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2011年04月18日の記事は以下のとおりです。

防湿庫の整理と粉を吹いた酸化銀電池

 昨日,ふと防湿庫に目をやると,湿度計が70%というまずい値を示していることに気が付きました。

 そういえば,3月11日の地震からこっち,防湿庫の中身をきちんと確認していないので,急に不安になりました。もし防湿庫が壊れたんだとしたら,これは買い直しも処分も大変面倒です。(いや,大きめのものに買い直すチャンスかもしれません)

 とりあえず中身を取り出し,湿度設定をより低いものにしてしばらく放置すると,ちゃんと50%位まで下がってくれたので,地震で扉に隙間が出来たか,あるいは振動で中身が内側から扉を押して隙間を作ったか,まあそんなところでしょう。

 とりあえず壊れてなくてよかったです。

 せっかくですので,軽く点検をしましょう。下手をすると1ヶ月以上高湿度で締め切ったので,もしかすると予期せぬ異常が起こっているかも知れません。
 
 まず銀塩カメラです。一番気になるES2ですが・・・あれ低速シャッターが動きません。ES2で低速が出ない時は,大体ソレノイドか基板が逝ってるので,もう致命傷です。おどおどしながらバッテリーチェックをしてみると,電圧が下がっています。しかもバッテリーチェックをしている間,ジワジワと電圧が下がっているので,これはかなり電池がへたっているんだと思います。

 ES2の電池ブタを外し,電池を取り出します。そういえばダイソーで売っていた酸化銀電池を奢ったことを思い出しましたが,嫌な予感がしつつそれぞれの電池の電圧を測定すると,1つは0.4Vくらいまで下がっています。あとの3つは1.57Vくらいあるので,まだ使えそうです。

 その下がった電圧の電池をよく見ると,粉ふきいものように粉が付いています・・・「も,もしやこれはっ!」

 そう,液漏れでした。

 ボタン電池で液漏れしたことがないのでちょっと驚きだったのですが,油断しました。酸化銀電池でも液漏れってするんですね。

 幸いカメラ本体への被害はなく,電池を1つだけ新しいものに交換するとちゃんと動きましたので助かりました。ちゃんと1秒の低速シャッターも切れましたので,一安心です。しかしあらためて,このES2というカメラには一種の麻薬が潜んでいますね~。手に収まる感じ,音,振動,ずっしりとした重さと妙なハイテク感,最近の高級機とは違った厚ぼったい重量感・・・

 そんなことはどうでもいいのですが,他にも同じような液漏れを起こしている可能性が急に心配になって,防湿庫内の全てのカメラを点検することにしました。

・NikonF100・・・自作のCR2電池ケースに入れていた,マクセルのCR2は電池が切れて動かず。F100って結構電池を食うカメラなんですね。単三電池で動かすと問題なしなので,この際だから電池は抜いて保管しましょう。しかし,このシャッターの切れ味といいボディの剛性感といい,さすがF100です。このカメラには一種の麻薬(以下略)

・NikomatEL・・・高価な4LR44を入れていますが,これは国産だけに液漏れはありません。電圧もやや下がっていますが,一応動作はします。しかしあらためて,このNikomatELというカメラには一種の(以下略)

・NikonF3・・・全く動作しなかったため電池を取り出すと,GoldenPowerのSR44が出てきました。1つは液漏れしており,粉を吹いています。カメラは無事で,LR44に入れ替えると問題なく動作しました。しかしあらためて,このF3というカメ(以下略)

・NikonFE・・・バッテリーチェックはギリギリ大丈夫という所だったのですが,動作は問題なし。電池を確認すると,なんとCR1/3が入っています。私がこれを買うことはおそらくないので,最初に入っていたのでしょう。しかしあらため(以下略)

・PENTAX SuperA・・・一応動作はしたのですが,確認するとやはり電池の1つが粉を吹いていました。電圧を測定するとどちらの電池も1.55V以上あります。一応1つだけ入れ替えておきましょう。しかしあ(以下略)

