エントリー

カテゴリー「散財」の検索結果は以下のとおりです。

Turbo.264HDを買いました

  • 2009/06/25 14:50
  • カテゴリー:散財

 先日実家が地デジに移行を試みた(実はその試みは完遂できず)ことで,いよいよ地デジも身近な存在になってきたんだなあと思うこの頃ですが,私は私で,番組アーカイブのワークフローの最終局面,エンコードをどうするかという壁にぶち当たっていました。

 私は動画マニアではありませんが,録画したものを捨てるのも惜しいという根っからの貧乏性で,つまるところ私が欲しいものは「残した」という事実だけなのかも知れません。

 奮発してMacBookProを買ったわけですから,高速なCPUを有意義に使い切り,高速なH.264/AVCエンコードを期待したのですが,あれこれやってみてもなかなか速度が上がらず,Core2Duo口ほどにもなし,と思っていました。

 Macでソフトエンコードを行う手段としては,ffmpeg,Handbrake,iSquintなどがあります。いずれもフリーで使えるものだと思うのですが,有償のものはあまり話を聞かないので,あまりよいものではないのでしょう。

 Handbrakeの評判が良いようですが,これはMPEG2-TSを直接読めないので私としてはNG。別に音声トラックを分離すれば良いだけなのですが,それに5分もかかってしまうようだと,ちょっと手間ですよね。

 個人的にはiSquintが良い印象でした。操作がシンプルで速度もまずまず,画質も悪くはありません。MPEG2-TSを直接処理できることもポイントが高いのですが,それでも実時間の3倍程度かかってしまいます。(1440x1080のMPEG2-TSを1280x720のH.264/AVCに変換した場合)

 エンコード中,CPU負荷はほぼMAX。ファンも回りっぱなしで,これが1時間半も続くのですから,電気代にも変化があるのではないかと思うほどです。仮にですよ,1時間の番組をCMカットして48分くらいにして1クール13話を処理すると,エンコードだけで約40時間もぶっ通しで動かし続けないといけません。これはしゃれになりません。

 しかもCMカットをしないといけませんし,元のデータが大きいだけにファイルのコピーだってそれなりの時間がかかります。これはもう普通の人がするような作業ではないですよ。すごいなーアニヲタの熱意というのは。

 地デジ専用マシンのATOM330でエンコードもやってしまえばいいんですが,おそらく今の倍は時間がかかるでしょう。試したことはありませんが,CPU負荷も最大になるでしょうから,途中で録画が入るようだと,ドロップしてしまうに違いありません。恐ろしいことです。

 てことで本当に残しておきたいものはMPEG2-TSのまま残せばいいとして,消すには惜しいし,と言う程度のものをどうやって残すかが,目下の所のテーマだったわけです。

 そこで,私は,高額だったにもかかわらず,ハードウェアエンコーダという禁断の果実に手を出すことにしました。

 Turbo.264HDがそれです。

 Mac専用のハードウェアエンコーダで,ソフトエンコードの3倍は高速だという触れ込みです。USBに取り付けるドングルで,ソフトも専用のものをつかいます。

 ソフトは簡単に使えるように,主立った設定はプリセットとして登録されていますが,細かいパラメータは無理としても多少の設定変更が可能になっています。

 価格はamazonで約18000円。高いなーと思いましたが,製品版のソフトエンコーダも軒並み1万円を越えるわけですし,ハードウェアによるアクセラレータがこの値段ならよいのではないかと,そんな風に思って買うことにしました。

 USBドングルになっていて,720や1080のHD画像が扱えるハードウェアエンコーダというのは案外Windowsには少なく,高速で簡単に使えるエンコーダがMacで使えるようになっていることは,大変ありがたいことでもあります。

 早速試してみたのですが,iSquintで90分かかった処理が,Turbo.264HDでは25分ほどでした。だいたい3.6倍ほどですか。これは確かに速い。実時間よりも少し速いくらいの速度が出ています。

 しかもCPU負荷が下がっているのですから,うれしい話です。

 ただ,本当にCPU負荷がないようなアクセラレータだというなら,安いMacBookとかMacMiniでもいいはずです。しかし,Turbo.264HDの場合,一部の処理はCPUが行っています。だから,CPUが高速なマシンで使うと,さらに高速化が可能という話になっています。

 ということはですね,SnowLeopardでGrandCentralDispatchやOpenCLが使えるようになって,専用アプリが対応をしてくれると,Turbo.264HDもさらに高速化できるという事になります。なかなか楽しみです。

 CABACの様な重い処理をおそらくTurbo.264HDでやらせているのだと思いますが,どんな処理をどこまでやらせるのか,というところは,システム設計においては重要な問題で,今回のTurbo.264HDも随分と議論があったのではないのかなと思います。


