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2010年06月15日の記事は以下のとおりです。

VAIO U1にSSD

  • 2010/06/15 14:16
  • カテゴリー:散財

 SSDが流行ってますね。昨年末あたりのNANDフラッシュの価格下落の頃に比べれば最近はどちらかというと2TBクラスのHDDの方が話題に上ることも多いのですが,それでもSSDが一定のポジションを確保したことは間違いないでしょう。

 SSDについては,可動部分がないので壊れにくく衝撃などに強い,消費電力が小さい事,発熱が少ないこと,騒音がないこと,高速なことが利点として挙げられますが,このことがSerialATAを装備しない旧式のノートPCを大幅にアップグレードするという,決して大きくない需要を満たすために,それこそある程度の存在感を持つに至っていることでしょうか。

 とりわけ,1.8インチのHDDを搭載する小型ノートPCは,交換用のHDDも品種が少なく,IDEについては全滅と言っていいでしょう。それにHDDに入れ替えたところで,遅い,うるさい,発熱がひどい,電気を食うこと,という不満がそのまま引き継がれてしまいますので,全然うれしくありません。

 これが,SSDに入れ替えるだけで,ほとんどの不満が解消されるというのですから,とても魅力的な話です。Core2Duoを搭載するモバイルノートPCでも,HDDが1.8インチであるばっかりにイライラさせられるわけで,こういうものこそSSDにするとその効果がはっきりします。

 SSDも随分安くなりましたし,当初取り沙汰されたプチフリや寿命の問題についても随分良くなっていると聞きます。

 私の場合,2002年に買ったPCG-U1,私が新品で買った唯一のWIndowsマシンであるVAIO U1に,SSDを使ってみようと思っていました。

 PCG-U1は東芝の1.8インチを使ったマシンですが,今は亡きTransmetaのCrusoeと搭載可能メモリの少なさで,はっきりいって使い物にならないくらい遅いマシンです。WindowsXPを動かすことさえ無理があると思うマシンです。

 ところが実際に使っていると,その速度の遅さというのはどうもHDDへのアクセスが足を引っ張っている部分も多いように思われたのです。発熱もひどいし,東芝の1.8インチは結構うるさいし,SSDに交換して実用レベルになってくれれば,これはとてもありがたいと思いました。

 3月頃に計画を立てていたのですが,ようやく先日SSDを手に入れ,環境の構築をやってみました。

 手に入れたSSDは,ジェイ・ディー・エスという商社がやっている直販サイト,SSD Laboratoryのオリジナルで,BluePolarisという名前のシリーズです。32GBで13380円でした。32GBは64GBよりもライトが遅いのですが,PCG-U1に64GBもいりませんので,これでいいです。

 遅いとはいうものの,リードが100MB/sec, ライトが50MB/secと十分な性能を持っています。これはコントローラに定評あるIndilinx社製,DRAMによるキャッシュは64MBと大容量を搭載した結果でしょう。

 値段の安さと性能の良さで,これに目を付けていた私が引っかかったのは,ZIFコネクタしか用意されていないことでした。変換基板で東芝50ピンに変換しないといけませんが,果たしてPCG-U1にそんなスペースがあるかどうか。

 PCG-U1は8mm厚のHDDが入っていました。このSSDは5mm厚ですから,3mmもスペースがあります。まあどうにかなるでしょう。

 ZIFの基板はやや高くて1200円もしますが,こういうのは一緒に買っておいた方がなにかと都合が良いです。もしトラブルがあったときでも話がしやすいです。

 届いてから早速PCG-U1を分解し,HDDを取り出します。何度となく分解したので,慣れたものです。

 実際にSSDをはめ込んでみると,8mmというのは,5mmの厚さの下側に3mm膨らんでいるような感じですので,HDDの上側を這わせるフレキとの間にスペースがあるわけではありません。変換基板をSSDの上側に置くことは無理です。

 SSDはやや長さ方向が短いので,ここに変換基板を入れようと考えましたが,これも無理。変換基板が入るほどのスペースはありません。

 なら,変換基板をSSDの下に入れるしかないのですが,HDDと繋がっていたコネクタに変換基板のコネクタを差し込みますので,SSDをフレキと変換基板の間に入れなければなりません。それはとても無理です。

