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2009年05月14日の記事は以下のとおりです。

アドエスのUSBにBluetoothを挿しっぱなしにする方法

 BluetoothをUSBに取り付けたことで,アドエスはサスペンドしなくなります。私の場合,電話としてアドエスを使いませんし,メールもプッシュで受け取りませんので,サスペンドにならないことそのものは別にどうでもいいことなのですが,だからといってLCDが単純に消えると言うだけでは,CPUもメモリも動き続けていますから電池があっという間に切れてしまいます。

 だから,私の場合電源をOFFにしてキーロックが出来ればそれが一番良いわけです。

 しかし,定番アプリであるlock2suspend.exeは,サスペンドに入れる機能はあっても電源を切るという機能はありません。

 困ったなあといろいろ調べていたのですが,なかなかアクロバットなことでどうにか実現しました。複数のアプリケーション間の非同期タイミングで動作している感じですので,私自身の備忘録として,ここに書いておきます。

・用意するもの

lock2suspend.exe
MortScript4.1
KLChgExec


・基本的な流れ

 キーロックスイッチがONになったら,KLChgExecがONになったことを検出,MortScriptでスクリプトを実行。

 もしTCPMPが起動中の場合には,LCDを消しておしまい。

 それ以外なら,5秒間ウェイトさせる。しかしlock2suspend.exeも常駐しており,この5秒間の間に通信の切断とLCDの消灯が起こる。

 そしてキーロックスイッチがONになった時刻を起点として5秒後に,電源がOFFになる。

 キーロックスイッチがOFFになると,今度はlock2suspend.exeによって起動し,通信の接続も行われる。(てことは,やはりlock2suspend.exeにとって電源OFFもサスペンドも同じ,ということなのかなあ)


・設定

(1)電源をOFFにするために,MortScriptのスクリプトを用意する。PowerOff.mscrとして保存しておく。私の場合はMortScriptと同じフォルダに入れておいた。

If( ProcExists("player.exe") = 1)
ToggleDisplay(0)
Else
Sleep(5000)
PowerOff
EndIf
Exit


(2)次にKLChgExec.iniを以下のように記述する。

[KLCHGEXEC]
KEYLOCK_ON_APP=\Program Files\MortScript\PowerOff.mscr
KEYLOCK_ON_ARGS=


(3)lock2suspend.exe用に,notconf.txtを以下のように書いておく。

notsuspend=TCPMP
notdisconnect=TCPMP


(4)lock2suspend.exeを,/force /disconnect /connect /keepmodemで常駐させる。


(5)KLChgExecも常駐させる。


・運用

 キーロックスイッチをONにしても,TCPMPが動いている時には,LCDが消えるだけ。

 それ以外の場合には通信の切断が始まる。同時に5秒後に電源が切れるように設定される。通信の切断は5秒以内に終わるはずなので,切断されてから電源OFFになる。この段階で点滅していたBluetoothのLEDが消灯すればOK。

 電源が切れた状態でキーロックスイッチをOFFにすると,今度はlock2suspend.exeだけで起動し,通信の接続も行われる。ここでMortScriptを使っていろいろやってみたが,LCDが点灯と消灯を繰り返したりして動作が不安定だったので,ややこしいことはしないでlock2suspend.exeにおまかせ。

 USBになにも繋がっていない場合にも上記と同様の動きになるはずで,キーロックスイッチがONになってから5秒後に電源が切れているはず。(というのも,外側からは電源が切れているのかLCDが消えているのかサスペンドなのか見分けが付かない)

 電源が切れてからキーロックスイッチをOFFにすると,これも上記と同様にlock2suspend.exeによって電源が入り,通信の再接続が始まる。


 問題点

 キーロックスイッチがONの時に電源ボタンが押された場合,とても困った事が起きる。

 電源ボタンだけはキーロックスイッチでもマスクされないため,せっかく電源が切れた状態にあっても,電源ボタンに触れてしまうと,キーロックスイッチがONのままアドエスが立ち上がってしまう。

 USBになにも刺さっていないなら,そのまま1分ほどでサスペンドに入るため問題はないのだが,USBにBluetoothが刺さっている状態ではサスペンドに入ることはないので,ずっと動作状態のまま。

 /forceオプションで画面をすぐに消すようにしてあっても,実際には動作している状態なのでBluetoothのLEDも点滅をしているし,おそらくこのままなら数時間で電池が切れてしまうはず。

 この状態を発見した場合,電源ボタンで電源を切ることが出来ないので,結局キーロックスイッチを一度OFFにし,再度ONにしないといけないので,大変面倒。電源ボタンを無効にする方法があったら解決なんだが・・・


 ということで,問題点は積み残していますが,一応USBコネクタにBluetoothを差し込んだままで使い続けられそうな感じです。

 しかし,この電源ボタンの対策だけは,もうどうにもならんだろうなあ。

最小のBluetoothドングルにチャレンジ

 昨日書いたアドエスにBluetoothのお話ですが,さらに小型化を目指して頑張ってみました。「あくまで変換コネクタにこだわる」とかいいつつ,舌の根も乾かぬうちにアドエス専用のドングルになってしまいました。