 出来上がった動画は,特別綺麗というわけではありませんが,もしサイズの小さい画像なら,本当に実時間の数倍が出てくるようになるかも知れません。iPodTouchやアドエスで気軽に動画を持ち出せるようになると,かなり面白くなってくるように思います。

 実際の運用に突っ込んでみてどこまで安定するかも大事なことですが,現時点ではかなり強力な武器を手に入れたと考えています。うまくするとドラマ1クールが2層のDVD-R1枚に入るようになるのですから,大したものです。

 とりあえず,来月くらいから本格的な運用に入ってみようと思います。もう少し使い込んで,最適な設定を見つけることも必要ですし,とにかく数をこなして傾向をつかむ必要はあると思います。

地デジアンテナブースタの効き目

  • 2009/06/16 12:11
  • カテゴリー:散財

 地デジ導入にあたり,テレビ神奈川が安定して受信できていないことは,先日もここに書きました。そしてアンテナブースタを使ってみようという話になっていたのですが,この前の土曜日に手元に届きましたので,試して見ました。

 実は私もエンジニアの端くれですので,アンテナブースタなんてのは「初歩のラジオ」に製作記事が出てくるくらいの簡単なもので,中学生の教材だとなめてかかっておりました。

 その実,今まで何度か作ってみましたが一度として満足行く結果が得られたことはなく,ブースタを間に入れない方が受信感度が高いとか,ブースタに使ったICがなにやら熱くて指をやけどしたとか,まるでドジっ娘さながらの鈍くささです。

 しかし,ブースタも買えば何千円も何万円もする代物です。結局最終的に綺麗に受信できるようになればよいわけですから,数百円で自作出来ればそれが一番良いわけです。

 そう考えて取り組んでも一度としてうまくいかない私は,すっかり高周波に苦手意識を持つようになりました。世の中頑張ってもどうにもならないことというのがあるものです。

 そんなわけで,テレビ神奈川が安定して受信できるように,都合3種類のブースタを作ってみたのですが,いずれも失敗。こんなにうまくいかないものかと,原因を探る気にもなりません。

 もうあきらめて,ちゃんとしたものを買おう,メーカーの軍門に下った私は,googole先生と相談の上,1つの機種に行き着きました。

 YAGIのアンテナブースタでDPW02という機種です。ゲインは2倍,アンテナ直下に取り付けることも可能な防水仕様で,電源部は室内におけるように分離されています。価格は約4200円ですが,安い割にはなかなか評判もいいようです。

 私の場合,集合住宅ですので,共聴システムの一部としてアンテナブースタは入っているはずです。しかし,建て屋全体でそこにぶら下がる機器が多かったりするとレベルは下がります。こういう場合,室内に個別のブースタを用意すると改善するそうで,実はアンテナブースタのメーカーもそういう使い方で効果が出るように,作るんだそうです。

 これが一戸建てで,アンテナからのレベルが元々低いものを室内に用意したブースタでパワーアップしようとしても,元々小さい信号ですから大きくするにも限界があるんだそうで(どうも私にはこのあたりがピンと来ません),一戸建てではアンテナ直下が原則になるようです。

 まあそんな,ピンと来ない話だらけの高周波には苦手意識というか海千山千の怪しさを感じる私ですが,だまされたと思って届いたブースタを使ってみますと,これがまた見事に改善されるんですね。

 あくまで参考値ですが,私の環境で,テレビ神奈川の受信レベルがブースタなしで約17dB,これがブースタを入れると23dBとなり,ちゃんと6dB(2倍)アップしているんです。

 いや,これだけ数字がぴたりと合えば気持ちがいいです,私の場合,この値が20dBを越えるくらいだとドロップもなく安定受信できるので,変動しても20dBを切らないように出来たこの状況は非常にありがたいと言えます。

 思えば私の場合,テレビ神奈川は受信できたり出来なかったりという当落線上にありましたから,ブースタで少しかさ上げすれば救える状況だったといえるかも知れません。だからこそブースタを導入することで,安定受信できた,という結論が得られたのでしょう。

 問題がないわけではありません。何せ電源が必要な装置がアンテナ線の真ん中に入り込んでいるわけですから,停電があったり故障があると,電波が完全に遮断されてしまい,全く受信できなくなってしまいます。ブースタなしだとテレビ神奈川以外はきちんと受信できているわけですから,これはハイリスクハイリターン,といえなくもありません。(おおげさです)

 ですので,このアンテナブースタの電源部も,UPSから電源を取ることにしました。これで停電も雷もばっちりです。

 今回は,さすがにメーカーの底力をみました。ちょっとハンダ付けが出来るくらいのエンジニアが暇つぶしにちょこっと作る程度の工作で出来る事なら,4000円や5000円くらいで市販されるはずもありませんわね。