 さて困った。こんなことで困るとは,よく調べないといけませんね。

 散々パズルをやった結果,変換基板はSSDの下側に回すのですが,HDDのフレキを少しハサミで切って,うまく変換基板とSSDを繋ぐフレキを取り回し,なんとか押し込む事に成功しました。マグネシウム合金の筐体は導電性もありますので,絶縁のためにテープを貼ることも忘れません。

 仮組みして起動し,BIOSが認識していることを確認出来たら,きちんと組み立てます。リカバリを行い,余計なアプリなどを削除してから,XPのprofessionalへのアップグレードを行うのですが,ここで問題発生。リセットを繰り返してしまい,起動しなくなりました。

 別にHomeEditionでもいいですので,ここは安全にリカバリだけを行い,環境構築を行います。

 さて,使ってみた感想ですが・・・確かにデータの読み出しや書き込み,特に読み出しが高速になったので,起動も速くなりましたし,アプリの起動やスワップも,待ち時間が減りました。その点では改善は大きいです。

 しかし,そもそものCPUパワーが絶望的なことはいかんともしがたく,ここが結構足を引っ張っています。

 ベンチマークを取ろうと思ったのですが,SSDは書き込みをやった分だけ寿命が短くなるので,やめておくことにしました。そもそもPCG-U1のような低速マシンでベンチマークをとっても,意味のある数字が出てくるとも思えません。

 速度の改善は全体の使い勝手の向上にそれほど寄与しませんでしたが,発熱が激減したこと,極めて静かになったこと,そして軽くなったことは,非常に大きいと思います。特に最後の軽い,と言う要素は,想像以上の効果です。PCG-U1は両手で持って使うマシンですが,ぱっと手に取ったときの軽さがここまではっきり違うとは,私も驚きでした。

 ということで,SSDへの置き換えはそこそこの成果を上げました。これ1つで快適になるほど良いマシンではなかったということですが,リカバリをしたということも含めて,PCG-U1はなんとか使えるマシンいなりました。

 高かったこともあるのですが,なにかと気に入ったマシンですので,このまま手元に置いておこうと思うのですが,1つ問題が残っています。

 PCG-U1には,無線LANが内蔵されていません。さらに,USBも1.1です。PCカードでこの2つを実現しないといけないのですが,かつて私は802.11gとUSB2.0のコンボカードを使っていました。

 しかしこのコンボカード,無線LANの感度が非常に悪く,2階にいると接続できなくなります。これではさすがに問題があるので,抜本的に対策を考えます。

 まず,USB2.0をPCカードで増設します。このうち1つのポートに,802.11n対応のUSB接続型無線LANアダプタを差し込んでみます。

 ところが,なにが原因なのか分かりませんが,この無線LANアダプタを繋いでおくと再起動の時にフリーズしてしまうのです。最初はUSB2.0カードの問題かと思いましたが,無線LANアダプタを外せば起動します。さらに本体のUSB1.1ポートにこのアダプタを接続すると起動しますので,もしかしたら電力の供給問題かも知れません。

 別に,USB1.1でもいいような気もしてきました。確かに802.11gや11nの力を発揮できないのですが,そもそもWANは8MbpsのADSLですし,外との接続では関係ありません。他のマシンとのファイル共有で遅くて仕方がないかも知れませんが,そういうファイルはUSBメモリで動かすことにすればいいかなあ。そうするとPCカードも普段は抜いておいてもいいわけだし。

 どっちにしても,もうちょっと試行錯誤をしてみます。

 そうそう,このSSDには寿命診断ソフトのライセンスが付属しているのですが,案内されたダウンロードサイトには繋がらず,ダウンロードが出来ない状態です。サポートにメールをしていますが返事はなく,どうもこのジェー・ディー・エスという会社が,そんなに信頼に足る会社ではないような感じです。クレジットカードの番号などを安易に書き込むことは控えた方がよさそうです。


 

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