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USBコンセントが2口に進化

  • 2015/07/01 11:05
  • カテゴリー:散財

 壁に埋め込んだコンセントがUSBコネクタになっていて,5V2Aまでの電源供給が可能という埋込形コンセントがパナソニックから出たのが昨年の今頃です。

 5V2Aという供給能力はタブレットやスマートフォンにも対応出来るもので,ゴロゴロと面倒なACアダプタがなくても,PCなどのUSBコネクタ搭載機器がなくても,さっと壁から充電出来るという便利さと面白さから,IT系のメディアでも取り上げらレル程話題になりました。

 WN1471SWという型番のこの製品,ACアダプタとして考えると非常に高価な価格で,しかも電気工事士の資格が必要,コンセント2つ分の大きさを占有する割に,出てくるUSBコネクタは1つだけということで,ちょっと考えるだけで欠点が目に付き,一般家庭で導入されるケースはほとんどないんじゃないかと思います。

 私は面白さと実用性から,発売と同時に購入,自分で取り付けましたが,カウンターテーブルの前の壁にさりげなく出ている5V2Aが,思いの外便利であったことに大変気をよくしておりました。

 しかし,やっぱりUSBが1個しかないというのは問題で,同時に1台しか充電出来ないという制約以上に,いちいちケーブルを差し替えないといけないという不便さが気になりました。

 というのは,うちにあるUSBから充電する機器が,microUSBとiPad2,そしてWalkmanの3種類あるからです。

 私の持ち物はmicroUSBで統一をしてあるので,microUSBさえ出ていればそれで事足ります。しかし嫁さんがまたこのあたりに無関心というか野放図というか,iPadとWalkmanという独自路線を突っ走るものを常用しているのです。

 いずれも専用のケーブルで充電するものだけに,1つしかないUSBで充電するには,いちいちケーブルを差し替える必要が出てきます。

 だから,供給能力は従来通りでもいいけども,コネクタの数が増えてくれればというのが,私の希望でした。

 きっとこういう要望が出ていたんでしょうね,今年になってパナソニックから,コネクタの数を2つに増やした新製品の発表がありました。WN1742SWです。

 外形やACの端子位置は変わらず,WN1471SWから簡単に置き換えができます。しかし価格はさらにアップし,私が買った値段で5000円ほどでした。電力供給能力は5V2Aと変わらず,ただUSBコネクタが2つになっただけというあまりに地味なアップデートで,ニュースになることも少なかったようです。

 おかげで取扱店舗も少なくて,手配するのにちょっと苦労しました。

 1週間ほど前に手配を行ったところ,メーカーに在庫があるという話で,取り寄せてもらいました。昨夜届いたので早速取付です。

 なにせ交換するだけですから,時間も手間もかからず,壁に穴を開けたり削ったりする必要もありません。

 箱から取り出すと,1ポートのWN1471SWと取説が共用です。WN1471SWは廃番にならないんですね。

 取り付け作業はとても簡単,なはずだったのですが,思いの外WN1471SWを取付枠(WTF3710K)から外すのに手こずりました。2コマ使いますから,爪も2箇所で引っかかっています。同時に緩めないと外せないのですが,私はこの樹脂製の取り付け枠が苦手でして,ちょっと広げすぎると割れてしまうため,実に精密な作業を要求されるんですね。

 うまい方法があるんだと思いますが,マイナスドライバーを差込,内側に倒して爪を広げる方法でも,外側に広げる方法でもなかなかうまくいかず,結局爪を割ってしまいました。あーあ。

 在庫していた物と交換して作業を進めましたが,悔しいので他の部屋の取り付け枠で,割ってしまった中段の爪を使っていないものと交換しました。

 作業時間は10分ほど。これでUSBが1つ増えたのですが,見た目に賑やかになった事以外に,特になんということはありません。ただ,実際の使い勝手は良くなるはずですので,そこは期待したいところです。

 さて,もう1つの問題は,外した1口のUSBコンセントをどこに使うかです。なにせ2コマも使うものですし,USBが出ていてうれしい部屋も限られます。これを取り付けるために新規に壁に穴を開けることは面倒だからしたくないし,AC100Vが2口消えるのに見合うだけの便利さがなければいけないのですけど,そんな場所ってそうそうあるわけではないです。

