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2007年01月29日の記事は以下のとおりです。

プリンタ買い換えの顛末~接触篇

  • 2007/01/29 19:13
  • カテゴリー:散財

 突然ですが,プリンタの買い換えをしました。

 よく考えてみると私は結構昔から「プリンタ」を買う機会が多くあって,これまでにいろんな機種を買ってきました。

 とはいえ,常に最新機種を買いそろえてきたという話では全くなく,その時自分が必要としている機能を持つ機種を安く買うとか,技術的な興味でついついジャンク品を買うとか,そういう話です。

 最初はPC-6001に使えるサーマルプリンタ。画面のハードコピーを取るコマンドが当時のパソコンには不可欠だったのですが,PC-6001だけはプリンタに対するビットイメージの転送の仕組みが全然違っており,当時発売されていた多くのプリンタでハードコピーが取れなかったのです。

 この時,問題を解決する選択肢は3つ。純正のPC-6021,その後継PC-PR401,そして唯一のドットインパクトプリンタである精工舎のGP-80,この3つでのみPC-6001で画面のコピーが印刷出来ました。最高峰はなんと言ってもGP-80。憧れであるドットインパクトプリンタですが,価格も本体と同じとあっては,おいそれと買うことも出来ません。

 画面の印刷,プログラムリストの印刷などに使いたかっただけなので,PC-PR401を購入したわけですが,これが私にとっての記念すべき最初のプリンタになりました。

 その後,マシンがX1turboになった時,24ドットの漢字が印刷できる熱転写プリンタが欲しくて,PC-PR405を購入(これはフォントも綺麗で,当時のワープロに負けない品質だったのでよく使いました)し,プログラムリストの印刷にはランニングコストの安いインパクトプリンタを使ってました。

 このインパクトプリンタがまたくせ者で,精工舎のGP-500という最悪な激安プリンタと,タンディのTRS-80のオプションで用意されたと思われる沖電気のOEMの80桁プリンタの2つです。

 どっちも10インチの連続用紙が使えましたが,GP-500は印刷速度も遅く,印字品質も劣悪,しかもインクリボンがすぐにダメになってしまうので,捨ててしまいました。沖電気の80桁は非常にしっかりしており,長年使い続けていました。

 X1turboは,9ピンのプリンタでも重ね打ちにより16ドットの漢字を印刷出来たり,プリンタのプロファイルを自作すればどんなプリンタでも使用できるという,素晴らしい設計になっていました。だから名もなきOEMプリンタでも,実用上問題ない程度に使いこなせたのです。すごい時代です。

 その後,安いという理由でカラーのPC-PR406(これは横河電機のOEMでした),PC-PR201CL,PC-PR104,TRS-80用のカラープロッタプリンタなどを買いあさり,ちょっとしたプリンタマニアになっていた時期がありました。

 Macintoshを使うようになってからはHPのDeskWriterC,キヤノンのBJ-10v+Mac用接続キットを経て,中古のLZR650というレーザープリンタを購入,故障したのでLaserWriterSelect300に買い換えて,しばらくプリンタから遠ざかっておりました。

 下手なカラーよりも黒くっきりのレーザープリンタが最高だ,という信念はすでにこのころから確固たるものとしており,1995年頃からのカラーインクジェットプリンタの勃興には,全く関心を持たずにいました。

 ところが,エプソンのPM-700Cの登場に,新しい時代の到来を感じました。写真印刷は昇華型プリンタでなければならない,という固定観念を打ち崩す画質に,コンスーマ向けのプリンタはもはやインクジェットプリンタで確定したと,考えを変えざるを得なかったのでした。

 ただ,インクジェットプリンタはインクの滲みと耐候性が問題で,レーザープリンタの優位性は私にとって崩れるものではありません。顔料インクが登場したら買ってみようと思っていたのですが,LaserWriterの調子が悪くなってしまった2003年の初旬,初のコンスーマ向け顔料インクモデルであるPX-V700の登場を待って,買うことにしました。

 この時,PX-V700の写真を印刷したときの綺麗さにびっくりするほどの「浦島太郎ぶり」だった私ですが,顔料インクの持つポテンシャルの高さ故,ここ数年でエプソンは全部顔料インクに置き換わるだろうと,そんな風に思っていたものです。

