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2011年05月10日の記事は以下のとおりです。

この連休~自転車篇

 カメラ関係の問題が解決したので,次は自転車です。

 昨年4月に今のところに引っ越しをしてから,自転車には一度も乗っていないし,触ってもいないという状況です。私の自転車も嫁さんの自転車も,最初に置いた場所から全く動かしていません。

 タイヤの空気は抜けて,チェーンも赤さびが浮いています。フレームもサビが浮き,まるで盗難された自転車が数年後にどっかの河原で見つかったかのようです。

 これではいかん,いざというとき役に立たないと危機感を持った私は,この2台の自転車を復活させることにしました。


・嫁さんの自転車

 まずは,嫁さんが持ち込んだママチャリです。ママチャリと侮るなかれ,ブリジストン製で,ちゃんとした自転車屋さんで組み立ててもらった,それなりの値段を支払った(らしい)しっかりとしたママチャリです。

 本人も気に入って乗っていた赤い自転車なのですが,以前住んでいたマンションの自転車置き場がもう戦場並みのひどさで,とても手では曲がらないようなステンレス製のカゴがひしゃげていたり,アルミ製の泥よけが凹んでタイヤを擦っていたり,スタンドが明後日の方向を向いてしまい自立しないなど,人間ではない何かがやったとしか思えない有様でした。

 かわいそうに,ようやく戦場から脱出しても1年も放置されていた自転車は,果たしてそのまま乗っても安全かどうかさえ分からぬほど,朽ちていました。

 とりあえずタイヤに空気を入れてみますと,予想に反してパンクはしていません。しかしチェーンは固くなったグリスでガビガビになっています。

 幸いなことに,特に取り柄のない近所のスーパーが,なぜか自転車コーナーだけはそこそこ充実しており,交換部品を調達しました。

 27インチのタイヤを2つ,チューブも2つ,スタンド,鍵,LEDライト,自転車カバーを買いました。バカにならないものですね,これでも1万円近くかかってしまいました。帰りに自転車屋さんで新品の自転車が12800円で売られているのを見て,ちょっと悲しくなりました。

 家に戻ってから,まずは後輪のチューブとタイヤを交換です。と,早速難関が。後輪をとめているボルトが錆びて回りません。これではタイヤの交換はおろか,スタンドの交換も出来ません。

 5-56を吹き付けて,反対側のボルトを固定しながら少しずつ回して行くと,ギギギギと嫌な音を出しながら緩んでいきます。しかし,ボルトが折れる直前という感じもして,摩擦熱で5-56が煙になって立ち上ります。怖いです。

 ようやく両側のボルトとチェーンを外し,ブレーキワイヤも外してようやく後輪を取り外しました。ここから先は慣れたもので,ささっとチューブとタイヤを交換します。

 元のように組み立てて自らの手際の良さに悦に入っていたところ,後輪がほとんど回転しないことに気が付きました。ブレーキがかかってしまったからかもと思いましたがそんなこともなく,錆による固着かもしれないと5-56を吹き付けましたが,少し緩くなっただけです。

 これは危険だと再度分解しましたが,どうもボルトを緩めたときに,反対側のボルトが回って,締まったようです。そのせいでハブが締め付けられてしまったような感じです。これを調整するには,ブレーキドラムを外す必要もあります。

 いろいろ考えましたが,やはり安全性に関わる部分ですので,手抜きはダメです。ブレーキドラムも外し,軽く回り,かつガタのないように調整をし,ダブルナットを締めて固定します。

 ちょっと不安でしたが,なんとかなりそうです。

 ブレーキを固定するボルトは折れてしまったのでこれは交換するとし,元のように組み立ててようやく上手く回るようになりました。

 前輪も同じようにチューブとタイヤを交換しますが,こちらもやはりスムーズに回りません。ただこちらは単純な固着だったようで,5-56を吹いてその後ミシン油をさしてやると,綺麗に回り始めました。

 ブレーキの調整を行い,チェーンの固まったグリスを拭い,ミシン油を塗りたくって,スタンドを交換したところで日が暮れたので作業は翌日に持ち越しました。

 翌朝,鍵を交換し,全体をコンパウンドで磨いて完成。ただし,試運転は行っていません。

 
・私の自転車

 私の自転車はプジョー製で,これもそこそこの値段がしたものです。とても軽くて軽快に走り,28インチという大きなタイヤサイズもあって,走るのが楽しい自転車です。

 前日までに一応空気を入れておき,パンクしていないことは確認しましたが,タイヤはひび割れがひどく,再利用はかなり危険です。しかし28インチのタイヤやチューブというのは,なかなか入手が難しいのです。今回は再利用します。

 先日,スーパーでシマノのブレーキシューを4つ買っておきました。ひび割れがあったのでこれは交換するしかないと思ったのですが,ついうっかり固定用シャフトの先端部分にネジが切ってあるものを買ってしまいました。

 とりあえず使うしかないと無理矢理取り付けましたが,案外うまくいくものです。3軸で調整可能なブレーキですが,上手く調整も済ませてブレーキのフィーリングは上々です。

 錆びたチェーンを拭い,ミシン油を塗りたくった後に変速機の調整です。これもほとんど無調整で大丈夫です。

 次にペダルが回らなくなっているので,これはもう5-56とミシン油をたっぷり流し込み,軽く回るようにしました。

 あとはコンパウンドで磨いて完成,といきたいところですが,なぜか赤い錆があちこちに飛び散っています。よく見ると,フレームから真っ赤な錆びた水がしたたっているではありませんか。

