エントリー

2012年03月27日の記事は以下のとおりです。

N-30その後

 音楽との向き合い方をまた1使えたネットワークオーディオプレイヤー,パイオニアのN-30ですが,後日談を少し。


(1)インターネットラジオでNHKを楽しむ

 NHKのラジオ放送は,AMが第一と第二,これにFMを加えた3つがありますが,すべてインターネットで配信されています。「らじるらじる」という,どうしてそんな名前にしたのか,誰か止めることは出来なかったのか,と思われるおかしな名前で呼ばれようとしていますが,多くの人がそうであるように私も恥ずかしくて使いませんし,おそらくこのまま廃れて消えゆく運命にある名前でしょう。

 WEBブラウザ,もしくは専用アプリから聞くことが出来ますが,NHKには広告がないですし,しかも全国放送という事もあって,地域による試聴制限がありません。専用アプリでかつ起動時に位置情報を確認するradikoとは,このへんが違います。NHK万歳。

 これをN-30で聴くには,iPad2で受けてAirPlayで飛ばすというのが解決策なわけですが,なんとN-30で直接聴くことが出来るのです。

 元々,N-30などのパイオニアの製品は,インターネットラジオのディレクトリ(案内サイト)にvTunerと言うところを使っています。vTunerに登録されたインターネットラジオのサイトを,N-30が参照して接続に行くわけですね。

 NHKの「らじるらじる」は,残念な事にvTunerに登録がありません。従ってN-30でそのまま聴くことが出来ないのですが,パイオニアは自前でvTunerのようなサイトを運営していて,ここでユーザーごと(厳密には機器ごと)にアカウントを用意し,自分だけのインターネットラジオディレクトリを作る事が出来るようになっています。

 これ,私はほとんど知らなかったのですが,なかなかお金もかかるし面倒ですよ。維持費というのはボディブローの様にジワジワきますし,メンテをサボるとろくな事はないし,うかうかしていると悪い奴らが群がってきて,某ソ○ーさんのように次期社長が頭を下げることにもなりかねません。

 詳しい説明が説明書にもなく,またWEBサイトにもわかりやすいリンクがあるわけでもないので,使いこなしノウハウのようになっているのが現実だと思いますが,これを利用するとNHKがN-30で聴けるようになるのです。

 え,知ってた?すいません。私は感激したもので。

 方法ですが,ちょっとややこしいので手順を書いておきます。まずはアカウント作成からです。

1.まずN-30をInternet Radioモードにする
2.何か受信している状態でHELPを選択
3.Get access codeを選択
4.しばらくするとaccess codeが表示される
5.http://www.radio-pioneer.com/にアクセスする
6.いきなり英語でびびるが落ち着いて上部にある日の丸をクリック
7.一応さらっと目を通し,「同意します」をクリック
8.先程のaccess codeと自分のメールアドレス,パスワードを入力する
 パスワードはなんとN-30でそのまま表示されるので,ばれるとまずいものは使わない
9.「登録」をクリック

 次にNHKの追加です。

1.「別の放送局を追加する」をクリック
2.以下を入力する
 ラジオ局名:NHK第一(あるいはNHK第二,NHK-FMなど,なんでもよい)
 ラジオ局URL:(先頭にhttp://をつけること)
  NHK第一 mfile.akamai.com/129931/live/reflector:46032.asx
  NHK第二 mfile.akamai.com/129932/live/reflector:46056.asx
  FM mfile.akamai.com/129933/live/reflector:46051.asx
 地域:日本
 ジャンル:公共放送
 type:MP3
3.「Go」をクリック
4.これで「追加したラジオ局」にNHKが追加されている

 そしていよいよ,N-30で聴いてみます。

1.N-30をインターネットラジオモードにする
2.メニューに「Added Stations」が表示されるので,これを選択
3.すると先程登録したNHKが表示されるので選択