 とりあえず寝室に持っていこうかと思っていますが,どうでしょうね。ふいにタブレットの電池が切れたりしたときに便利かもしれないなと思っていますが・・・

DP2Merrillをやっぱり買った

  • 2015/06/29 15:37
  • カテゴリー:散財

 迂闊でした。

 シグマの尖ったコンパクトデジカメであるDPシリーズのうち,1世代前のDP2Merrillが,4万円台半ばになっていることに気が付いていませんでした。

 DPシリーズもQuatrroになり,DPから小文字のdpになりましたが,まさかのdp0まで登場し,ますますその尖りっぷりにブレーキがかかりません。

 新しい世代になるたびに,延長線上ではなく否定から登場するかのような変貌ぶりに驚くのですが,それでもDPらしさを失わないあたりの妙技に,私はいつもやられっぱなしです。

 とはいえ,価格は10万円のデジカメです。そうそう簡単に手を出すような手軽さはありません。いつも憧れだけが残ります。

 かつてDP1sの時にも価格が大幅に下がった時があり,私はこの時に32800円でオーナーになっています。調べてみると2010年の6月という事ですから,なんとまあ5年も前の話なのですね。驚きです。

 このDP1s,じゃじゃ馬というか,もうまともな写真が全く撮れる気がしないデジカメでして,出番はまったくありません。この世代のDPシリーズの最大のメリットはRAW現像がLightroomで出来ることくらいで,UIは整理されておらず,動作も緩慢,レスポンスは悪く,AFもあわない,ISO200以上は使いものにならず,しかもレンズは切れ味はともかくF4と暗いので,フィルムカメラ以上にストレスのたまるカメラでした。

 それだけの制約がある中で,出てくる画像はやっぱり首をかしげたくなるようなもので,特に緑と赤の不自然さには辟易したことを覚えています。

 ローパスフィルタが存在しないFoveonX3であることは興味深いとしても,画素数が実質400万画素クラスであり,やっぱり情報量の少なさはいかんともしがたいものでした。

 それでも,この初代DPには熱烈なファンがおり,彼らが支えたおかげで,全面改良された次世代機Merrillが登場するのです。

 Merrillとは,惜しまれながらなくなったFoveonX3の生みの親からもらった名前です。実質的な画素数は実に1400万画素を越え,以前は少し小さかったセンササイズも,ようやくAPS-Cになりました。

 この段階で,最も深刻と言われた画素数由来の情報量の少なさは解決し,むしろ演算で埋め合わせをしない4600万画素のデータの大きさと情報量に,皆度肝を抜かれるわけです。

 SD1という,これも当時話題になった強烈な一眼レフに搭載されたMerrillが,DPシリーズに展開されてその能力を爆発させたのは今から3年ほど前の話です。

 F2.8と一段明るくなったのに,開放からキレキレの高性能レンズを搭載,使いやすくなったUIに高レスポンス,起動の速さやAFの精度も向上し,しかもLCDが92万画素にアップすることで,一気にDPシリーズが「使えるカメラ」に進化したのです。

 酔狂な人々が次々にその可能を述べていますが,私の目から見るとそのほとんどが「駄目だ」といいつつ,嬉々としてその画像を褒めています。どうも自虐的な人に好まれるカメラなんだなあという,そのコミュニティに本質的な共感を感じながら,その入会金として10万円払うことが難しいことも,承知していました。

 それが,私の前の前のノートPCに,46800円で出ています。

 きっかけはフジヤカメラのツイッターだったのですが,送料と代引き手数料込みでDP2Merrillが46800円でした。DP1MやDP3Mはすでになく,DP2Mだけが残っている状態でこの値段でしたから,処分もいいところでしょう。

 DPシリーズは,世代を経るごとに劇的に改良され,使いやすくなっていくのですが,むしり窮屈な制約や不条理も個性と考えると,それらを乗り越えた先にある超高画質を手に入れる旅を楽しむならば,純粋に画質だけ考えればいいわけですから,もはや私がDP2Merrillをこの値段で購入することに,何の障害もありません。

