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2011年02月04日の記事は以下のとおりです。

さよならIDEOS

 前回,MacBookProの修理を渋谷のAppleStoreにお願いし,無事に修理が完了した話をしました。修理上がり品を受け取るため,私は会社を少し早く出て渋谷に向かったのです。

 19時25分頃
  品川駅から山手線に乗る。なぜか電車は空いている。
  やがて近くの席があいて,私はなんとなく座ってしまう。
  そして,手に入れたばかりのIDEOSを鞄から取り出しメンテを始める。

 19時35分頃
  渋谷駅到着。あわててIDEOSを上着のポケットにしまう。
  ハチ公口から井の頭通りを北に向かい,神南一丁目交差点を左折。

 19時45分頃
  AppleStore到着。GeniusBarに直行。
  店内でゆっくりあるくオッサンを追い越し,伝票を渡すも,
  なぜか順番は私が後回し,スツールに座って10分ほど待つ。

 19時55分頃
  受け取りもおわり,寄り道もせずさっさと帰路に就く。
  元来た道を通り,渋谷駅地下街から田園都市線の渋谷駅に向かう。
  道中,邪魔になったMacBookProを鞄に押し込む。

 20時05分頃
  中央林間行き普通電車に乗る。一番後ろの車輌。すいていたので
  文庫本を開いて読む。桜新町で急行の通過待ち。

 20時20分頃
  用賀駅到着。この日は壊れた電気敷き毛布を買わねばならず,
  コジマ用賀店を目指す。地上に上がったところで上着の
  ポケットをさわると,巾着袋の感触しかないことに気が付く。
  ・・・どうやら,IDEOSを落としたらしい。

 20時30分頃
  頭を真っ白にしながら,コジマで電気敷き毛布を買う。2480円。
  この買い物が,この時の私には限界ギリギリ精一杯の行動。

 20時40分頃
  帰宅。すぐに鞄と上着をあらためるが,見つからず。
  すっかり取り乱しておろおろする。

 20時45分頃
  気を取り直してAppleStoreに電話。この日座ったのは
  山手線の車内とAppleStoreだけ。落とした可能性の高いのが
  座ったときだとすると,AppleStoreにあるかもしれない。
  電話がなかなか繋がらず焦る。ようやく繋がったが,そんな
  落とし物はないとのこと。

 21時00分頃
  とにかくセキュリティ面が心配なので,メール,Googleのアカウント,
  宅サーバのパスワードなどをすべて変更。Evernoteについては
  アカウントを削除。重要な情報は一切記録していないので,
  おそらくこれで大丈夫。でもandroidのことがよくわかってないので,
  先人達の教えを請おうと,某巨大掲示板に落としたと報告。
  しばらくして,暖かい返事をもらう。

 22時30分頃
  嫁さんが帰宅。わざわざ遺失物の問い合わせ先を調べてくれたので
  ダメモトで東急とJRに電話。どちらも届いていないとのこと。
  そして先程の返事に対して,感謝の書き込みをする。

 23時00分頃
  「こんな所から八百長メールがバレることになるとは」という
  秀逸な書き込みを見て,思わず笑ってしまう。これで随分気が楽になった。

 01時00分頃
  ため息をつきながら,床に就く。ちなみに前日壊れた電気敷き毛布は
  嫁さんのもので,精一杯頑張って買った新品の電気敷き毛布に交換する。
  しかし,この時昨夜貸した私の正常だったはずの電気敷き毛布が
  壊れているとわかり,結局私はまた冷たい布団に寝る羽目に。
  おそらく嫁さんの体から,なにか特殊な電磁波が出ているのだと確信する。
  寒さと悲しさと情けなさに,小さくなって眠る。
 
 翌朝9時10分ごろ
  回線を休止するためb-mobileのサポートデスクに電話をするが,
  全然繋がらず,繋がったのは10時を過ぎてから。

 10時10分頃
  念のためもう一度東急の落とし物センターに問い合わせ。
  残念ながら届いていないとのこと。

 10時20分ごろ
  サポートデスクに回線の休止を依頼。同時にダメモトでSIMの
  再発行を聞いてみたところ,IDEOSでのケースは初めてなので
  確認して折り返すとのこと。

 11時00分頃
  サポートデスクから電話。回線の休止は完了。SIMの再発行と本体の
  交換(修理)についてはまだ調査中なのでまた連絡するとのこと。
  一応SIMの再発行は可能らしい。手数料が不明なので調査中。

