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2012年08月23日の記事は以下のとおりです。

TS-119PIIにWDのNAS用HDD「Red」をおごる

  • 2012/08/23 15:38
  • カテゴリー:散財

 評価の高いQNAPのNASを導入してから,うちのネットワーク環境は随分と良くなりました。

 ファイル共有は期待通りですが,DLNAによるFLAC再生環境は想像以上の便利さです。N-30での再生はもちろん,WalkmanによるFLAC再生も可能になり,家の中にいる限り,私は自分の持っている音楽コンテンツを,ほぼオリジナルと同じ品質でいつでも再生することが出来るようになりました。

 TimeMachineによるMacのバックアップも便利です。MacBookProもMacBookAirも,いちいちHDDをバックアップの度に繋ぐようなことは面倒で出来ません。ネットワークの先にあるストレージに勝手にバックアップしてくれたとても便利なわけですが,そのための専用機器を導入するのも手間で,これがNASで出来るようになってしまうわけですから,こんなに便利な話はありません。

 WEBサーバもこれに任せています。DDNSの更新もやってくれるので,以前のようにLinuxマシンを1台上げているのに比べて,信頼性も速度も向上していうことなしです。

 しかし,恐ろしいのは,HDDの故障です。私はけちってシングルドライブのTS-119PIIを買いましたから,RAIDで信頼性を向上させることは出来ません。今にして思えばTS-219を買うほうが良かったなあと思うこともあるのですが,今手もとにあるのはTS-119PIIですから,これでなんとかするしかありません。

 QNAPが互換リストに入れていない,WDのGreenの2TBを入れていて,今のところは全く問題なく動いているのですが,そもそもPC用のHDDにNASの役割をさせるのは酷な話で,出来ればNAS用のHDDを使いたいと思っていました。

 しかし,いわゆるエンタープライズ用のHDDは大変高価で,おいそれと買える金額ではありませんし,消費電力も大きく,発熱も大きい傾向があります。もう少し個人用に信頼性を上げた物がないものか,と思っていました。

 すると,WDからREDシリーズが出たわけです。小規模NAS用のもので,お値段はやや高い,信頼性もやや高い,と言う,文字通り用規模のNASに適したHDDです。NASの便利さに目覚めた私は容量を3TBにしたいと思っていたので,これを予約して待つことにしました。

 そして,先週ようやく手に入れたのです。

 2ベイのTS-219だったら,あいたベイに新しいHDDを突っ込むだけで同期するんですが,シングルのTS-119PIIではそれは無理な話です。そこで以下のような手順を試みました。

(1)新しいHDDをUSB3.0でTS-119PIIに繋ぐ。
(2)外部ストレージとして認識するので,これを-QRAID1で使用するように設定。
(3)Q-RAID1用のフォーマットがスタートする。
(4)フォーマットが完了したら同期が始まる。
(5)同期作業は非常に時間がかかる。1.2TB程のデータを同期するのに,1.5日かかった。
(6)同期が終わったらTS-119PIIをシャットダウン。
(7)HDDを入れ替えて再起動。

 Q-RAID1というのは,RAID1のようなミラーリングなのですが,片側のドライブが死んだ場合にもう片側が肩代わりをするようなものではありませんから,RAID1とは言えない機能のようです。

 ただ,Q-RAID1で作成したドライブは,内蔵のドライブと入れ替えが可能と,いろいろな資料に記載があります。私もこれを信じていました。

 しかし,結果は駄目でした。1.5日待ってドライブを入れ替えましたが,ステータスランプが赤色で点滅し,起動しませんでした。幸いもとのドライブに戻せば起動しますので,致命的な状況になっているわけではなく,最悪の事態は回避できました。

 この状態でQFinderを使ってNASの状態を確認すると,IPアドレスも初期設定のままで私の設定は反映されていません。ここから初期設定のウィザードをWEBから立ち上げようとしましたが,真っ白なまま画面が先に進ません。このままでは新しいHDDのフォーマットすら出来ないことになります。

