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2011年11月14日の記事は以下のとおりです。

一眼レフと銀塩とPENTAX Q

 無事に子供も生まれて,しばらく離れていたカメラを取り出すことがまた増えてきました。それぞれのカメラの個性は記憶しているのですが,細かい操作や設定内容を忘れていて,ショックを受けることがしばしばです。

 D2Hは大きくて重くて音が大きいため,子供が怖がるほどですが,やっぱりこいつが一番だなあと思います。しかし,レリーズボタンの半押しでAEロックの設定をOFFにしてあったことに気が付かず(マルチパターン測光をもっと積極的に使おうと挑戦を試みた時に設定を変えたが結局挫折),なにやら白飛びした画像を量産してしまいました。

 また,非CPUレンズ使用時の,焦点距離と開放絞り値の変更をするのを忘れて,50mm/F1.4から28mm/F2.8にレンズを交換し,絞り値が狂ったまま撮影をしたりと,散々でした。

 K10Dはダルなシャッター音が,脳内麻薬の生産をストップさせてしまうのですが,FA43mm/F1.9Limitedの素晴らしさは,出てきた画像を紙に印刷すれば圧倒的と言えるほどの力を持っています。誰に見せても「これは違うカメラ?」と聞いてくるくらいです。

 実はもうK10Dは,FA43mm専用となっています。K-5もK-7も気になるカメラではありましたが,結局見送ることにしたのはFA43mm専用機になってしまう現実で,新しいカメラを買う必要があるのか,と思ったからです。

 そして,銀塩です。

 F100に85mm/F1.8を使って見ましたが,素晴らしい写真を,ただシャッターを切るだけで残してくれることに,驚きました。この組み合わせは,まだまだ銀塩が主役だった時代にすでに存在したものですが,今見てもはっとするような写真を15年も前に残せていたのかと思うと,ちょっと惜しい気がしました。

 F3はやっぱり手に馴染むし,ファインダーを見ているとワクワクするし,シャッターを切ればやっぱりその振動の方向の違いからか,とても心地よいです。なにより親指でのフィルム巻き上げがたまりません。

 最後にCLEです。病院に持ち込んで,生まれた瞬間を記録するという大役を任せたのが,CLEとNoktonClassic40mm/F1.4でした。

 フィルムはISO400のセンチュリアスーパーでしたが,あまりよい写真になっておらず,私自身は結構がっかりしました。フォーカスはともかく,露出が結構失敗していて,やはりPICマイコンで素人が制御機構を作り直したカメラでは,うまくいかないものだなあと思いました。

 露出がアンダー気味になっていたのはなんとく分かっていましたが,ネガなら救えると思って気にせず撮影したところ,色が転んでしまった写真が出るほど外していました。

 レンズも,記録写真としてはちょっと個性が強すぎ,また暗い部屋だったので十分に絞り込むことも出来ず,どうも芯のない眠い写真ばかりになりました。こんなことなら多少無理してでもF3やSuperAを持ち込んだ方が良かったかもしれません。


 ところでPENTAX Qです。

 CLEとPENTAX Qの2台体制で撮影しましたが,PENTAX Qは使い込んでみると,どうも期待はずれなのです。

 CLEも今ひとつだったので,PENTAX Qをバックアップにと考えていましたが,こちらも今ひとつでしたから,貴重な誕生の瞬間の写真は,どうも満足行く結果を得ることが出来ませんでした。

 現時点でPENTAX Qについて思うことは,良く写るコンパクトデジカメに過ぎないという事,そしてこの値段ならよく写って当然だということです。

 まず,今時の機種にもかかわらず,実用感度はISO400までで,それ以上は使い物になりません。ノイズが多いくらいは辛抱しますが,色褪せは許せません。

 画質も良くないです。なんといいますか,無理をしているというか,不自然な処理が強くかかっているというか,階調が浅いというか,奥行き感がないというか。

 とにかく,不自然なのです。確かにレンズの解像度も良いし,撮影そのものは楽しいのですが,出てきた画像が不自然ですので,このままでは印刷しようという気さえ起きません。

 でレタッチを試みますが,なにせ出てきた画像の調整範囲が狭すぎて,ちょっといじるとすぐに破綻してしまうのです。情報量が少ないのでしょうね。

 ただ,RAWではまだ撮影しておらず,JPEGだけでの印象ですから,もしかするとRAWだと懐の深い所を見せてくれるかも知れません。

 でもね,RAWが前提だなんて,DP1sでいいじゃないかと思う訳です。もう10年近く使っているCybershotのU20なんて,JPEGですがそれなりにレタッチする余裕がありますよ。

 ということで,今のところPENTAX Qは,そこそこ綺麗に撮影出来ること,軽量であることを(小型とはあえて書きません。レンズを取り付けると結構大きくなって持ち運びが煩わしい形になりますので),魚眼レンズが面白いということくらいにしか,メリットを感じることが出来ずにいます。

 それと,気にならないと思っていたAFの性能の低さは,やっぱりものすごく気になるようになりました。コントラストAFですので,一度フォーカスアウトしてからざーっとなめるように焦点を探すという動作はやはりまどろっこしいし,実のところ結構AFが外れるんです。

 他にフォーカスが来ていることも多いし,明るいレンズの割にはフォーカスが外れている事も結構頻繁にあり,油断をしているとどこもボケボケの写真が出来てしまいます。

 小さすぎるのも困りもので,背面の十字ボタンを不用意に押してしまうことは以前にも書きました。なにが面倒って,押したボタンがどれか分からず,すぐに元に戻せないことがあったり,そもそも押してしまったことに気が付かない場合もあるので,もう少し押しにくいボタンにして欲しかったなあと思います。

 ストロークをもう少し深くするとか,押し込みの力を強くするとか,あるいはロックをかけてしまうとか,そういう工夫は欲しいところです。

 そう考えると,レンズ交換が出来ると言ってもズームレンズはそこらへんのコンパクトデジカメのレンズと同じくらいのものといいますし,実質標準レンズ1本だけで交換することもほとんどなく,特に高感度に強いわけでも,画像に粘りがあるわけでもないし,ボケが綺麗なわけでもないので,PENTAX Qの強みっていうのはなんだろうと思う訳です。

 懐の深い,素材として良質な画像を得るためには,一眼レフを使うのが一番なのですが,それと同じような使い方をPENTAX Qに期待したところ,さすがに過度な期待だったという事でしょうか。正直なところ,ちょっと失敗したかなと思うほどです。最新のデジカメをしばらく買わずにいたので,どれくらい進化したのか楽しみでしたが,やっぱデジカメはセンサのサイズですね。

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