 地デジに特化してあることで,帯域を狭めて効果を高めることが出来るとか,新しい素子を使っているとか,この時代ゆえの事情もあるでしょうが,このくらいのお金で問題が解決すれば安いものです。

 集合住宅で,出力の小さな地方局の受信が出来たり出来なかったりという方は,このアンテナブースタを使うと,保証はしませんが,幸せになれるかも知れません。
 

LCDモニタも買いました

  • 2009/06/15 13:44
  • カテゴリー:散財

 最近はLCDモニタが安いですね。ここしばらくのうちに引っ越しがあるだろうと思っている私は,8年ほど前に購入したシャープのLCDモニタ&テレビLL-M1500Aをしぶとく使っていました。15インチXGAですが,画質はなかなかよく,TVチューナーもD端子もビデオ入力も搭載し,あげくリモコンまで用意されているという,とてもありがたいモデルでした。当時10万円近くしたんですよ。

 私のマシンがノート型に移行するに伴い,このこのモニタは単なるテレビに成り下がっていたのですが,先日のATOM330マシンを地デジマシンに仕立てたことで,LCDモニタ本来のお仕事に返り咲きました。

 しかし,15インチのXGAで地デジは,あまりに厳しい。まるでネットブックで見ているようです。非常に不満だった私は,緊急LCDモニタ選定会議を招集しました。

 第1回目の結論は,機種選定に適当なものはなし,よって見送りでした。というのは,やはり入力端子と価格のバランスの問題でした。

 条件として,(1)アナログRGBがあること (2)コンポーネントもしくはD端子があること (3)スピーカー内蔵 (4)HDCPに対応した端子があること (5)大きさは20インチまで (5)マシン性能がプアなのでフルHDは無理 が挙げられます。コンポーネント端子というのが足を引っ張る条件なのですが,これは今私が使っているDVDレコーダを捨てるわけにはいかないので,必須になります。

 しかし,日本独自規格のD端子はもちろんのこと,コンポーネント入力による525iや525pが入るディスプレイはAVモデルを標榜しており,なかなか高価なのです。

 今時,20インチ程度のワイドモニタなら,1万円台前半で買えます。解像度が低くて良いなら1万円を切るものもありますが,これらはアナログRGBとDVIがあるくらいで,コンポーネント入力やD端子があると,チューナーまで内蔵して6万円とか,そういう価格になってしまいます。

 安いものを探してチューナー3万円というのを見つけましたが,それでも倍の価格ですから,躊躇したのです。

 LCDパネルの価格が下がり,素モデルであるLCDモニタの価格が暴落しているのは知っているので,もし本当に買うなら今なのだけど・・・とあきらめきれず,google先生に相談します。

 するとさすが先生,面白い情報が出てきました。一部の三菱製LCDモニタには,アナログRGBと兼用で,コンポーネント信号が入力できるようになっているようなのです。その場合,525pは問題なく表示され,525iについても簡易表示が可能という話なのです。

 ただし,このコンポーネント入力に関しては説明書にもほとんど説明がなく,市販のケーブルを使ってくれとあるだけです。カタログやWEBにも,AV機能を強化と書いてあるだけで,具体的な話はほとんどありません。

 しかし,先生が教えてくれた情報によると,三菱のLCDモニタのうち,RDT192WLM,RDT204WM-S,RDT223WM,RDT223WM-S,RDT241Wの5機種については,コンポーネント信号の入力が可能ということです。

 本当かどうかはわかりませんが,一応考慮すべきでしょう。

 一方,私はモニタについては三菱のファンで,それはトリニトロンブラウン管の特許が切れた直後に類似の構造と性能をもつ,ダイヤモンドトロンを商品化した90年代前半からでした。

 高い性能に不相応な低価格でコストパフォーマンスは非常に高く,真面目なものづくりから,働いているエンジニアのきまじめさが目に浮かぶようですが,一方でこれで儲かるのかよ,と思うと気の毒な気持ちになる事が多い三菱製品。そういうバイアスもあってか,私もモニタを選ぶときはまず三菱から選ぶようにしています。

 弟が買ったモニタも三菱でしたが,満足度は高いと言っていましたし,お金にうるさい古い友人も結局三菱にしたといっていました。彼らのようなうるさがたが三菱で満足なら,私ごときに不満の出るはずがないでしょう。

 かくして,20インチ程度のモニタとしてRDT192WLM,RDT204WM-Sの2機種を考えてみます。RDT192WLMは最安値で14000円となかなか安いのですが,1366x768と今使っているモニタに対し,横幅が広がっただけになっています。これは少々つまりません。

 それではとRDT204WM-Sを見てみると,こちらは1650x1050とかなり広いです。先日組み立てたマシンは,最新のBIOSにすることでこの解像度に対応することは分かっていますので,接続性も問題なし。価格はわずかに2万円を切るという感じです。

