk2との相性も良いようで,相変わらず鳴らしにくいT50RPmk3nも結構楽にドライブしてくれます。大げさなことをしなくても,DR-100mk2とT50RPmk3nで,もう私の録音環境は不満ありません。

 一時的に品薄になっているような感じがありますが,モニター用としてならもう文句なくイチオシ,普段使い用にも,ぜひこのヘッドホンの自然な音を楽しめるようになってくれたらいいなあと思います。

 きっと,ロングセラーになるでしょう。長く供給されることも,プロユースのモニター用には必要な「性能」ですから,その点でもT50RPmk3n,おすすめです。

グラフィックイコライザを買いました

  • 2015/12/18 15:21
  • カテゴリー:散財

 劣化し低域が落ちてしまったテープ,あるいは当時の機材の問題から高域が上がりすぎたテープの補正のために,グラフィックイコライザを買いました。

 買ったのは,安いことで有名なベリンガーの15バンド,FBQ1502です。

 このモデル,実はすでに生産終了となっていて,現在は後継機種であるFBQ1502HDとかいうものに変わっているようです。価格についても,数年前は1万円以下で売られていたものが,現在は13000円くらいになっており,円安と物価の上昇を実感出来ます。

 腐っても1Uラックの15バンド2chのグライコが1万円以下というのは,確かに「安いなー」という印象がありますが,その感覚になれてしまうと現在の13000円は妙に高いと思ってしまうから不思議です。

 ご存じの方も多いですが,このベリンガーという会社はドイツのメーカーなのですが,製造を中国で行うことを前提にして,実用品をびっくり価格でと言う,100円ショップみたいなことをやっている会社です。

 楽器というよりも,マイクやミキサー,エフェクターなどのPA機器をやっているので,同じ範疇に入る電子楽器やギターアンプを作ったりはしていないようです。

 確かに,グラフィックイコライザのような枯れた電子機器が,なんでこんなに効果なのかと私も思った事がありました。数が出ないからとか,信頼性を重視しているからとか,いい部品を使っているからとか,そういう理由を勝手に考えて納得していましたが,ベリンガーさんはそこから,なら安く作ってみるか,と行動を起こしたところがすごいと思います。

 特に壊れやすいとか,そういう話が目立ちますが,音が悪いとか,使い勝手が悪いとか,そういう評判が案外少ないので,メーカーの意図通りという感じでしょうか。

 私の場合,そんなに頻繁に使うものでもなく,補正をしないといけない場合に出番があるという程度のものですから,高価なものは避けたいです。信頼性に関してもおおらかですし,音質についても,そもそも補正をかけるようなソースですから,余程ひどいものでなければOKです。

 そんな観点で行けば,もうベリンガーしかありませんわね。

 問題は機種選定です。まずステレオで補正しますので,2chは必須。面倒なので2ch分が同時に調整出来るとよいです。バンドはあまり荒いと調整出来ないから駄目ですが,かといって多すぎるのも面倒です。

 ということで,候補は9バンドステレオのものと,15バンド2chのものがのこりました。前者は9000円。数年前は5000円だったそうです。ハーフラックサイズでとてもチープで,5000円なら買うけど9000円はないなと,すでに心は離れていますし,9バンドというのもちょっと少ないです。

 ただこいつにも利点はあり,入出力がRCAピンジャックだということ,それとステレオなので2ch同時に調整がかかるので,手間がかかりません。

 しかし,やっぱりやめました。なぜなら,15バンド2chのFBQ1502が安く買えたからです。

 今この機種を買うと,13000円くらいします。2ヶ月ほど前までは1万円くらいで買えたようなのですが,時既に遅し。

 ですが,あるところにはあるんですね,送料込みで9800円というのがありました。再生品なので新品ではないですが,メーカーの保証もつきますし,動きさえすれば問題はないかと。すぐになくなると思われたので,迷わずポチリました。

 届いたFBQ1502は,箱も潰れておらず,中身も問題なし。傷も見当たらず,使われた形跡もなく,新品そのものです。ただ,ACケーブルやマニュアルの袋は開封されており,製造年も2014年1月とありましたので,やはり再生品なんだと思います。

