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2010年04月19日の記事は以下のとおりです。

洗濯ロボがやってきた

  • 2010/04/19 18:09
  • カテゴリー:散財

 春からの新生活を1つのきっかけにし,家電品の入れ替えを行っています。

 耐久消費財である家電品は10年くらい使う事を前提にするわけですが,この10年という期間が近年の家電品の進歩に比べて短く,買い換えると「すごい」と感じることが多いように思います。

 我々は二人とも同じような仕事をしていますので,帰宅は夜遅くになります。休日は土日ですが,この休日を有意義に使うため,価値あるものには投資をしようと考えていました。この代表格の1つが乾燥洗濯機ではないかと思っています。

 一人で暮らしていた時には,土曜日の午前中が洗濯タイムでした。1週間で一人が出す洗濯物などたかが知れているので,小さめの洗濯機でどうにかなったのですが,二人になるとそうもいきません。

 全自動洗濯機を買ったときにも便利になったものだと感心しましたが,それでも干すという作業が手作業ですので面倒です。1つ1つハンガーに吊るし,ベランダまで持っていき,引っかけていきます。数が多いと吊す場所に困り,これが理由で翌日にもう一度洗濯をせねばならなくなることがあります。

 土日の天気予報がいつも気になり,土曜日が雨だとわかると日曜日の予定を組み替えたりしないといけません。梅雨時や真冬の曇天の続く時,秋の長雨の時など,そもそも洗濯できないことを前提にしないといけないですし,夏の夕立など天候の急変に走り回ったことも数あります。

 この科学技術万能の時代において,お天気ごときに振り回される人生とは!と悔しく思っていた私は,乾燥までやってくれればどんなに楽か,と思うようになりました。

 ところが,消費電力が大きい上,長時間の運転が必要ですし,そもそも本体価格が高いという理由から,自分には関係ない話かなあと思っていたところ,消費電力がここ最近,1kWを切るようになっているんですね。

 これは導入の時が来たか,と価格を調べると,上位機種である斜めドラムでも,大体20万円まで買える感じです。

 私の家では,幼い頃から洗濯機は松下電器,と決まっており,実際松下電器の洗濯機を買って困ったとか後悔した覚えがありません。洗濯機は壊れると他で代わりが効かないものですので,壊れないことがなにより重要です。異論はあるかも知れませんが,パナソニックの白物は壊れにくいというのが,私の考えです。

 今回もパナソニックから探してみたところ,上位の機種はヒートポンプ方式で消費電力は930Wとかなり小さいです。これなら洗濯する度に乾燥をすることができそうです。

 面白いのは,最上位機種のNA-VR5600の値段が,その下位機種であるNA-VR3600よりも安いことです。NA-VR3600はNA-VR5600からナノイーの発生機能を省いた機種で,後の仕様はほぼ同一です。発売は少しNA-VR5600の方が先に出ましたが,それでも型落ちというほどの事はありませんが,要するにメーカーもお店も,NA-VR5600を売りたいということなのでしょう。

 定時で帰った会社の帰り,年度末の家電量販店で下見をしていると,売る気満々の店員さんがつつつーとやってきて,この価格なら買ってもいいかな,という値段を出してくれました。

 新居の洗濯機置き場が割と狭く,絶対に設置できるという確信が持てなかったので,ちゃんと調べてまた来ます,と断ったのですが,5分ほどして彼がまたつつつーとやってきて,さっきよりもさらに良い値段を出してくれました。しかも,設置スペースの問題があった場合はキャンセルを受ける,という話です。

 年度末という事で,売り上げが欲しいんですね。どうせ買ってもらえるものなら,今ここで買ってもらえる方がお店にとってはうれしいですから。

 ちなみに安い,といっても日本最安値というわけではありませんし,今をときめく「池袋」の価格には足下にも及ばないでしょう。でも,休日に出かけて混雑する量販店で交渉をするのも面倒臭いですし,私は195000円に21%のポイントと5年保証で満足して買うことにしました。

 最新メカ満載のヒートポンプ方式の洗濯乾燥機はモーターがグルグル回るだけの単純なものではないので,長期保証は付けようと思っていましたから,5年保証はありがたい話です。

 引っ越し後の土日に配送してもらうことにしたのですが,新居の排水機構に問題があり,持ち込んだ古い洗濯機も使えない状態になっていて気をもんだのですが,配送日の前日に暫定修理,翌日にはなんとか新しい洗濯機で洗濯が出来るようになりました。

 設置が終わっで,早速自分の洗濯物を洗濯してみます。私は外干し派の人でしたから乾燥機は使ったことがほとんどありませんし,まして斜めドラムなど触ったこともありません。

 斜めドラム式は洗濯物を落下させて汚れを落とす仕組みで,一般的な縦型のものとは原理が異なります。それゆえ使用する水が少なくて済みますし,水が少ないという事は洗剤の量も少ないという事になります。また,ドラムが斜めになりますから,9kgという大容量の割には,そんなに大きくなりません。

 そんな予備知識を思い出しながら,フタをし,洗剤を入れて,スイッチを押します。いろいろな設定も出来るようですが,普通は電源を入れてスタートボタンを押すだけです。白物家電はこの簡単さが重要ですよ。

 すすぎの完了までは40分弱というところで,いつもの洗濯2回分が1回で済むことと考えると,半分の時間で済んでいます。乾燥は時間がかかってしまい,2時間以上かかると出ています。