 6000円の差をどう考えるかですが,PS3を繋ぐことも考えると,やはり解像度は高い方がいいです。ピッチもRDT192WLMが0.3mmに対しRDT204WM-Sは0.258mmとよい細かさです。(私の好みの問題です)

 安いお店を探してみると,昔良い対応をしてくれたお店が引っかかりました。迷わずここにお願いすることにします。木曜日夜の注文で,土曜日の午後に届けてくれました。

 私は開封して気が付いたのですが,この機種はHDMIが搭載されていたんですね。DVI-DをHDMIにするケーブルを別に買わないといけないなと思っていたのですが,これはちょっとうれしい誤算でした。

 さて,古いモニタを処分して,新しいモニタをセッティングします。

 このモニタ,基本性能は素晴らしいのですが,かなりコストダウンをしています。重量のある大型モニタは筐体をしっかり作ったり,アームに金属を使ったりと,なにかとお金のかかるものなのですが,このモニタは6kgと軽く,アームと言うよりスタンドは全部プラスチックです。高さを調整する仕組みは,2cm程のブロックを積み重ねる方式で,一緒に見ていた友人は「レゴみたい」と大受けです。でも,これはかなり合理的な方法です。私はこの仕組みが大変気に入りました。

 画質の調整などは,ほとんどいじっていません。そのままでもう十分だと思います。ただし,バックライトが明るすぎるので,一番暗くしてあります。それでも明るくて困ったものです。

 それ以上に困ったのが音質の悪さです。ICレコーダの内蔵スピーカよりも悪いんじゃないか,もしかすると電話並みじゃないかと思うほど音が悪く,これはちょっと使えません。外付けのスピーカが必要になるのですが,どうせスピーカを付けるならもう少し使えるものが欲しかったし,この程度のものなら潔く付けないでいてくれた方が良かったように思います。

 心配していたコンポーネント入力については,あっさり解決。というのも,数年前に購入したプロジェクタ用に,コンポーネント入力ケーブルを自作していて,どうやらこのケーブルがそのまま使えそうだったことが分かっていたのです。DVDレコーダに繋いでみると,あっさりと表示が出ます。どういうわけか,525iでも525pでも問題なく映ります。

 こうなってくると,次の問題は入力の切り替えです。このモニタはアナログRGB,DVI-D,HDMIの3つがあり,切り替えが可能なのですが,アナログRGBとコンポーネント入力は共用です。市販のRGB切り替え器は,全線切り替えならいいですが,そうでない電子式の切り替え器などはコンポーネント入力に対応しませんので使えません。

 1650x1050ドットの高周波信号を劣化せずに伝送するのは切り替え器を挟むと難しいでしょうから,面倒でも手でつなぎ替えることにします。そのうちDVDレコーダも使用頻度が落ちることでしょうし。

 HDMIはPS3につないで見ますが,ちゃんと1080pが受けられています。これでBDも楽しく見れることでしょう。

 グレアパネルには賛否両論があるでしょうが,今回の用途と,私が元々グレア派であることから,歓迎すべきポイントです。しっかりしたARコート施し,光源の位置を調整すれば,ノングレアにする必要などない,というのが私の持論です。

 ということで,本格的にモニタを運用してみて,2万円は安いよなあとつくづく思いました。私は画質にこだわりもないし,このマシンでは写真の編集もしないので,そんなに高価なモニタは必要としていません。必要以上に十分な基本性能を持ち,HDMIまで持っていて,しかも消耗品を除いて3年補償という品質にを維持するこのモニタに,私は大満足でした。

 20インチ目一杯に広がった地デジの映像は,フルHDには足りない画素数ですがもう十分で,個人用のテレビとしてはもうなにも文句はありません。

 都合,7万円ちょっとで20インチの地デジ+1TBのHDDレコーダ(Wチューナ)が揃ったことになるわけですが,同じシステムなら家電量販店で10万円くらいで買えるのかも知れません。でも,自由度の高さはこの組み合わせでしか手に入らないものです。

 気になっていた消費電力ですが,モニタがエコモード使用で22W,本体が約50Wですので,70Wちょっとでしょうか。最近のテレビは100Wを簡単に越えるので,録画システムまでいれてこの程度の電力なら,気にせず使えるレベルではないでしょうか。

 とはいえそこはさすがにATOM330ですから,コマ落ちも時々起こりますし,エンコードまでやらせようとするのは難しいです。あくまで録画用と割り切る必要がありますが,折から家電とPCの境界がなくなりつつあることと,ATOMという低消費電力プロセッサの登場とにより,家電とPCを区別しない時代の可能性を感じました。

