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シグマ55-200mmF4-5.6

  • 2007/08/13 18:34
  • カテゴリー:散財

ファイル 147-1.jpg

 ペンタックスの*istDLを安く(実際はそれほどでもなかったわけですが)買ったのはいいんですが,どうも今ひとつぴんと来ません。

 撮っていても楽しくないし,あまり良い画を期待できないところもあるし,全体の動作も緩慢で,シャッター音も良くないです。それに,小さいことはいいことなんですが,私の場合はまだそのサイズや形に慣れていないせいもあって,どうも手ぶれが他のカメラに比べて1段から2段ほどしやすくなります。

 撮影後のワークフローについてもいろいろ試行錯誤をしていますが,どうもRAWから現像してJPEGにするまでの流れがすっきりせず,特にバッチ処理については(私の不勉強で)やり方が分からず,いつも滞ってしまいます。

 つまるところ,この手のカメラはJPEG出しをするのがごく普通ということなのかも知れません。言われてみればJPEG出しでも十分な画を出してくれるので,すっかり馴染んでしまったD2Hとはなにもかも正反対ということが言えたりします。

 そんなこともあり,私はこのカメラにコストをかける気にならず,レンズはFA43mm以外は全部ジャンクワゴンに投げ入れられていたものばかりです。

 特にSMC-PENTAX80-200mmというマニュアルレンズは,鏡筒からレンズから,安物のFレンズそのもので,Fレンズからオートフォーカス機構をそのまま取り外しただけのレンズ代物です。色収差も盛大に出ていますし,シャープさも全くありません。銀塩ではそれなりに使えたこのレンズも,やはりデジタルでは厳しいということでしょう。

 ちょっと*istDLがかわいそうかなあと思った私は,ここで投資することにしました。デジタル専用の望遠ズームを買うことにしました。ちょうどベランダから猫が見えたりするので,その時にさっと撮影できるように,200mm程度の望遠があるといいなあと思っていたところです。

 普通ならここで,18-200mmなんかの入れ筋万能レンズを買うところなのですが,私の場合余り使わない広角域のためにレンズが大きくなったり高価になることはもったいないと思ったので,55-200mmあたりを探してみます。

 ペンタックス純正も出ていますし,シグマあたりからも出ていますね。本当はタムロンのファンなのでタムロンで買いたかったのですが,Kマウントの55-200mmは残念ながらラインナップにありません。

 となるとシグマかペンタックスになりますが,値段の安さではシグマ,ただ登場からすでに数年経っているので,設計や製造技術で最新の物を期待できるわけではありません。それに,EDレンズや非球面レンズを使っている訳ではないですし,フィルター径が55mmというあたり,前玉の小ささも安さの秘密でしょう。

 個人的にはシグマのレンズは必要以上に安く感じたりします。デザインも好みではありませんし,10年以上前に買ったシグマのズームレンズは,何もかも気に入らずに売ってしまいました。当時の印象がかなりしっかりと残っていて,もう二度とシグマは買うまいと誓ったものです。

 ところが,この55-200mmの評判を調べてみると,思った以上によいんですね。安くて良く写るレンズとして,すっかり定番となっています。実売で2万円を切っているレンズであれば,この評判を信じてみてもよいのではないかと思ったことで,早速週末に買うことにしました。これで少なくともオートフォーカスが使える!

 で,土曜日に買ってきたそのレンズを早速試してみましたが,特に「すばらしい」という程のことはなかったにせよ,価格を考えると大したものだと思うレンズでした。

 シャープネスも問題なし,色もしっかりのっていますし,歪みも思ったほど大きくありません。若干色収差がでていますが,それも特殊なレンズを使わずによくここまで補正できていると思います。

 デザインの悪さは相変わらずですが,質感は塗装が良くなっていることもあって「よく頑張っているなあ」と思いましたし,なにより軽く小さく,取り回しも抜群なので,まさに*istDLにはお似合いでしょう。ペンタックスの純正でも,このレベルを越えることは難しいんではないでしょうか。

 作例は,当初ろくなものがないので出さないつもりでしたが,1つだけ。この写真は,うちのベランダから見える廃屋で子育てをしているお母さん猫と子供たちの様子を写したものの一枚です。やんちゃな子猫がほほえましいのですが,炎天下にもかかわらず部屋の中と同じくらいの明るさしかない日陰でしたので,大方の写真はぶれてしまっていました(ISO200,F5.6で1/30秒くらいなんです)。