 さくっと動かしてみましたが問題なしなので,早速改造です。保証のある品物を買った日に改造するなどしない私ですが,これは話が別です。コストダウンを受ける部品の代表が電解コンデンサ。しかし安い電解コンデンサは,音質の劣化もあるし,すぐに駄目になってしまうと言う,今どき価格と性能が密に創刊を持つという珍しい部品でもあります。

 本当は機構部品が一番高価なので,ボリュームのスライダーとかが問題になりそうですが,こういうものは交換出来ないですから,今回は特に信号系に入っている電解コンデンサを交換です。

 入力側に220uF,出力側に470uFがシリーズに入っていますので,これを在庫してあったMUSEとFineGoldにします。耐圧を高いものにしたので外形が大きくなってしまい,やむなく基板の裏側に取り付けました。

 本当は,電源に入っている1000uFが心許なかったので,105℃品の2200uFにしかったのですが,これは大きさが問題で,どうしても良い場所に配置できずに,断念しました。熱源である3端子レギュレータの真上に来てしまうと,さすがにまずいです。

 スライダーがついている基板は,分解するのが面倒なのでそのままにしましたが,どうもここにも電解コンデンサがついている様子です。中途半端なのもいやなので,これもそのうち改造しましょう。

 このFBQシリーズは,熱を持つことで有名で,ラックにしまい込むと特に熱が籠もってしまい,動作が不安定になったり壊れてしまうことが知られていますし,電解コンデンサの容量抜けでハムが出やすくなることも報告されています。

 だから,電解コンデンサを交換すること,熱対策をすることは,この機種では定番化した改造のようななのですが,私の場合そこまでしなくてもよかったかなあと思ったりしています。

 さて,少しいじってみたのですが,さすがに15バンドあると楽に調整が出来ます。足りないなと思う帯域を協調したり,ベースラインをはっきり聞きたい時にさっと調整出来たりと,なかななのものです。スライダーの感触はオモチャみたいで良くありませんが,これはまあ仕方がありません。

 安いとは言え,オペアンプは性能に定評ある4580が全面的に採用されていて,歪みもノイズも少なく,音質も大変立派なものだと思います。

 グラフィックイコライザのせいではないのですが,当たり前の話として,高域が落ちた昔のテープの補正を行うと,それはもうひどくノイズも大きくなってしまうんですね。これにはもう閉口しました。

 4kHzや6.3kHzをあげると盛大にノイズが盛られますし,10kHzや16kHzでも耳障りなノイズが乗ってきます。

 かといってノイズを気にすると,補正が弱すぎて面白くないですし,困ったものです。

 そこで,一種のノイズゲートである,ダイナミックのいずリダクションを試しに入れて見ました。中学生の時にLM1894Nを使って作ったものですが,押し入れに残っていたので引っ張り出してきたのですが,これが思いの外よいのです。

 当時は,ノイズが出たり引っ込んだりが不自然に感じて使わなくなり,再生時だけにかけるノイズリダクショの限界を感じたわけですが,上手に調整すると劇的にノイズを減らせるので,真面目に使ってみようかなと画策中です。

 どんどんハイファイから遠ざかってしまいますが,もともとのテープの状態から考えると,まあこのくらいは仕方がないかと思うところです。

 これと,あとは高域が上がりすぎたテープの補正です。再生イコライザの調整不良で起こった問題ですので,グラフィックイコライザがよく効くでしょう。

 もともと,わかりやすい機能として,ヘッドホンステレオやラジカセ,ミニコンポなどにこぞってグラフィックイコライザが盛んに搭載されたことがありました。

 この時は,5バンドくらいでそんなに積極的に音をいじれるわけでもなく,またノイズも増えてしまい,音質そのものを損なう場合が多かったことで,ネガティブな印象が定着して,次第に廃れてしまいました。

 とはいえ,デジタルオーディオプレイヤーやスマートフォンの音楽再生アプリでは搭載されていて当然の機能の1つになっているので,廃れたと言うよりも当たり前になったというのが正しい表現かもしれません。

 それでも,今回のように15バンドもあるグラフィックイコライザは,一部のオーディオマニアが積極的に音場補正に使うことがあるくらいで,今のDSPを使えばいいものがいくらでも作れるんじゃないかと思いますが,相変わらず高級オーディオ界の日本人のグライコアレルギーは結構根深いものがあるようです。

 今回,音の補正にグラフィックイコライザを使ってみたわけですが,非常に使えるという印象です。以前と違って音質の劣化も少なく,もっと使ってみようと思わせるものがありました。