ATOM330ベアボーンの組み立て

  • 2009/06/09 13:39
  • カテゴリー:散財

ファイル 302-1.jpg

 突然ですが,PCを1台組み立てることにしました。

 理由はいろいろありますが,1つはATOM330というインテルのデュアルコアを試してみたかったこと,WindowsXPがそろそろ市場から消えそうなこと,安いベアボーンが手に入ること,1つくらいまともなWindowsマシンがあってもいいかと思っていたこと,そして最後に地デジへの移行手段にならんもんかな・・・,というところです。

 ATOMというプロセッサは性能はそこそこで値段と消費電力を下げたシリーズで,あくまで体感上の話だと思いますが,爆熱で知られたPentium4の2.8GHzくらいのパフォーマンスに近いと言われています。私に言わせればCPUの性能はもう十分なところにきていて,後は周辺,特にグラフィックとメモリに関係するシステムの出来如何で,全体のパフォーマンスが左右されるということでしょう。

 この考え方に従えば,ATOMとIONの組み合わせは最強と言えるのですが,まだ安いベアボーンが手に入るような状況ではなく,今回は残念ながらパス。しかし原子にイオンとは,次はプラズマとかそのあたりですかね。

 そんなことはどうでもいいんですが,今回手に入れたのはこんな感じです。

・R11S4MI-BA(FOXCONN)
・HDT721010SLA360(HGST)
・2GBのDDR2-DIMM(GreenHouse)
・DVR-SH20SD(アイオーデータ)
・WindowsXP Home Edition SP3

 このうち,DVR-SH20SDは最初は買うつもりはありませんでしたが,マウスを買いにいったヤマダ電機で2980円で偶然安売りしているのを見つけ,衝動買いしたものです。

 今回のベアボーンであるFOXCONNのR11S4MI-BAは私の購入価格で14999円と安い上に,HDDは3.5インチ,光学ドライブは5インチハーフハイトが使えるのですが,その割にはSATA専用だったりして,余ったパーツを使う事ができませんでした。

 光学ドライブはどうせOSをインストールするときくらいしか使いませんから,USB接続のものをインストールの時に使って済ませるにするつもりだったのですが,まあ3000円なら新品でもバルク品が買えるかどうかという価格でしょうし,3000円けちってインストールに手間取るようだと馬鹿馬鹿しいので,買うことにしました。

 買ってみると,なかなかのハイスペックでDVD-Rの20倍速ライト,DVD+RのROM化,DVD-RAMも読み書きOK,nero8の限定版が付いてくるなど,期待以上のものがありました。うちで一番いいドライブになってしまいましたよ。

 HDDは私が個人的に信用しているHGSTの1TBです。7350円。

 DIMMは年末に比べると少々値上がりしていますがそれでも十分安い。DDR以降のDIMMはチップそのもの以外にも,基板の設計がタイミングマージンにきいてくるので,ここはやはりブランドもので安い製品を探します。今回はグリーンハウスが安かったのでこれに決定。2280円。

 WindowsXPのDSP版を買うのは私は今回初めてなのですが,これって結構価格がばらついているようですね。高い店と安い店では3000円ほど差があるようです。もともと1万円くらいのOSなのに,こんなに差があると慎重になります。

 今回は11000円相当くらいの価格になるお店を選んで,DVD-Rドライブを除く全部をお願いしましたが,よく知っているお店ですし,信用できるところで買いましたから,まずまずの買い物が出来たと思っています。

 結局,ここまででかかったお金は38570円。キーボードもマウスもモニタも流用しますので価格には入っていません。送料を入れても4万円以内,これでメモリ2GB,HDDが1TBでWindowsXP付きですので,メーカー品に負けてないでしょう。

 ただ,主役であるベアボーンが,さすがに安いだけあって惜しい点もあります。まずMini-ITXのくせに結構大きいこと,ファンがそれなりにうるさいこと,見た目が格好良くないこと,アナログRGBしか出ていないこと,拡張バスがPCIであること,メモリスロットが1つしかないこと,です。

 このベアボーンに限った話というよりは,ATOM搭載のMini-ITXの主流がこうした傾向を持っていて,値段が安いことを売りにしているのが現状ですから,やむを得ないのかも知れません。私としては,初期投資額は少々高くてもいいので,徹底的な諸消費電力の低減を行ってもらうか,拡張性にもう少し考慮してあるとよいなと思います。

 先日の土曜日の午後に届いたこれらを早速組み立ててみます。

 まずベアボーンを開梱しますが,いや,想像していたよりも大きいですね。コンパクトなPCを想像していましたが,これだとコンパクトとは言えないくらいの存在感があります。ACアダプタ式ではないことは一長一短な所があるのでなんとも言えませんが,150Wという容量があることは,1つの安心材料のような気がします。