 結果,PX-V700は品質の悪さや画質の悪さもあって失敗作と呼ばれるようになり,一方で染料インクの弱点である耐候性が克服され,利点である鮮やかさと両立するに至り,今もメインストリームは染料インクになっているのは,ご存じの通りです。

 私のPX-V700はノズルが頻繁に詰まるようになり,その度に時間をかけてクリーニングする面倒臭さもあって,最新機種への買い換えを狙っていましたが,顔料インクの現行機種PX-G930はまだ高い。

 年明け,とうとうノズルが詰まったままになってしまい,度重なるクリーニングでインクが切れてしまったことで,もはや買い換えることを決意しました。ただ,別に急ぐわけでもないので,安いものが出てきたら買おう,くらいに考えていました。

 そんなおり,昨年秋の最新機種であるPM-G850が特価で出ているのを見つけました。1万円後半が標準的な販売価格,安いお店でも16000円くらいであったなか,12980円(送料込み)でした。

 13000円なら,顔料インクでもハイエンドでもなくたって,全然許せますよね。PM-G850のインクは染料インクなのに耐候性も上がっており,もはや顔料インクである理由はないように思えるほどです。

 とりあえず,そのお店で買うことにしました・・・

 というところまでが,とーっても長いですが,前置きです。ここから本題。

 接触篇では,プリンタそのものというより,プリンタを買ったお店についてを,後日掲載予定の発動篇では,プリンタそのもののゴタゴタを綴ろうと思います。


 艦長日誌では,中立性をポリシーとしているため,不用意に個人やお店を特定できるような書き方はしていません。ただ,これまでも,同じ轍を踏まないで欲しいという気持ちがある場合には,あえて特定できるようにしてきました。

 今回のケースは,まさにそれです。あまりにひどい話だと思うので,ここに書いておくことにします。

 PM-G850を買ったお店は,PCサクセス(PC-Successとも)の,インターネット通販です。

 秋葉原にリアル店舗を持ち,kakaku.comでも人気ショップで,多くのユーザーを持つ大規模なお店です。取扱商品はパソコン,周辺機器,家電からPCのパーツに至るまで,およそ電気に関係するものなら何でもあります。

 しかも,価格ははっきりいって安い。ただ安いだけの店は非正規の仕入れルートだったり,開封品を売ったりするお店だったりするのですが,初期不良交換の期間を一般のお店と同じく2週間と定め,しかも別料金で30日まで延長できるというから,これは正規品の販売店と考えて間違いはありません。

 それにしては価格が安いので,ずっと不思議でした。

/*

 というのも,正規品を扱うお店は当然正規のルートで仕入れないダメなわけで,そういうルートの仕入れは販売価格があまりに安いと,仕入れをストップしてしまうのですよ・・・かといって一時しのぎで非正規品を仕入れて安売りしてしまうと,もし初期不良が起きた場合にメーカーや代理店に返品できませんから,交換することが出来ないわけですね。交換する場合には,自腹を切るしかないわけです・・・時々大手の量販店でも特価している商品に,返品不可とか初期不良交換不可とか見る事があるでしょ,あれが「非正規品」なんですね,ええ。

*/

 まあ,特に交換不可とか書いておらず,初期不良交換の期間は2週間と書かれているので,その辺は安心して買うことにしました。

 このお店,実は巷で「悪いお店」と評判になっていて,知ってる人はみんな知ってるお店なんですね。一番の理由は納期を守らない。即納と書いてあっても2週間かかるとか,なかには数ヶ月かかった例も耳にします。手元に現品を持たない通販業者特有の現象なわけですが,在庫の有無が管理されていないお店というのは,他の情報,例えば顧客情報など,も管理がずさんというケースがままあります。

 お店の評判というのは,ちょっとした不手際で悪く広まることも多いので,私は余り気にしていません。むしろ公開されている情報や,実際の体験から優劣を決めるようにしているのですが,ここはこれまでに2回使っていましたし,それなりにわかっているつもりだったのです。

 1回目はUSBメモリ。2006年6月に購入した2GByteのUSBメモリですが,運悪く初期不良にあたってしまいました。その交換や返品の手続きに随分時間がかかり,ここのサポートは悪いなあと感じていました。初期不良の認定にはいろいろ面倒な手順が厳密にあり,もし初期不良でなかった場合には検証費用と送料で何千円も請求されたりする事が書かれています。

