エントリー

2009年01月28日の記事は以下のとおりです。

F100は今が買い時

  • 2009/01/28 16:36
  • カテゴリー:散財

ファイル 259-1.jpg

 突然ですが,Nikon F100を買いました。

 もちろん中古です。

 結論から先に言うと,もっと早く買っとけばよかったです・・・

 少し前にフジヤカメラに行ったときも,近所の中古カメラ店に行ったときも,とにかく感じたのは現役バリバリなAFフィルムカメラの暴落です。F5といったその時々の出来事を記録してきたカメラが4万円以下,F100は2万円台,中級機に至っては1万円以下がざらにあるという状況です。

 中古カメラ市場は素直に需要と供給に反応する,まさに自由主義経済を地でいく世界ですから,実用機として完成の域にあるF5やF100が投げ売りされ,逆にF3やF2がいい値段で売られているという状況は,フィルムはもう使わない,フィルムカメラは飾り物,ということをはっきり示していると思います。

 私は,D2Hを買うまで,オートフォーカス(以下AF)の一眼レフをまともに使ったことがない人でしたから,デジタル=完全自動化,フィルム=手動,というのはごく自然でした。だからAFのフィルムカメラを欲しいと思ったことはなかったのです。

 しかし,冷静に考えてみると,F5が登場した1996年,私は「うんうんやっぱニコンは技術で負けたらあかんよな」と,F5の圧倒的な性能に震えが止まらなかったことがあったわけです。

 そしてそのF5のフォーマット(ここでいいうフォーマットは形や操作系,握った感じなどをあえて指します)は,13年経った今でもニコンのカメラの共通するものとして使われ続けています。良くできていたんですね。

 もし,慣れたD2Hと同じ感覚で,フィルムが使えたら・・・普通とは逆の流れで,私はF100を使ってみたいと思っていました。いや本当はF5が欲しかったのですが,F5が気に入らない最大の点は単三電池です。あんな重くて容量の小さい電池,詰め込んで持ち歩くなんて許せません。

 余談ですが,その点でF70Dというカメラはいいですよ。軽くて静かで(本当に静かで上品ですよ),その割に基本性能はばっちり,マニュアルフォーカスのレンズでも絞り優先AEがちゃんと動作し,内蔵ストロボの調光はほとんど外さない,という私が唯一認める中級機なのですが,いかんせん操作系は当時酷評されたF70D独自のものですし,質感もD2Hのような筋肉質なカメラとは違います。

 高速連写を売りとする,フィルムをいたずらに浪費するようなF5のようなカメラが,本当に今のフィルム撮影に必要なのか甚だ疑問ではありますが,私はD2Hで新しいカメラの便利さや,その便利さから撮影に集中できる面白さを知りましたので,これは1つフィルムでも同じ環境を整えてみようかと,そんな風に考えていたのです。

 F6は高すぎてダメ,F5は重くてダメ,F80はマニュアルレンズが使えないからダメ,となると消去法でF100です。F100は手頃な大きさ,F5より後に生まれただけにより現代的ですし,実用機としての性能の高さは折り紙付きです。

 そのF100,先日中古カメラ店主催の某オークションに出品されており,なかなか程度の良さそうなものが,15000円スタートでした。最終的な価格はぎりぎり1万円台だったのですが,元箱,説明書までそろったF100は,果たして私の手元にやってきたのでした。2万円でF100が買える時代になった・・・悲しいことです。

 掲載写真よりも程度が悪いですね,擦り傷などはほとんどないですが,裏蓋のボタンなどは削れてしまっています。ゴムも若干ネバネバしていて,それなりに使われていたんだと思いますが,丁寧に扱われていたのは感じます。

 うちのフィルムを使うカメラで,1/8000秒という高速が切れる初めてのカメラです。早速空シャッターを切ってみます。

 なんか,べべーんという頼りない音がします。音も大きく,キーンという甲高い金属音も混じっており,少なくとも心地よい音とは言えそうにないです。

 ただ,妙なスピード感はあります。AF性能も基本性能に関しては現行機種とそれほど変わらないような印象ですし,グリップ感やシャッターボタンのストロークなどもD2Hと似ているので,握った瞬間,ファインダーを覗いた瞬間に「写真撮るぞ」という脳内麻薬の生成がドパドパと起こるのは,すでに私がパブロフの犬になっているからかも知れません。

 なにせこのF100は落札品です。1週間しか返品期間がありません。そこであわててニコンのサービスセンターに出向いて,点検をお願いしました。ついでにベトベトになりつつあるラバーと,安ければ裏蓋の交換もすることにしました。

 新宿のサービスセンターに着いた私はまず点検をお願いしました。30分ほどして全く異常なしということでしたので,左右のラバーと,裏蓋の交換をお願いしました。裏蓋のスイッチ部に引きずったような傷があったことがどうも気に入らなかったからなのですが,仮に高価であっても顔に当たる部分ですので,少なくともラバーだけは交換してもらおうと思っていました。

 話を聞くと,裏蓋はラバーだけの交換は出来ない,裏蓋ごとの交換になるが,圧板だけは流用するので,外した方はそのままでは使えない,ということでした。気になるお値段は,裏蓋の部品代が5000円ちょっと。結構高いです。

 すべての作業にかかった費用は全部で8000円ほどで,時間は1時間ほどでした。2万円のF100に8000円ですから,トータル28000円になります。うーん,ちょっと反省。

 しかし,ラバーが新品に変わったF100は実に気持ちいいです。ぱっと見ると交換前とそんなに違わない感じがする(それだけ状態が良かったということでしょう)のですが,触ると全然違います。裏蓋は元々汚れもあったので,顔の近くに持ってくるのに抵抗がなくなりました。

 帰りに周辺の中古カメラ店をウロウロし,F100の値段を見て来ましたが,いやー,2万円なんて最高額ですね。17000円くらいが普通の価格で,それでも十分な程度の良さです。確かに今後もっと下がるでしょうが,程度の良いものから売れていくことを考えていくと,今こそ程度の良いF100を手に入れる最後のチャンスなんではないかと思います。

 早速試写をしようとフィルムを1本詰め込んで,シャッターを切ってみました。不思議なことに,余り気に入らなかったはずの音が心地よく,あっという間にフィルム3本を使い切っていました。別にD2Hでもいいはずなのに,空シャッターでもいいはずなのに,実際にフィルムを入れて撮ると何が違うんでしょうね。

 ところで,帰宅後,ずっと考えていた改造を行う事にしました。これはなかなか意欲的な改造なので,次号にまとめます。

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1

ユーティリティ

2009年01月

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

新着エントリー

過去ログ

Feed