 この写真は偶然近くで遊んでいる子猫で,明るいところだったことと,ISO400に増感したので1/125くらいで撮影できました。いやー,たまりません。

 いずれにしても,資産的価値が全くないレンズですし,ラフにドンドン使い潰そうと思いますが,一応量産経験のあるエンジニアの視点で言うと,これだけの性能のものを,この価格で大量に販売出来るというのは,とてもすごいことだと感心しました。

 EDレンズや非球面レンズ,高価な硝材を用いて性能を上げるのはある意味ではとても簡単なことですが,それでは価格が下がりません。安いレンズと安い材料をうまく使って性能を出すこと,その性能を安定して維持し大量生産すること,組み立て精度や鏡筒の加工精度に頼り切った設計にしないことを,こうして形にしてしまうことは,とても高度な技術とエンジニア達の努力がなければなし得ません。

 おかげで我々は2万円でこれだけの性能のレンズが手軽に買えるわけです。

 そんなことを考えつつ,久々に買った「安物レンズ」に十分な満足感を得ながら,手ぶれを連発しておりました・・・精進せねば。

 ・・・しかし,私などは思うのですが,*istDLやEOSkissDなどで「デジタル一眼レフ」を体験する人たちは,このくらいが「一眼レフ」なんだと思ってしまうのでしょうか。

 一般には非常に評価の低いD2Hでさえも,カメラとしての基本性能の高さを否定する人はいないのですが,そのレスポンス,AF精度,安定感など,一度使えば明らかに違うと感じるものを持っています。これらは,結局撮影者の撮影意欲をかき立てるエネルギーとなります。

 だから,安い価格でデジタル一眼レフを初めて体験した人には,ぜひ店頭でも友人でもいいから,D2シリーズやEOS1Dシリーズなどを触って,その道具としての洗練度を味わって欲しいなあと思うのです。

 確かに,安価なデジタル一眼レフでも,素晴らしい写真が撮れますし,プロはある程度の性能のカメラなら不自由なく良い写真を撮影します。むしろその個性を楽しんでいるかのようです。

 へたくそなアマチュアほどカメラやレンズにうるさいもので,それは日本にカメラがやってきた遙か昔からずっと続く伝統なわけですが,それでも私が最初に買ったカメラが*istDLだったら,きっと一眼レフってこんなもんだろう,と思ったに違いありません。

 もし,そこでカメラの面白さにたどり着けず,離れてしまうような人が出てきたとすれば,これは気の毒なこととしか言いようがありません。プロでもアマチュアでも,とにかく予算の許す限り(必ずしも高価である必要はないのですが))高級なものを手に入れておくことが,道具としてのカメラに私が思うことです。

オカルトグッズ

  • 2007/07/23 14:24
  • カテゴリー:散財

 某量販店がポイント13%をやっていまして,7月20日に発売だったオーディオテクニカのヘッドフォンスタンドを買うことにしました。大体5000円くらいのものなのですが,送料が500円(つまり1割)というのが実に微妙で,もし合計1万円に出来るのなら送料が無料になるからと,他に買える物がないものかといろいろ探してみました。

 はいそこ,まんまと罠にかかったとか,笑わない。

 ・・・で買った物は,オーディオテクニカのレコードクリーナーに使うクリーニング液,スピーカーの下に置くウッドブロック(実家用),それにオカルトグッズ。

 これまで絶対に手を出さなかったこの種のアクセサリも,ちょっとした油断で手を出してしまう物です。ある意味おとなになったということかも知れませんが,試しに買ってみることにしたオカルトグッズは,fo.Q(フォックと発音するらしい)の「RS-912」という,アナログプレイヤー用のアクセサリです。

 foもQも,その筋には思わずニヤリとしてしまうものなわけですが,果たしてそのRS-912とは,

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 最新の成型技術を使用した、滑らかな表面性を持つ半硬質で厚みの違う2種類
(1mm厚と2mm厚)のターンテーブルシートと、カートリッジ、ヘッドシェル、
トーンアーム用の薄い調整テープ(0.5mm厚の粘着付シート)から構成されています。
それぞれ1枚ずつ、あるいは2枚重ねで使ったり、お手持ちの硬質系ターンテーブル
シートと組み合わせたり、ご愛用のカートリッジ、ヘッドシェル、トーンアーム
等の振動調整をしたり、使い方は自由自在!最適な演奏モードを探り当てるあなたの
アイディアと腕次第で、レコードの音溝にこれほどまでの音楽情報がきざまれて
いたのかと思うほど、今までに経験したことのない、素晴らしい「音楽の
感動世界」が眼前に展開します。