 16時20分頃
  b-mobileのサポートデスクの別の方から電話。渋谷警察署から
  電話があり,落とし物としてIDEOSが届いているので,警察に
  電話するようにと指示がある。
  一応SIMも無事ということなので,回線休止の解除を依頼。
  ただ,本体が無事なのかどうかはわからないので,修理や
  再発行については,引き続き調べてもらって連絡をもらうことにする。

 16時30分頃
  渋谷警察署に電話。遺失物として届いているので,平日の
  8:30から17:00までの間に,身分証明書と遺失物番号を持って
  取りに来て下さいとのこと。
  届けてくれた人は道玄坂付近で拾った,お礼はいらないと
  連絡先も言わずに立ち去ったらしい。日本も捨てたものじゃないです。


 というわけで,連絡をもらった時にはすぐに渋谷警察署まで取りに行きたいところだったのですが,さすがに仕事中でしたし,月曜日の朝に,ちょっと遅刻して取りに行ってきます。

 実は,昨日はかなり急いでいて,信号が変わる直前に走ったりして,かなり慌ただしく動いていました。唯一座ったAppleStoreにないとすると,走り回ったりMacBookProを鞄に押し込むのにすったもんだした,街中です。

 渋谷が人の多い街であることを考えると,誰かに拾われた可能性は高いと思っていました。しかし,いちいち拾って警察に届けるなんて面倒なことをする人がいるとも思っていませんでした。もしも私がしたかと問えば,やっぱりしなかっただろうなあと思います。

 ゆえに,このIDEOSはもうあきらめていました。

 端末代とわずか3日しか経過していない12ヶ月分のチャージ費用の合計56000円は,私のうっかりで全部パー。

 例えば盗まれた,壊された,だと悔しかったと思いますが,うっかりは私だけのせいですのでこれは諦めがつきましたし,セキュリティ面はほぼ大丈夫としても,先日のPHSに続いてまたも落として紛失してしまうということに,情けなくて精神的ダメージが大きすぎ,なにもする気が起きませんでした。

 急いでMacBookProを引き取りに行かなければよかった,山手線でIDEOSを使わなければ良かった,そもそもIDEOSを持ち歩かなければ良かったと悔やむことはしましたが,嫁さんにいわせると,確かにそうかもしれないが,今回はなくさなくても,こんな風に油断をしている限り別の機会にきっと落としていたはずだ,と諭され,なんという慰め方だと思いつつも,納得せざるを得ませんでした。

 朝になって回線を休止したときに聞いた,SIMの再発行が出来るという話は予想外だった(だって再発行はしないと書いてあるんですもん)だけに,端末はダメでもSIMだけでも再発行してもらえるなら,中古のIDEOSなり,なにか他の端末を買って,損害を小さくできるなあと思って,気が少し軽くなりました。(しかし今日中にもらえたはずの連絡はもらえず,結局見つかったことでうやむやにされそうな感じです。)

 さらに,実物が戻ってくると言う連絡をもらい,届けて下さった方のご厚意に,私は感動しました。同時に,そんな親切な人がいるわけない,自分だってそんな面倒なことはしない,と考えていた自分を恥じました。

 普通の携帯電話なら足が付きますから拾って使うことは難しく,面倒なだけですから見つけてもそのまま見て見ぬふりをするだろうと思うのですが,これは回線は前払いですし,一応スマートフォンですから,拾ってしまえばいろいろ便利に使えたはずです。

 少なくとも,8GBのmicroSDくらいは・・・なくなっていても私は怒りません。

 実物を手に入れないとわかりませんが,おそらく警察の方とb-mobileの方の話から,少なくとも携帯電話の形はとどめているようです。故障していたらそれはもうその時ですが,おそらく傷くらいはついていることでしょう。使用に支障のない程度の傷なら,今回の記憶をとどめるための印にしたいと思います。

 それにしても,渋谷という街も,すてたものではありません。人の集まるところには犯罪も起こり,なにかと騒がしい街というイメージのあった渋谷ですが,そこに集う人は,きっと困ってるんだろうなあという想像力を持ち,自分の手間を顧みず,かつ見返りを求めない,そんな「いいひと」だったのだと,考えを改めました。

