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2011年01月17日の記事は以下のとおりです。

新戦力,HP-200SG

  • 2011/01/17 16:48
  • カテゴリー:散財

 いやー,また散財してしまいました。

 まず最初に軽いものから。昨年末にようやく修理が終わったEPSONのHC-20ですが,プリンタのインクリボンがへたっていて,綺麗に印字が出来ずにいたのですが,そのインクリボンは現在でも新品が入手可能という話を聞いていて,まあそのうち買おうと思っていました。

 HC-20のプリンタは別にHC-20の専用品ではありません。それどころか産業用の小型ドットプリンタの標準品として長く作られ,現在も相当数か稼働しているはずのベストセラーのようなのです。

 その消耗品であるインクリボンが新品で手に入るのはいわば当然のことと言えますが,まさかamazonで買えるとは思っていませんでした。

 それも,マーケットプレイスではなく,amazon自身が販売するのです。お値段も1つ630円となかなかお安いです。在庫は1つ限りという事で,あわてて買いました。こんなものを1つ買っても送料がかからないというのは,amazonならではです。

 日曜日に届いたので早速HC-20にセット。試し印字を行ってみたところ,大変綺麗に文字が出ます。と喜んでいたら,突如バッテリーアラームが・・・

 年末に,印字中の大電流で電圧が一時的に下がってしまい,電圧低下の割り込みがかかることがあって,その対策に大きめのコンデンサを取り付けました。その時は問題なかったのですが,あれから1ヶ月ほど経過して電池電圧が下がり,電解コンデンサでも吸収出来なくなってしまったのでしょう。

 プリンタの動作を考えると,やはりこの手の電圧変動をきっちり押さえる方がよいのでしょうが,それも限度があります。そこで,電圧検出器の入力をだますことにしたいなと考えています。Q1のコレクタかICの1ピンに3.3uFくらいつければ,数Hzの変動は吸収出来ます。

 しかしあれですね,もともとのNi-Cd電池だと特別な回路もいらないのに,単三のエネループにするとやっぱ電圧が下がるんですね。いかにエネループとはいえ,内部抵抗では電動工具に良く用いられたHC-20内蔵のNi-Cd電池にかなわないということでしょう。


 続いて今回のメインテーマです。

 土曜日,偶然ある工具やさんのメールマガジンが届きました。なにげなく見ていたのですが,かなりしっかりしたリュータが,19800円とのことでした。ホームページにいってみれば,ミスターマイスターのHP-200SGという機種で,50台限定の特価だそうです。もともと3万円を越える高級品が19800円ですから,これは安い。

 10年ほど前,アキバをウロウロしていて,偶然3000円ほどのリュータのセットを衝動買いしたのですが,大変便利だった反面,センターがずれていて刃先がぶれまくるんです。

 特にDCCデコーダを内蔵する加工を行うときなど,とにかく削る必要があるので便利だったのですが,ぶれた刃先ががががーとボディを走ってしまうこともあり,くず折れたことも一度や二度ではありません。

 てことで,リュータの便利さには開眼したのですが,ただ削るという作業に何万円もかけるほど日常的に削っているわけではなく,なかなか踏ん切りが付かなかったのです。

 この手の工具は安い店を探すのも結構面倒ですし,いつも安いとは限らないので,この機会に買っておこうかと思いました。

 HP-200SGは,回転数を0から制御できるので,超低速を出すことも可能な優れものです。プラスチックの加工では,回転数を上げると摩擦熱で溶けてしまうので,綺麗に仕上がりません。そこで回転数を落とす必要があります。

 また,気になる軸のセンターのぶれは,この価格のものならほとんど気にしなくてもよいでしょう。トルクもこのクラスにふさわしいものがあるという感じみたいですし,連続動作時間が無負荷で3時間もあるので,作業が連続して出来ます。これはとても重要なことです。

 気になったのは先端工具の交換を行う,チャックです。

 普通,この手のリュータは,3本爪のユニバーサルなチャックか,コレットを使ったチャックで任意の太さの工具を挟むことが出来るのですが,どうもこのHP-200SGの場合,ワンタッチで着脱が出来る反面,軸径は3.0mmのみ,2.35mmは付属のスリーブコレットを併用することで使用可能というものらしいのです。