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 というものらしいです。

 要するに,ターンテーブルシートと貼り物のセットなわけですが,これが7400円。まずは素直にこのままググってみますと,レビューや素人さんのページではなく,販売業者のページばかりがヒットします。評判云々というレベルではなさそうですし,口コミで知られている商品というわけでもないようです。

 メーカーのHPによると,「東京工業大学大学院 住田雅夫教授」がJST(科学技術振興機構)のプレベンチャー支援を受けて開発された新素材を使って,振動を効果的に吸収するオーディオアクセサリに応用したものとあります。

 胡散臭い。

 いわく,振動エネルギーを電気エネルギーに変換しこれを熱にして振動を吸収するとか,ゴムのようなクセのない振動吸収が可能とか・・・

 実に胡散臭い。

 さらにグラフも出ています。fo.Qを貼り付けた金属と貼り付けなかった金属の振動の減衰波形を示して,fo.Qを貼り付けたらこんなに振動が早く減衰しますよ,って書いてある。

 そりゃゴムでもなんでも貼り付ければ振動は消えますよ。金属の材料や質量,与えた振動の種類などが全然明らかじゃない上,他の貼り物との比較をしない以上はfo.Qの善し悪しなど議論できません。

 全くもって胡散臭い。

 しかし,ようやく見つけた素人さんのレビューを見ると,これはすごいだの,信じられないだの,これほどの情報が入っていたのかアナログには!などと絶賛です。「正直よく分かりません」という文字通り正直なレビューは1件だけです。

 まあ,こういうフラシーボグッズというか,オーディオに特有のオカルト文化に手を出すのも面白そうだし,実は私のレコードプレイヤーのターンテーブルマットの劣化がかなり進んでおり,出来れば交換したいと思っていた所だったので,買って見る事にしました。

 世の中には真鍮削りだしで20kgもあるターンテーブルを使ってらっしゃる方や,たかがターンテーブルに敷く敷物に何万円もかける御仁がいらっしゃり,私などは正直分かりませんという他ないのですが,そんなだから単に今使っているゴム製のターンテーブルマットを交換したいだけ,という私のような人は,安くて良い商品が買えなくて困っていたりするわけです。

 ゴムの敷物に良い商品ってなんだ,と思った方もあると思いますが,このターンテーブルマット,一応私もその重要性は理解していて,レコードがスリップしなけりゃなんでもいいよ,というほど無頓着ではありません。

 アナログレコードは音の溝を直接拾って音を出していますか,理想的にはレコードもカートリッジも振動の一切ない状態で,微動だにしないようしっかりと固定されていることがよいのは想像がつきます。

 しかし,レコードは回さなければなりませんからどうしても振動は発生しますし,カートリッジやトーンアームも音溝をトレースするために自由に動き回ることが出来なければならない訳ですから,そこにどうしても振動が発生したり,複数の共振点を持ったりすることになります。

 測定器で数値化できればそれが一番よいのですが,私のような素人にも,そうした余計な振動が必要な振動(つまり音)に混じってしまうことは容易に想像がつき,混ざってしまったものを分離することが難しいことも,また理解できるわけです。

 実際,先日見る事が出来た30年ほど前のアナログレコードに関する書籍で行われていた実験では,ターンテーブルマットやキャビネットの素材などで,出力される信号波形やスペクトルに大きな差がありました。可聴帯にも影響がありましたので,これはその振動が直接聞こえてくるということもあり得ます。

 そんなわけで,私の使っているプレイヤーの当時のカタログにも,レーザーホログラフィ(ってなんじゃそれはよ)で解析した特製ターンテーブルマットを付属と大々的に書いてあるくらいですし,トーンアームの共振については私自身もテストレコードなどで身をもって体験していますから,まあ分からなくはないのです。

 相変わらずアンプを液体窒素で冷やすとか,1cmくらいの丸いプラスチックをCDのトレイの真ん中に貼ると音が劇的に変わるとか,そういうのは信じませんが,楽器が使っている木材や乾燥具合によってあれだけ音が変わるのですから,直接振動を扱うスピーカやアナログレコードは,やはりそれなりに気を遣ってあげないといけないだろうと,思っています。

 そんなことは言い訳で,まあおもしろグッズですよ。

 さて,届いたRS-912ですが,想像以上にチープです。この種のグッズとしては実際チープなわけですから文句はありません。

 元々のマットが結構分厚い物だったので,今回は1mmと2mmの2種類のマットを重ねて合計3mmで使うことにします。溝などもなく,平面性が高いので,密着してくれます。レコードを置いたときの安定感はかなりありそうですので,従来物に比べて安心感があるのは確かです。もうこの段階で私はこの商品を許しました。