 ところが,この値段は別に今だけのものではなく,もう半年ほども前からこの値段で売られていたらしいのです。このことを知らなかったことに,私は迂闊だったと思ったのです。

 そんなわけで,DP2Merrillを,今さら買いました。

 Quattroは,少し辛抱すれば普通のカメラとして使えると言われていますが,Merrillはとんでもないじゃじゃ馬らしく,しかしそれをいなして手に入れた画像には,他の追随を許さない,圧倒的な解像度を持つと言われています。

 上等です。

 届いたDP2Merrillですが,まず手にとって分かったことは,大きいということです。DP1sに比べると一回り大きくなっており,小型一眼レフくらいある感じです。これでコンパクトというのは,もはやウソです。

 しかし,ミラーボックスのない,レンズ固定式のカメラでこの大きさというのもまた強烈で,一体中に何が入っているんだろうという疑問さえわきます。

 電池は2つついてきます。いわく,電池の減りが強烈で,2つないと話にならないからだそうです。私は,電池寿命が延びないならもう1つつけてしまえという考え方は,大好きです。

 ただ,どっちの電池も空っぽなので,充電時間も倍かかるということを見落としてはいけません。

 充電が出来たので早速起動です。なんと,UIまわりは普通のデジカメになっています。サクサク動くし,おかしなクセもありません。設定項目も少なく,よく整理されています。

 ひととおり設定も済んだので,早速撮影してみます。

 メモリカードに書き込み中は画像を再生出来ないとか,消費電力がすごくて,本体がかなり熱を持ってくるとか,ISO800以上の画質はあまりにひどくて,壊れているのかと思ったほどでした。


 D800の気分でDP2Merrillを使い始めましたが,それでは1枚も写真が撮れない事態になります。動きに追従しない,シャッター速度が上がらずぶれまくり,ホワイトバランスも無茶苦茶です。GRの時は,少し使っていれば慣れるもので,D800と同じように撮影が可能だったのですが,さすがDP2Merrillは慣れとかそういう問題ではなく,無理だとあきらめるだけの強烈さです。

 ちょっと気分を変えて,DP2Merrillにふさわしい撮影方法を模索します。まず,晴れた日であること。感度とシャッター速度を稼ぎ,かつホワイトバランスの狂いを防ぎます。

 そして動かないこと。じっくりねらって撮影出来ること。

 こうして撮影をしていくと,わずか数枚の撮影に1時間近くかかっていることにはっとします。そうです,いいカメラ,使いやすいカメラは,コマ数は増えていくのですが,果たしてそれはフィルム時代に許されたことだったかどうかです。

 1枚1枚を大事に撮影する気持ちが失われて久しく,いきおいファインダー像を吟味する時間も短くなっていきます。写真を撮影することの楽しみ,シャッターをレリーズするまでにジワジワと出てくる脳内麻薬が,最近不足していると,改めて気付かされました。

 そしてそうして撮影した画像を,印刷するまでがもう大変です。

 D800やGRは,Lightroomを使って,高速に管理し,高速に現像が可能です。もともとの状態が良いので,手を入れる箇所も少なく,大量の写真を処理する面白さを堪能出来ます。

 しかし,DP2MerrillはLightrommが使えません。最新の現像ソフト,SIGMA PhotoPro6.3は,以前より随分ましになりましたが,それでも使い勝手が独特で,現像に時間がかかりすぎます。全部の写真を現像するなど不可能で,小さいサムネールから厳選して,現像することになります。

 そして,これをTIFF16bitで現像し,Lightroomに引き渡して,レタッチと印刷というのが私のワークフローなんですが,わずか数枚現像しただけで,やはり1時間経過しているのを見て愕然としました。

 出来上がった写真は,非常に高画質で,DP2Merrillならではの写真になりました。その解像度の高さ,情報量の多さに思わず唸ってしまいましたが,これ1枚を仕上げるのにかかった時間はやはり2時間近くで,およそ商用には使えない,手間のかかるカメラという事になるでしょう。そしてこの間に,電池が一度切れています。