 HDDやメモリは目視では問題なさそうです。DVD-Rドライブも大丈夫ですね。Windowsも入っていました。

 ベアボーンを分解し,パーツを取り付けていきます。作業は本当に簡単で,あっという間に終わります。早く終わりすぎて面白くないくらいです。

 ディスプレイ,キーボードとマウスを繋いで,起動します。BIOSのセットアップでHDDやメモリが認識されていることを確認し,さっさとBIOSの設定を行います。

 リセットで再起動。ここでDVD-RドライブにWindowsXPを入れてインストール開始です。1時間ほどするとインストール完了です。あっけなくWIndowsマシンになりました。

 ここから先は,ドライバのインストール,各種設定,拡張機器の導入ということになりますが,地デジチューナーを除き,さっさと終わってしまいました。

 ただ,基本的なドライバが収められたCD-ROMに収録されているインストーラは,256色のVGAでは表示されない部分があるので少しはまりました。先にディスプレイのドライバだけ入れて置かないと,残りのドライバを入れるのにちょっとだけ戸惑います。

 さて,動いて見れば,ただのWindowsXPマシンです。2GBのメモリ,1TByteのHDDは一昔前の高スペックマシンですから,一昔前のOSであるWindowsXPならストレスフリー!,といいたいところですが,やはり少々引っかかる感じがあります。

 私以外の人も書いていますが,アプリケーションを起動するとき,ダブルクリックから実際に立ち上がるまでに,ちょっとしたタイムラグがあります。なにをやっているのか分かりませんが,「あれ」という違和感がついて回ります。これはあまり気分のいいものではありません。

 それでも,OSの起動も比較的高速ですし,安定して動作していますから,そこそこのCPUに大きなメモリとHDDを装備したマシンがこのくらいの価格で手に入るというのは,良い時代になったものです。

 発熱については期待通り少なく,測定してはいませんがトータルで40W程度の消費電力というのは本当のようです。近頃のBDレコーダだってこれくらいの電力は消費しますから,24時間稼働をすることがあっても,そんなに電気代を気にしなくてもいいでしょうし,冷房を強める必要もないでしょう。

 ファンは低価格機だけに心配でしたが,予想以上に静かでした。このあたりの感覚は人によりけりだと思いますが,もう少し静かなファンに交換するともっと良くなるように思います。深夜になると風切り音が少々耳障りでしょうか。

 むしろ,HDDのシーク音が金属の筐体に響いて耳障りなのは残念です。アクセスランプを見なくてもアクセスの具合が分かるという無理矢理な利点もなくはないですが,やっぱりゴロゴロと音を立てるのはいいものではありません。(アクセスランプも真っ赤なので結構無粋です)

 ということで,一応マシンは完成しました。画面周りの速度の遅さが気になるので,高速なマシンを普段から使っている人にはつらいように思いますが,なんといっても消費電力が小さいですから,許してあげましょう。

 さてさて,残るは地デジチューナーです。

 SKNETの定番,MonsterTVシリーズのなかで,USB接続型WチューナーのHDU2を買いました。約15000円と微妙な値段だったのですが,昔から予約がバッティングして悲しい思いをすることがあった私としては,Wチューナ-のゆとりをぜひ感じてみたいと思っていました。

 これをまずは標準状態でインストールです。問題なく動作します。少なくともこの状態で,明日からアナログ停波になっても私は難民にならずに済みます。ただ,ちょっと重たいです。このマシンスペックでは,コマ落ちがあります。

 それと,私は川崎に住んでいるのですが,TVKが入ったり入らなかったりします。ちょうど当落線上にあるような感じです。ただ,ほかのチャンネルも受信はできていても,十分なレベルであるとは言い難いので,集合住宅には欠かせないと言われる室内用のアンテナブースターを導入することを考えています。

 んで,せっかくのHDU2ですから,xxxをyyyしてzzzするととても幸せになれるわけです。このマシンスペックでどこまで出来るかは分かりませんが,ちょっと頑張ってみようと思います。

 つくづく思うのは,もう地デジというのは,家電の域を超えたものなんだなあということです。流れてくるデータのフォーマットに始まり,そのデータをどう処理して画像を得るかまでの流れを考えると,やってることは情報処理そのものです。

 かつて,PCをビデオレコーダにするのが流行りましたが,この頃はビデオデッキや当時で始めたDVDレコーダという家電品をPCが模倣するという感じでしたが,今回地デジシステムをPCベースで検討するにあたり,むしろ家電の中身がPCになっているという実感を持ちました。

 少し前の子供に,テレビの原理を教えてあげるのは,難しいものではありますが不可能ではありませんでした。しかし,デジタルTVはもう子供には理解不能でしょう。粒度の問題ですから,子供達にわかるレベルで教えることは可能でしょうが,果たしてそれで原理を語った事になるのかどうか。私には自信がありません。

