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2008年05月22日の記事は以下のとおりです。

完全プロ志向

 先日,薬師寺展を見て来たことを書きましたが,仏像とか高価な美術品とか,運送には必ず日通が出てきますね。

 日本通運・・・日本を代表する運送屋さんです。失敗の許されない貴重なものを運ぶときには必ず登場するスーパープロ集団で,私のような中途半端なプロ志向な人にはたまらないものがあったりします。

 クロネコヤマトがキヤノンなら日通はニコンでしょうか。(佐川がどこかは勝手に考えて下さい)

 クロネコヤマトがVAIOなら,日通はThinkPadでしょうか。(佐川が・・・以下同文)

 クロネコヤマトが付属のキーボードなら,日通は東プレのRealForceでしょうか。(以下同文)

 そんなことはどうでもいいのですが,日通にはどんなものでも確実に運ぶために組織された専門家集団があり,そこには「梱包のプロ」や「チェーンブロックの達人」達が,日夜人類の至宝を安全に運んでいるんだそうです。

 まあ,どんな運送屋さんにもそういう組織や技能はあるんでしょうが,それでも私のような素人にさえ,日通の定評だけは耳にします。

 薬師寺展を見た後,友人に「日通はせっかくいい仕事をしてるんだから,もっとプロ志向であることをアピールすればええのにな,私みたいなエセプロなんか,ガンガンペリカン便を使うはずやのに」などと言っていた矢先,ペリカン便がなくなるという報道を目にしました。

 先月末,郵便事業会社と日本通運が,両社の宅配事業をする新会社「JPエクスプレス」を今年6月に発足させます。来年4月には完全統合しますが,この時「ペリカン便」のブランドは消滅し,ゆうパックに統一されることに決まったそうです。

 日通は郵便事業会社と提携関係にありましたし,日通はペリカン便では赤字続き。両社の利害が一致したということでしょう。

 実のところ,かの日通にしょーもない荷物をお願いすることに,遠慮があったのは事実でした。30年前にペリカン便として宅配に参入する時も,正直どれくらい続く物なのかと,子供心に思っていたものでした。

 宅配と言えばクロネコヤマト,という時代に,郵便小包と佐川急便が追いつき,ペリカン便がマニアックな存在であった時代は長かったわけですが,急激に身近な存在になったのが,そう,amazon.comです。

 私の記憶では,amazon.comは最初は佐川急便だったんですね。これがある時ペリカン便に変わったのです。あまり悪口をいうのはどうかと思うのですが,当時の佐川急便にはなにかと嫌な思いをしていて,これが理由でamazon.comを使わないほどでした。(余談ですが,メール便が出てきたときに,もう二度とamazon.comは使わないと神に誓いました・・・)

 ペリカン便に変わって,状況は一変しました。夜遅くまで再配達をしてくれる,時間を守ってくれる,荷物は丁寧に扱われていて,たばこ臭くない・・・

 もう1つ,個人的に,うちを担当してくれているセールスドライバーのおばちゃんが,とても良い方なんですね。いかにもトラックの運ちゃんという感じの豪快なおばちゃんですが,いつもニコニコして実にかわいらしいのです。

 おばちゃんとは荷物を受け取るときしか会話しませんし,特に世間話をするわけでもありませんが,彼女に担当が変わってからというもの,amazon.comを積極的に使うようになりました。

 ペリカン便はamazon.com以外で荷物の届くことはありませんから,amazon.comでしばらく買わないと,おばちゃんどうしてるかなあ,そろそろamazon.comで買ってみるかなあ,と,思ったりすることもしばしばです。

 夜遅くに帰宅して不在票に彼女の名前を見つけると,妙な安堵感を味わい,そして週末土曜日の再配達をインターネットで依頼し,再開を心待ちにするのです。

 最近でこそ女性のドライバーをよく見るようになりましたが,うちの地域で最初に女性が訪れたのは,ペリカン便が最初でした。古い大きな運送屋さんの割に,男女区別無しというのはなかなかやるもんだ,とそんな風に思ったことも,日通に対して好感を持った理由だったのだと思います。

 それから随分長く,amazon.comはペリカン便から変わることはなく,さすがに大口を獲得したんだから安泰だろうと思っていたのですが,やっぱamazon.comだけに,その料金は随分安く請け負っているんでしょうね。元が佐川急便で,そこからもぎ取るんですからね,相当安い料金でやっているんでしょう。

 100年の歴史を持つ郵便小包と,同じく伝統ある日通の宅配事業が一緒になると言うある意味歴史的事件より,私の興味はうちの担当のおばちゃんがどうなるのか,に尽きます。引き続きうちを担当してくれればいいんですが,人員整理やら外注化やら,事業統合には何かときな臭い話がついて回るものです。

 果たしてその時,おばちゃんはまた私の前に笑顔で現れてくれるのでしょうか。

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