 私は思いました。

 これはもう,完全に趣味のカメラであると。実用性を無視して,とにかく良い写真を撮影することだけに専念せねばならない,不便きわまりないカメラであると。

 歩留まりの高い安定した性能で,日々の記録や決定的な瞬間を逃さないことも大事ですが,じっくり被写体を向き合い,自分の心の中に見えている画像が現実に切り取られることを,試行錯誤を重ねて取り組む事を味わうカメラです。

 そうして,誰かのためではなく,自分の為だけにに撮影するカメラであることに気が付くと,なんと肩の荷が軽くなることでしょうか。

 DP2Merrillとは,のんびり過ごすことになりそうです。

Adobe税の季節

  • 2015/05/08 11:33
  • カテゴリー:散財

 Lightroomのメジャーアップデートがあり,バージョンが6になりました。

 AppleがApertureを突然大幅に値下げし,これに対抗する形でAdobeがLightroomを値下げ,しかも他の現像ソフトからの乗り換えキャンペーンで,実質的に1万円に値下げを行い,まさかの現像ソフトの価格破壊が起こりました。

 結果どうなったか。仕掛け人だったApertureは開発を中止し,この市場から撤退しました。一方のLightroomは他のAdobe製ソフトと同じサブスクリプションを導入し,CCをラインナップに加えることになりました。

 ついでにいうと,メーカー純正だったニコンのCatureNX2も開発が終了し,後継ソフトは機能が削減されて無償で配布されるという事態になりました。

 定評のあったSilkyPixは健在ですが,最近その評判をとんと耳にしなくなりましたので,存在感はかなり希薄になったといえるでしょう。主力商品が現像ソフトだけという小さなソフトメーカーでは,この戦いは厳しすぎたんじゃないでしょうか。

 平たく言えば,結局喧嘩を仕掛けたAppleが敗北し,これに巻き込まれて他のソフトも大きな傷を負ったということでしょう。勝ち残ったLightroomだって無傷ではないでしょうが,プロからアマチュアまで幅広く使われるようになったLightroomがデファクトになったことは,ユーザーはもちろん,Adobeにもそれなりのメリットをもたらしているはずです。

 で,私が恐れていたのは,Adobeが残存者利益を得ようとするだろうということです。そりゃ当たり前のことですし,正しい事だと思いますから,反対はしませんが,Adobeの「権利の主張」には昔から結構えげつないものがあって,勝者として好き買ってやるようなことがあったら残念だなと思っていたのです。

 その1つは,サブスクリプションへの全面移行です。従来通りのパッケージ版の販売は中止,月々数百円を払い続ける事でしかLightroomを使う事が出来ないという仕組みになってしまうなら,私はlightroomを使うのをやめようと思っていました。

 経済的な話をすれば,例えば月々1000円として年間12000円ほど。メジャーアップデートの周期が1.5年ごととしてその度に1万円のアップデート版のパッケージを買うとすれば,その間常に最新のものが手に入り,しかもPhotoshopまで使えてしまうのですから,かなりお得だなとは思います。

 しかし,私が抵抗があるのは,対価によってなにが手に入るのかという根本的な違いです。パッケージを買えば,そのソフトを購入することになるので,永久に使用することが出来ます。

 しかし,サブスクリプションは,使用する権利が手に入るだけですので,ソフトそのものの所有権は手に入らず,ソフトは手元に残りません。いわばレンタルですから,月々の料金を支払わないなら,そこでもう使用することが出来なくなります。

 試用期間が決まっているなら,サブスクリプションも結構でしょうが,その期間が過ぎたらもう全く使えないというのは,アマチュアには厳しいなあと思うのです。

 アマチュアは,それで収益を上げるわけではありません。これで作成したファイルやデータの価値は,プロのそれとは少し違っていることを考慮すると,10年後でも20年後でも,大きな価値を持っている場合が多いでしょう。