 さて,問題は貼り物です。カートリッジやトーンアーム,シェルの貼ると振動を吸収できるんだそうで,貼りすぎに注意とあります。まあどんなものでも貼れば共振周波数は変わります。変わったことを良くなったと大騒ぎする連中には迎合できませんし,良くなるまで試行錯誤を続ける気力もないので,とりあえずトーンアームの真ん中へん,目立たない下側に細長い貼り物を貼ってみます。カートリッジやシェルに貼るのは,美観を損なうので却下します。

 一応聴いてみましょう。悪くなっていたりするといやですから。プレイヤーはDP-2500,カートリッジはV15typeVxMR,シェルはAT-LH13/OCC,イコライザは先日のK&Rのキット,音源はエディ・ヒギンズ・カルテットの「恋去りし時」です。いわゆる重量板というやつですが,先日秋葉原で新品を買ってきました。

 え・・・

 濁りが消えています。イガイガするような感触がなくなり,ビールでいうところの,雑味が消えてのどごしすっきり,という感じです。こりゃ驚いた。

 元々モーターのゴロゴロ音とか,そういうのは問題にならなかったのですが,出てくる音が非常に整ってきていると言いますか・・・悪く言うと淡泊になるので,ある種の物足りなさが寂しい時もありますが,ザラザラしない音は全然疲れません。

 友人にも聴いてもらったところ,CDに近づくなあという感想でした。そう,我々は全体でレコードらしさを感じていたわけで,そのうちの1つを要素を低く抑えたことで,まるでそれが最初から含まれていないCDの音に近づいたと感じるのだと思います。私も同じ感想です。それゆえあまり面白くないわけです。

 で,使用前後での比較は面倒臭いのでやってません。貼り物を剥がすと再利用は出来ませんし,ターンテーブルマットは古い物はしまってしまいましたから,今さら出してくるのは面倒です。てことで,もうこのままでよいことにします。

 確かに宗教のようなもので,信じれば救われる世界ですから,今回のグッズで良くなったと思った人は使い続ければいいし,変わらなかったと思う人は使わなければ良いだけのことです。

 問題は,お試しをするには少々高いということでしょうか。これなど7400円って全然安いですが,何万円,何十万円にもなると「変化なし」という事実を認めることはすなわち敗北ですので,根本的に価格の高低がその性能をある程度保証することが出来ない「趣味の世界」であることが,オカルトのオカルトたるゆえんなんでしょうね。

 今回のように,7400円で当たりが出ればラッキー。でも数百万円でもハズレを引く人がいるのもこの世界。家電にしてもカメラにしても,基本的には高価な物なら使いやすかったり高性能を実感できたりするものなのですが,むしろ安物が敬遠される世界では,根拠のない価格がついていたりするので,そういうのがオーディオという世界の間口を狭めてかつ怪しい物にしているように思うのです。

 ところで,この材料,相変わらず胡散臭いままですよね。振動を電気に変え,それを熱にするなんて,怪しいなあと思うのですが,結果が予想外だったのでこの東京工業大学大学院の住田雅夫教授という先生でググってみました。

 もちろん面識はありませんが,なにやら高名な先生のようです。この材料に関してもその発想のスタートから非常にわかりやすい図で説明をなさっていました。

 制振材料や遮音材料の軽量化ニーズがある一方で,従来の制振材料は粘弾性材料の粘性効果や無機充填材の摩擦効果によって振動を熱に変換することで成立していて,これだと原理的に質量則に逆らえず,材料の軽量化には限界があったというのです。

 そこで,高分子材料の中に圧電性,誘電性,導電性を持つ低分子を加え,振動を一度電気に変換,これをさらに熱に変換することで振動を効率よく吸収しようというのを試みられたようです。結果軽量化という当初の目標も達成出来たわけですね。

 言うが易で,この高分子に低分子を練り込むというのはなかなか難しいでしょう。均一になっている必要もあるし,耐久性や強度もそれなりにないといけない。それにあまりに高コストではダメなわけですし,材料が出来上がっても成型できなければ意味もなく,成型の条件などの試行錯誤もあったことと思います。

 ここに目を付けてオーディオアクセサリにしたのがfo.Qというわけですが,こういう経緯がきちんと分かると,なるほど余計な振動を押さえ込むことは出来そうだなあと感じるわけです。(余計でない振動まで吸収されちゃうんじゃないかと思いますが)