 この自転車のフレームには,水抜きと思われる穴が開けられているのですが,残念な事にここから水が入り込み,溜まって,内部をサビさせているようです。こうなったら仕方がありませんが,自転車を立てると穴から激しく水が出てきます。

 水を出し尽くしたと思われた後,タイヤに空気を追加します。前回はパンクの確認用に入れただけなので,全然圧力が足りません。

 フットポンプを再度繋ぐと,プシューという嫌な音がして空気が抜けました。ポンプを見ると,シリンダの付け根と,ホースの付け根の部分が折れています。怖いです。

 ここから空気が抜けてしまうのですが,プジョーのバルブは米式と呼ばれるもので,自動車のバルブと同じ構造のものです。空気入れを接続するとバルブが開くのですが,そのせいで空気が抜けてしまった訳です。

 あと少しで試運転と思っていたら,空気入れの故障でタイヤがぺしゃんこ。

 嫁さんが心配して,amazonで探してくれたのですが,1000円程度の安物のレビューを見ると3回使ったら壊れたとか,心配な事が書かれています。

 どうしようか考えたのですが,一か八か,米式バルブに対応する空気入れを,スーパーに買いに行くことにしました。虫ゴムを使うバルブは英式というのですが,これにしか対応しないよくある空気入れではダメですから,もし手に入らなかったらあきらめる必要があります。

 嫁さんのママチャリの試運転を兼ねて,いざスーパーに向かいます。

 嫁さんの自転車は,ブレーキのききが悪く,随分早くからブレーキをかけなければ怖いです。しかもカゴがボロボロで,ちょっと恥ずかしいくらいです。

 スーパーに到着し,自転車用品売り場を見渡すと,ありますあります,パナソニックの黄色いやつが。定番商品ですけど,空気入れに2500円もするものを2つも在庫して,どういう覚悟のスーパーだろうかと私は首をかしげました。まあ,狙っていた品物が手に入って何よりです。
 
 そして余りの利きの悪さに命の危険も感じた嫁さんのブレーキシューを交換し,カゴも新しいものを買いそろえました。

 喜び勇んで帰宅し,空気を入れました。いや,さすがに高級品はちがいます。

 先に嫁さんの自転車の,ブレーキシューとカゴの交換を行って試運転をしますが,ブレーキの利きは相変わらずです。少しはマシになりましたが,特に後輪の悪さが目立ちます。油が付着したのかも知れません。

 
・スピードメータの取り付け

 実は,少し前に,そのスーパーにふらっと立ち寄った際に「サイクルコンピュータ」なるものを衝動買いしたのです。コンピュータとはなんと大げさですが,何のことはない,ただの速度計です。

 トリップメータと速度計に,消費カロリーの計算をしてくれる機能を付け足してコンピュータとは,電子回路設計者をなめてるなと思ったのですが,それでも2480円で速度計が買えるのですから良い時代になったものです。

 これをようやく走れるようになった我が自転車に取り付けて見ます。取り付けは大変に簡単で,全然手がかかりません。結束バンドできゅっと留めるだけですので,楽ちんです。

 しかし悲劇はここからです。このサイクルコンピュータは,タイヤサイズを設定する必要があります。しかし設定出来るサイズが27インチまでだったのです。私の自転車のタイヤサイズは700mmということですので,計算すると27.5インチですから,まあいいかと考えたのですが,0.5インチ違うと1回転で約40mmの差が出ます。

 直径700mmのタイヤは1周で2.198m。1000周で2198mです。これを27インチの設定で計測すると,1000周で2153mとなり,その差はなんと45mです。むむー。

 一方,27インチの設定で時速30km/hと表示されている時,実際には700mmのタイヤで走行する私の自転車の速度は30.6km/hと,まあこれくらいなら誤差のようなものです。

 試運転をするのに,軽く2km程走って来ましたが,体感より表示が遅いという印象がありました。しかし0.6km/h程度の差ならそんなに違うはずもなく,これは気のせいだということになります。

 しかしトリップメータについては,ぐるっと2km走って来て,50m近くも足りないというのはさすがにちょっとどうかなと言う感じです。

 しかし,自分の走っている速度が分かるというのは楽しいことですし,走行距離を確認出来ることや,あてにならないとはいえ消費カロリーも表示されるということなら,サイクリングにもう1つモチベーションが追加されたかのような面白さです。

 そもそも,時計が付いているだけでも便利なわけで,2500円が妥当かどうか,あるいはもっと高価でも高機能な本物のサイクルコンピュータを買うべきかどうかはちょっと別にしても,面白い買い物だったとは思います。

 残念な事はもう1つあり,昔の自転車用のスピードメータは,速度が遅くてもちゃんと表示されたものですが,今回のサイクルコンピュータはスポークの1箇所に磁石を取り付けて,1回転したときのパルスを検出する方式です。車輪の回転がゆっくりになる,つまり速度が遅いときは,パルスがなかなかやってこないので速度の更新が行われませんし,パルスとパルスの間の速度変化は検出出来ず,平均速度が次のパルスで表示されるだけになります。速度が速い時は気にならないのですが,歩く速度くらいになると速度計は実質役に立たないです。

 ところで,28インチの設定が出来ないことについてですが,なんとか対策を考えました。マグネットをもう1つ追加して1回転で2つのパルスが出るようにし,設定は14インチで行うのです。こうすると28インチと同じ扱いになりますし,しかも1回転で2パルス出ますから速度の更新周期も半分に短縮,低速度時には効果てきめんでしょう。

 問題は,それほど強力な磁石を安全に,確実にスポークに固定する方法があるかどうかです。磁石はiPod付属のヘッドフォンをばらして取り出した磁石を使いますが,これを固定するのが難しい所です。

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