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24時間どこでも繋がっている安心感を980円で買う

  • 2009/04/27 15:02
  • カテゴリー:散財

 今さらですが,WILLCOMが提供するデータ通信サービスに加入しました。

 iPhoneだLTEだXGPだWiMAXだと,24時間接続のブロードバンド普及が飽和し,次なるマーケットを狙って群雄割拠するモバイル通信にあって,もはや長老と言うべきPHS。

 コードレス電話の子機を外で使えるようにする,という原点を持つPHSは,小さい,安い,電池を食わないという個人向け移動体通信の柱として期待されましたが,サービスエリアの小ささから支持を得られず,PHSに見劣りしないレベルにまで小さく安く電池が持つようになった携帯電話に敗北を喫しました。

 しかし当時の携帯電話に比べ通信速度が高速だったことを活かし,データ通信に活路を見いだして,ガジェット好きなモバイラーに支持されてしぶとく生き残って来ました。

 DDIポケットの流れを汲むWILLCOMも,速度の遅さという常について回る問題を,価格の安さや魅力的なスマートフォンの導入で何度もしのいできたのですが,イーモバイルやUQ WiMAXの登場に加えて,iPhone3Gが現れ,通信速度と価格,そしてスマートフォンの魅力という面でも,いよいよピンチを迎えているように思います。

 そんなWILLCOMですが,なんとゴールデンウィークのキャンペーンということで,月々3880円の「新つなぎ放題」を,端末費用込みで月々980円にするという話が発表になりました。これはもしかすると激安では,と思ったのですがやはりその通りのようで,すでにWILLCOMの契約者になっている人の中にも,一度解約して新規契約した方が得だ,と言う人が出る始末です。これで元が取れるとはちょっと思えない価格です。

 ちょうど,連休中に実家に戻る私は,常時接続環境がない実家でどうやってメールを見るのか思案していた時期でした。なにせ連休中だけの話ですので,毎月高額費用が発生するのは割が合いません。

 1年でのべ10日くらいしか必要ではないが,必要なときは一日中繋がっていて欲しい,という誠に厄介な話に悩むのが長期休暇前の恒例行事になっている私にとって,結局アナログ電話のダイアルアップが最善策というつまらない結論を毎回出す事が,とてもうんざりだったのです。

 まぁ出せて毎月1000円までだな,と思っていた私は,今回のWILLCOMのプランは,もしかするとものすごく現実的な話なんじゃないかと気が付きました。

 iPhone3Gは確かに面白そうです。端末価格も今なら実質タダです。しかし,毎月5000円以上の負担は大きく,ソフトバンクに2年縛られるのも気分的に良くありません。

 その他いろいろ考えて見ましたが,私は速度より24時間繋がっていることが重要なのだと判断,この980円のプランにのってみることにしました。

 私が選んだのは,WS002INという機種です。USBとW-SIMを繋ぐアダプタとW-SIMがセットになった通信カードで,MacもWindowsもOKです。費用の内訳はこうです。

 新つなぎ放題のプランをW-VALUE SELECTで申し込むと,端末価格は16800円になります。本来の月々の通信料金は3880円ですが,ここにW-VALUE SELECTでの割引3600円が入り,毎月280円になります。

 端末価格を2年間で分割すると月々700円となり,毎月の支払合計は980円という仕組みです。新規登録料は4月30日までは無料,ウィルコムストアの送料も新規の場合は無料ですので,全く支払いが発生しません。恐ろしいことです。

 提供されるのは通信回線だけですから,プロバイダは別に用意しないといけませんが,幸いなことに私がADSLで使っているプロバイダはWILLCOMのパケット通信のアクセスポイントを無料で使わせてくれます。よって追加費用の発生もありません。

 こんなおいしい話があるんだろうか,と思いつつ昨日カードが手元に届きました。特に引っかかることもなく,MacとWindows両方で設定も完了。

 x4までしか対応しないW-SIMですから,128kbpsというMP3のビットレート並みの遅さで,WEBのブラウジングなどではさすがにイライラしますが,その他は全然大丈夫です。そもそもFOMAで通信しても,私の場合はパケットだとものすごく高額になるプランなのでパケットではない64kでしか恐ろしくて繋げません。それに比べれば快適な上に,時間も気にせず使えるのですから,それはまるで背中に羽が生えたような気軽さです。