 そういえば,メーカーのFAQには,fo.Qは電気を通しますと書かれていました。導電性の低分子が練り込まれているのですから当然なわけですが,冷静に考えるとこれは静電気がたまりませんね。確かに今回,静電気の発生は全くなく,レコードの帯電も少なかったように思います。なるほど,帯電防止にも有効なわけですね。むしろこれを売りにしたらいいのに。

 ピンとくるのが,カセットテープの防振でしょうね。カセットのハーフに貼り付ける,テープデッキのヘッドや走行系に貼り付ける,カセットのホルダーに貼り付けるなど,なにせカセットデッキは振動の影響が大きい割に,振動だらけです。

 試してみようかと思いましたが,今時カセットのチューニングというのも馬鹿馬鹿しいので,やめときます。

 まあ,思った以上にびっくりしました,というお話です。

トロいかんといてくれ

  • 2007/06/25 17:37
  • カテゴリー:散財

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 私はフィギュアにはさっぱり詳しくないのですが,「リボルテックヤマグチ」シリーズについても「少々しってる」「店頭で見たことがある」という程度の知識しかありません。

 ただ,プロポーション抜群のカッコイイロボットの関節がガンガン動く,という点については,大したものだと見ていたわけですが,リアルロボット路線に一石を投じる作品が,「どこでもいっしょ」のトロの発売です。

 6月17日の発売で,私はその1ヶ月ほど前に偶然知ったのですが,最初の発表時に驚きを持って迎えられ,こんな物まで動かすのか,とため息が漏れたという話です。

 そんなことは私にとってはどうでもよくて,やはりトロですよトロ。

 トロのキャラクターグッズは多数出ていて,数十年後には日本の著作権法が改正されるのではないかと言われるほど有名なキャラクターになったトロですが,私もいい歳してトロは好きです。

 忘れもしません,最初のどこいつで,会社から深夜に帰宅し,ポケステをPSにつないで起動すると,トロはさよならと言い出しました。慌ててデータのセーブを試みますが,あいにくメモリーカードは満杯になっています。

 私は車に飛び乗り,隣町のツタヤに出向き,メモリーカードを探しますがあいにく売り切れ,さらにそこからもう2駅先のツタヤまで走って,ようやくメモリーカードを手に入れたのでした。あの時は必死でした・・・

 そんなトロも,PSPで本当の意味で「どこでもいっしょ」となりましたが,個人的にはポケステで遊ぶのが楽しかったなあと思うわけです。

 話を戻します。

 発売日に届くように予約してあったトロですが,なんだかパッケージを開けるのも惜しくて1週間ほどそのままにあいてありました。先日ようやくあけて,ちょっと触ってみたのですが,ゲームで見たトロのポーズがきちんと再現できるので,これはたまらんと思った次第です。

 特に,宅急便を受け取りに玄関に走るトロが好きで,これを再現してみると,なかなかいい感じになります。横から見ても破綻がないというのはうれしい限りです。

 ラチェット式の間接は素晴らしいと思いますが,それ以外の可動部分に渋いところがあって,ぽきっと折れてしまうのではないかと思うような箇所もありました。結果として折れてしまうことはなかったのですが,このあたり,なれた人には分かっていても,私のように初めて買う人にとってはよくわからんのです。ある意味での敷居の高さを感じました。

 不思議なことに,この手のおもちゃはすぐに飽きてしまい,邪魔になってしまうものなのですが,これはそんな風に思えません。ふと目をやれば,ここに置いておくかと思ってしまうのです。

 しかし,トロって,顔だけ見れば全然猫じゃないなあ・・・

COOLPIX S6

  • 2007/06/20 16:55
  • カテゴリー:散財

 先週末,所用で実家に戻っていたのですが,それにあわせて母親にデジタルカメラを買ってあげることにしました。

 昨年に買ってあげた携帯電話は,本来の機能では余り利用されず,むしろ手軽に使える小型デジカメとして活躍しているようでして,その被写体は母が世話をしている庭の草木です。

 いくらか見せてもらったのですが,QVGAで圧縮率大に設定されていた関係で非常に画質が悪く,母はそれを自分の腕前の悪さと諦めていたようです。そもそもメール添付で誰かに写真を送りつけるようなことを始めた場合に,送る側も受け取った側もパケ死することを恐れた私が最初に設定しておいたのですが,そのことが母の記録を台無しにしてしまったと悔やみました。

 そういうことなら,と最高画質に設定したことで母は十分に満足していたようですが,そうはいってもオートフォーカスもないおまけ程度のカメラですから,記録を残すという観点で見たときに不十分な物であることは確かです。