 確かに,PCもOSも変わってしまって,Lightroomが手元に残っていても動かせないかもしれません。しかし,PCやOSは工夫をすればどうにかなります。工夫の余地がないのは,手元に残っていないLightroomを入手することです。

 私は,Adobeが収益の改善にサブスクリプションを導入し,これに主なソフトを移行させたことで,完全にアマチュアを見てくれなくなったんだなあと思ったのです。同時に,Lightroomのようなアマチュアが使っているソフトは,まだそのままパッケージ版を残してくれていたんだと思っていました。

 だから,もしもLightroomがサブスクリプションに切り替わったら,Adobeはこれもアマチュアから取り上げてしまうんだなと,寂しく思ったのです。

 果たして,新しいLightroomはどうなったかといえば,サブスクリプションでも使えるようになりましたが,パッケージ版も残りました。価格も変わっていません。

 変わったことがあるとすれば,アップグレード版のパッケージ販売がなくなったことと,乗り換え版がなくなったことでしょうか。後者は乗り換えさせようという他のソフトが白旗を揚げたので当たり前として,アップグレード版がダウンロード販売で,しかもそれはAdobeのサイトからだけ可能というのは,かなり後退したという印象が拭えません。Adobeがアップグレード版の販売を軽く見るようになったということでしょう。

 そうそう,サブスクリプションはlightroomCC,パッケージ版はLightroom6という名称になりました。もしかすると,パッケージ版のLightroomは,6が最後になるかも知れません。

 ついでにいうと,lightroom5を今買うと,無償で6へのアップグレードが出来ます。乗り換え版を1万円ほどで購入出来れば,Lightroom6の乗り換え版を買うのと実質同じに出来ますが,もう在庫が残っているお店もないので,これは難しいでしょうね。


 さて,前置きが長くなりましたが,Lightroom6のアップグレード版がダウンロードでしか買えないのであれば,待つ必要もないと言うことで,発売当日に購入して最新版に移行しました。

 Adobeのサイトは,誰でもいつでも「わかりにくい」と言っていて,逆に使いやすいという話を誰からも一度も聞いたことがないくらい評判が悪いのですが,私も今回それを改めて痛感しました。これがAdobeの収益を落としていることは間違いないと思いますよ。買うのが面倒すぎます。というか,買うところまでなかなか到達出来ません。

 私の場合,Safariでは買えなくて,結局Firefoxをインストールしてようやく買うことができました。それも,9600円のアップグレード版を購入するのに,ほとんど勘に頼ってダンジョンを彷徨った結果で,よっぽど頭のいい人が作ったサイトなんだなあと,嫌みの一つもこぼしたくなります。

 ともかく,半日かかって手に入れたアップグレード版ですが,実際に移行してみると特に差を感じません。

 私は,表面的な違いを感じさせない新製品を評価するクセがついていて,これまでの操作の範囲で,その作業が快適になったり新しい機能が使えたりすることを歓迎する人です。操作系を変更せずに新機能を追加することは相反する事だけに困難なわけですが,ここをうまくやっているものは少ないようで,実は案外普通に目にします。

 自動車なんかはそうでしょうね。でも,発展途上のもの,特にPCはコロコロ変わって模索が続きました。

 でも,やっぱりメジャーアップデートだけに,違いに気が付きます。よく言われている新機能,例えば顔認識やHDRやパノラマ合成,フィルターブラシなどは私はありがたいと思っていないので使っていませんが,前のバージョンからの移行で気付いた点を少し書いてみます。

 まず,私が一番期待していたGPUを使った高速化ですが,私の環境では劇的な高速化が得られず,期待外れに終わりました。Early2008という非常に古いMacBookProで,もともと遅いマシンですし,GPUもGeForce8600Mですから,これで劇的な変化があるとは思っていませんでしたが,心持ち速くなったかなという程度の変化でした。

 現像でパラメータを変化させた時の,画面の更新の速度が上がったように思ったのですが,これはGPUをOFFにしても変わらなかったので,きっと根本的な改善が成されたのでしょう。

 一方で,その現像のプレビューは,ちょっと気になる挙動をします。これまでは,他の画像をプレビューした後,元の画像に戻った時に,キャッシュからあふれて解像度が下がっていたり,修正が反映されていない場合でも,プロファイルの適用は維持されたままでしたから,そんなに違和感はありませんでした。