 私は非常にありがたいと思っていますが,そもそも期間限定とは言え,なぜ980円にするのか。いろいろ邪推しました。

 まず,現金が欲しいのではないかという事。毎月毎月980円とはいえ決まった金額が入ってくるというのは,かなりありがたいでしょう。しかもレガシーなPHSシステムに対しての新しい設備投資は基本的には発生しないわけですし。

 しかし,2年後に3880円に戻ってしまうわけですから,この段階で多くが解約するでしょう。これはWILLCOMにとって死活問題になるはずです。

 ここは2つの考えがあります。1つはXGPのサービスが軌道に乗り,2年後にはXGPに乗り換えてくれることが期待できるということ,もう1つはXGPのサービス開始後,従来のパケット通信については大幅値下げを行い,980円程度にすることで,2年後の解約を阻止できるはず,という考えです。

 XGPが始まっても,従来のPHSの設備をすぐに停止できる訳ではなく,しばらく維持する必要があります。格安でも提供できれば維持費用の無駄を押さえることができます。

 XGPの価格をおそらく決めかねているんではないかと思うのですが,その場合に決まった収入と設備があるWILLCOMは,後発でありながらもそれなりの基礎体力を持っていることになるのですから,布石として980円のプランで加入者を今のうちに集めておくという作戦は,それなりに説得力があります。

 しかしあくまで前提は2年後にXGPが立ち上がっていることです。それまでにWiMAXに敗れたり,資金が底をついてしまうようなことがあったら,もうオシマイです。1280円や1580円でも良かったはずなのに,あえて980円という価格を出してきたことが,吉と出るか凶と出るか,なかなか微妙なラインなんじゃないかと心配になります。


 さて,数年前は1万円近くの費用がかかったモバイル向け常時接続環境ですが,遅ればせながら私も憧れだった環境を手に入れることが出来ました。私は素直にうれしいです。

 W-ZERO3[es]を中古で手に入れるのもよし,休眠状態のVAIO Uをメンテして持ち出すのもよし,ネットブックを買ってしまうのもよし,月々980円で手に入れたインフラを,どうやって活用するのかまさに思案のしどころです。

 しかし現状では,全く使い道がないのも事実。有効活用の方法を模索したいと思います。

新しいiPodShuffle

  • 2009/03/16 17:24
  • カテゴリー:散財

ファイル 278-1.jpg

 新しいiPodShuffleを買いました。

 ついでに買うものもあったので,またヨドバシにお願いしたのですが,3月14日出荷の15日到着で届いてしまいました。最近のApple製品は,発売直後でも在庫がちゃんとあるんですね。

 早速開けてみたのですが,予想通り「驚くほど小さい」という感じではありません。確かに以前のものより小さくなっていますが,ここまで小さくなると劇的に使い勝手や印象が変わる,と言うものではないなあと思います。

 写真の通り,1世代前のMacBookProとよく似合っています。

 レビューは他にもっと詳しいものがあちこちにあると思いますので,私が言うべきことはほとんどないのですが,今回の目玉について何だと問われれば,それは大きさもさることながら,やはりVoiceOverです。

 まだちゃんと使い込んだわけではないのですが,分かったことはデフォルトでは完全ではなく,手作業によって調整がないと,満足な「おしゃべり」を聞けないことです。

 例えばプレイリストのタイトルですが,明らかに英語で表記してあっても日本語読みしてしまうことがあります。最初なんと言っているのかさっぱり分かりませんでした。

 曲のタイトルもしかり。ちゃんと英語で発音するものもあれば,なぜか日本語読みされてしまうものもあります。私はMacOSX10.5ですので,英語の音声はなかなか良くできていて,日本語の音声との落差が大きく目立ってしまいます。気に入らなければ曲ごとに設定を変える必要がありますが,10000曲を越えたライブラリでそれを1つ1つやるのは現実的に不可能です。

 14カ国語でしゃべる,まではいいとして,それが英語なのか日本語なのかフランス語なのか,どうやって判別するのかなあと思っていたら,やっぱりそこがツメの甘さを露呈したような感じです。

 VoiceOverで音声が出ているときには音楽の音量が小さくなるのですが,ちゃんとフェードイン/フェードアウトしますので,違和感もありません。このあたりは良くできているなと思います。

 あと,リモコンです。

ファイル 278-2.jpg

 このリモコンは,すでに発売されているApple純正のリモコン付きヘッドフォンのものと同じらしく,別に珍しいものではないのですが,簡単にばらせそうだったのでツメでこじ開けて,ばらしてみました。