 母に聞いてみると,ボタン1つで写真が撮れるという気軽さが大事であって,いくら画質が良くてもデジカメまでは使いこなせないからいらん,と話でした。まあ,母にとってはD2Hが「デジカメ」なので,あんなもんをプレゼントされたらかなわん,と警戒したのかも知れません。(しかし母はフルマニュアル一眼レフであるPENTAXのSPを使いこなしていた人ですから,絞りやシャッター速度の調整はもちろん,フォーカスも自分で楽々あわせていましたので,苦手意識は虚像であると考えるのが妥当です)

 ただ,いい写真が撮れた場合に写真屋さんでプリントしてもらうこともあるだろうし,他の人に見せることもあるでしょうから,やはり高画質なデジカメを使うことに超したことはありません。

 ただ,あまり高価だと母は恐縮してしまいますし,使いこなさねばと言うプレッシャーに潰されるので,安くてよいものを日頃から探していました。

 大きすぎないこと,画質が水準以上であること,設定項目が少なくボタンを押すだけで十分な撮影が可能なこと,マクロモードを持たず自動でマクロに切り替わってくれること,レスポンスが良いこと,液晶画面が大きいこと,格好がいいこと,欲を言えば質感も高く,持ち歩くことが楽しくなることを満たし,かつ価格は1万円台。

 涼しい顔をして見栄っ張りな母はメーカーにさりげなくこだわるので,カメラ専業メーカーの製品がベスト。いくら性能が良くてもカシオやソニーはダメです。かといってコダックなどは論外です。

 そんな条件で見つかるかいな,と思っていたのですが,結構ある物です。先日ニコンが直販サイトの1000円クーポンをくれたのですが,ついでに特価品を探してみると,COOLPIX S6というカメラが送料込み17800円。クーポンを使えば1000円引きで16800円です。数量限定というわけではないのですが,カラーがホワイトという直販限定の色なので,きっとたくさん作って余ってしまったんでしょう。これは安い。

 COOLPIX S6は2005年の秋に発売になったモデルで,デジカメとしてはかなり古く,型落ちもいいところです。しかしスペックは600万画素,35mm-105mmのズーム(生意気にEDニッコール!),屈折光学系でレンズが飛び出さず,非常に端整なデザインを身に纏っています。

 液晶は背面いっぱいと言っていいほど大きな3.0型,付属のクレイドルにのせるだけで充電が出来る手軽さ,ボタンを押すだけでとりあえず撮影の出来る簡単操作と,考えてみるとこれほど条件にぴったりなカメラもありません。

 S6は無線LANを内蔵していることが最大の売りですが,無線LANはおろかインターネット接続環境がない実家には無用の長物で,ここはもったいない思いましたが,無線LANを内蔵しないS5の在庫があったときには15000円ほどだったと言いますから,まあ3000円ほどの差で無線LANがついていると考えれば,悪い話ではないと考えて納得しました。確かにすぐに使うことはないでしょうが,役に立つこともあるかも知れません。

 マクロモードは自動では切り替わりませんが,考えてみるとそういう機種は非常に少ないので,ここにこだわっていては仕方がないと諦めました。

 ちょうど私が実家にいる間に届くように手配をしたところ,予定通り実家で受け取ることが出来ました。

 ちょっと使ってみたのですが,箱を開け,こぢんまりと収まっているその姿を見た瞬間に「おお」と軽い感動を覚えました。久々ですね,こういう感激というのは。

 手に取ると,思ったより小さく,しかし思ったより分厚い感じがします。ひんやりとした質感はかなりよくて,自然に丁寧に扱おうという気持ちになります。しかし左右にあるメッキがなされたプラスチックは非常に指紋がつきやすく,その汚れが目立ちます。

 母も,これはいいなと喜んでいる様子。「Nikon」のロゴに,おそらくキャパやダンカンが死と隣り合わせでファインダーをのぞき込んでいる姿を重ね,思いをはせているのでしょう。

 とここまでは思惑通りです。充電をして初期設定を確認,手持ちの1GBのSDカードをフォーマットし,テスト撮影をします。

 電源のON/OFFのレスポンスはお世辞にも良いとは思えず,特にOFFにするときの遅さは「あれ」ともう一度ボタンを押してしまうほどです。そのボタンも小さくて押しにくく,母も本当に押せたかどうかわからん,とぼやいていました。これではピューリッツァ賞など到底ねらえません。

 シャッターレスポンスは取り立てて良いわけでも悪いわけでもありませんが,AFがそんなに高速なわけではないので,一呼吸必要でしょう。ただこれはS6に限った話ではありませんから,人間様が歩み寄ることにします。