 そして,心配と困惑に押しつぶされそうになった経験をしたのですから,自分もこういう落とし物は,ちゃんと届けようと思いました。そして,もう二度と落とさないようにしないといけませんね。いろいろな人のお世話になってしまったわけですから。

 ところで今回の話ですが,携帯電話というのは個人情報の塊ですし,犯罪に使われる事もある危険な道具ですから,それが本当に本人のものかどうかわからないと,自分のものだと主張したところで,返してくれないそうです。

 今回,私はキャリアであるb-mobileから電話をもらいました。警察からもらったわけではありません。ここがミソです。

 まず,警察は携帯電話の番号を調べます。携帯電話の持ち主に関する情報が携帯電話に書かれているかも知れませんが,それが本人のものかどうかを裏付けるものはなにもないですし,機密情報があるかもしれない携帯電話を警察が勝手に調べることは余程のことがないとしないらしいです。

 電話番号がわかったら,該当する携帯電話会社(キャリア)に落とし物が届いているという連絡をします。警察としてはこれで処理は終わりです。キャリアはその電話番号から,登録時の氏名と連絡先を調べ,持ち主に連絡します。

 携帯電話と持ち主が,大変強い結合をしているから,出来る技です。

 b-mobileも大手ではないにせよ,キャリアであるから,こういう流れに従ってくれたのですね。

 しかしb-mobileはちょっと特殊で,回線の開通は自分で行います。きまった電話番号に「携帯電話」から電話をして開通手続きをするのですが,このことで電話をかけた携帯電話の電話番号と開通するb-mobileのSIMとの間が1対1で紐付けされます。電話をした携帯電話は本人確認された上で動いているはずですから,間接的にb-mobileの本人確認が出来たことになります。

 しかし,これでは,b-mobileからdocomoなりSOFTBANKなりauに問い合わせないと,最終的な本人への連絡先がわかりません。そこで,開通手続きとは別に,ユーザー登録を行う事をすすめています。

 今回の話に限って言えばちょっと特殊で,私がユーザー登録した電話番号は自宅の固定電話の番号にもかかわらず,連絡をうけたのは携帯電話です。これは,こちらからサポートに電話をかけた際に,折り返しの番号として携帯電話をお願いしたからです。このあたりは臨機応変に対応してくれているようで,ありがたい話です。

 キャリアからの電話では,遺失物の番号と,補完している警察署の連絡先が伝えられます。そして警察に連絡すると,この遺失物の番号を聞かれるわけです。

 この時,取りに行くときには遺失物の番号がないと絶対に返せないのでそのつもりで,という話をされます。キャリアが行った本人確認の結果ですので,この番号を知っている人が本人という根拠によって,警察は携帯電話を返してくれるのです。

 正直なところ,膨大な携帯電話の落とし物をいちいち調べて,キャリアがすべて連絡するようなことはやってないと思っていました。まして,私は遺失物の届け出を警察に対して行っていません。

 警察とキャリアの連携によって,私のIDEOSは戻ってくることになりました。日本の携帯電話料金は,もしかしたら高くないのかも,しれません。

MacBookProの修理が完了

 MacBookProの修理が完了しました。

 水曜日の夜8時半頃に修理完了の電話をもらい,翌日会社を早く出て,渋谷のAppleStoreに向かうことにしました。

 ちょうど7時半頃渋谷に到着,それからしばらく待たされ,受け取りました。交換されたのはロジックボードと,異様に膨らんだ電池の2つです。本来ならロジックボードの5万円と電池の1万円で合計6万円かかった(もしかすると定額5万円の修理代で電池も交換してもらえるのかも知れませんが私は知りません)ところを,無償修理にしてもらいました。

 他に壊れたところもなかったようですし,ロジックボードも水濡れなど面倒なことは起こってなかったようです。HDDもそのまま,6GBにしたメモリもそのまま,自分で交換したこれらをちゃんとテストしてもらえたわけで,むしろ安心して使えるくらいです。

 私はHDDの交換やメモリの交換のために自分で分解しています。壊すリスクを覚悟の上で行ったことですが,今回の修理ではそうした行為について,なにも聞かれませんでしたし,説明を受けることもありませんでした。

 昔のAppleなら,このへんうるさかったはずです。分解したら,手を入れたら,保証はきかなくなって全部有償になるものというのが,Appleに限らずどのメーカーでも常識でした。