 何のことはない,スイッチが3つ付いているだけです。

 ということで,ちょっと使ってみて思ったのですが,はっきりいって,私にはこれで十分です。容量も十分ですし,リモコンがないと何も出来ないのでヘッドフォンを交換しようという欲も起きません。

 音質もこれ以上のものを望むような使い方をしませんし,これ以上軽い必要も,小さい必要もありません。強いて言うなら安くなる方向はありだと思いますが,今の値段でどうにもダメかというそんなこともありません。

 今回の買い物で何か新しいことができるようになったわけではありませんが,妙な満足感があるのは,さすがAppleということでしょうか。

AIAF Nikkor 85mm F1.8Dをとうとう買ってしまった

  • 2009/03/09 19:29
  • カテゴリー:散財

 ペンタックスに続いて,ニコンも既存のレンズやカメラの値上げを発表しました。マニュアルのカメラと発売の古めのレンズの価格改定で,1割から2割程度の値上げになっているようです。

 値上げというとなにか胡散臭いものを感じる昨今,カメラの値上げについては比較的納得出来るものも多いのです。今回値上げの対象になったレンズは発売時期が随分昔のもので,価格も当時のものがそのままです。

 こういうとき,普通の家電メーカーや食品メーカーなどの場合,新製品!といいつつ詐欺にならない程度の変更をした商品で値段を上げるか,内容量を減らすかしてしのぐわけですが,どっちにしても商品そのもののライフサイクルが短いことが受け入れられるから成り立つやり方です。

 一方のカメラのレンズは,古いカメラでも新しいカメラでも使える場合,特に新製品に改める必要などありませんから,古いものがそのまま売られる訳ですが,価格の改定が行われることは非常に希なことです。ですから,古くに発売になったレンズほど,お買い得という事になります。

 もちろん,光学設計も古いですし,新しいボディとの組み合わせでは一部の機能を使えないなど,古いなりのこともあるわけですが,本当に市場価値のないレンズであるなら,販売終了になってしかるべきだったわけですから,長生きしているレンズにはそれ相応の理由があると考えるのが普通でしょう。

 また,値上げするくらいなら,さっさと販売終了にしてしまうことだって出来るはずです。売れなくなってきているから数が作れない,数が作れないからコストがかかる,そういう理由で値上げされるケースだってあります。

 今回の値上げ対象には,F6やFM10というフィルムカメラも含まれています。やめてしまう方がニコンにとっては楽なのに,値上げしてでも売ろう,という心意気を否定的に見る人は少ないんじゃないかと,私は思います。

 さて,私が昔から欲しかったのは,85mm/F1.8です。F3のカタログにAi-Nikkor85mm/F2が取り付けられたF3が載っており,これがとにかく格好良かったのです。すでに85mm/F2などはディスコンになっており,中古を探すしかありませんが,タムロンのSP90mmとよく似た焦点距離だったこともあり,後回しになっていました。

 時は流れ,先日手に入れたF100を使ってみて,やはり85mmを買おうと決意。AFが当たり前になった私の環境で,「凝視する画角」である85mm近傍がないのは,もう我慢の限界だったのです。

 私は85mmという画角が好きなので,持ち歩きに使いたい人です。よってF1.4は大きすぎ,重すぎ,かつ高すぎなので,ここは迷わずF1.8です。

 ということで,大手カメラ量販店の通販でポチりました。40600円のポイント10%です。標準価格が53550円ですが,実質36000円ほどでこんなガラスの塊のような美しいレンズが買えるなんて,大盤振る舞いですよ。

 ちなみに価格変更後は57750円。これが同じ割引率だとすれば43800円。ざっと3000円ほどの値上げになります。それでも3000円くらいの幅ですが,これも同じ割引率という前提のお話です。どうせ買うなら,3000円でも安い方がよいでしょう。

 驚いたのは,その届くスピードです。16時間以内に発送,とうたっているヨドバシ.comですが,前日の23時30分に注文して,翌日には私の手元に届いておりました。もしかして24時間働いていませんか?