 昨日の問題点は,なんといってもドングルの飛び出しが激しいことです。変換プラグも飛び出していますが,そこにさらにドングルを差し込むとさらに数ミリ飛び出します。

 この飛び出しを押さえるために,基本的にはドングルを本体の背中に持っていくというのが今回の作戦の方針ですが,そのために解決すべき点が3つあります。

 1つは,miniBコネクタ部分の飛び出しを押さえることです。普通にminiBコネクタを差し込むと,30mm位は飛び出してしまいます。

 もう1つの問題は,背面に回す以上,ドングル部の厚みを極力薄くしないといけないということです。もしドングルをそのままの形で使うとすると,厚みは5mm近くになります。背中が5mmも出っ張ってしまうと,持ったときに邪魔だけではなく引っかけて壊してしまうかも知れません。

 最後に,USBのカバーを外さないと裏側にまわせません。これはもうどうしようもないので,カバーを外して使う事にします。


 1つ目の問題は,コネクタのうち電気的な接点の部分が飛び出すことはやむなしとし,そこからケーブルを引っ張り出している部分を即裏側に曲げてしまうことで,飛び出しを極力抑えようとしました。折り曲げた部分をドングルの固定に使う作戦は,前回と同じです。

 結果はこんな感じです。

ファイル 295-1.jpg

 どうですか,もうこれ以上飛び出し量を小さくするのは無理でしょう。強度的な問題もあるように思いますが,飛び出す方がかえって危ないと思います。

 2つ目の問題はよく考える必要があります。厚みそのものを減らすためには,このドングルの厚みが結局USBのAコネクタの厚みそのものであることから,分解して中身の基板を使うことしかもうありません。

 しかしそうすると,基板の固定方法が問題になります。両面テープで接着などと言う安易な方法を使うと着脱が出来なくなります。

 また,基板だけ使うと言っても,最終的な厚みが激減するわけではありません。部品によっては2mm近い厚みのものもあるわけですし,部品は基板の両面に付いている訳ですから,最悪値としては4mmくらいになる部分もあるかも知れません。

 アドエスにはカメラが付いています。カメラの横にはmicroSDカードスロットが付いているのですが,この部分だけ盛り上がって,1mm程盛り上がっています。ここに基板を沿わせて,うまくごまかすことを考えてみます。引っかけて壊してしまう危険性も減るでしょう。

 固定場所は決まりました。次は固定方法です。先程のminiBコネクタの板金が背面まで折り返されていますから,まずはこれを基板のGNDにハンダ付けします。そして基板と本体背面が接触する部分に1mm厚のスポンジテープを貼り付け,折り返した板金のバネ性を利用して,背面に心持ち押しつけるようにして固定するようにします。

 やってみると,案外良い感じです。あとは配線を済ませて完成。

 こうして出来たのが,下の写真です。

ファイル 295-2.jpg

 はっきりいって,これは商品としてはあり得ませんね。素人の工作ならではの,まさにこだわりの一品と思って頂けるとありがたいです。

 本体に取り付けるとこんな感じです。

ファイル 295-3.jpg

 コネクタ部の飛び出しも小さいですし,背面にまわした基板の盛り上がりも思った以上に少なく見えます。カメラ部の出っ張りに沿うように配置したことはなかなかあったようです。

 心配した電波の飛びについてですが,結果から言うとほとんど差がありません。隣の部屋でも音切れはありません。ファイル転送も,実効速度の低下は認められず,少なくとも実用性が低下することはないようです。

 実際にこれで音楽を聞いたりファイル転送をしたりしましたが,ほとんど飛び出しがありませんから,内蔵の使い勝手とまでは言いませんが,それに近いくらいの感覚で使えます。かなりいいですよ,これは。

 内蔵するともっといいのですが,そうするとUSBがふさがったままになってしまいますから,やっぱりそこまでは出来ないですね。もちろん,USBハブまで内蔵すれば良いのですが,OnTheGoに対応したハブなど聞いたことがありませんし,仮にあったとして,そこまでやるのかといわれれば,さすがにちょっとどうかと思います。

 気に入って使ってみようと考えたのですが,しかしいつものように問題が発生。

 1つは,アドエスはUSBにケーブルを差し込んでおくと,それだけでサスペンドに入らないのです。小型につくった専用ドングルは,付けっぱなしを前提に考えており,だからこそUSBカバーも取り外すことにしたのですが,画面が消えるだけでサスペンドに入ってくれないというのはさすがに付けっぱなしには出来ません。

 もう1つは,そもそもこれを使っていいものかどうか,です。考えてみるとAコネクタに刺さる形で認証が取られた製品なわけで,これを分解して使う事にした今回のケースは,実用上はなんら問題は起こらないとは思いますが,実は認証されていない違法無線局ということになり,電波法に触れてしまいます。

 犯罪者になりたくないので,もう使うのをやめなくてはいけません・・・残念。

 ということで,なにかと道は険しいですが,とりあえずここまでで,火の付いたホビースト魂は沈静化しました。

 こういう工作は得意な私も,筐体をこしらえたり加工したりするのは下手くそで,見栄えのいい外観を作る人たちにはいつも感心します。今回,もう使えないことを考慮して,絶縁も兼ねて全面をスポンジテープで覆って終わりにしましたが,見栄えはよろしくありません。

 あやしいものがくっついているので,電車の中で取り出したりすると通報されたりするかも知れません。

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