 足りなかったものがぴたっと収まった感じがします。こんなことなら,もっと昔から手に入れておけば良かったなと思います。

DR-100mk2を買いました

  • 2015/12/02 13:15
  • カテゴリー:散財

 先日,カセットデッキのレストアが終了して,25年も前のカセットがとても良い音で楽しめるようになり,進行中のDATのレストアも目処が立ってきた今日この頃,これらの機材がいつまで動くのかという不安が襲ってきたことを,先日ここにも書きました。

 カセットデッキはまだいいとして,DATはメカが複雑ですし,修理の何度は高いです。それにデジタルですので,精度の低下をエラー訂正でなんとなくしのいでしまいますから,駄目になるときは急に,しかもどうにもならない状態でダメになってしまう傾向があります。

 こうなると,やはりデジタル録音し,ファイルとして管理しないと,大変なことになりそうです。

 以前はこの作業にPCを使っていました。USBで繋いだオーディオインターフェースでアナログもしくはデジタルで録音し,後でまとめて1曲ごとに分割していたのですが,まあこの作業の面倒くさいこと。時間もかかるし神経質な作業が続くし,ファイルサイズが大きいので待ち時間も結構あるしで,耐えきれずに途中で投げ出してしまいました。

 昔,オーディオ機器でリアルタイム録音をやっていたときは,楽しかったんだけどなあ・・・

 そこで,閃いたのがレコーダーを正常進化させることです。モノラルのラジカセからステレオのカセットデッキ,そしてDOLBY-Cで70dBのダイナミックレンジを確保して,DATへ移行しデジタル化を達成,という歴史を,21世紀も15年も経過した今こそ,一歩前に推し進める時だと思ったわけです。

 答えは簡単,非圧縮のリニアPCMレコーダーに置き換えることです。

 幸い,このPCMレコーダーはICレコーダーから派生しつつ,独自の発展を遂げて賑やかになってきている分野なので,選択肢は多いはずです。価格も安いものでも十分な機能と音質を保っているので,そんなに困らないと思っていました。

 しかし,私のそうした期待は全くの夢物語でした。

 私が考えていた条件というのは,

・96kHz/24bitのリニアPCMが録音できること
・デジタル入力があること
・AC電源で動作するか,電池での長時間駆動が可能なこと
・SDカードが使えること
・操作性に優れた大きさであること
・入力のアッテネータがデジタルでないこと
・お値段は3万円くらいまで

 です。どうですか,ささやかな,当たり前の期待ですよね。

 しかし,詳しい人ならわかると思いますが,該当する機種がほとんどないのです。

 ソニーのPCM-D100はこの世界で定評のあるモデルで,値段が10万円であることを除けばこの条件を満たしますが,私はDSDでの録音はいりません。内蔵メモリが多いとは言え,10万円は完全に予算オーバーで,これを買っても私にはペイ出来ません。

 DSDがいらないなら,それこそ1万円くらいからあります。しかし,ほとんどがデジタル入力が用意されていません。私の場合,据え置きやラックマウントでも全然いいんですが,そうしたものは高価です。入出力端子が複数あったりするのも余計ですし,実は96kHz/24bitに対応しない業務用機器というのも多いです。

 入力のアッテネータがデジタルでないこと,というのはピンとこないかも知れませんが,私が今持っている(使ってはいない)ZOOMのH1は,あるレベル以上のアッテネートはアナログではなく,デジタルで行われるようになっています。

 この結果どうなるかというと,入力が大きくてアナログのアッテネータで絞り込めないくらいのレベルだと,A-Dの入力段階で歪んでしまうのです。デジタルアッテネータはA-Dから後ろでかかりますので,歪んだ音がそのまま小さくなるだけという,まさに驚愕の事態が起こります。

 故に,H1でFM放送を録音しようと,チューナーとLINEで繋いだ場合なんかに,バリバリと歪んでしまうと言うわけです。プロ用の機材や出力の大きなCDプレイヤーで歪むのならまだ許せますが,普通のFMチューナーですから,これはもう許せません。

 おかげで自作の3dBのアッテネータをかませて録音する羽目になるのですが,不便で仕方がありません。私は,もう二度とZOOMは買わない,と誓いました。

 というわけで,こうした条件をすべて満たしたものとして唯一見つけたのが,TASCAMのDR-100mk2。mk2ではない前のモデルは2009年に登場していますが,この時はデジタル入力がありませんでした。mk2になって搭載されるようになったのですが,それでも2011年発売ともう4年も前のモデルです。