 開けてみますと,その大きな瞳に吸い込まれそうです。85mmは中望遠レンズという範疇にありますが,ガウス型と呼ばれるその構造から考えると,50mmの標準レンズがそのまま巨大化したもの,と言えます。ガウス型にはガウス型特有の収差やその補正があり,これが他のタイプの中望遠とは違う画を作り出します。

 F100のファインダーをのぞき込んで見ますと,まさに私が何かを凝視した時の画角です。早速フィルムを1本通して見ますが,元々「観察」が大好きな私としては,その見え方の自然さというか,心地よさに文句の付けようがありません。

 85mmはポートレートレンズと言われますが,私のようにポートレートを一切撮らない人でも,こんなに楽しいレンズなのです。安いし楽しいし,もっと早くに買っておけばよかったです。

 しかし,いいことばかりではありません。案外近寄れないレンズなので,ぐぐっと寄って構図を作っても,そこから一歩下がることを要求されたりします。これはがっかりですが,もしこれがタムロンのSP90mmなら,こんなことはないはずです。

 そしてD2Hに取り付けて見ます。これは,ちょっと画角が狭すぎですね。ちょうど50mmでぴったりくらいの画角でしたから,D2Hで85mmというのは,ちょっと出番が限られそうです。

 ということで,おそらく新品で買うレンズはこれで最後と思います。欲しい画角はニコンもペンタックスも,大体揃いました。これを駆使して,自分の頭の中のイメージを画像として残す作業を,長い時間をかけて楽しみたいと思います。

palmTXその4

  • 2009/02/19 18:12
  • カテゴリー:散財

 最後に,現在の状態です。

 TH55にはMSBackupという安心なバックアップツールがあったのですが,palmTXにはありません。有償のソフトを買ってしまうと評価をきちんとしないといけませんから,フリーのものを気軽に試せないものかと思っていたところ,NVBackというちょうどいいものを見つけました。

 自分自身にしかリストア出来ないのですが,それはMSBackupでもそうでしたし,セキュリティ上もその方が望ましいと思いますので,私は全然問題に感じません。

 このツールでバックアップしたファイル名は,スペースが%20に置き換わってしまいます。ここをちゃんとスペースに戻して本体に戻してくれないとまずいんじゃないかと思っていたのですが,そこは杞憂であり,実際に試したところ問題なくリストア出来ました。

 先日の日曜日,調子に乗ってゲームを本体メモリに入れていたら,突然リセットがかかり,再起動を繰り返してデータがパー。金曜日の深夜,寝る前に撮ったバックアップを一か八かリストアしてみたら,見事復活。いやはや,本当に助かりました。

 心配な事は,どうもSDカードの内部が壊れやすいこと,でしょうか。トランセンドの2GBのものを使っているのですが,これまで2度ほど壊れてしまい,フォーマットをかけ直しています。

 こういう信頼性の低さが目に付き始めると,バックアップを残していても不安になるものです。時々マウントしないこともありましたし,このあたりは今後の課題とすべきかも知れません。

 結局本体メモリは78.9MByteを書き込んであり,リセット直後のDBcacheはfreeが7MByte,maxが2.5MByteほどです。

 GoogleMapsなどの大きなアプリも入れてありますし,なんといってもJaPonが相当RAMを食っていますが,綱渡り的な怖さをはらみつつも,なんとか動いてくれているようです。

 PalmOS3.x以前の古いアプリもリセットを起こすことが多いようです。少なくともVFSが存在する時代以降のものでないと危ないような感じです。

 
 それにしても,今年は2009年。大方のアプリは2005年までのアップデートで,それ以降メンテされているものは数えるほどしかありません。それでも一か八か試して見ないといけないので,毎回ドキドキです。

 ところで先日,FedExから請求書が届きました。関税及び消費税と支払い代行手数料の請求書だったのですが,合計で1200円でした。700円の消費税と手数料500円というのがうちわけです。この手の商品は関税がかからないということで,消費税だけがかかった形になっています。円高という事もありましたが,結局3万円ちょっとでpalmTXを入手したことになりました。

 そして折も折,2月13日には,Palm自らがPalmOSのモデルの開発を終息したと発表,ひっそりとではありますが,確実に一時代を築いたプラットフォームが終焉を迎えました。いろいろ意見はあると思いますが,PalmOSはちょっと延命されすぎたのかな,と思っています。

 とりあえず,私はpalmTXをしばらく使い続けることにします。

palmTXその3

  • 2009/02/18 11:53
  • カテゴリー:散財

 2月11日以降,いじったり調べたりして,いろいろわかってきました。

(1)ソフトリセットの問題

 まず,NVFSは不揮発メモリであり,これとRAMであるDBCacheを組み合わせて動作しているのは周知の事実です。ここでいう不揮発メモリとはつまりNANDフラッシュのことであり,このメモリはCPUが直接アクセス出来ません。

 だから,一度RAMに取り込んで,RAM上で実行しないといけません。NVFSとして128MByteの空間があるとは言え,CPUから見ればあくまで16MByteのRAMがすべてなのです。