 なお,access codeは機器をリセットすると変わってしまいます。再取得をしても変わるので,その場合登録をやり直すことになるのか,それともアカウントを作り直すことになるのかは,試していないので分かりません。

 早速聴いてみましたが,音切れもなく快適です。ビットレートはMP3で48kbpsですので全然駄目なのですが,AM放送の第一と第二は帯域も広く,ステレオになりますのでとても新鮮な感動があります。

 一方でFMは駄目ですね。48kbpsでは音もぐちゃぐちゃですし,ステレオの広がりも破綻しています。アナログチューナーと比較するともう余りのひどさに言葉を失います。

 でも,いちいちFMチューナーに切り替えないでNHK-FMが楽しめる訳ですし,先程書いたように第一と第二はラジオよりも音質がよいわけで,設定して置いて損はありません。

 ちなみにこのパイオニアのサイトですが,vTunerに登録されているラジオ局を検索したり,お気に入りに登録したりできます。例えばビットレートの高いサイトを探すなど,とても便利に使えます。インターネットラジオが受信出来るパイオニアの機器を持っている人は,これを使わないと損です。


(2)インターネットラジオの致命的なバグ

 NHKを登録するために,N-30をインターネットラジオにモードを切り替えたところ,画面が全く表示されなくなり,全くキーを受け付けなくなりました。しばらくしてから突然パイオニアロゴが画面に現れ,再起動するという,まったくもって恥ずかしいバグです。

 まあ,この手のバグには概ね寛容な仏のような私ですから,黙って電源を切って再起動。約2分経過して起動すると,iPodやミュージックサーバーへの切り替えは問題なく出来るのに,インターネットラジオに切り替えた途端に真っ暗の画面のまま,そしてやっぱりしばらくして再起動がかかります。

 なんといいますか,歯止めの利かなくなった暴走ポインタがメモリを蹂躙し,そこで平和に暮らす住民達をなぎ倒していく行く様子が目に浮かびつつ,なんとかインターネットラジオを復帰させようとしますが,どうにもなりません。

 やむなく再起動後にセットアップからリセットをかけて,復帰させました。

 このことで,ネットワークなどの初期設定が全て消えてしまいますので,全てやり直しです。大した設定はありませんのでそんなに手間ではありませんが,こんなわかりやすいバグを見逃してええのんか?と首をかしげてしまいます。

 一通り設定を終えてから気付いたのですが,いくらN-30で探しても,それまで聴いていたラジオ局が見つからないのです。

 おそらくラジオ局が閉鎖されたか,トラブルでこけているかして,画面に出てこないのだと思います。

 しかし悪いことに,私のN-30はそのラジオ局に繋いで電源を切りました。再起動後そのラジオ局につなぎにいこうとしても繋がらないということが起きてしまったわけで,異常系の処理に漏れがあったということではないでしょうか。

 ん?てことは,ネットワークを引っこ抜いても同じトラブルが出てしまうのか・・・いくら何でもそんな問題に気が付かないはずはないよなあ。

 よく分かりませんが,今はとりあえず問題なく動いています。


(3)音楽データの整備

 あきらめて非圧縮のPCMデータを曲ごとに単一のファイルで用意したのですが,ファイル名が長くて小さい画面からはみ出してしまい,不便という話を以前書きました。

 WAVファイルはメタデータを入れ込めませんので,ファイル名を工夫するしかないのですが,長い理由はアーティスト名が入ってしまったからでした。

 そこで,アーティスト名を削除し,ファイル名を短くします。数も多いし,手作業では苦行以外なにものでもないですから,ここは自動化を試みます。

 とはいえ,いちいちスクリプトを書くのも面倒なので,それらしいツールを探すのですが,これがまたサブフォルダを検索対象にしないので,ちょっと面倒なのです。

 また,ファイル名の先頭にはすでに曲順が書かれており,曲順と曲名に挟まれた部分だけを削除しないといけないので,ちょっとばかり頭を使わなければなりません。

 今回使ったツールは正規表現で検索が出来るのですが,不慣れな正規表現を使ってなんとか目的を達成しました。しかし,やっていくうちに不具合が見つかり,ファイル名が訳の分からない文字列になったりして,もう大変です。