 後継機種は出ておらず,未だにDR-100mk2は現行モデルです。TASCAMは新製品を精力的に出していますが,そのいずれもデジタル入力を持っていません。だからDR-100mk2は貴重な機種という事になります。

 ですが,古い機種だという事で入手がやや面倒になってきています。以前は定番として,ヨドバシでもamazonでも楽器屋さんでもどこでも買えたようですし,お値段も一番安いときには実質27000円くらいまで下がったようです。この機能とこの音質でこの値段は安すぎると,当時も言われていたものです。

 しかし,円安による値上げが数年前にありましたし,TASCAMが買収されてしまったことの影響もあってか,今は45000円から5万円程度という,かつてを知る人からすれば「売る気なくなったの?」と思われるような値段になっています。

 悔しいですね。ここ数年,商品の価格が全体的に下がったのはいいことですが,ライフサイクルが短くなって入手可能な期間が短くなった事に加え,価格が大幅に上がるということを経験するようになってきました。以前は,価格は下がる一方で上がることなどなかったものですが・・・(価格を上げるために型番を買えたり機能をちょっと追加したりするわけです)

 しかし,後継機種でもデジタル入力は乗ってきませんし,他社においても状況は変わりません。幸い,貧乏音楽野郎の強い味方であるサウンドハウスさんで,35000円ほどで買える今こそ,これを手に入れる最後のチャンスではないかと,購入に踏み切りました。

 この買い物について,私がどれだけネタを振っても,嫁さんは終始ノーコメントであることを付け加えておきます。

 しかしあれですね,サウンドハウスって2年ほど前に利用してから久々だったのですが,いつの間にか送料無料,当日配達,クレジットカードOKになっていたんですね。クレジットカードについては,本当かどうかは別として,情報漏洩の咎でカード会社から契約を切られたと聞いていましたので,もう許してもらえたんだなと,安心しました。

 12月1日の夜9時に注文し,翌朝には出荷,12月2日に受け取りという想像以上の早さで私の手元にやってきたDR-100mk2ですが,残念ながら開封しか出来ていません。

 説明書を読んでいる限り,自動のファイル分割なども細かい調整が出来るようですし,大きさや操作性もよいので,期待は大きいです。動作時間の短さが心配でしたが,内蔵のリチウムイオン電池とニッケル水素電池の併用で9時間ほども動作するようですから,これも大丈夫でしょう。

 リモコンが付いているのもポイントは高く,視認性のよいディスプレイもうれしいです。本体を触らずとも操作ができること,状況が確認出来ることはとても大事な事で,H1では本体を触ったことで,ケーブルの接点のノイズが出たりしましたから,かなり神経質になります。

 惜しいのは,デジタル入力端子と有線のリモコン端子が兼用になっているので,デジタル入力時は赤外線リモコン専用になってしまうことです。遮蔽物があったり,向きを考えないと駄目な点で,私は信頼性が必要な操作は有線だと思っているのですが,それが出来ないというのは残念です。

 DAT(XD-S260ですが)のレストアがそろそろ終わるので,自分のオーディオシステムに組み込んで,本格的な運用に入りたいと思います。

 DR-100mk2は,特にフルサイズ一眼レフで動画を撮るという新しい用途において,その録音機能をEOS-5Dと共に担って来た機種で,プロの使用に萎えうるものです。マイクの性能は今どきの高性能機に比べると今一歩だそうですが,それでも十分な音質を持っているということですし,キャノン端子にファントム電源で外部によいマイクを絶てれば済む事だったりしますから,長く使えそうなモデルです。

 HDMIで映像と同期するとか,放送用のフォーマットが必要とか,LANを搭載しているとか,そういうことは今の私には必要なく,今後も必要ないでしょう。ファイルサイズの関係と用途から,192kHzや32bitへの対応は全く必要ないし,DSDは私は好きではないので,あっても使わないでしょう。そう考えると,近い将来販売終了となるはずのDR-100mk2を買ったことは,良い選択肢であったと考える事にしたいと思います。