 しかし,Lightroom6では,キャッシュからあふれるとプロファイルの適用も維持されなくなるようです。これは私にはかなり厳しく,違和感のある変更でした。

 そもそも,D800をRAWで使っているような人は,2008年のMacBookProなんか使っているはずもなく,もっと高速で,もっとメモリの大きいマシンを使うだろうから,こういう不満は私だけの問題なのかも知れません。

 全体として,Lightroom6は動作が少しだけ軽くなっていますし(他の方のレビューでは,CPUの占有率が上がっているので軽くなっているように思うだけだ,という意見もあって,本当はどうかわかりません),Lightroom5と同じことをするだけなら,全くなにも考えずに移行できます。

 少なくとも私の環境では,CanonのPRO-100はそのまま問題なく使用できましたし,初期のバージョンにありがちな不安定さもなく,空気のようなアップグレードだったと思います。

 使い込んでいくことと,バージョンアップが行われることで新機能が追加されていくことで,どんどん良い体験ができるようになるでしょう。考えようによっては1万円でこれだけ楽しみな買い物もないかも知れません。

ドットサイト照準器EE-1

  • 2015/04/28 16:18
  • カテゴリー:散財

 4月24日に発売され,その筋で話題になっているものがあります。オリンパスから発売された,「ドットサイト照準器 EE-1」です。デジタルカメラのオプションで,ホットシューに取り付けて使うものです。お値段は実売で12000円くらいです。

 正直に言いますと,私もこれ,全く知りませんでした。発売当日になって「おお,これは」と思ったくちで,それを昨日ようやく購入したというわけです。

 そもそも,「ドットサイト照準器」ってなんじゃという話から始めないといけないと思うのですが,乱暴な言い方をすると,真ん中に印のついた素通しのガラスです。

 照準器というだけあり,もともとライフルなど射撃に使われる,あの「ターゲットスコープ」のことです。

 一眼レフは,撮影レンズを通した画像をファインダーで見る事が出来るのが最大の特徴であり利点です。被写体を探す「ファインダー」という機能に加えて,フォーカス,被写界深度,画角,フィルターの効果などを,撮影された画像と(ほぼ)同じ物がリアルタイムで確認出来ることが,高い汎用性と機動性を生んでいます。

 いやー,レンジファインダーの時代に,超望遠レンズとかマクロレンズとか,厳しかったと思いますよ,本当に。

 ですが,やってみればわかるのですが,望遠レンズ,それも300mmを越えたあたりから,あまりに画角が狭いことで被写体を見失うことが増えるのです。見失ったらもう最後,ファインダーを見ながらその被写体をとらえることはもう無理です。

 だって,画角が狭すぎて見える範囲が小さく,フレームアウトしたらもうどこに行ったか全然解らないんですから,当然です。

 そこで反射的にぱっと顔を上げて,被写体を探すことになるのですが,見つかったところで,それを望遠レンズでつかまえるのがとても難しいです。

 だって,肉眼で被写体を見つけたところで,レンズをどの方向にどのくらい向ければいいのか,わからんでしょう。画角が狭い超望遠になればなるほど,困難になります。というより,素人には無理です。

 ということは,どこが撮影されているかを示す印がついている,画角が肉眼と変わらないものがあれば,被写体を追いかけることが簡単になりそうです。

 ここに気付いた人は,野鳥や飛行機といった「飛びもの」の撮影に心血を注ぐ人達です。さすがだなあと思うのですが,こういう便利なオプションはカメラ専用には存在しないので,先程のライフル用の照準器を流用することが,なかばその世界では常識になっていたそうです。でも,こんなの職務質問されたらいいわけが厳しいですよね・・・

 近年,センサのサイズが小さくなっていることもあってか超望遠が手軽に楽しめるようになりましたし,その上ミラーレスやコンデジのように,光学ファインダーを持たず,背面のLCDで被写体を追いかける必要が出てきていることもあり,飛びものに限らず,一般撮影でも便利に使えるということで,少しずつ知られるようになってきていました。