 非常にがっかりしたのは,すぐにストロボを使いたがるんですね。ISO感度は50がデフォルトで,オートではISO200まで増感されますが,それよりもストロボに頼ることを優先するので,光が差し込む日中の室内でも,問答無用でストロボが光ります。

 コンパクトカメラのストロボですから光が厳しく,撮影結果は点光源のギラギラが目立ち,十分に光が回っていない,がっかりなものを連発するのです。

 ストロボを発光禁止にすると期待通りの写真が撮れますが,ノイズが想像以上に多く,色もくすんでしまうので,これがこのカメラの実力なのでしょう。ストロボでごまかすというのは,基礎体力のなさを物語っています。

 発色は比較的派手で,素材としてより「撮って出し」のカメラです。その割にやや眠い画像には期待はずれな感じもしましたが,塗り絵のような色ではないし,不自然なシャープネスもかかっていないので,ニコンらしさはあると思います

 おそらく屋外ではいい結果が得られるのでしょうが,室内ではすぐにストロボが発光しますし,だからといってストロボを使わないとがっかりしてしまうので,どんなシーンでもこなせるわけではないんだなあと,ちょっとがっかりしました。

 使い方は簡単で,複雑な設定はありませんし,写真を見たり消したりする作業も直感的ですぐに飲み込めます。母も安心していたようですが,繰り返しますが母はフルマニュアル一眼レフを手足のように使いこなしていた人なのでだまされてはいけません。

 色が特別色のホワイトなのですが,文字の色と近いため,小さい文字で元々書かれていることと相まって,大変に見にくいです。私が読みにくいと感じるくらいですから,老眼の母にはほとんど見えないんではないかと思います。これはかなり深刻です。よく考えていただく必要があると思います。

 意外に驚いたのは動画性能です。VGAで30fpsといえば一昔前のビデオカメラ並です。確かにビデオカメラとして使うにはいろいろ問題がありますが,ちょっとした動画であれば十分すぎると感じました。

 カメラとしての作り込みはさすがにニコンで,それはD2シリーズなんかを見ても分かるのですが,電気周りは一歩遅れているなあというのが正直な感想です。D2シリーズもS6も同じ印象を持ってしまうわけですから,良くも悪くもニコンの傾向なんだと思います。

 実はこの話を世話になってる友人にしたところ,暗に自分も欲しいと要求されてしまったので,日頃の感謝の気持ちに応えるべく,もう1台買ってプレゼントしました。自分の手元にあるわけではありませんが,気になったことをすぐに試せる距離ですので,もう少し使ってみてから最終的な実力を判断したいと思いますが,画質はやや不満,それ以外はかなり満足というのが,現時点の評価です。

 そうなんです。特にデザインと質感はよいと思います。持ち歩くにはやや重いかなという気もしますが,薄いのでかさばらず,苦にならないと思います。撮影時にもレンズが飛び出さず,持ちやすいので,自分用に1つ欲しいと思ったほどです。

 使いこなしを思案する必要もなく,ボタン1つで撮れるカメラとしては十分なものを持っているわけですから,大事なことは撮影しようという気持ちを強く出来るかどうかです。ぱっと見て撮影意欲が失せてしまってはその段階でダメですし,使ってみよう,持ち歩いてみようと思わせる気持ちが持続できなければ,いい写真は残せません。

 その点で,S6は非常にありがたいカメラであると思います。母の行動範囲は狭く,いろいろなものを撮影するとは思えませんが,同じ表情を二度と見せることがない庭の草花を切り取って残すために楽しんで使ってくれることを,期待したいと思います。

フラットベッドスキャナを買う

  • 2007/06/11 16:46
  • カテゴリー:散財

 突然ですが,フラットベッドスキャナを買いました。CanoScanLiDE70という機種です。価格は8000円ちょっとです。

 フラットベッドスキャナは私にとって3代目になります。最初はNECのPC-IN503H,2代目はAppleのColorOneScannerだったと思います。スキャナは他に代わるものがないので,必要になると買うしかないものではあるのですが,使用頻度の低さと場所ふさぎであることにばかばかしさを感じ,もう二度と買わないと誓ってここまできました。

 複合機を買わずにいたことも意地のようなものがあったわけですが,場所という点と使用頻度という点で,ScanSnapまでは許せると,言い訳を考えて購入したのでした。

 しかし,ScanSnapやフィルムスキャナを買った今,今さらフラットベッドスキャナを買うのは気分的に許し難い物があります。便利だろうなとか考えたことは何度かありましたが,ずっと辛抱してきたのです。