BlackBerryQ10を導入

  • 2015/11/06 15:52
  • カテゴリー:散財

 かつてRIMと呼ばれた名門Blackberryですが,こと日本ではマイナー機種としてほとんど顧みられることはありませんでした。

 まるでCYBIKO(知ってる人はいないんじゃないかなあ・・・)じゃないかと声を上げてしまう小さなキーボード,正方形のLCDに,パチンコ玉のようなトラックボールという個性的な出で立ちから,ぱっと見るとそっち方面のガジェット好きに向けた,マニア向け製品のように見えて,その実体はカリカリのビジネスツールというアンバランスさが,ますます謎めいています。

 真面目な話をすると,企業内で使われているイントラネットをそのまま外に持ち出すにはどうすればいいのかという問題を,システム全体で解決したのがこのBlackberryです。

 メール1つとってみても,会社の中にあるメールサーバーに,外からアクセスすることはセキュリティ上許されません。かといって,外からアクセス可能なメールサーバーに会社のメールを転送するなどもってのほかです。

 なら,専用の端末だけがアクセス出来る専用のメールサーバーを会社の中に立ち上げておき,端末とサーバー間の安全性を担保すれば,イントラネットを外に持ち出すことが出来るというのが,Blackberryの面白いところです。

 ですので,Blackberryは端末だけでは成り立たず,専用のサーバーがなければなりません。日本ではこうした仕組みは一般的ではなく,携帯電話はあくまで個人と紐付いて,キャリアが用意したシステムに繋がることが前提になっているので,Blackberryは市販されることはありませんでした。

 別に珍しくもなんともない,とお思いでしょうが,これを彼らは20世紀である1999年にやっています。このころは日本の携帯電話が世界最先端とチヤホヤされた時期で,PDAが世の中に出てきたころでもありました。携帯電話は話をする物であり,データをやりとりするものではなかった時代に,キーボードまでつけたんですから,大したものです。

 こうして,企業向けの情報ツールだったBlackberryですが,キーボードにトラックボールというある種の人々の心を鷲づかみにする装備のおかげで,世界中に愛好家がいるのも事実です。

 日本でも実物を見たことがなくても名前は知っているとか,マニアが自慢げに使っているとか,ドコモが導入したけども真面目にやってくれなかったのでいつの間にか消えたとか,そんな程度の扱いだったのですが,昨今の格安SIMとの組み合わせで販売されることが決まり,正式に日本に再上陸することになったのも,記憶に新しいところです。

 こうなると,スマートフォンの選択肢の1つとなるわけですが,かつてのシステムとしてのBlackberryはどうなったかというと,これが結構崩れているのです。

 まず,OSが独自のBlackberryOSではなくなりました。独自OSだったのはBlackberryOSのVersion7までで,現在のBlackberry10というOSはQNXという組み込みOSをベースにし,DalvikVMとAPIを実装し,androidのアプリが走ります。

 もともとQNXは軽いリアルタイムOSですから,本当かどうかは別にして,LinuxベースのAndroidに比べると随分サクサクと動くといわれています。

 で,専用のサーバーが必要という問題は,なくても動くようになりました。ここに至って見た目が個性的なAndroid互換スマートフォンになったというわけです。

 日本人が知らない間にBlackberryは社名が変わっただけではなく,これだけの変化をしていました。もともとポケベルだったBlackberryが,今こんな状態になっていることを,とても感慨深く感じています。

 で,その新世代Blackberryですが,さすがにキーボードもなくしてしまったモデルは不人気だったため,次の世代ではキーボードを復活,ここでもトラックボールがないことを攻撃されて,最新世代ではトラックボールも復活させました。

 そうなると,一世代前のトラックボールなしのモデルが,安く売られるようになるわけです。

 調べてみると,Blackberry10搭載モデルである,BlackberryQ10とQ5が,いずれも2万円以下で手に入るじゃありませんか。Q5はQ10の下位機種で,価格は安く,メモリも半分というモデルなのですが,後のデザインコンセプトである矩形が取り入れられています。

 機能としてはQ10の方が圧倒的に上で,これが2万円程度というなら,ぜひ使ってみたいと思うじゃないですか。気が付いたら,ぽちっていました。

 しかしあれですね,台湾からわずか数日で家まで届くんですね。いろいろな人が私のこの小さな荷物を,リレーして届けてくれるんですよ,飛行機まで使って,わずか1400円で。申し訳ない気持ちになります。

