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2010年12月30日の記事は以下のとおりです。

HC-20の修理?追補

 HC-20ですが,軽微な問題が発生し,追加で対策をしました。

 ACアダプタで動かしているとき,プリンタを動作させると,印字桁数が多い場合に電圧が下がり,減電圧の割り込みが発生,ChargeBatteryというメッセージと共に,印刷が止まってしまうという問題が起きました。

 M-160という形式の,HC-20に内蔵されるプリンタは,縦に8ピン並んだヘッドではなく,横に4ピン並んだプリンタです。桁数が少ないと動作するピンは少ないのですが,桁数が多くて,それこそ紙の幅いっぱいに印刷するような場合,4ピンがフル稼働します。

 以前書きましたが,1つあたり最大で3Aですので,ピークで12Aも流れます。さすがに一度にこれほど流れませんし流れる時間は短いので電池駆動では何ら問題はありませんが,ACアダプタ,というより三端子レギュレータの保護回路のせいで,ピンが駆動されたときに電圧が急激に下がります。

 今回,電圧検出器の定数を変更し,ヒステリシスを持たせないようにしましたが,これも今回の原因の一員です。そもそもヒステリシスはある範囲の電圧変動を無視するためにあったわけですから,これをなくせば小さな変化でも検出してしまいます。

 そこで,今回はアナログ的な方法で解決を試みます。本質的に,ヘッドに急激な電流が流れることは織り込み済みの話です。短絡と違って,長い時間電流が流れるわけではありませんから,大容量のコンデンサに充電しておけば,解決するくらいの話でしょう。

 そこで,手持ちの3300uFを2つ並列にし,三端子レギュレータの出力に取り付けます。ちょっとした電圧変動なら,これで十分カバーできるはずです。

 狙いはぴったりで,プリンタの動作くらいでは電圧の変動は起こらなくなりました。

 本当に,本当にこれで問題はつぶせました。HC-20はようやく実用機として動き出すことになったのです。

 未だエミュレータも存在しないマシンです。こういう貴重なマシンを持つ者として,動態保存は義務だと思いますが,改造をすることは邪道という見方もあるでしょう。しかし,完全に昔のままを維持することは,可能ならそれが一番よいのは当然として,現実はとても大変です。今の技術を上手に利用して,マシンの持つエッセンスを「残す」形で,長い時間持ち続けることが出来るよう,工夫することもまた1つではないかと私は思っています。

 

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