 こういう背景もあってでしょう,おそらくカメラの純正オプションとして始めて,オリンパスがこの照準器を製品化したのが,ものEE-1です。

 EE-1はオリンパス純正という事ではありますが,別にオリンパスのカメラ専用というわけではなく,ホットシューがついているものなら,何でも使えます。他社の一眼レフ,コンパクトデジカメ,ビデオカメラでもかまいません。噂では,汎用品として使って欲しいという願いを込めて,「OLYMPUS」のロゴが薄めに印刷されているそうです。

 EE-1は,素通しのハーフミラーを持っており,斜めから赤色のLEDを照射して,目印を「スーパーインポーズ」してくれます。あくまでハーフミラーですから,画角は変化しません。そして,このLEDによる目印(レティクルといいます)の場所と明るさは,調整が出来るようになっています。

 外付けのファインダーでもいいんじゃないの,と思うかも知れません。確かにそれでもいいのですが,2つ問題があります。1つは,どこが撮影されるのか,印がないのです。中央でいいなら話は早いのですが,構図を調整したり,AFの測距点が真ん中以外に設定されていると,もうお手上げです。

 しかも,後述しますが,被写体が近い時には大きな視差が生じてしまいます。

 2つ目は,外付けのファインダーには,装着するレンズに応じた画角が設定されていることが問題です。前述のように素通しであることが望ましいわけですから,勝手に28mmとか105mmとか,そういう画角に調整して欲しくないわけです。

 どんなものかはわかった,私にとってどうかを考えないといけません。

 まず最初に考えたのは,PENTAX Q7に純正のKマウントアダプターを介してKマウントレンズを装着した場合の,撮影の大変さから解放されるのでは,という期待です。ざっと5.5倍の焦点距離相当になるQ7では,例えばFA77mmと付けると420mmという超望遠になります。以前これで撮影を試みたのですが,簡単に被写体を見失います。その上フォーカスがマニュアルですので,もう大変でした。

 はっきりいって,最初に被写体がフレームに入っているかどうかは,私くらいの素人だともう運次第です。最初に入らないと,モタモタといつまで経っても撮影に入れません。

 D800でも,300mmにテレコンを使えば400mmを越えますし,有益なアイテムになるのではないかと思います。

 ということで,届いたEE-1を使ってみました。

 先に結論を書くと,視差が小さくなる遠くの被写体を,ファインダーから外れてしまうくらい大きくとらえる場合に,革命的とも思える便利さを提供してくれそうです。
 
 まず,視差が大きいと,EE-1を覗いた角度でレティクルの位置が大きくずれてしまうので,使い物になりません。十分遠い,少なくとも10mとか20mとか,それくらい離れた被写体でないと厳しいです。

 そのくらい離れた場所の被写体なら,ファインダーでも十分追いかけることが出来るくらい小さく見えるかも知れませんが,被写体そのものが大きいとか,被写体が高速で予測不可能な動きをするとか,あるいは600mmを越えるような超望遠なら,有用でしょう。

 思うに,このEE-1という照準器は,光学ファインダーともLCDとも,はたまたレンジファインダーとも違うもので,構造や原理の違い以上に,撮影手法を新しく増設するようなものだと,とらえるべきです。

 ファインダーにせよ,LCDにせよ,構図とフォーカスを確認する目的が必ずあります。しかし照準器には,それらを確認することができません。構図を見るには画角が一致しておらず,フォーカスを確認するにはレンズを通した画像が出てこないからです。

 ということは,構図については「ど真ん中にとらえる」ことをまず考え,フォーカスについてはAFを信じる,ということになるのではないかと思います。撮影者がやることは被写体を追いかけるだけ,それ以外は機械任せにするということです。

 ファインダーを見ずにスナップする撮影方法がありますが,これに並ぶ新しい撮影方法と思える理由が,ここにあります。

 そして,この撮影方法が使えるのが,超望遠で遠距離の被写体をとらえるとき,にほぼ限定されてしまうということです。

 今のところ,この機材に出番はありません。しかし,いずれ出てくるでしょう。こういうのは,長く売られて定番化するという事が少ないでしょうから,買えるうちに買っておくのが望ましいです。

