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2007年06月11日の記事は以下のとおりです。

フラットベッドスキャナを買う

  • 2007/06/11 16:46
  • カテゴリー:散財

 突然ですが,フラットベッドスキャナを買いました。CanoScanLiDE70という機種です。価格は8000円ちょっとです。

 フラットベッドスキャナは私にとって3代目になります。最初はNECのPC-IN503H,2代目はAppleのColorOneScannerだったと思います。スキャナは他に代わるものがないので,必要になると買うしかないものではあるのですが,使用頻度の低さと場所ふさぎであることにばかばかしさを感じ,もう二度と買わないと誓ってここまできました。

 複合機を買わずにいたことも意地のようなものがあったわけですが,場所という点と使用頻度という点で,ScanSnapまでは許せると,言い訳を考えて購入したのでした。

 しかし,ScanSnapやフィルムスキャナを買った今,今さらフラットベッドスキャナを買うのは気分的に許し難い物があります。便利だろうなとか考えたことは何度かありましたが,ずっと辛抱してきたのです。

 先日,ある書籍を分解せずにPDFにする必要が生じ,考え込んだのです。

 ScanSnapでPDFにすればそれが一番よいのですが,これだと書籍を分解することになり,廃棄しなければなりません。

 では,一度コピーを取ってからScanSnapで取り込めばうまくいきそうですが,私が所有しているコピー機(FC-310)では,200ページをコピーするのに約1時間かかり,コストも1枚あたり5円ほどかかります。それに,カラーはおろかグレイスケールを再現することが出来ないので,白黒2値で破綻するようなものはお手上げです。

 デジカメを使って取り込むことも考えました。D2HでB5を取り込むとちょうど300dpiくらいの解像度になります。レンズの性能を考えても十分でしたが,平面を出すためのガラス板の調達が面倒だったことと,表面の反射がどうしても取り切れないことが分かったため断念しました。

 調べてみると,安いスキャナは1万円未満です。悩むより買ってしまった方が幸せになれることは間違いありません。

 ということで,とにかく安くて文書の取り込みを目的にしたスキャナを探したところ,おあつらえ向きのものが見つかったのですが,それがCanoScanLiDE70でした。

 小さく薄く,軽く,立てておけることもメリットですし,実売9000円以下,USBバスパワードでACアダプタが必要なし,Macも対応という事なら,私のニーズにぴったりです。

 他にこの値段で買えるスキャナ物ないことから,思い切って買いました。

 届いてセッティングを始めたのですが,最初に躓きました。ドライバがインストール出来ないのです。

 インストーラを起動してインストールを始めても,途中で止まってしまいます。複数のユーティリティを個別にインストールしたのですが,肝心のドライバだけ途中で止まるのです。

 止まった場所がどこか分かりませんが,付属のドキュメントを見ると,アンインストールの際に削除するファイルは1つだけで,そのファイルは私のマシンにきちんと存在していています。

 それに,実際にスキャナを認識しているということは,とりあえずインストールは出来ていたということだろうと勝手に考えて先に進みます。

 いろいろな設定があるのですが,ScanSnapが400dpiだから,これも400dpiにするべきだと試してみると,画質は十分だったのですが速度があまりにも遅い。はっきり行って愕然としました。

 300dpiまで落とすと随分ましになります。試行錯誤の結果,白黒の300dpiが最速のようで,これ以下の解像度にしても速度の向上は見られません。

 スキャン速度も遅いですが,深刻なのは付属ソフトの遅さです。スキャンボタンを押してからスキャンが始まるまで7秒程かかります。スキャンが終わってから次のスキャンを始めるボタンが出てくるのに6秒ほど,ボタンを押してからスキャンが始まるまでまた7秒ほどかかります。

 スキャンが10秒ほどかかっているので,トータルで20秒以上。結局200ページで1時間半から2時間という時間が必要です。

 しかも,この待ち時間は簡単に長くなってしまい,この2倍ほどかかることもざらです。マシンをリブートすればまた短くなりますが,非常に面倒です。付属ソフトの出来は最悪だといってよいでしょう。ハングアップがないのが唯一の救いです。

 それでもコツコツをスキャンを行って見ましたが,遅いことを除けばおおむね満足です。安さ,小ささはスキャンにこだわりのない私にももったいないという気分がしませんし,その割にしっかりとした画質は期待以上のものがありました。

 裏移りの防止,画像をまっすぐにする機能など,PDFにするときには欲しい機能も用意されていて,さすがに文書のファイリングを目的としたスキャナをだなと思います。

 カラー画像の質も高く,ちょっとした用途なら十分にこなしてくれそうです。

 ただ,何度も言いますが,遅いことが本当に致命的。昔の機種に比べれば随分速いとは思いますが,写真のスキャンではなく文書のスキャンを目指しているなら,速度はこの2倍出てないとだめでしょう。ハードウェアの改良が無理でも,ソフトウェアは十分な水準に達していないと思います。

 それにしても,使い終わった後の,あの片付けにくさといったら,うんざりです。使わないときにこれほど邪魔になる周辺機器は,プリンタと双璧です。実物大の紙を相手にするから小型化は難しいのですが,それなら個人でこれらの機器を所有することは,やはり無理があるのかも知れません。

 CCD方式と違って,被写界深度の浅さから,現行を密着させないとダメというのが面倒という声もあるようですが,綺麗なスキャンを得るには原稿を密着させる必要があることを考えると,これで私は良いと思います。

 それにしても,8000円で買えてしまうことは驚きですね。そんなに数が出る商品でもないと思うのですが,安いことは大歓迎とはいえ,これを販売する価値や理由があるのかなあと,余計な心配をしてしまいます。

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