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2014年05月16日の記事は以下のとおりです。

電気のスイッチとUI

  • 2014/05/16 11:51
  • カテゴリー:make:

 大きな電気工事のメニューはこれで全部なのですが,小さいところでスイッチの交換というのがあります。

 うちのスイッチは,パナソニックの主力商品であるコスモシリーズワイド21というシリーズです。大きなスイッチは私も大変気に入っていますが,残念な事はすべてがプッシュ式であり,視覚的に現在のスイッチの状態がONなのかOFFなのかがわからないようになっています。

 この点,少なからず気に入らないという人がいるようで,操作部の大きさが同じである東芝のシリーズを,従来のような波動スイッチであるという理由で評価する人もいます。

 私はもうプッシュ式に慣れてしまったし,両手がふさがったときにも操作ができるメリットもあって,交換するつもりはありませんが,プッシュ式故に今の状態をどうやって示すのかというUI的な面から,課題を感じていました。

 このスイッチには,小さい窓のあるものがあります。ここが光ったり光らなかったり,浸る場合も緑だったり赤だったりします。しかし,どういう時に光るのか,どういう時に光らないのか,どういう時に色が変わるのかがなかなかわかりにくく,飲み込むには結構な時間がかかりました。嫁さんに至っては今でもさっぱりわからん,とこぼしています。

 整理してみると,

(1)ランプなし
(2)OFFで消灯,ONで赤いランプが点灯
(3)OFFで緑のランプが点灯,ONで消灯
(4)OFFで緑のランプが点灯,ONで赤のランプが点灯

 の4種類のスイッチがありました。

 (1)は通常のスイッチ,(2)はパイロットランプ付き,(3)はほたるスイッチ,(4)はほたる&パイロットランプ付き,ということになるのですが,緑はほたる,赤はパイロットなんていうのは,作った人が行った定義であり,使う人は言われなければわかりません。

 加えて,うちのトイレは人感センサが器具についていて,スイッチは常時ONですが,トイレから出るとしばらくして自動的に消灯します。

 パイロットランプはONで点灯ということを書きましたが,実際には負荷に流れる電流をセンスし,その電流でLEDを点灯させています。ですから,厳密に言えばスイッチのONで点灯するのではなく,負荷が動作すると点灯する,文字通りのパイロットランプなのです。

 しかし,ここでまたややこしい話が出てきます。ランプで示される状態が,また増えてしまうのです。

 ほたるとパイロットが入っているスイッチと人感センサ付きの照明を組み合わせた場合を考えてみると,

緑のランプ・・・スイッチがOFF状態でトイレに入っても照明はつかない
赤のランプ・・・スイッチがON状態で,現在トイレの照明はついている
いずれも消灯・・・スイッチはON状態だがトイレの照明は消えている

 ということになります。つまり,スイッチの状態と実際の状態が一致しなくなったので,赤いランプがどちらの状態をしているかが不明になってしまうのです。

 つまり,赤も緑も点灯してないスイッチは,スイッチがOFFになっているのか,スイッチはONなんだけど機器が動作していないのか,どちらかわからないのです。

 そこで,ランプの点灯と消灯,そして点灯時の色によってどういう状態になっているのかが一意に求められるようになっていることが理想的なわけですから,出来るだけそうなるように,ルールを作ってスイッチを交換したいと考えました。

 ありがちなのは,「このスイッチはこういうランプがつく」という風に,それぞれのスイッチごとに状態を覚えることなのですが,これは結果を観察しただけの話であり,スイッチごとに丸暗記というのは負担です。

 そうではなく,汎用性のあるルールを作り,これを覚えて置きさえすればどんなスイッチにも当てはまる,と言う具合にしておくと,ユーザーの負担は減ります。

 そこで,こういうルールを決めました

(1)赤のランプが点灯しているときは,機器は動作している
(2)緑のランプが点灯しているときは,スイッチはOFFになっている
(3)ランプが消灯しているときは,スイッチはONでも機器は動作していない
(4)機器の動作が目で見てわかる場合は,これらのルールに従わない

 これを実現するために必要な事は2つあり,1つはパイロットランプだけというスイッチを廃止し,パイロットランプがついたスイッチには必ずほたるも内蔵するようにしておく,というもの,もう1つは暗闇のスイッチは原則すべてほたるスイッチにするということです。

 この結果,以下のようになります。

 機器の動作が目に見えて,かつ暗闇ではない場所のスイッチは,ランプはありません。明るい場所にある手元灯などがこれに該当します。

 暗闇にあるスイッチは,緑ならOFFになっているので,押せば機器が動作します。スイッチの場所が暗闇でもわかるという本来の目的は果たせますし,機器が目で見えるので機器の動作もわかります。廊下や階段の照明がこれに該当しますね。

 目で見えない場所にある機器については,赤のランプを持つスイッチを使いますが,これはスイッチの状態を示すのではなく,機器が実際に動作しているかどうかを示します。ですから,スイッチはONなんだけど機器が動作していない状態は消灯します。

 そして,これが重要なのですが,スイッチがOFFになっている場合は,必ず緑のランプが点灯します。これまでは,ランプが消えている場合にスイッチがOFFなのか,スイッチはONだけど機器が動作していないのか区別出来なかったのですが,これで区別が出来るようになります。

 このルールでは,緑ならスイッチがOFF,つまり機器も動作していないことが確定しますし,赤なら機器が動作していることが確定します。消えていて欲しい場所で赤が点灯していたら消し忘れですし,ついていて欲しいところで緑が点灯していたら付け忘れです。

 スイッチの交換はとても簡単ですが,特殊なスイッチなので例えば4路スイッチのほたるなんかは800円を超えますし,ほたるとパイロットを持つスイッチは1000円を超えます。数が必要になると,結構胃お金がかかります。

 しかし,とにかくランプが緑なのか赤なのか消灯なのかを見れば,危機の状態を一意に決定出来ることは,まだややこしいとはいうものの,問題の解決にはなったと思います。

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