 そこで,ダメモトでクローンを作るマシンを使って,クローンを作ってみました。使ったのはAREAのMr.Clone3.0というやつで,実は上記のUSB3.0で繋ぐというのも,この新しいガジェットの購入で可能になったワザです。

 セクタ単位のコピーですから,まず起動はするだろうと思ったのですが,6時間かけてクローンが完成して試して見ると,全く駄目でした。あっという間にステータスランプが赤く点滅してしまいます。

 もっとも,これで起動しても領域の拡張を行わねばならず,それが可能なのか不可能なのか分からないし,可能だとしても後になって問題が出たりするかも知れず,クローンを作るという作戦は断念しました。

 万策尽きたかと,新しいHDDをMacでフォーマットしなおし,これをNASに突っ込みました。今度はウィザードも正常に動き出し,IPアドレスなどの初期設定とHDDのフォーマットが無事に終わりました。

 元のHDDからデータを一時的に吸い出して,新しいHDDで立ち上がったNASにしこしことコピーするしかないかと思っていたのですが,保存してあった設定を書き戻してからあれこれいじっていると,Q-RAID1からの復元が出来そうなボタンがあるのに気が付きました。

 そこで新しいHDDでNASを起動,古いHDDをUSB3.0で接続して,Q-RAID1の画面からデータの復元を行う事にしました。でもこの機能,説明書にはなんの記載もないのです。もし,内蔵HDDのデータを外部HDDに上書きするのであれば,私はデータを完全に失ってしまいます。

 どっちが上書きされるのかわからないまま,ドキドキしつつ,おそらく外部HDDの内容が内蔵HDDに上書きされるはずだと,根拠のない予測を信じて,OKをクリックします。

 それまで外部HDDとして表示されていた欄が,なぜか内蔵のHDDの名称に変化し,しかも接続がUSB2.0と表示されるようになって,私はすっかり自信を失いました。データを失い,またあの地獄のような環境整備がまっているのか・・・

 しかし,内蔵HDDの情報を見てみると,ちゃんと3TBになっていますし,少しずつではありますが,残り容量が確実に減っていきます。どうやら,無事に外部HDDからデータが書き戻されているようです。

 Q-RAID1の作成よりは短い時間で,作業が完了しました。夜9時30分に始めた書き戻しは,翌日の夜中12時に終了しました。27時間ほどですね。

 再起動後データを確認してみると,とりあえず問題ありません。別にインストールしたperlもシンボリックリンクを張り直せば問題なく動いてくれましたし,FLACも問題なく再生出来ています。

 よかった・・・ただし,TimeMachineで問題が発生し,バックアップを取ろうとするとエラーが出て失敗します。2台あるMacのうち1台だけの問題で,どうもバックアップ中にスリープさせたか何かで,(日付).progressというファイルが残っていました。、

 これを消せばバックアップできるようになるという報告があちこちにありますが,私の場合どうしても消すことが出来ず,結局これまでのバックアップはあきらめ,新たにバックアップを取ることにしました。

 1台は問題なく過去のバックアップも残していますが,とりあえず2台のバックアップを取る事が出来るようになったので,これでよしとします。

 さて,使い心地ですが,速度はそれほど変わりません。しかし3TBの余裕は実にのびのび気持ちいいですね。発熱は以前の2TBのものより少ないのですが,裸の状態で両者を比べた場合の話であり,ケースにいれてしまえばよく分かりません。

 これで信頼性が向上していて,NAS用に最適化されているというのですから,心強いですね。15000円という価格で3TBってのはお得ではないように思いますが,この数千円を一種の保険と考えて(実際この製品は3年保証です),投資することで安心を得ることが出来ます。これはよいことだと思います。

 ということで,一般用かエンタープライズ用かという2者択一の世界に,ちょうどその間を担うHDDが出たことで,今まで顧みられなかったニーズにマッチしたHDDを買うことが出来るようになりました。

 一応3年は動くと思いますが,しばらくは様子を見て,使っていこうと思います。

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