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2010年09月09日の記事は以下のとおりです。

本気のBluetooth,MW600

  • 2010/09/09 14:25
  • カテゴリー:散財

 散財が止まりません。

 今回は,まさに衝動買いをしてしまったBluetoothヘッドセット「MW600」です。

 ソニーエリクソンから今年5月末に発売され,神機としてカテゴリトップの売り上げを誇る人気機種です。お値段は少々お高く実売で11000円ほどです。

 ソニーエリクソンとしては実質この機種くらいしかお店にありませんので,メーカー別シェアを週単位で見てみると,この機種の在庫がなくなるとシェアは最低に落ち,入荷するとダントツのトップに躍り出るという,非常に売れている機種です。

 ヨーロッパで設計され,昔から海外では売られていましたが,Bluetoothヘッドセットがそんなに売れていない日本への導入はないものと思われていたなか,ちゃんとローカライズして発売されたわけで,発売前から随分と注目されていた商品でした。ですが私自身はそれほど興味を持っていませんでした。

 携帯電話をわざわざヘッドセットまで買って使いたいとは思わないこと,ワイアレスヘッドフォンとして使うにしても音質が悪く,遅延も発生するのに1万円の価値はない,すでにiPodもヘッドセットくらいの大きさになっているのにバカじゃないか,など,この商品と言うより,このカテゴリの商品について完全否定の立場でした。

 仕事柄無関係というわけにも行かず,しかしながら大した興味もないまま今までいましたが,ちょっとしたきっかけからMW600に触れる機会があり,その10分後には購入を決定,昨日の帰宅途中に寄り道して,たまったポイントで帰って帰りました。10800円でした。

 なにが突然琴線に触れたかというと,

・小さい・・・私の小指くらいの大きさです
・高音質・・・ノイズも小さく,音質も高いです
・ディスプレイ付き・・・有機ELのディスプレイに日本語表示!
・複数機器の接続・・・通話は携帯で,音楽はiPodでと複数機器に同時接続可能
・複数機器の登録・・・3台の機器までペアリング可能,簡単に切り替えて使える
・FMラジオ搭載・・・音質も良く,感度もよい
・長い電池寿命・・・音楽再生8.5時間,FMラジオなら11時間

 という点で,要するにこれまで私がBluetoothヘッドセットに対して抱いていたネガティブなイメージをすべて払拭したものになっていたからです。

 実際買って帰って使って見ても,この印象は全然変わらず,大変に満足な逸品となっています。

 とりわけ小型でも見やすいディスプレイの搭載は歓迎すべき点で,どんな状態にあるのかがわかりにくい機器のくせにディスプレイを持たず,LEDの点滅速度や回数で無理矢理表現しようとする従来のヘッドセットには反吐が出そうです。なにが悲しくて歩きながらマニュアル片手にじーっとLEDの点滅回数を数えないといかんのかと,私は以前から憤りを感じていました。

 小型機器だからこそディスプレイがいるのですよ,本来は。それをどうしてLEDで済ませるのか,そこまでユーザーの歩み寄りを期待するのは間違いじゃないのかと,そんな風に思うわけです。

 国内メーカーの国内設計品でもディスプレイを持つものはありますし,それはそれでそこそこ良くできているのですが,残念な事に曲名の表示がありません。それがMW600では曲名表示が日本語で可能というのですから恐れ入ります。

 実際に丸ゴシックで曲名が表示されると実に面白いのですが,本当にありがたいのは接続機器の切り替えがディスプレイでわかりやすく出来る事だったりします。いずれにしても,こういうややこしい,かつ他と繋がるもの商品だからこそ,ディスプレイは必須であると思います。

 しかし,ディスプレイがあるがゆえに甘えている部分もあるといえます。少ないキーに多くの機能を割り当てることが出来るようになったことは,説明書がなくては何をすることもできないという難しさをはらんでいます。MW600を手にした人は,単純にFMラジオを聴きたいなと思っても,説明書無しではまずもって不可能でしょう。

 ユーザーの努力と歩み寄りをここまで求めるヘッドセットですので,この難しさを乗り越えてまで「こいつでなきゃ」と思う人がターゲットユーザーになるということですから,なんでそんなに売れているのかと疑問も感じますが,やっぱり今のところ完全無欠であることは,少々の操作の難しさを覆い隠してしまうものであり,これは裏を返すと,それほどまでに未成熟な商品カテゴリだということなんでしょうね。

 欠点もあります。まず,多くの方が指摘していますが,ボリュームの調整を行うタッチセンサによるスライダの操作感は大変に悪いですし,不意に触ってしまうことも多くあります。普通にボタンにしてくれればそれで済んだことなのにという意見は,まさにその通りだと思います。

 慣れれば一応思い通りの操作もできますし,何ということもないのですが,iPodやiPhoneがあれだけ直感的に操作できるタッチパネルを持つだけに,問題があるなあと感じました。

 操作が難しく,説明書がないとなにも出来ない事も問題でしょうし,相手次第とはいえ,買って試してみないと日本語の曲名表示が出来る可動か不明というのも,消費者としては厳しいものがあります。

 ところで,私がこれを買った理由には,これが魅力的な商品であるということに加えてもう1つ,これくらい尖ったBluetoothヘッドセットはもう市場には出てこないんじゃないかと言う予想がありました。

 少なくとも,ソニーエリクソンからは,こういう個性的なヘッドセットは出てこないと思われます。噂では設計をしていた部隊がいなくなったそうで,この機種の後継も余程のことがないと絶望的でしょうし,この機種だっていつまで販売されるのか分からないように思います。

 この機種が尖っている理由は,そのシステム構成にもあり,多くのヘッドセットが採用しているヘッドセット用ワンチップICをわざわざ使わず,独自の構成で作り上げているのです。この世界標準のワンチップICを使うと,必要十分な性能のヘッドセットがささっと作れる一方で,どれも似たようなものになってしまいます。

 独自の構成で,と簡単にいうものの,Bluetoothは特に自力で作るのが難しいものですから,技術力がなければ本当にどうにもなりません。ソニーエリクソンには,そういう本物の技術力があったから,こうした他にはない面白い商品が作れたんでしょうね。

 まあ,他の会社から独自の構成により,個性的なヘッドセットが登場する可能性は大いにあると思いますので悲観的になることはないのですが,単純な通話だけのモノラルヘッドセットと違って,音楽を楽しむことを可能にするステレオヘッドセットについては,もっといろいろ面白いものが出てきても良いんじゃないかと,そんな風に思います。

 私が現在使っているSH-03Bでは,先程書いたように日本語タイトルが表示されます。通話も本体のみではなかなか面倒なところもあるので,ヘッドセットの導入は案外私の携帯電話との付き合い方を変えてくれるかも,知れません。

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