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2007年02月06日の記事は以下のとおりです。

CLEのちょっとした改良

 先日の土曜日,久々にCLEを使ってみたのですが,1コマだけシャッター速度が明らかにスローになったことがありました。

 非常に不穏な動きをするので心配になったのですが,露出計が正しい値を示すまでに時間のかかる場合があり,露出計の出力をPICマイコンが読み込むタイミングとずれてしまうと,遅いシャッターが切れてしまう場合がないわけではないのですが,悪いことにその時露出計の指針を見ておらず,どういう状況になっていたのかを明らかにはできません。

 直接の原因ではないと思いますが,念のため電池の電圧を測定してみると,1つあたり1.25Vくらいまで下がってしまっています。2コで2.5Vですから,PICマイコンの動作範囲には入っています。ただ,電圧がここまで下がると,内部抵抗が上がってソレノイドの駆動など大電流が引かれたときに,電圧ががくんと下がってしまうことは十分に考えられます。

 なら,新しい電池に交換するなり,酸化銀電池をつかうなりすればよいと思うのですが,実は露出計の電源電圧が,余り高すぎてはまずいようなのです。

 現状では,電池の電圧がそのまま露出計のICの電源端子にかかるようになっています。電池が新しいときと古いときで,特に低輝度で,測光値が表示されるようになるまでの時間が明らかに違っています。電圧が高い方が時間がかかっているようで,新品の電池を入れると1秒くらい測光値を示してくれません。

 電源電圧が低くなるとレスポンスも良くなるので,そこから想像するに,この露出計は電池の電圧よりもずっと低い電源電圧で動作するように設計されているのだと思います。

 で3すから,本来なら高性能な酸化銀電池を使いたいところではありますが,そのためには露出計に加わる電圧を下げる必要があります。もし無理に高い電圧で使い続けると,ストレスによりじわじわとICが破損してしまい,取り返しのつかない事が起こってしまうでしょう。

 そこでちゃちゃっと考えたのが,露出計の電源供給ラインにダイオードを入れることです。シリコンダイオードは電圧降下が0.7Vほどありますから,1.55Vの酸化銀電池を2つ使ったケースでは,露出計にかかる電圧を2.4Vまで下げることが出来ます。

 電池電圧が下がった場合に問題が出そうな気もしますが,酸化銀電池は電圧の変動が小さいため,あまり心配しなくても良いような気がします。

 もう1つ心配なのは,2.4Vで動く露出計と,3.1Vで動くPICマイコンとの接続に関しての問題です。もし,PICマイコンから露出計に対してなにか信号を出すようなことをやっていると,露出計の電源電圧以上の信号を加えることになるので,露出計が壊れてしまいます。

 冷静に考えてみると,PICマイコンが露出計から信号を受けるケースはあっても,その逆のケースはなさそうです。よってこの点も大丈夫。

 早速試してみましたが,とりあえず問題はなさそうです。露出計にかかっている電圧は確実に下がっているはずなのですが,測光値が出てくる時間があまり改善されていないような気がしますが,それでも確実にICの保護にはなっているでしょう。

 もう少し調べてみる必要はありますが,これでようやく酸化銀電池で駆動できるCLEになりました。さらに安定した機体になってくれることを期待したいと思います。

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