 販売店は,こうした不良品や修理品の窓口業務という機能があるから,その付加価値として利益の取り分があるんですよね。そういう正規店の責任を避けるような方針は,やっぱり信用を落としてしまいます。

 それでも,実際やりとりをはじめてみると,担当者からのメール連絡は迅速でしたし,返送にかかった送料なども向こう持ちで客の負担はゼロ。担当者と電話で話をすることも可能で,信用第一のインターネット通販業者としては,十分合格点でした。

 ただ初期不良と認定されてから代品の発送までに「在庫がない」とかで2週間もかかってしまい,アキバの店舗や楽天のショップには在庫があるのに,ユーザーをなめてるよなあと,非常に不信感をもっていました。

 こういうお店はやばいんだよな,と思いつつ,次の買い物は防湿庫でした。

 これは昨年末に購入したのですが,防湿庫というのはどの業者も在庫を持たず,メーカー直送が普通です。高いお店で買っても,安いお店で買っても,商品が送られてくる先は全く同じで,初期不良や修理などのサポートも原則的にメーカーが直接行いますから,いわばどこでも「正規店」です。

 この店は圧倒的に安く,防湿庫のような買い物では,非常にお得だと分かっていました。幸いにして初期不良もなく,現在も故障はしていません。納期も結局メーカー在庫があるかどうかだけの話で,他のお店でも即納であることが分かっていましたから,納期がかかるという事は予想通りありませんでした。

 そして今回,3回目です。

 1月21日
WEBページから注文。PM-G850,12980円送料無料。48時間以内に発送。すぐに注文受付確認メールが届く。銀行振り込みで同日支払い。

 1月22日
入金確認のメールが届く。

 1月24日
佐川急便の不在票が自宅に投函されている。納期は守られた!

 1月26日
再配達で受け取る。
早速動作確認を行うが,インクの初期充填ができないことが判明。初期不良の疑いが強い。
 
すぐWEBからサポートのメールを出そうとするが,購入履歴一覧に出てくるはずのメールフォームのボタンが出てこず,たどり着けない。
2時間格闘してようやくボタンが出てこない場合はこちら,というリンクを見つけ,そこからとりあえず出す。(このリンクは液晶のドット抜け保証のサポートメールのフォーム)

 1月27日
エプソンのサポートに電話。6つあるインクカートリッジのうち,ライトシアンだけ認識していないことがわかっていたのでその旨伝えると,インクだけ交換して原因を切り分けようとなった。
初期不良なので交換が原則ではないかというと,それは販売店のお仕事で,自分たちは製品が正しく動作するようにすることしか出来ないので,交換ではなく修理という対応になる,と誠に筋の通った説明を受ける。
インクは無償で,29日に発送予定,直った場合は不良のインクを返送,直らなかった場合はそのまま使ってください,とのこと。販売店には初期不良と伝えて良く,自分の名前を出してもらって構わないというメーカーとしてはギリギリの対応をしてくれた。
ほぼ同時にPCサクセスから返事が届く。以下のようなもの。

----

お世話になっております。
PC-Successサポートセンター担当:**と申します。

メール拝見致しました。
不具合の件、ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございません。

御問い合わせの件ですが、
当店に送ることも可能ですが、只今メーカー保証期間となりますので
お時間的にも有利になりますので
修理につきましてはメーカーサポートに直接お問合わせいただいたほうが
よろしいかと存じます。

カラリオインフォメーションセンター
050-3155-8011
(カラリオ インクジェットプリンタ)
受付時間:
9:00~20:00(月曜日~金曜日) 10:00~17:00


なお、保証書に押印はされておりませんが
押印の代わりといたしまして保証書シールもしくは納品書をメーカー様に提示して頂ければ、
メーカー保証を受ける事が可能で御座います。

お手元に保証書シールもしくは納品書をお持ち無い場合は
当社ホームページ上に領収書・保証書シール・納品書・請求書の
発行依フォームをご用意させて頂いております。
こちらからご依頼頂けますでしょうか。

発行依頼フォーム
http://www.pc-success.co.jp/guide/q-a/wrt/answer-08.html

また、お急ぎでありましたらFAXにて納品書をお送りする事も可能で御座います。
その際はFAX番号をご連絡頂けますでしょうか。

メーカーより弊社へご返送する様に指示をお受けしたした際
またはメーカーに連絡が取れない際の手順を下記にご案内いたします。

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