 ところが,乾燥工程に入ってから1時間ほどで終了しているのです。乾き具合を自動で判断するという事なのですが,残念ながら私のズボンはまだ濡れていますし,Tシャツも厚手のものは湿っています。これではいかんなあとベランダに干すことになりました。

 薄い綿のシャツはスルメのようにくしゃくしゃになっていて,アイロンをかけるのがとても大変な感じですし,タオルもふんわり感がありません。なんだかがっかりな仕上がりです。

 乾燥機を上手に使うコツは,フィルタの掃除を毎回行うことだそうですが,楽しみにしながらフィルタをみても,それ程引っかかっていません。こんな程度なのかあと,こちらもややがっかりです。

 2度目,嫁さんの洗濯物です。こちらは予定時間が短くなることもなく,予想されていた時間よりもむしろ長めに乾燥機が回っています。

 取り出して見ると,タオルはフカフカ,生乾きのものはほとんどありません。かなりうらやましい仕上がりです。ただし,シャツやブラウスのたぐいは,やっぱりスルメのようになっていました。

 フィルタを外してみると,4mmもあろうかと思うほどの厚みの,綿そのものといったようなホコリがくっついていました。

 本来,これがこの洗濯機の性能なんだろうと思います。悲しいかな,私の数枚のTシャツは,寂しそうにベランダで風にゆらゆら揺られておりました。

 まだ2度しか使っていませんが,期待を越えた素晴らしさと言うほどの感激はなかったものの,使い方次第で有意義な時間が送出できる機材である事は間違いないと思います。

 ちょっとまとめてみます。


・洗濯の回数は減る

 さすがに大型の9kg(乾燥でも6kg)ですから,洗濯の回数は減ります。水も洗剤も使用量は少ないですから,この点でも経済的です。


・お天気に左右されない

 なんといってもこれが最大のメリットでしょう。普段は外に干し,悪天候時にだけ緊急回避的に乾燥機を使うというなら,別にヒートポンプ方式でなくてもよいわけですが,1kW以下の消費電力と引き替えに高価なヒートポンプ方式を採用しているのは,乾燥機能が常用されることが前提だからです。

 お天気に左右されたり,土日の予定を洗濯を軸に予定を組まねばならなくなってしまうのはバカバカしいのですが,これがなくなるというのは本当に素晴らしいことです。

 出社前に仕掛けて,帰宅すると乾燥まで終わっている・・・洗濯専任のメイドです。


・シワはすごい
 すごいすごいとは聞いていましたが,まさかここまでひどいシワになるとは思いませんでした。外に干すからシワにならないというのではなく,まっすぐ伸ばして干すからシワが少ないわけですから,ドラムの中をグルグルまわして乾燥させる以上,どうしたってしわがひどくなるものです。

 確かに洗濯は省力化されるのですが,アイロンに倍以上の時間がかかることが大きな誤算でした。他のメーカーの製品には「風アイロン」なる明解なネーミングの機能があり,これがなかなか良くできていると聞いたことがあります。こっちにしてもよかったかなあ,と・・・

 とりあえず,シワが少なくなるように,あまりたくさんの洗濯物を詰め込まないこと,袖や裾をちゃんと伸ばして突っ込む,どうしてもシワが気になるなら乾燥途中で取り出して外で干す,ということくらいはしないといけないですね。


・音は結構すごい
 洗濯と乾燥はたいしたことないのですが,脱水の時には振動も大きく,音も大きくなります。ちょっと夜は厳しいかもしれないです。


・メンテが面倒
 毎回洗濯が終わるごとに,フィルタの綿埃を取り除かねばなりません。縦型の場合,取れたホコリがぐるぐる回るうちにまた洗濯物に付着するのを防ぐため,ホコリをキャッチする網が付いているものですが,斜めドラムの洗濯乾燥機の場合,このホコリがそのまま乾燥機のフィルタにくっつくと考えてよいのでしょう。
 このフィルタが目詰まりすると,消費電力が上がり,乾燥時間も長くかかるようになるそうです。常用するための低消費電力化に高価なヒートポンプを使っておきながら,フィルタの掃除をさぼっていたのでは,まさに死んだ使い方となってしまいます。

 しかしこのフィルタの掃除,結構面倒です。フィルタを取り出し,フタを開いて取るのですが,指でつまんでポイッと言うわけにはいかず,場合によっては掃除機で吸い込む必要もあるくらいです。

 大した作業ではないのですが,掃除の際には乾燥したふわふわのホコリが舞うわけで,これが実に嫌です。改良されたらいいんですけどね。

 うーん,しかし,乾燥機を使わない場合,あれだけ出てくるホコリはどこへ行ってしまうんでしょう・・・落下によって洗う叩き洗いですから,そもそもホコリが出にくいというのはなんとなく分かるんですが・・・


 と,まあこんな風に総括しています。残念ながら万能,と言うことではなく,それなりに使い方を考えないとダメな感じです。過度な期待は禁物ですね。

 自分で汚れ具合を確認し,乾き具合も判断しながら,経済的な運転を自動で行うという洗濯機は,まるで洗濯ロボットです。内部はインバータを使った回転制御に,ヒートポンプを用いた乾燥機ですから,いかにも最新メカびっしりな感じです。

 下着やらタオルやら,シワになって別に困らないものは乾燥まで行うことに何の迷いもありません。シャツやズボンもアイロンをきちんとかければ問題なしですから,お天気の心配から解放されることのメリットを考えると,やはり乾燥までが常用されることになりそうです。

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