 だから,起動時にたくさんのデータが読み込まれるようなことがあると,OSやアプリが動くために必要なテンポラリなエリア(ヒープといいます)が圧迫されて,どうしても動作が不安定になります。本当はそういうことはあってはいけないのですが,伝統的にレガシーな構造であるPalmOS5.xでは,現実的に避けようがありません。

 私は,5.4ではこのあたりの問題をある程度解決してくれていると信じていたのですが,まだまだ詰めが甘いようです。少なくともRAMは物理的に8MByte程度空いていないとまずいようですし,さらにいうとアプリケーションがallocするメモリの最大値が2MByteを割ると突然リセットされてしまうようです。

 本体のNANDフラッシュにたくさんのアプリやデータを書き込んでおくと,このRAMの空きがドンドンなくなっていきます。私が非常に疑問なのは,実体はNANDフラッシュにあり,実行時にはDBcacheにコピーされるそれぞれのアプリやデータは,どこかのタイミングでNANDフラッシュに書き戻されて,DBcacheも開放されるはずで,これがどのタイミングで起こるのか,ということです。

 ちょっと調べたくらいではこの疑問は明らかにならず,その代わりにDBcacheをフラッシュするアプリがいくつも見つかりました。これはDBcacheに非常に大きなデータを書き込み,DBcacheに存在する不必要なアプリやデータをNANDフラッシュに書き戻すもののようです。

 これらのツールでも,電源OFF,あるいはDBcacheの空きが4MByteを切ったらフラッシュなど,あまり根拠のないトリガでフラッシュするようになっていて,私自身はどうも釈然としません。

 設定によっては頻繁にフラッシュが発生,その度に10秒以上作業が止まりますし,場合によってはそのままリセット,と言うことも起きています。それに,確かにフラッシュ後のRAMの空きは大きくなっていますが,それでも安定しない場合もあったりするので,この辺は過度な期待をしない方が良いのかも知れません。

 で,結局どうしたかというと,DBcacheToolという非常にありがたいアプリを使い,freeが2MByte以下,あるいはmaxが1MByte以下になったら,自動的にフラッシュするようにしてあります。また,リセット復帰後にも自動でフラッシュするようになっていて,リセット直後でfreeが7MByte以上,maxが2.5Mbyte程度を確保出来るようにして,ようやく安定してきました。

 ここからさらにNVFSにアプリやデータを詰め込んでしまうと,フラッシュの段階でリセットがかかったり,リセット復帰後に再起動を繰り返すようになってしまい,うまくありません。

 ところで,これも不思議なことなのですが,SDカードからアプリを起動した場合,リセットがかかることがほとんどありません。Palmの外部メモリの扱いは,それこそハードディスクなどのストレージと同じで,データを一度RAMに転送し,ここから起動させます。だから,SDカードからの実行でも不安定になってもいいはずなのに,それがないのです。VFSはPalmOS4からの実装なので,こなれているというのが理由だとすれば,同じ仕組みでNVFSを実装してもらうわけにはいかなかったのかと,疑問を感じてしまいます。


(2)PIMデータの扱い

 これは私が不勉強だっただけの話なのですが,PalmOS5.4では,PIMのデータベースに変更が入っています。従来,DatebookDB,AddressDB,MemoDBがそれぞれ予定表,アドレス帳,メモ帳のデータベースで,これを上書きすれば直ちにそれぞれのアプリが参照するデータも置き換わったのですが,PalmOS5.4では従来の3つに加えて,

 ContactsDB-PAdd
 CalenderDB-PDat
 MemoDB-PMem

 の3つが存在しています。

 つまり,予定表のデータベースはDatebookDBとCalenderDB-PDatの2つが存在しています。これらがどういう役割分担をしているのかまできちんと調べることが出来なかったのですが,どうやらNANDフラッシュに記録されるのはCalenderDB-PDatで,DatebookDBはテンポラリなデータとして読み書きに使われているようです。

 DatebookDBのデータは直接の編集対象として各アプリケーションがアクセスをします。そしてその結果をCalenderDB-PDatに追記していくんだと想像します。(ちゃんと調べたいところです)

 だから,DatebookDBを消して,TH55から赤外線でコピーすると,同じ予定が二重登録されてしまうのでしょう。

 ということは,従来の3つに加えて,新しい3つも完全の消去してから,従来の3つを赤外線で受けてやればよいのでは,と考えられるのですが,これは失敗に終わりました。というのも,本来NANDフラッシュに必ず存在するCalenderDB-PDatなど新しいデータベースの3つは,存在しないという事があり得ません。だからエラーになります。

