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2008年12月12日の記事は以下のとおりです。

FA77mmのレンズキャップの傷

 FA77mmF1.8の,たぐいまれなるその美味を堪能していた私は,突然冷や水を浴びせられました。レンズキャップに付いていた大きな傷を見つけてしまったのです。

 FAリミテッドレンズはレンズキャップもアルミで,内側は布張りの高級感あふれるものです。別売りもされていますが,2500円ほどもしたんじゃないかと思います。このキャップの縁の部分に,長さ1cm程の大きなひっかき傷が見つかりました。

 よくよく見てみると,ひっかき傷の上から塗装されているので,製造の段階で付いた傷でしょう。出荷時の検査で本来なら不良品としてリジェクトされないといけないもののはずです。

 K10Dもそうでしたが,最近のペンタックスはちょっと品質について甘いところがあるようです。他社からのOEMの方が品質がよいなんてことになったら,それはとても恥ずかしいことだと思います。

 レンズそのものには全く問題はなかったのでどうしようかと迷いましたが,やはり新品を買ったのですから,ここは面倒くさがらずきちんと行動することにします。

 まずは,レンズを買ったお店に電話です。

 ちょっとぶっきらぼうな男性が電話にでたのですが,事情を話すと「これは申し訳ございませんでした」と最初に謝って下さいました。お店の人は悪くないので,いえいえとこちらが恐縮してしまいます。

 それでどうしましょうか,と言われたのですが,私としてはどういう選択肢があるのかをまず知りたかったのでそう伝えると,レンズごと一式着払いで送り返して,その後新品を送り直すというのが1つ,もう1つはレンズキャップだけ交換するというものでした。

 別に本体に問題があるわけではありませんし,交換すると手間も時間もかかります。キャップだけで済むなら手元にレンズを置いておけますし,今回はキャップだけの交換でお願いすることにしました。

 キャップも送り返せばよろしいですか,と聞くと,返してもらう必要はなく,そのまま持っていてください,とのことでした。郵便で送るということで,届くまで少々時間がかかるのは別に構いません。

 ここで一度電話をおいたのですが,交換ではなく新しいキャップをお店が私にプレゼントしてくれるというのですから,新品じゃないかもなと思って,また電話しました。同じ方に出て頂いて,それは新品なんですかと聞くと,もちろんですとのお返事。

 ただ,キャップの在庫がないので,在庫のレンズからキャップを外して送るので,裸になってしまいますがいいですか,という気の遣いようです。いやはやまいりました。

 前述の通りキャップは2500円ほどします。これを送ってくれるというんですから,メーカーの不良品の処理をかぶることになるわけです。不良品はお店からメーカーへ送り返すのが普通ですし,今時の通販業者ならそれすらやらず,ユーザーに直接メーカーに問い合わせろで終わることも多いです。

 私が心配することではないでしょうが,レンズキャップが外された在庫のFA77mmは売り物になりません。どれだけの在庫があるのか知りませんが,もともと数の少ないレンズを,ボーナスシーズン&値上げ前の駆け込み需要の旺盛なときに,1つ在庫が減るというのはお店にとって金額以上の損失になるはずです。

 もし,レンズキャップの入荷が遅れたら,レンズそのものも長く売れなくなります。もし私が一式すべてを返品したり,レンズキャップをきちんと返せば,直ちにメーカーに返品ができ,代わりのものが届くか,返金されることでしょう。お店にとっては,これは結構大きな差になるんじゃないかと思うのです。

 ただ,私が一式返品すると,送料だけで往復2000円近くかかります。これをお店で負担するのは確かに損です。キャップだけの交換ならそんなにかからないでしょうが,それでも無料ではありません。郵便でちょちょっと送って済めば,それが一番安くつくのは事実です。

 私もお店にいたことがあるのですが,メーカーや卸との関係が良好だと,本来は一式でないと不良交換出来ないはずでも,とりあえず在庫からお客さんに欠品してたものをさっと渡し,数日中に急いで代わりのもの持ってきてもらえたりします。メーカーの責任で起こった事故を,とにかくお店が早期に解決したわけですから,メーカーもお店にとても感謝してくれます。こうして,お店とメーカーとの間が信頼で結ばれるんですね。

 ただ,そういう信頼を維持して昔ながらの商売をしていたら,安売り店に勝てません。お客の多くは,直接的な価格の安さを重視するようになっているからです。機械的,事務的に商売をすることで販売コストを下げることが当たり前になり,こういう融通がなかなか利かなくなっている傾向のなか,このお店は非常に「トラディショナル」であると言えるでしょう。それでいて売値は安い。これはなかなか出来る事ではないですよ。

 最終的には,お店は額面上の損をしないようになると思いますが,さっき書いたように売れないものを在庫で持つことの損失をある期間背負うことになります。私のような一般顧客に対し,そこまでしてもらえることに,私は非常に感心しました。

 せっかくですので,その新しいキャップが届くことを心待ちにしたいと思います。そして,期待以上のサポートをして下さったお店に,感謝したいと思います。次もここで買うことにしましょう。

 ところで,K10Dについては,シャッターのレリーズ回数を調べて,本当に新品だったのかどうかを確認してみることにしました。調べて見ると,152枚目の写真のレリーズ回数が352ということで,工場出荷の段階で200回ということになります。このくらいのレリーズ回数は普通という事で,このK10Dは新品であると判断しました。

 なんか釈然としないのですが,あれこれやりとりするのも面倒なので,もういいことにしたいと思います。

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