 先日,ある書籍を分解せずにPDFにする必要が生じ,考え込んだのです。

 ScanSnapでPDFにすればそれが一番よいのですが,これだと書籍を分解することになり,廃棄しなければなりません。

 では,一度コピーを取ってからScanSnapで取り込めばうまくいきそうですが,私が所有しているコピー機(FC-310)では,200ページをコピーするのに約1時間かかり,コストも1枚あたり5円ほどかかります。それに,カラーはおろかグレイスケールを再現することが出来ないので,白黒2値で破綻するようなものはお手上げです。

 デジカメを使って取り込むことも考えました。D2HでB5を取り込むとちょうど300dpiくらいの解像度になります。レンズの性能を考えても十分でしたが,平面を出すためのガラス板の調達が面倒だったことと,表面の反射がどうしても取り切れないことが分かったため断念しました。

 調べてみると,安いスキャナは1万円未満です。悩むより買ってしまった方が幸せになれることは間違いありません。

 ということで,とにかく安くて文書の取り込みを目的にしたスキャナを探したところ,おあつらえ向きのものが見つかったのですが,それがCanoScanLiDE70でした。

 小さく薄く,軽く,立てておけることもメリットですし,実売9000円以下,USBバスパワードでACアダプタが必要なし,Macも対応という事なら,私のニーズにぴったりです。

 他にこの値段で買えるスキャナ物ないことから,思い切って買いました。

 届いてセッティングを始めたのですが,最初に躓きました。ドライバがインストール出来ないのです。

 インストーラを起動してインストールを始めても,途中で止まってしまいます。複数のユーティリティを個別にインストールしたのですが,肝心のドライバだけ途中で止まるのです。

 止まった場所がどこか分かりませんが,付属のドキュメントを見ると,アンインストールの際に削除するファイルは1つだけで,そのファイルは私のマシンにきちんと存在していています。

 それに,実際にスキャナを認識しているということは,とりあえずインストールは出来ていたということだろうと勝手に考えて先に進みます。

 いろいろな設定があるのですが,ScanSnapが400dpiだから,これも400dpiにするべきだと試してみると,画質は十分だったのですが速度があまりにも遅い。はっきり行って愕然としました。

 300dpiまで落とすと随分ましになります。試行錯誤の結果,白黒の300dpiが最速のようで,これ以下の解像度にしても速度の向上は見られません。

 スキャン速度も遅いですが,深刻なのは付属ソフトの遅さです。スキャンボタンを押してからスキャンが始まるまで7秒程かかります。スキャンが終わってから次のスキャンを始めるボタンが出てくるのに6秒ほど,ボタンを押してからスキャンが始まるまでまた7秒ほどかかります。

 スキャンが10秒ほどかかっているので,トータルで20秒以上。結局200ページで1時間半から2時間という時間が必要です。

 しかも,この待ち時間は簡単に長くなってしまい,この2倍ほどかかることもざらです。マシンをリブートすればまた短くなりますが,非常に面倒です。付属ソフトの出来は最悪だといってよいでしょう。ハングアップがないのが唯一の救いです。

 それでもコツコツをスキャンを行って見ましたが,遅いことを除けばおおむね満足です。安さ,小ささはスキャンにこだわりのない私にももったいないという気分がしませんし,その割にしっかりとした画質は期待以上のものがありました。

 裏移りの防止,画像をまっすぐにする機能など,PDFにするときには欲しい機能も用意されていて,さすがに文書のファイリングを目的としたスキャナをだなと思います。

 カラー画像の質も高く,ちょっとした用途なら十分にこなしてくれそうです。

 ただ,何度も言いますが,遅いことが本当に致命的。昔の機種に比べれば随分速いとは思いますが,写真のスキャンではなく文書のスキャンを目指しているなら,速度はこの2倍出てないとだめでしょう。ハードウェアの改良が無理でも,ソフトウェアは十分な水準に達していないと思います。

 それにしても,使い終わった後の,あの片付けにくさといったら,うんざりです。使わないときにこれほど邪魔になる周辺機器は,プリンタと双璧です。実物大の紙を相手にするから小型化は難しいのですが,それなら個人でこれらの機器を所有することは,やはり無理があるのかも知れません。

 CCD方式と違って,被写界深度の浅さから,現行を密着させないとダメというのが面倒という声もあるようですが,綺麗なスキャンを得るには原稿を密着させる必要があることを考えると,これで私は良いと思います。

 それにしても,8000円で買えてしまうことは驚きですね。そんなに数が出る商品でもないと思うのですが,安いことは大歓迎とはいえ,これを販売する価値や理由があるのかなあと,余計な心配をしてしまいます。

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