 これを回避するためには,ContactsDB-PAdd,CalecderDB-PDat,MemoDB-PMemの3つをFilezなどで消去してから,palmTXに最初から入っているオリジナルのアプリをそれぞれ立ち上げ,空のデータベースを生成してあげる必要があります。

 その後,DatebookDBとAddressDB,MemoDBを上書きしてやります。これで一応大丈夫なようです。

 ただこれもちょっと釈然しないところが残っています。まず,SDカードにバックアップしておいたAddressDBなどのデータベースを上書きすると,エラーが出て裏書きでない場合があるということ,もう1つはどうしても,palmTXに取り込んだアドレス帳の件数だけ2つ少なくなってしまうということです。

 ざっと調べて見ましたが,どれが足りないのかわかりません。500件近いので数を数えたり照合したりする気にもならず,重要な人の名前が消えていないことを確認して,もうあきらめてしまいました。


 と,ここまでで一応palmTXをなんとか実用レベルで使うだけの状況に仕上がってきました。まだ不用心に追加したアプリがきっかけでリセットがかかり,時々データが消えることもありますが,TH55で出来ていたことの大半を,ようやく実際に動かせる状態になってきました。それが,先週の金曜日,2月13日のことです。


 次にネットワークに関連したトラブルです。

 初期不良を見つけないといけないと考えた私は,Wi-FiとBluetoothを動かして見る事にしました。これが2月12日のお話です。

 先にわかりやすいWi-Fiです。自宅のアクセスポイントにMACアドレスを登録し,palmTXの設定を行い,接続を試みます。うちはWPAですので,TH55では繋げることが出来ませんでしたが,このpalmTXなら大丈夫なはずです。

 ところが,何度やっても繋がりません。エラーが出ます。MacBookも繋がっていますので,アクセスポイントの問題とは考えにくいです。

 セキュリティの設定の問題だろうかと,SSIDを公開したところ,一度だけ繋がりました。しかし二度目はダメ。MACアドレスフィルタリングをしない設定にしてもダメ,あげく暗号化も解除しましたがダメ。

 一度だけ繋がったので,完全にダメという訳ではないのですが,二度と繋がってくれないのです。これには本当にまいりました。

 よくよく見てみると,SSIDを公開してあるのに,palmTXのアクセスポイントのリストにうちのアクセスポイントが出てきません。他のSSIDはいっぱい出てくるのに,これはおかしいです。

 つまり,そもそもうちのアクセスポイントを受信していないということなんですね。設定以前の問題です。しかし,MacBookや他のマシンは問題なく繋がっています。もうさっぱりわかりません。

 よくよく冷静になって考えてみました。

 もうすでにぴーんと来た方もいらっしゃるでしょうが,そう,このpalmTXは海外仕様のものです。国内向けではありません。国内では許可されている13chの電波は,このpalmTXでは送受信できないのです。

 もしやと思い,アクセスポイントのchを調べると,設定は自動設定なのですが,現状まさに13chになっていました。ビンゴです。

 そこで,手動で11chにしてみるとまったく問題なく,これまでの苦労がウソのようにさくっと繋がってくれます。

 もう説明の必要もないでしょうが,自動にしたことで,周囲の電波の状況から13chを選択することが多いうちのアクセスポイントも,なんかの表紙に一度だけ他のchを割り当てることができ,この時偶然palmTXで繋げることが出来た,と言うことです。

 これで一件落着。スッキリしたー,と喜んだのですが,いやまてよ,国内向けのchが送受信できないなんて,つまり国内の規格を全然満たしてないじゃないか,てことは,もしこのpalmTXで電波を出したら,電波法違反になってしまうぞ・・・

 なんか,このあたりを気にしている人は,あまりいないようです。私は使うのを控えるようにします。

 このことに気が付く前に,Bluetoothも試して見ました。こちらは問題なくさっと繋がりました。Bluetooth経由でHotSyncはなかなか便利で,これからこれでいこうと思ったのですが,やたら遅いのです。BluetoothではUART扱いで,最高でも115200bpsですから,USBで繋ぐよりも遅くなるということなのでしょう。

 充電を別にしないといけなくなるデメリットもあるので,こちらもあまり魅力はありません。結局,Bluetoothも使う事はなさそうです。

 

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