なんだか知らんが最近モバイルブームになっている私

  • 2009/05/07 14:11
  • カテゴリー:散財

 AdvancedW-ZERO3[es]を今さらながらに手に入れました。

 先日W-SIMを手に入れたわけですが,その利用価値を高めるために,以前からなんとなく欲しかった(実はとてもうらやましかった)W-ZERO3シリーズを使ってみようと思い,差がしてみることにしたことが始まりです。

 ヤフオクをざっと見てみましたが,大体相場はAdvancedW-ZERO3[es]で1万円ちょっとくらいのようです。私の場合,ヤフオクは有料会員ではありませんから入札は難しいのが現状です。そもそもオークションは現物も見られませんし,動作確認も出来ません。安く買えても外観やLCDの傷,キーの状態や汚れなど写真ではよく分からないですから,ちょっとためらいがあります。(安くではなく高く買ってこれだと泣きたくなりますし)

 あと,ヤフオクは,どうも喫煙率が高い様な気がして,私の場合大概たばこ臭くて困ります。古本はやっぱりちゃんとした古本屋で買うに限りますね。

  てことで,連休中に実家に帰省した際に,日本橋の中古屋さんをぶらぶらしてみました。案外取り扱いが少ないのでがっかりしたのですが,こういう場合はやはりソフマップ,複数の在庫があるのはここだけでした。

 値段はざっと17000円から18000円というところです。程度の悪いものは14000円くらいからあるようですが,AdvanceではないW-ZERO3[es]が7000円くらいで売られているのを見ると,果たしてAdvanceに1万円の差があるのかどうか,ちょっと悩んでしまいます。

 と迷っているのもなんなので,店員さんに話を聞きます。彼もAdvancedW-ZERO3[es]のユーザーだそうですが,ユーザーとしてはやはりAdvanceの方がおすすめだと。私が気にしていたWindowsMobileのバージョンが6になったこと,CPUクロックが上がったこと,メモリが増えたり画面の解像度が高くなったり,無線LANが入ったりしたことは,彼にとってはそれ程大したことではないようでしたが,大きさが小さい事,電池がよく持つ事については,従来機種との比較というわけではなく,この機種の気に入っている点だ,という話でした。

 棚を見ると,12800円という値段で出ているものがあります。見れば電池の水濡れシールが変色しているので,電池の保証無しという品でした。本体は他と同じく1ヶ月間の保証ですので,電池だけがリスクということになります。

 事情を聞いてみると,電池の水濡れがあることは評価を下げるポイントらしく,それがわざわざ安くしている理由なのだそうですが,参考までの彼の私物のAdvancedW-ZERO3[es]の電池も,水濡れシールが変色していたのを見て,二人は声を出して笑ってしまいました。まあ,ポケットに入れておくと湿気で変色するものですからね。

 それに発売から2年も経過する商品ですから,電池に保証があってもまともに使える期間はそれほど長いとも思えません。6000円以上もする電池をどうせ買い直すなら,単価が安い方が得でしょう。

 とはいえ,13800円のまともな中では最安の商品も気になります。見せてもらうともう傷だらけ。スタイラスが欠品している上,申し訳ないですが不潔感すら感じます。それに引き替え12800円のものは程度も良く,多少の塗装の剥げくらいで欠品もなし。

 シリアルナンバーも12800円の方が随分新しいようで,買うならこっちだなあと判断し,12800円のものを買いました。電池が切れていたので起動させることは出来なかったですし,そもそもちゃんと充電できるのか不安ですが,まあ大丈夫でしょう。

 実家に持ち帰り,充電を始めてみると,3時間ほどで満充電です。ちゃんと起動しますし,W-SIMを差し込むと問題なく通信も可能です。電池の持ちも長いとは思いませんが,実用十分な長さです。3時間ほど使って電池残量が75%ですので,無保証にしては立派なものでしょう。

 実家では満足なネットワーク環境も資料もありませんから,ソフトのインストールもカスタマイズも出来ず,基本機能で試行錯誤することしかできなかったのですが,2日ほど使って慣れる時間があったことはかえって良いことだったかも知れません。

 800x480の美しい液晶は大変見やすく,まるで印刷物のようです。ざっと計算して311dpiという高解像度は,もう十分印刷物のクオリティです。Today画面が現れたときには,一瞬「おっ」と思わせる驚きがあります。

 WindowsCEがルーツのOSですので表示は簡素で,操作することへ楽しさや見た目の満足感は希薄ですが,なんといってもPCではなく,一昔前の携帯電話サイズでPC向けのメールやWEBブラウズが,特にストレスもなく可能になってしまうことは,ちょっとした感激を覚えました。