 一筋縄には行かない数ですので,コツコツをやっていくしかなく,失敗したファイル名を手作業で確認して修正する作業はクラクラします。ですが,なんとかこの週末に終わらせました。

 おかげで画面に出てくる情報は曲名だけになり,随分スッキリしました。手間をかけた分だけ良くなっていくというのは,ネットワークオーディオの神髄かも知れません。


(4)ジャケット写真

 N-30のディスプレイは小さくて,ジャケット写真が出てこなくても別に悔しいとも思わないのですが,それでもちょっとしたアクセントとして表示されていれば,見た目に賑やかで楽しいかも知れません。

 ところがジャケット写真というのは,なかなか壁が高いんですね。まずメタデータを打ち込めるファイル形式かどうか。WAVは駄目です。

 そして,ファイルサーバがジャケット写真を扱えるようになっているか。フォルダに置いた「cover.jpg」をジャケット写真として送信する機能がファイルサーバにあれば,ファイルにメタデータとして埋め込まれている必要はありませんが,これもサーバの機能ですから,N-30側ではどうにもなりません。

 ということで試してみたのですが,結論から言うと,だめでした。Pogoplugには,ジャケット写真を送信する機能はないようです。

 
(5)次なる目標

 ということで,一通り作業が終わって,夢のCDレス音楽生活が始まったわけですが,SACDについては答えがありません。SACDはリッピングも出来ませんので,いちいちディスクをセットする手間も面倒ですし(面倒と思うかどうかは人によるでしょうけど),ディスクの破損に対し無防備です。

 そこで考えたのですが,それなりに高性能なSACDプレイヤーのアナログ出力を,高音質なリニアPCMフォーマットで録音しておけばいいんではないか,と気が付きました。

 どんぶり勘定ですが,SACDは2.8Mbpsの2chで5.6Mbps,CDは0.7Mbpsの2chで1.4Mbpsですから,ざっくり4倍の情報量があります。リニアPCMと違って,その4倍の情報量が全ての帯域に均等に広がっているわけではないというのがSACD(といいますかDSDですね)のミソなわけですが,そもそも24bit/96kHzであってもCDの3.2倍に過ぎません。

 これが24bit/192kHzというフォーマットになってくるとSACDを越える器と断言出来るわけですが,ここまでいくとちょっと大変ですね。私もそんなレコーダは持っていませんし。

 そこで,まあ適当な妥協をして24bit/96KHzのレコーダで録音すれば,SACDのおいしいところ(可聴帯のきめの細かさとか20kHz以上の部分の空気感みたいなもの)がそれなりに取り込めるのではないかと思う訳です。

 N-30は24bit/192kHzの再生能力があります。Pogoplugの容量にもまだまだ空きがあります。そもそもSACDを楽しむのに,PD-D9というプレイヤーの音質丸ごと録音して楽しんでもよいでしょう。

 そう考えると,悪いアイデアではないのですが,いかんせん録音作業が面倒です。一人でヘッドフォンでモニタして,何時間も音楽だけに集中出来る時間など,離婚するまで取れないでしょう。
 
 それに,私の持っているレコーダは,ZoomのH1という,1万円以下の安物です。もっとも,ライン入力で録音するので,価格のうち大部分を占めると思われるマイク関係の部分が関係なくなりますから,それなり音で録音できるとは思いますが,オーディオ用途ではないレコーダが,果たしてこの用途で耐えられるのかどうか,です。

 もし後々,もっと高級なレコーダを手に入れた時に,今回の作業時間が無駄になるのも嫌ですし,さてどうする!?

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1

ユーティリティ

2012年03月

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

新着エントリー

過去ログ

Feed