 もう1つ,私があてにしている,基板の穴開けに使う超硬ドリルを使う事が出来ないならちょっと残念です。軸径が3.175mmというこのドリル,かつて秋月電子で売られていた中古品ですが,10本で300円と格安で,しかも素人の我々が切れ止んでしまうほど使い込むのは無理じゃないかと思うほど,良く切れて耐久性も高いものです。

 残念ながらこのドリルはもう秋月電子では買えなくなって久しく,私は1.0mmが8本,0.8mmが9本という在庫でやっていくことになります。

 調べて見ると,1/8インチ(3.175mm)の先端工具を使いたい場合は,チャック全体をオプションの1/8インチ用に交換すれば使用可能とのこと。2600円もしますが,まあこれは仕方がありません。

 手持ちの先端工具の多くは2.35mmですし,ドリルも使えるなら,これは買うしかないと,嫁さんに事前審査の申請を行いました。

 その有用性と価格についてプレゼンテーションを行った結果,条件付き承認がおりました。条件とは,怪我をしたら捨てる,と言うものでした。根が鈍くさい私としては,かなり難しい条件ですがここでごねると承認が取り消されるので,ここはぐっと我慢です。

 で,このチャックのことを調べているうち,amazonで買うともっと安いことが分かりました。しかも,この商品はマーケットプレイスの扱いで,2社のうち1社は,なんと私にメルマガをよこしたお店でした。

 品物はamazonから発送されるそうなので,送料は無料。お値段はなんと17500円でした。私はあえて,メルマガをくれたお店で買うことにしました。

 amazonは,安い商品は数日かかるのですが,高い商品は早く届きますね。HP-200SGは24時間以内で私の手元に届きました。

 余談ですが,今日amazonを見てみると,18500円に値上がりしていました。なんかの間違いだったんですかね,17500円は。それにしても,自社のサイト経由で買えば19800円,amazonで買えば同じ店なのに17500円とは,得をしたというより混乱します。

 さて,届いたリュータですが,これはもう抜群です。軸のぶれなど全然なく,回転しているのかどうかよく見ないと分からないほどの精度です。

 持ちやすく,静かで,ぶれがないだけに振動もなく,大変使いやすいです。チャックは案外しっかりとしており,確実に挟み込んでくれます。コレットだとどうしてもぶれが出るのですが,軸径が限定されるチャックも,悪くないと思いました。

 スケベ心がわいて,今まで使っていたリュータを分解し,コレットを使ったチャック(これが都合良く2.35mmのシャフト付き)を取り付けてみました。

 結果,軸がぶれてしまって,全然ダメです。しかも回転数を上げるとぶんぶん振り回されてしまって,壊れそうです。ベアリングに無理がかかることうけあいなので,もうこれは使用禁止です。

 同時に1/8インチのチャックも買おうと思ったのですが取り扱いがないようで,別のお店で手配中です。ついでに10本500円で超硬ドリルを販売している店も見つけたので,ここで一生分のドリルを手配しました。(といっても50本ほどですが)

 ただ,ドリルは手持ちだとすぐに折ってしまいます。金額云々ではなく,今や買えないしろものですから,大事に使いたいところです。

 HP-200SGにはフットペダルも付いており,作業効率は上がるでしょう。しっかりした工具は安全性も上がるし,工作精度も高く出来るので,実戦投入が今からとても楽しみです。

 つくづく思うのですが,やはり工具はいいものを買わないと,本当に損をします。危ないし,完成度も低くなります。最近は中国製でも日本のメーカーが安い値段でいいものを売ってくれるので,とてもいい時代になりました。

 そんなわけでHP-200SG,これは本当にいい買い物をしました。17500円は安いものではありませんが,一生ものだと思って買いましたし(それはおおげさですね),これだけパワーがあって静かなら,いろいろなことに,気軽に使うことが出来るでしょう。削るという作業は,なにかと必要になる作業であり,かつ面倒で時間がかかり,時に体力勝負になることもあります。

 あとは,怪我をしないように,気をつけることにしましょう。

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