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2011年01月25日の記事は以下のとおりです。

HC-20の修理~プリンタ動作時の電圧変動

 HC-20のプリンタの動作については,先日書いたように電池で動作させると,電源電圧が下がってLowBatteryの割り込みがかかり,印刷が停止するという問題がありました。

 プリンタは大電流が流れるので,単三のエネループくらいの内部抵抗なら,電圧が下がってしまうことはやむを得ません。

 しかし,電圧が一瞬下がったからといって,電池が切れたといちいち判断されては,電池を使い切れないわけで,電圧が下がる時間が短く,電流が元のように小さくなれば電圧も元に戻るような場合,電池切れと判断されないようにしないと,実用に耐えません。

 実際,電池切れと言われてプリンタの動作が止まった時の電圧は,無負荷時で約5.3Vでした。1セル当たり1.3V以上ありますので,まだまだ満タンに近いところです。

 そこで,電圧監視ICをだますことにします。

 電圧監視には,富士通のMB3761というICが使われています。いろいろな使い他の出来るICですが,HC-20の場合には1ピンの入力Bの電圧の変化が緩やかになるよう,コンデンサをGNDとの間に入れる事になります。

 この入力Bという端子には,電池電圧であるVBを抵抗で分割して,低い電圧が入るようになっています。私の場合,検出電圧を下げたこともあって,入力BとGNDの間に入っている合成抵抗は,14.2kΩです。

 ここに1uFのコンデンサを2つ並列に入れました。合計で2uFとなります。

 さて,ここで目安を計算しておきましょう。

 抵抗とコンデンサの積によって出てくる時間を時定数といい,与えた電圧に対して約0.6倍の電圧に達するまでの時間を示しています。これによると,0.284秒,284msとなりました。このICのしきい値がいくらかは面倒なので調べていませんが,300ms程度の瞬間的な電圧変動があっても,無視されるようになったわけです。

 本来電池が消耗することによって起こる電圧の変化というのはゆるやかなものであり,あまり急激な変動を監視していてはきりがありません。このくらいの値がちょうどいいのではないかと思います。

 結果ですが,ばっちりです。

 電池でプリンタを動作させても問題なく動作し,システムも不安定にはなりません。もっとも昇圧DC-DCコンバータをいれて安定化していますので,多少の電圧降下があっても,システムとしての信頼性は確保されています。

 今度こそ,HC-20は終わりにしたいところです。なにせ,次にPC-8201が控えていますし。

HP-200SGを3.15mmに対応させる

  • 2011/01/25 12:37
  • カテゴリー:散財

 さて,この前の週末には,散財の成果が一気にやってきました。開梱していろいろ試して見たのですが,さっさと片付いたものもあれば,なかなか時間のかかるものもあったりしていろいろですが,ここでそれらを順番に書いていきます。

 まず最初,先週買ったHP-200SG用の,インナーコレットキットです。これはハンドリューターであるHP-200SGで,3.15mmの先端工具を利用するために交換するオプションです。

 HP-200SGは3爪式のチャックではなく,ワンタッチのチャックが装備されています。簡単な操作で確実な装着が得られる優れものですが,なにせもともと付いているチャックが3.0mm専用,2.35mmはスリーブコレットを併用してようやく取り付けられるというものです。ほんの少し大きな3.15mmはどうやっても装着出来ません。

 しかし,ドレメルの先端工具などは3.15mmと聞きますし,先日書いたように超硬ドリルも3.15mmですから,私の用途では3.15mmのコレットに交換した方が,ずっと便利なはずです。

 早速手配して,届いたのが先日の土曜日です。2400円ほどしました。

 交換の作業は,とても大変でした。ハンドリュータを分解しないと交換出来ないのですが,この分解に随分手間取ったのです。説明書は入っていましたが,写真が今ひとつわかりにくい上,とても固くて本当にこのまま回しても壊れないのか,砥不安になります。

 経験上,これ以上力をかけると壊れるか,曲がってしまうと言うくらいの力をかけないと外れないものなので,やっぱり電話して聞いてからにしようかと何度もあきらめました。

 まず最初は,先端のカバーを外します。左回りにすれば外れるという事ですが,まずこれがとても固いのです。説明書には書かれていなかったのですが,チャックの付け根当たりに小さな凹があり,付属したレンチを引っかけて反時計回りに回せば外れます。

 そうするとハンドリュータは半分に分かれます。説明書にあるように,間からバネとカラーが飛び出しますので,なくさないように気をつけないといけません。

 説明書に書かれていない事として,モータ側からワッシャが2枚転がって出てきました。おそらくバネを受けるワッシャでしょうが,向きや順番があったかも知れません。

 ワッシャの下には,チャックを締めるための機構があります。これも油断するとぽろっと外れて出てきますが,どうもこれは向きがあるようです。かすかな記憶を頼りに,たぶんこうだろうという向きにして組み付けます。

 さて,外した先端側ですが,説明書によるとドライブシャフトをプラスドライバーで回して外せ,とあります。どのネジを回すのだ・・・と思っていたら,どうやらドライブシャフトの先端部分に十字の切られた樹脂がはめられています。

 この十字にモータのシャフトの先端がはまりこむようなのですが,本当にこれを回していいのかどうか,説明書からは分かりません。

 説明書には,付属のレンチの中央付近に空いている三角形の部分に,コレットの先端を差し込んで,ドライブシャフトを回せとあります。やっていたのですが,びくともしません。

 コレットがひん曲がりそうになっているし,それ以上に十字を切った樹脂が変形して,一部欠けたようになっています。すでにこの部分でモータとの勘合に隙間ができ,型やぶれが出てしまうのではないかと,かなり焦りました。

 それでもなかなか緩みません。これは間違っているんじゃないかと思ったのですが,とにかく説明書に書かれたとおりにしようと,もう少し持ちやすいドライバに変えて,一気に力を入れました。

 ぱきっと軽い音がして,ようやくドライブシャフトが緩みました。ほっと一安心です。

 ここまで来ればもう簡単で,ドライブシャフトを外してしまうと,インナーコレットが抜けるようになります。どうやら,インナーコレットのお尻の部分にネジが切ってあり,ここにドライブシャフトのさきっちょがねじ込まれるようになっていたようです。

そして今回買った3.15mmのインナーコレットに入れ替え,ドライブシャフトをねじ込む,元のように組み立てます。一応完成してから試運転です。

 心配していたぶれや振動はなく,異音もしません。どうやら上手く交換出来たようです。ドリルを取り付け穴を開けてみると,綺麗にあきます。大したものです。

 そして,本当はいけないことなのですが,2.35mm用のスリーブコレットを使って,2.35mmの先端工具を取り付けて見ましたが,なかなかしっかり装着出来ます。ということは,3.0mmの先端工具も取り付けられるはずと,試して見たところなんとかギリギリ取り付けできているという感じです。

 もしかすると挟み込む力が弱くて,スリップしたりするかもしれません。そうすると摩耗や変形が起きるわけで,こういう使い方が禁じられていることは分かっていますが,いちいち3.0mmのインナーコレットに交換するのも大変ですから,私の場合は自己責任で,このまま使おうと思います。

 結局のところ,3.15mm,3.0mm,そして2.35mmの3つが取り付けられれば,リューターとしては十分実用になるわけで,他の直径の軸に対応するために精度の悪いユニバーサルなチャックを装備することは,精度を犠牲にしたものといえそうです。

 これでHP-200SGについては準備OK。いつでも最高の「削り」が出来る用意が調いました。しかし,基板を自分でエッチングして作る事も10年以上やってないし,そもそもこれだけ用意して,いつ役に立つのかどうか・・・

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