自転車をいじる~Bikke2e編

  • 2015/04/07 09:02
  • カテゴリー:散財

 電動アシスト自転車Bikke2eを購入し,レインカバーなどのオプション類を探していると,なかなか面白そうな自転車グッズが見つかったり,「こんなもんが通販で買える世の中になったのか」と思うこともしばしばです。

 Bikke2eの安全面をさらに強化するねらいで,テールランプをソーラーテールランプIIなるものに交換してみました。

 これ,ブリジストンの上位機種には標準搭載されているものなのですが,残念な事にBikke2eは普通の反射タイプのものしかついていません。

 交換出来ないものかなと思っていたら,普通にオプションとして売られていて,自分でさっと交換出来てしまうんですね。ソーラーテールランプとソーラーテールランプIIの2つがあるのですが,前者はLEDが1つ,後者はLEDが2つのデラックスタイプです。

 いずれも太陽電池で小さな2次電池を充電しながら使うもので,周囲の明るさと振動を検知し,自動で点灯してくれます。しかも,信号待ち等で消えてしまわないように,振動が止まっても1分間は点滅を続ける優れものです。

 後部の泥よけの裏側のナットを緩めて交換するのですが,穴の場所,数,大きさは旧品と全く同じ。交換作業そのものはとても簡単なのですが,泥よけの裏側に工具が入らないため,タイヤの空気を抜きました。

 抜いたからには入れないといけませんが,英式のバルブで正しい空気圧を測定するのは不可能。なにせ安全には変えられません。出来れば空気圧を簡単に確実に測定出来る米式のバルブに出来ないものか・・・

 するとまあ,あるんですね。パナソニックから,英式バルブを米式バルブに変換してしまう交換用部品が。米式の空気入れを使うための変換アダプタではなく,英式バルブのムシ(プランジャー)を外してしまい,ここに別の部品を取り付けて,完全に米式に変換してしまうものです。

 パナソニックいわく,自転車メーカーとして正しい空気圧を測定して運転してくれると言っているのに,測定出来ない英式バルブを看過できない,ゆえに英式バルブにもこの部品で米式にすることを推奨する,ということらしく,このあたりはウソでも面白い話だと思います。

 私はそもそも英式バルブが嫌いで,空気圧は測れないわ,入れすぎた空気を減らして微調整をすることも出来ないわ,あげく虫ゴムが死んでいつの間にか空気が抜けているわで,どうも気に入らないのです。なんでこんな原始的なものが今でも主流なのか甚だ疑問なわけで,ごついけど合理的な米式に,さすがアメリカと思ってしまうのです。

 ということで,パナソニックの「ACA-2 エアチェックアダプター」を試してみたのですが,これがとてもよいのです。確かに太く長くなってしまい,不格好にはなりますが,米式の空気入れしかないうちの場合,英式ではクリップのようなアダプタが必要でしたから,まずこれが入らなくなったことが便利です。

 そして自動車用のデジタル空気圧計で簡単に空気圧の確認ができます。

 なにせ,2.8kgf/cm2(2.8bar)という,大したことはないとはいえ,大気圧の数倍の圧力がかかっていますから,少しでも不具合があると長い時間をかけて空気が抜けてしまいます。まだ少し様子見という所ですが,今のところ大丈夫そうです。

 このとき,ついでに割れてしまった,プジョーの自転車のバルブキャップも買ったのです。今回はアルミ製のものなので,なくさない限りはいつまでも使えそうです。

 これを通販で探しているときに,あれこれと自転車用の部品が目に付いたのですね。しかも私のプジョーの自転車はもう大変に古いものですから,部品をいろいろ新しいものに交換すると,楽しいだろうなと・・・

 まずは,割れて危険な泥よけを交換しないといかんですね。スタンドも劣化してひびが入っていますから,これも交換しないと。

 ということで,ちょっとした自転車ブームが私にやってきましたが,プジョーの話はまたの機会に。

 

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