・MinoltaCLE・・・動作確認を行うともんだいなく動いていますが,電池はやはり1つだけ粉を吹いていました。電圧は下がっていないのですが,粉の吹き出し方が激しく,かなり中身が吹き出したようです。とりあえず1つだけ交換しました。このCLEはご存じの通り,私がPICマイコンを使って電気部分を作り直したものですが,コトリという音を発して走る上品な横走りシャッターが,実はPICマイコンで制御されているというのは,ちょっとうれしいです。しかし(以下略)

・MinoltaXE・・・このカメラも動いたのですが,やはり電池は1つだけ粉を吹いていました。粉を吹いた電池も電圧は1.55V以上あるのですが,やはり気持ち悪いので交換しないといけません。XEは無骨でそんなに美しいカメラとは思えませんが,巻き上げ,シャッターの落ち方など,とてもスムーズで癖になる味わいです。しか(以下略)

・OlympusPEN EED・・・Autoモードでは一応シャッター速度が可変しているようなので動作しているように思うのですが,スポンジテープを外周に巻いたSR44を取り出して見るとやはり粉を吹いています。さらに悪いことに,電池バネに使ったリン青銅板に緑青が浮いています。とりあえず紙やすりで削り落とし,電池を交換して同じように動作していることを確認しました。し(以下略)


 ということで,ダイソーか秋月で購入したGoldenPowerの刻印のある電池が軒並み粉を吹いていたわけですが,とりあえずカメラ本体に甚大な被害を出さなかったことは幸いでした。

 それにしても,電圧にバラツキがあったり,粉を吹くものと吹かないものとあったりして,どうもばらつく印象ですね。

 確かに,自分で修理したカメラですから,動態保存していつでも空シャッターが切れるようにしておきたいものです。しかしそのことで今回のような液漏れが起こるとなると恐ろしいですし,最近はそんな取り出して空シャッターを切ってニヤニヤすることもなくなっています。安全のため電池は一度全部取り出しておくのが良いように思えてきました。

 ところで,その中国製のあやしげな酸化銀電池ですが,その後の調査で,ダイソーで購入してあった10個の新品のストックのうち,なんと5つがパッケージに入った状態で液漏れしていました。有効期限が2008年までですので怒る気にもなりませんが,結局100円ショップで買ってきた電池のうち半分が死んでしまい,単価は200円になりました。これだと一頃目にしたマクセル製のものと,そんなに値段が変わらないですよね。(今もこの値段で売られているかは知りませんが)

 どうせ水銀もバンバン使っているんでしょうから,この液漏れ電池はまずいです。まさかボタン電池,それも高級品の酸化銀電池でも,安物買いの銭失いが通用するとは思ってませんでした。まじで中国の人たちは,こんな低品質な電池を普段使わされているわけでしょ,もう気の毒としか言えません。

 なお,紛らわしいのですが,GoldPeakのLR44については,どれも全く液漏れしていませんでした。なぜか大量にストックがあるLR41についても,同社製のものは全く無事でした。GP社といえば「ははーんあれか」と思う人もいると思いますが,なんだかんだでここは電池メーカーとしては大手ですし,豊富なOEM実績があるので,性能はともかく品質は大丈夫と思われます。

 そうそう,レンズ関係も一通り確認してみましたが,どれも無事でした。時々風を入れて上げないとカビも出ますし,悩ましいところですが,AiAF-Nikkor85mmF1.8Dや,FA77mmF1.8の大きな前玉を見ていると,まさに吸い込まれそうになります。至福の時,ですね。

 確かにレンズの数は増えました。よくあることだと思うのですが,必ずしもそれらレンズの癖を覚え,出てくる画の特徴がレンズ本体と紐付けされているわけではありません。その意味で,FA43mmF1.9やPlanar50mmF1.4ZF,SMCtakumar28mmF3.5,NoktonClassic40mmF1.4あたり,本当に個性的で大好きな,それぞれに記憶がちゃんとあるレンズで,決して高価なものではありませんが,宝物として絞り込まれて来ているんだなあとつくづく思いました。(というか全部マウントがバラバラというのはどういうことでしょうね)

 minoltaのMC/MDレンズやAsahiPentaxSP,NikonF70Dあたりの防湿庫に入れることが出来なかったものは未確認ですが,今度の休みの日にでも確認しようと思います。

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