 てことで,届いたBlackberryQ10(以下Q10)をメインマシンとして運用を始めた記念に,ちょっとレビューを書いてみます。

・買ったモデルのスペック

 Q10は世界各地で販売されるので,様々なバージョンが存在します。主な違いはモバイルネットワークの対応なのですが,私が手に入れたのはSQN100-3というモデルです。

 対応しているバンドは,

LTE(4G)・・・BAND3(1.8G),7(2.6G),8(900M),20(800M)
W-CDMA(3G)・・・BAND1(2.1G),2(1.9G),5(850M),6(800M),8(900M)

 ということです。

 一方,ドコモが提供するのはLTEがBAND1,3,19,21,28,W-CDMAがBAND1,6,9,19ですから,SQN100-3で利用可能なのはLTEがBAND3のみ,W-CDMAがBAND1と6だけです。

 このLTEのBAND3というのは,ドコモでは東名阪バンドと呼ばれているもので,都心でしか使えません。そんなわけで,日本の事情に最もフィットしていると言われているSQN100-3でさえも,この程度だと割り切る必要があります。

 ところでLTEのBAND3は下り150Mbps,W-CDMAはHSDPAで37.5Mbps~112.5Mbpsです。このうちBAND1は全国でOK,BAND3は東名阪で必須,BAND6は800MHzで山間部などで有利です。

 参考までに,SQN100-1からSQN100-5までの対応を書いておきます。2Gは省略。

SQN100-1 
 4G:BAND2,4,5,17
 3G:BAND1,2,5,6

SQN100-2
 4G:BAND4,13
 3G:BAND1,2,5,6,8

SQN100-3
 4G:BAND3,7,8,20
 3G:BAND1,2,5,6,8

SQN100-4
 4G:BAND25
 3G:BAND1,2,5,6,8

SQN100-5
 4G:BAND2,4,5,17
 3G:BAND1,2,4,5,6

 ネットワークの話はこれくらいにして,私の手元に届いたQ10の話を続けます。Q10は仕向けによってキーボードに他の国の文字が印刷されています。補助文字といって,中国語だったりアラビア文字だったりするようですが,私の場合は幸いなことに,補助文字の印刷のないモデルでした。

 電池は2100mAhで取り外し可能,ディスプレイは720x720ドットの3.1インチOLEDで解像度は328ppiです。すごいですね。

 カメラはリアが800万画素,フロントが200万画素です。リアのカメラはパンフォーカスではなく,ちゃんとAFが働きます。WiFiは2.4GHZと5GHz両対応で802.11nです。

 CPUはSnapdragonS4PlusでDualCoreの1.5GHz,ストレージは16GB,RAMは2GBを搭載しています。発売が2013年のQ2だったと思いますので,もう2年前のモデルです。その頃のスペックとしてはまずますですが,今となっては大したことはありません。

 SIMはmicroSIMで,microSDカードは一応128GBまで対応という事になっています。NFCにも対応しますが,私の場合は使わないのでOFFにします。GPSは当然内蔵していますが,ON/OFFは位置情報のON/OFFで行うようです。

 そうそう,大きさですが119.6x66.8x10.4の139gということで,今どきのスマートフォンとしてはやや小さいかなという印象を受けます。

 Q5と違って,角が丸まっているのを私は今ひとつと感じていましたが,実際に手にしてみるとなかなか馴染むので,Q10でよかったと思います。

 キーボードですが,なるほどこの道を切り開いてきたパイオニアだけに,素晴らしく使いやすいです。最新のOSでは日本語の入力にも標準で対応しているので,海外の端末を使う際の儀式である日本語化という作業は,全く必要ありません。

 もともと高価な端末だったこともあって,最初から安物の端末とは比べものにならないくらい,密度感があります。かちっとした剛性もあり,持っていることがうれしくなるガジェットだと思います。


・やったこと

 具体的な方法は他にいくらでも出てくるので,やったことだけを書きます。

 まずOSのアップデートです。10.2からは日本語の入力に対応していますし,10.3になると漢字フォントが中国の文字ではなく日本の文字になりますので,読みやすくなります。他にもAndroidアプリの互換性なども上がるという事ですので,ここは迷わず最新にします。

 私の場合,2GBを越える容量をダウンロードすることになり,アップデートには一晩かかりました。現在は10.3.2.2474が入っています。もっと新しいものがあるそうですが,私の所ではアナウンスされません。

