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2010年04月20日の記事は以下のとおりです。

LED電球への交換

  • 2010/04/20 14:07
  • カテゴリー:散財

 LED電球が安くなっています。

 1個5000円を切ると普及し始めるかな,と思いましたが,有名メーカーが性能保証をする製品でも,3000円程度のものが増えてきました。

 LED電球ほど,メーカーや製品で差が大きいものもありません。白熱電球や蛍光灯が,どのメーカーのものでも基本的には違いがない(あるいは少ない)のとは大違いで,白熱電球と比べても遜色ないものから,これは明らかにダメだろう,と思うものまで,本当にバラバラです。

 それはLEDという,従来の光源に比べて扱いの難しいデバイスの性能そのものに,最終結果が引っ張られる要素が大きいからだと言えます。

 LEDのチップそのものの性能が実用レベルに届いていない頃は,主にLEDチップメーカーの競争によってLED電球の性能向上が図られてきました。しかし,実用レベルの性能をそれなりの価格で用意出来るようになった現在,LEDチップを使いこなしてよりよいLED電球に仕上げる,LED電球メーカーの競争によって進歩する時代になってきたように感じます。

 例えば,LEDは点光源ですので,大きな面積を照らす照明には使いにくいのですが,これをいかにして電球のような光源にするのか,という工夫は,やはり白熱電球や照明を知り尽くした会社が有利です。

 結果,パナソニック,東芝,シャープと言った,白物家電で一定の地位を築いているメーカーの製品の評価が高くなるのだと思います。

 これらのメーカーの製品は若干価格が高いものだと思っていた私は,先日量販店を覗いて,その考えを改めました。パナソニックのLED電球が,3100円で売られていたからです。

 先日も書きましたが,ここ最近のパナソニックの勢いはまさに神がかり的で,なにか異星人か古代人のオーバーテクノロジーでも手に入れたのではないのかと思うほどです。LED電球についても,明るさ,配光特性,発色,大きさ,発熱と言った点で,他よりも頭一つリードしていると思います。

 その分価格は高いだろうと思っていたら,何のことはない,他社のものより安いくらいで売られています。個人的好みで言えば,反り返ったシイタケみたいなヒダヒダがないデザインは大変好ましいです。発熱が少ないから出来るんですね。ということは,密閉して使う事が出来るというわけで,これもパナソニックの利点です。

 ちょうど引っ越しを控えていた私は,新居の白熱電球を一掃することをこのチャンスで実現出来ると考え,まとめ買いをしました。ただし,E17の口金を持つ機器には,東芝のものを買うことにしました。在庫がなかったことと,大きさがミニクリプトン球に最も近いと思われたからです。

 引っ越し前の部屋で試して見たのですが,まず電球色のものは,そのまんま白熱電球です。明るさは言うまでもなく,下方向の配光特性も問題ありません。また,私自身が結構気にしている,発光部分の光り方のムラがほとんど気が付かないレベルで,さらに消灯時にLEDが透けてみえる不細工さも最小限に食い止めてあります。

 この状況を見る限り,もはや白熱電球を使う理由はなくなったと思いました。白熱電球が淘汰されることを寂しいと考えていた私の考えが反転した瞬間です。

 次に昼白色を試します。こちらはさらに新鮮な感動がありました。色は明らかに電球型蛍光灯なのですが,スイッチを入れるとすぐに明るく点灯するのです。電球型蛍光灯の場合,明るくなるのにしばらくかかりますから,直視してもまぶしくありませんし,明るくなっていく様子が確認出来ます。

 しかし,LED電球はいきなり全開です。油断した私は,そのまぶしさに驚いてしまいました。

 例えば,洗面台のボール球を交換するとしましょう。色温度から考えて私は昼白色が望ましいと考えていますが,ここに電球型蛍光灯を使うと,顔を洗い終えたくらいにならないと,明るくなってくれません。これは忙しい朝では致命的です。

 かといって白熱電球は色の問題で気に入らないわけで,ここに昼白色のLED電球が登場したことは,LED電球が既存の白熱電球の置き換えではなく,LED電球でなくてはならない新しい使われ方をするようになった,その一例ではないかと思いました。

 これはなかなか大きな事です。従来からLEDはサイズや形を旧来の照明器具に合わせる必要などないと言われ,それがメリットと言われているくせに,その自由度を生かした製品はほとんど見かけません。

 今は過渡期だから,置き換えが中心だというのはなんとなく志が低いなと思っていて,私はすぐに明るい昼白色がLED電球でしか得られないことを経験して,ちょっとうれしくなりました。

 そして,点灯させっぱなしでもあまり気にしなくていいほど少ない消費電力は,照明の使い方,ひいては夜の過ごし方が劇的に変わる可能性もあるように思います。

 照明の発明により,我々は休むことしか出来なかった夜を活動の時間に変えることが出来ましたが,これまでは経済性から,明るくすることで可能になった活動が明るくすること以上の価値を生まないといけませんでした。その損益分岐点が大幅に下がり,もしかすると産み出される価値など全く考えることなく,ただ明るいことが当たり前になってくる可能性さえあります。

 電気代だけではありません。寿命もそうです。40000時間が寿命ということですので,蛍光灯の5倍以上です。

 新居には階段があります。この階段は薄暗いので,常に照明が欲しいのですが,白熱電球が2つ取り付けられています。両方で80Wもの電力を消費させるのは惜しいわけですが,これがLED電球に変わると1/10になります。これなら,もうつけっぱなしのほうが,便利ですし安全です。

 確かに価格が最大のネックになっているLED電球ですが,究極の照明とも思えるLEDが照明の主役になるのは間違いないだろうと思います。演色性もお金をかければ解決出来るだろうし,形状も自由であるこの夢の光りは,照明屋さんからすれば1つのゴールといえたのではないでしょうか。

 とはいえ,家中の照明をLEDに換えるというのはなかなかお金もかかるので,使用頻度の高いものや,常時点灯させるものから順番に変えていかれることをおすすめしますが,電気代や寿命の話以前に,つけっぱなしが当たり前になり,気にしなくて済むようになる快適性に対する対価と考えて,全部を入れ替えてみるのも良いかもしれません。

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