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2007年05月30日の記事は以下のとおりです。

DL-103と320Uが加わった

 

 DL-103を買いました。

 とうとう買ってしまいました。なんか,散財しないと,じっとしていられないのです。

 土曜日,ちょっと体がだるかったのですが,一念発起して秋葉原の量販店に出向き,お目当てのDL-103を探します。ありましたありました。

 さらに,6月から値上げになる,オーディオテクニカのシェルも買っておきます。今までMG10という安物を使っていましたが,AT-LH13/OCCというちょっと高級なシェルを1つ試しに買ってみると,これがなかなか格好がよいのです。

 音は,正直わかりません。MG10でも十分と思いますが,高音がぼやけないようになったという感じがしました。まあ,せっかくMMとMCを使い分けるようになったのですから,とりあえずこのシェルも2つもっておきたいところで,それでついでに買うことにしました。

 店員さんを捕まえ,ガラスケースから出してもらうときに目についたのが,オルトフォンのMMカートリッジの在庫処分です。

 そういえば先日,オルトフォンが1980年代後半から販売していたMMカートリッジのシリーズを生産中止にした話が出ていました。

 オルトフォンといえばSPUシリーズに見られるMCカートリッジですが,私にとってはVMS型というMMカートリッジのイメージも強い会社です。オルトフォンが現行で持っていた2タイプのMMカートリッジ両方が終了となってしまうのは,ちょっと残念な話です。(DJ用途のMMカートリッジはあるのかも知れませんが,私にはあまり関係のない話です)

 オルトフォンのMMは,500番台と300番台の2つがあり,それぞれに針のタイプの違いで3種類に分かれています。後で針だけ交換してアップグレードが出来るのですが,さすがに300を500にするわけにはいきません。

 処分価格を見てみたのですが,さすがに500番台のものは1万円を超えています。あたりまえの話で,それでも安いんですが,衝動買いにしてはちょっと高い。300番台ですと1万円までで揃っています。

 私が買ったのは320Uというもので,価格は3800円くらいだったと思います。交換針だけでも3000円ちょっとするので,なかなかお買い得だったとは思います。

 まあ4000円ほどのカートリッジですから,それほど期待もしないで帰ってきました。

 早速試してみたのですが,これがなかなか。MMだからとパンチのある音を想像していたらちょっと違っていて,MMらしくない繊細な音が出てきます。プラスチック製の高級感のかけらもない外側と,T4Pコンパチの本体を無理にネジ止めするアダプターのため不格好,加えて芋虫みたいな不細工な形と地味な色で随分損をしていると思うのですが,ある人はクラシックもいける,と言うほどのカートリッジで,確かにそれは言い過ぎではないと感じました。

 針の形状が変わると高域の出方も変わるのですが,320Uは300番台の最上位だけあって,ファインラインです。高域も22kHzまで出るんだそうです。見かけによらず,非常に上品な音ですね。

 困ったのは説明書です。OMシリーズやコンコルドと共通のものらしく,取り付け方やメンテの方法など一般的なことがちょこちょこと書いてあるだけです。スペックや交換針の品名など,個別のデータはどこを探しても見あたりません。

 そもそも,針圧をあわせるのに,昔もらってきたカタログを広げないといけないというのは,どういうことだと思います。これが始めてのカートリッジだったりすると,途端に困っちゃうんではないでしょうか。

 てことで,価格以上の性能で,とりあえず満足。

 続けてDL-103です。

 これまた,何も加えず,何も引かず,の音ですね。だからといって情報量が少ない訳ではありませんし,刺激の少ない音を出すので全然疲れません。

 私の持っているカートリッジの中出は大柄で,針も太いのが目で見て分かりますからあまり期待してなかったのですが,私の印象は「すばらしい」です。

 V15でしか味わえなかった,ボーカルの定位が,他のカートリッジで味わえたこともちょっとうれしいことでした。他のMM,他のMCでは全然こういうことはなかったので,長年生き残っているカートリッジにはそれなりの理由があるんだなと感じます。

 冷静に聞いてみると,この音はFM放送の音そのものなんですね。NHK-FMがDL-103を使い続けていることはよく知られた話で,業務用の信頼性と性能が,アマチュアにも長年支持されているのですが,CDが出てくるころからエアチェックに勤しんだ私としては,DL-103の音がとにかく懐かしく,里帰りをしたような気分になりました。いい買い物をしたと思います。

 新しいカートリッジが手に入ると,それが奏でる音の違いがやはり楽しみで,これを積極的に活用しようと考え始めるとさらに面白くなってきます。

 反面,数が増えると出番のないカートリッジも出てきますが,それも仕方がありません。

 これで当面カートリッジの増強はなしです。安物ばかりではありますが,このラインナップでカバーできないレコードはないでしょう。

 それで,実はもう1つ話があります。VMS30mk2の交換針の話です。先日D30Eという,VMS30E用の交換針がVMS30mk2に使えるらしいと言う情報を元に互換品を買ってみたところ,歪みが多く使い物にならないという結果に落胆しました。

 しかし,一応3万円を越える値段の高級MMカートリッジです。復活させたいと思う気持ちは変わらず,オルトフォンの海外サイトを見て使える針を探したところ,D20EというVMS20E用の仮が使えると書いてありました。

 使えなかったのは,選んだ針が違ったからだなあと,針を買い直したのですが,それが同時に届いていたのです。

 これも試してみたのですが・・・続く。

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