 そんなこんなで家に持って帰って確認すると,なるほどちゃんと直っています。ありがたいものです。画面を含め,本体は一通りクリーニングされています。電池もばっちりです。

 しかし一部設定が変わっていたので気が付いたところから直していきます。

 まず,キーレイアウトです。CapsLockキーをControlキーにする設定が初期化されていたのでこれを元に戻します。

 次に画面のカラープロファイルです。これも初期化されているので,hueyでキャリビュレーションしたプロファイルに変更します。

 そして入力メソッドです。これはことえりに戻っていたので,ATOKの全角ひらがなとUSにします。

 心配していたWiFiのMACアドレス(AirMacIDです)は変わっていないらしく,うちのアクセスポイントにすぐに繋がりました。不思議な話なんですがね,これも。

 そして最後にはまったのが,iTunesStoreで購入したコンテンツの認証です。なにせ壊れてからは全く起動しなかったので,認証の解除を行うことが出来ず,そのまま修理に出すことになったため,新しいマシンで認証をして再生をすると,認証されたコンピュータの台数が2台となってしまいます。

 5台まで認証出来るし,私は2台しかマシンを持っていないので別にこのままでも構わないのですが,ちょっと気持ち悪いですね,こういうケースで認証を解除する必要がある事態は頻繁に起きそうな話で,きっとなにか対応策があるだろうとgoogle先生に聞いてみます。

 すると,サポートに電話して認証の解除をしてもらうか,iTunesStoreの画面から解除してもらうと解決するようです。

 ただ,特定のコンピュータの認証を解除するというのではなく,現在登録されているコンピュータの認証を全て解除し,新たに認証をしなおす形をとります。これはなかなか合理的で安全な方法ですね。

 iTunesStoreの場合,上限の5台が認証された場合で,かつ前回の全コンピュータの認証解除から1年以上を経過してる場合に限って,この操作が可能になりますが,サポートにお願いするとこの限りではないようです。

 夜でしたので電話はせず,iTunesStoreのサポートにメールをしました。24時間以内に返事をしますというのですから,待ってみましょう。特別急を要する話でもありませんし。

 ほんの数日ですが,MacBookAirを使っていて,いつの間にかこれにすっかり慣れていたようです。2008EarlyモデルとはいえMacBookProのポテンシャルはまだまだ高く,レスポンスの良さ,処理速度の高さ,画面の広さを実感しました。

 ということで,この週末からようやく本のスキャン作業を再開できます。

 私もMacを使って長い(もう20年になるのか・・・)ですが,実はこれだけ大がかりな修理を行ったのは今回が初めてです。かつてMacの修理は,Apple自身が行わずに,修理を専門の業者に委託していました。

 業者によって当たり外れもあったし,部品の在庫にもバラツキがあったりして,早かったり遅かったりしました。

 これが,ちょうど初代のiMacが出た頃を境に(つまりJobsが戻ってきた頃ですが)急激にApple自身が手がけるような中央集権的な体勢が取られるようになりました。

 これが結果として功を奏すわけですが,当時はそりゃ散々いわれたものですし,我々ユーザーも不安でした。あのサポートの悪いAppleが自らやれんのか?なんだかんだで専門の業者の方が信用できるし,融通も利く,それにいけないことだったのかも知れないですが,そういう修理業者から部品が市場に流れてきていたので,ここが押さえられてしまって,一部のマニアは部品が手に入らなくなって,面白味がなくなるんじゃないかと思っていたわけです。

 結局Appleは直営店を出して,ここにサービスセンターの機能を持たせることで,顧客との距離を急激に縮めました。iPodとiPhoneのヒットはこの体勢によって支えられているし,またこの体勢がヒットに繋がった要因の1つといえるかも知れません。

 修理期間の短さ,修理内容の確実さ,窓口となるAppleStoreとGeniusたちの素晴らしさ,納得のいくうまい説明と,今回の件は本当にいい対応をしてもらったと思います。製品自身が壊れないこと,不良を出さないことはもとより大事な事ですが,それでもどうしても出てしまうトラブルを,どうやって解決するかにこそ,そのメーカーのスタンスが浮き出るものと思います。

 ところで,実はこの一連の騒動のなかで,私には精神的に立ち直れないと思うほど,悲しく情けないことが起こってしまいました。すべて私の不注意なのでこれはもうあきらめるほかありませんし,人や物に責任転嫁しようという気さえ起きません。

 これについては,また後日。う~。

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