 そしていよいよモバイルネットワークの設定です。私はIIJmioでデータ専用のユーザーですが,SIMをmicroSIMに交換してもらいました。

 一度目はなぜかうまく繋がらず,交換に失敗したのかと焦ったのですが,元のスマートフォンに戻してみると使えるのでSIMの問題ではなさそう。再度Q10に入れたところ,無事に動き出しました。

 私の住んでいるところでは4Gは掴まず,もっぱら3Gですが安定しています。一方品川の職場では4Gはなんとか掴みますが,3Gも含めてどうも不安定で,データ通信が切れてしまう事が多いような印象です。

 なお,ネットワーク設定でこのSIMがアクティベートされていない,というメッセージが出てくるのですが,これは私のSIMがデータ通信専用で,3Gの場合は音声通話が出来なくなっているからだと思います。4Gを掴むと,このメッセージは出てきません。

 その4Gですが,設定を自動にすると掴みません。しかし手動にしてDOCOMOを洗濯すると,4Gを掴んでくれます。ただ電波は弱く,そのせいで3Gを優先しているのかも知れません。

 しかし4Gの速度は体感できる位の差があります。できればこちらで運用しようと思っていましたが,帰宅するとQ10がホカホカになっていて,消費電力が増大しているという事故が発生,これが4Gのエリア外に来たことで発生しているのであれば,3Gに固定する方がよいと思っていますが,これはもうちょっと調査が必要です。

 BlackberryIDの取得もやっておきます。BlackBerryのストアに相当するBBWorldへのログインにも必要ですし,BlanedやLinkでも必要になります。

 次はGooglePlayのインストール。海外にいるBlackberryのファンが開拓した世界ですが,要するにGoogleのアカウントを扱えるようにすることで,それらが必要なGoogleのアプリが動くようになるというわけです。

 GooglePlayが動き出したら,マップやChromeをインストール。開発者サービスがないと通知でいちいち怒られますが,後述するAndroidSettingで黙らせておきます。

 ATOKを入れるために,AndroidSettingをインストールします。これを入れないと入力メソッドを選択出来ません。ただ,ATOKは物理キーボードで使うことが出来ませんから,結局アンインストールしました。

 ツイッターは標準インストールのものをそのまま利用します。問題ありません。メールも標準のものを使い,BlackBerryHUBで一括管理しようかと思いましたが,思いの外使いにくく,見た目も良くないですし,一括管理のメリットよりも,個別管理のこまわりの良さの方がメリットがあると判断し,K-9Mailを従来通り使う事にしました。

 SimpleNoteはアプリが問題なく動きます。私のレシピはここにたくさん入っているので,必須です。

 そうそう,Googleカレンダーは公私の予定管理に必須なのですが,これは標準のものが良い感じです。標準のカレンダーはGoogleカレンダーと同期してくれます。

 他にも,出来るだけ前の機種で使っていたものを引き継ごうと思いましたが,ウィジェット系は全滅ですし,ゲーム類も動かないものが多いです。予想外だったのはクロネコヤマトのアプリで,これは落ちてしまいます。JR東日本のアプリは問題なく,サクサクと動いて快適です。

 テザリングはUSB経由で行う予定でしたが,Windowsではドライバが専用になるということと,あまり安定しないということこともあり,Bluetooth経由で運用します。WiFiで接続するほど高速である必要もありませんし,電池の持ちも重要ですから。

 ちなみにLinuxでは,特にドライバをインストールせずともUSBでテザリングが出来ました。ただ不安定です。

 Blackberry BlendとBlackberry Linkは便利そうでインスト-ルしてみたのですが,PC上でQ10を操作できてもあまりうれしくなく(あくまで個人の話であり,会社のネットワーク接続がBlackberryに限定される場合,この方法は非常に便利なはず),Blackberry Linkもうっかり初期化してしまいそうになるなど,危険なので使うのを控えることにしました。PCドキュメントとの同期にメリットがあるなら,うれしい機能でしょう。


・実際に使ってみて

 まず,サクサク動きます。画面がサクサクという意味もありますが,キーボードによる入力がとても楽ちんで,特にメールアドレスやパスワードの入力にストレスがありません。日本語の入力は不満が残りますが,それでもタッチパネルよりずっといいと思います。

