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2007年03月30日の記事は以下のとおりです。

念願のScanSnap

  • 2007/03/30 17:55
  • カテゴリー:散財

 人類が増えすぎた書類を磁気円盤に移動させるようになって,既に半世紀が過ぎていた。
 コンピュータの周囲の巨大な磁気円盤は書類の第二の故郷となり,書類はそこで子を産み,育て,そして死んでいった・・・(どかーん)

 そんなわけで,書類です。頻繁に見る物は紙に限りますが,書類の多くはそれほど頻繁に見るものではありません。捨てるわけにもいかず,さりとて置いておくには場所ふさぎという,そんなものの代表ではないでしょうか。

 人類の歴史は,アーカイブされて今に伝わっています。もし先人達が「場所ふさぎだから」と書類をその都度捨てていたら,我々は自らの歴史を知ることもなく,時間の流れに彷徨って,同じ過ちを二度三度と繰り返していたに違いありません。

 しかし,書類の保存には膨大なコストがかかるものです。これは,書類そのものの価値に加えて,書類をとにかく保存するということにも価値が認められているからでしょう。

 それで人類は,書類をいかに効率よく保存するかを考えて来たわけですが,マイクロフィルムの時代を経て,今は電子データとして保存することが一般的です。

 マイクロフィルムも専用の機械がないと見る事ができないのですが,電子データはもっと最悪で,ただの数字の羅列に一定の決まり事を設けて,情報を織り込んでいくわけですから,その決まり事がわからないと困ったことになるわけです。

 前置きが長くなりましたが,ScanSnapを買いました。

 すでによく知られた製品なので今さら説明の必要もないでしょうが,小さく,読み取りも高速で,PDFに変換するところまで自動化されている,書類のアーカイブ専用のドキュメントスキャナです。

 本物のAcrobatが付属していて約5万円という価格はなかなか微妙なところで,フラットベッドスキャナが1万円を切る値段で売られているこのご時世に,5万円という価格には高いなあという印象が拭えません。

 ただ,よく言われることですが,Acrobatの価格を考えると,結構妥当な金額といえます。両面スキャンが可能で,オートドキュメントフィーダまで搭載したスキャナですから,単純に1万円のスキャナとの比較も出来ないでしょう。

 以前から欲しいなと思っていたのですが,やはり価格がネックになって買わずに来たのですが,いつも捨てている,以前カーナビを買った業者のメールマガジンを偶然きちんと見てみると,1つ前の製品が36800円と破格値で出ています。送料も無料です。

 現行品はS510というものなのですが,1つ前のS500との違いはソフトウェアの違いだけで,スキャナ本体にはなんにも違いはありません。それにどちらもフル機能ではないにせよ,Mac用のドライバも提供されているため,私の環境でもばっちりです。

 小さいとはいえ,それなりの大きさがあるものなのでかなり迷ったのですが,書類が片付いて,それで生まれたスペースがスキャナよりも大きければ,スキャナを導入する意味があります。

 一昨日届いたScanSnapをちょっと使ってみたのですが,Macで使ってる人もそんなに多くはないでしょう。使い心地を少し書いておきたいと思います。

 まず,本体は大きさの割にずっしりと重いです。想像していたよりずっと小さく,しっかりとしているので,本体については好印象です。ただ,ACアダプタがじゃまくさいのはお約束です。

 ソフトはダウンロードをしないとMac版は手に入りません。Windowsで使うのとは随分機能差があり,特に残念なのはOCR機能が使えず,結果として検索が出来るPDFが生成されないのです。

 また,PDFを編集するソフトであるAcrobatは当然Mac版がついているわけではないので,余計なページを削除するなどの編集は出来ません。もともとMacOSXでは,PDFは標準フォーマットとしてOSに組み込まれた存在です。それゆえ,PDFの扱いそのものは軽快なのですが,編集に関してはちょっと面倒です。

 基本的な機能についてはWindows版との差はなく,本体のボタンを1つ押すだけでスキャンが始まり,最終的にPDFを作ってくれることも同じです。ただし,A3のスキャンを行う機能がMac版にはありません。よって付属しているA3用のキャリアシートは無用の長物です。

 読み取り速度は,Windows版を使ってないので比較出来ませんが,Mac版が特別遅くなっているわけではなさそうで,十分に高速だと思います。また,両面のスキャンが同時に行われるため,片面でも両面でも使い心地に差がないというのがありがたいところです。

 画質はWindowsもMacも変わらないと思いますが,これも十分です。私の場合スーパーファインモードを使っていますが,カラーもモノクロも問題はありません。

 音は結構大きめでしょう。また,ADFのパワーが結構大きいので,もしジャムが起きたりすると書類がくちゃくちゃになってしまうことは避けられません。スキャナにセットする前に,ジャムが起こらないよう,書類が1枚1枚きちんと剥がれてくれることを確認した方がよいと思います。

 ということで,私は特別高度なことを考えていないので,これでもう十分です。ちょっと置き場所に困るような雑誌類もどんどん読み取ってくれます。

 こうしたアーカイブを行う場合に,その保存フォーマットをどうするかは少し前まで頭の痛い問題でした。機種やOSを問わず,複数ページを1つのファイルにまとめることができるものは意外に少なく,実質的に標準となっているPDFの存在が,こうしたドキュメントスキャナを身近なものにした最大の理由ではないかと思います。

 すでにスキャンしたい書類がたくさんたまっています。逆に,これがあればスキャンしておいたんだけどなあと思う捨てた雑誌もたくさんあって,今にして思えばちょっと残念です。

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