 また言うまでもなく,24時間繋ぎっぱなしが許されますから,繋がっているという安心感があります。携帯電話では当たり前な感覚ですが,携帯電話とPCの間を埋めるマシンとして,そのいいとこ取りを実現したマシンと環境に,これまで知らずに来たことを悔やみました。

 しかし,WindowsCEですから,やっぱり使いにくいです。軽快感もありません。やりたいことに届くまでのステップがいくつも必要で,到達感(と満足感)への距離がなかなか遠いように感じられます。そこでカスタマイズが必要です。

 自宅に戻ってきてから,途中で購入した本と,先人達の貴重な経験を参考に,カスタマイズを行います。

 特に,HOLDスイッチとサスペンドを連動させる機能は必須で,これがない時に,サスペンドに入る時と入らないときの違いが分からず,いろいろ実験してネットワーク接続が切れないとサスペンドに入らないことを知りましたが,切れてしまった接続を再び繋ぐのが結構面倒で,これら一連の動作を自動化してくれるユーティリティは,手放せません。

 skype,ファイルブラウザ,エディタ,FTPクライアント,ターミナルエミュレータ,時刻同期などのアプリケーションを一通り入れて動作の確認を済ませるのに数日かかりましたが,どうしてもGoogleTalkのクライアントにいいものが見つかりません。チャットはskypeでやれ,ということでしょうか。

 そして驚いたのがPC-9801エミュレータです。15年前に使っていたPC-98RLからBIOSを抜き出し,当時のHDDのイメージをPC上のエミュレータで使っていたのですが,AdvancedW-ZERO3[es]上でもちゃんと動くんですね。伊達に500MHzオーバーのCPUではありません。さすがです。

 最後に禁断のクロックアップ。PXA270のレジスタをいじってクロックを変更するユーティリティがあるので試してみました。

 体感上はっきり違いが分かるのは,クロック650MHz,RAMが130MHzの時です。LCDが65MHzに落ちるせいもあるのでしょうが,なかなか軽快です。ただしLCDクロックが標準の104MHzから変わるせいで,カメラは正常に動作しません。

 そこでCPUが648MHz,RAMとLCDが104MHzの設定にすると,カメラは問題なしですが,今ひとつサクサク感が削がれます。今時のSDRAMはほとんどが133MHzまで動く物ですから,RAMの速度が133MHzにならないことはもったいないので,カメラを犠牲にして,私はあえてRAM130MHzの設定で使う事にしました。安定して動作するので助かります。

 そうして実運用に入ったわけですが,思いの外快適です。メールの取り込みと削除はすべてキーの操作で出来るようにしましたから,まるで携帯電話でメールを取り込むかのような気軽さで,PC用のメールをささっと確認出来ます。

 WEBはまだ重たいですが,これはPHSの回線の細さもあります。そこで以前,自前のサーバーに置いた携帯電話向けデータ量削減スクリプトを通してアクセスするようにしてみました。

 自前のサーバーですから,自宅内なら問題なしですが,外部からだとADSLの帯域の細さが問題になりそうですが,PHSがそもそも128kbpsですのでここがボトルネックです。実際,このスクリプトを経由すると,重いサイトでも軽快にブラウズできます。元々PalmTX用に立ち上げたものですが,こんな事で役に立つとは思いませんでした。

 そのサーバーにSSHで繋がるようになると,もう感激です。日本中どこからでもこのサーバーをメンテ出来るなんて夢のようです。ただし,落としたり盗まれたりしたら最悪ですから,気をつけないいけません。

 ということで,あまりいじりすぎると不安定になりますし,不満なところはほぼ改善されましたから,このくらいでカスタマイズはやめておきましょう。

 こうして,私のモバイル環境は劇的に進化したわけですが,この環境が2年間の期限付きであることをふと思い出し,その頃にはどんな環境が使えるようになっているのかなあと,そんな風に考えました。

 2年後,128kbpsという速度が主流として使われていることはないでしょうし,かといって高速なサービスが高価なままでは,私のようなユーザーはモバイル環境を手放すしかありません。遅くてもないよりまし,という考え方で言えば,ひょっとすると今の環境が一番恵まれていると言うことになる可能性もあります。

 携帯電話との融合が果たせればそれが一番よいのですが,毎月980円というコストで携帯電話がPC並みに使える世の中は来ないような気もしますから,願わくは遅くてもいい人向けに,980円を維持してくれるとありがたいかなあ,などと思います。

 気になるのはiPhoneの動向ですね。もしiPhoneがDoCoMoに来て,使い放題が1ヶ月4000円までなら切り替えたいところですが,さすがにそれはないかなあ・・・

 2年間は嫌でも使い続けないといけないPHSです。しかしAdvancedW-ZERO3[es]が想像以上によい端末だったので,この2年間は快適に過ごせそうな気がします。

ユーティリティ

2020年06月

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

新着エントリー

過去ログ

Feed