 カメラも思った以上にきれいに撮れますし,16GBのmicroSDを1つ入れておけば,音楽もたくさん突っ込んでおけます。地味にBluetoothのapt-Xに対応しているので,実はワイアレスでも高音質で音楽を楽しめたりします。

 動画系はどうせ使いませんし,期待していなかったので評価していません。一応VLCを入れておきましたが,使うのはローカルか,WiFi経由でしょう。どっちにしてもこの端末で動画を見ようとは思いません。

 電池の持ちは,予想通りという感じです。あまり使わなければ数日いけるかなという感じです。ただ,前述のように変なトラブルが発生して電池が急激になくなることもありましたので,このあたりは様子見です。


・不明なこと

 Blackberry Protectという,端末をなくしたときの保護機能があるのですが,これがうまく動きません。端末側で設定してもWEBからは見えず,端末側を再設定しようとすると途中で止まってしまいます。

 あると便利な機能で,端末がどこにあるかを確認出来るのは面白いのですが,冷静に考えるとIDでの認証だけで場所が分かって初期化も出来るなんてのは,ちょっとどうかと思ったりもします。


・総じて

 持っていることのワクワク感,普通に使える実用性,分からないことを自分で解決していく達成感は,期待通りでした。こんないいものを日本人以外の人は普通の選択肢に持っているんですね,うらやましい。

 やっぱりキーボードがあるということは,なによりもメリットだと思います。私個人は,もう20年もするとキーボードは絶滅すると思っていて,それまでの間の,しかも旧世代の拠り所となるものだと思っていますが,今のところこれに勝る入力デバイスもなく,BlackBerryという端末の個性として輝いていることは否定できません。

 これからあれこれと問題も起きるでしょうが,壊れるまで使っていこうと思います。

ロースターで焼き鳥は出来ない

  • 2015/10/07 15:06
  • カテゴリー:散財

 昨日書いたNF-RT1000ですが,焼き鳥をやってみたところ,大失敗したので書いておきます。

 もも肉とネギを竹串に刺し,タレを付けて網に並べて,焼き鳥メニューを選択,温度は低を選んで,してスタートボタンを押しました。時間は20分と出ています。

 結構長いなと思いながら,様子を見ていると,なにやら庫内にもくもくと煙が立ちこめています。おかしいなと思い,手前に引き出して見ると,ものすごい煙の量です。

 よく見ると,肉が網からはみ出ていて,下側のヒーターに接触しています。接触したところは真っ黒に焦げています。

 ヒーターは,網の直下にあり,間隔は1cmもありません。タレが落ちて焦げるくらいならいいんですが,肉が接触してしまうともう手に負えません。

 しかも,焼き鳥というのは,熱を加えると肉が随分と縮んで小さくなるもので,目の粗い網の間の肉は,どんどん下に落ちてしまうのです。

 それでも何とか場所を工夫し,タレを何度か付けて焼きました。ふっくらしてなかなか美味しそうだったのですが,実際に食べ始めると,火が通っていません。

 これは食べられません・・・

 仕方がないので,いつものようにエアフライヤーを取り出し,これで8分ほど加熱しました。結果,火を入れすぎて縮んで硬くなってしまったのと,焦げた部分がますます焦げてしまったので,美味しくなくなってしまいました。

 こういうことなら,潔く最初からエアフライヤーでやっておけば良かったのですが,まさかここまでひどい結果になるとは思わず,近年希に見る大失敗となりました。

 庫内は焦げた肉やらタレやらで真っ黒になっていますし,炭が中に散らばっています。

 これを取り出そうと,本体を持って側面をバンバンと叩いて出したのですが,気が付くと側面が凹んでいます。それもかなり凹んでいて,あまりにひどいです。

 これって,もしかしたらトースターよりも柔なんじゃないのか?

 悔しかったので分解してカバーを外し,裏側から凹んだ部分を戻しました。購入してまだ1週間も経っていないのに,もう分解する羽目になりました・・・

 魚は綺麗に焼けます。燻製もまずまずです。しかし,肉と野菜を焼くのは,どうも駄目なようです。

 もう少し工夫をしても良いと思いますし,アルミホイルを敷けば良かったようにも思いますが,とにかくこのままでは全く使えません。

 これ,本当に3万円で買う人なんかいるんですかね?

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