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2014年05月30日の記事は以下のとおりです。

ダウンライト改造してLED化する

  • 2014/05/30 10:51
  • カテゴリー:make:

 私は自分の気持ちが曇ると,寝ても覚めてもその事ばかりを考えるような事をでっち上げて,それに夢中になることで,嫌なことから逃げて自分を守ろうとします。

 意図してそうしているという感覚はなく,後になって「あのとき夢中になったxxxで私は救われたなあ」と思うことが何度もあるのですが,どうやら今回は電気工事のようです。

 電気工事は資格がないと出来ませんが,逆の見方をすれば資格を持つことで出来る事がどかーんと大きくなる性格を持っています。もちろん,そこには資格だけではなく,スキルも必要になるわけですが,私のようにプロではない電気工事士は,自分の家で趣味として電気工事をするしかありません。

 これも考えようで,趣味だから結果が厳しく問われませんし,時間もお金も掛け放題です。失敗しても「ごめんなさい」で済みますし,うまくいけば直ちに自分達の生活が便利になります。

 思い通りになる,結果が自分に直結する,という2つは,程度の差はあれ万人にとって非常に大きな「エサ」であり,極論すればこの2つを仕事で実現出来ている人は,すなわち「仕事が趣味」といって憚らない人なのだろうと思います。

 ということは,仕事をそんな風にとらえられない人間は,仕事以外で「エサ」に食いつかないと餓死してしまうわけで,その人が死ぬときに「ああいい人生だった」と思えるかどうかは,つまるところこういう事の積み重ねではないかと,思ったりします。

 閑話休題。

 我が家で白熱電球が残っているのは3階のトイレが残るのみになりました。これは調光器が入っている照明器具故に,LEDに出来ないという理由からでしたが,1階のトイレについては照明器具そのものを交換することで,白熱灯を置き換えました。

 3階トイレも同様の作戦で処理できますが,照明器具が人感センサ付きのダウンライトでミニレフ球という興味深いもので,気に入っているだけに安易に交換することはしたくありません。

 LBC74260というこの照明器具はもうすぐ生産中止になりますが,これと同じ形の後継品種はアナウンスされておらず,LED化も聞こえてきません。ならば,この器具を使ってLED化するのが早道です。

 とはいえ,電球をそのままLEDに置き換えることは出来ない事がわかっています。ならどうするか。

 この器具は換気扇連動型で,人感センサで電球だけではなく換気扇もON/OFF出来るようになっていますが,換気扇ですから調光などなく,本当にONとOFFだけです。ここをLED電球に繋げば,人感センサ付きのLEDダウンライトが完成!です。

 問題は調光器の出力を開放しておいていいかどうか,ということで,ここまでは先日の日誌にも書きました。

 人間の持っているエネルギーの総和は等しく,気分や体調でその配分が変わるというのは私の実感なのですが,今の私のように寝ても覚めても電気工事という状態では,私のエネルギーはこの問題の解決に集中投下されます。

 そんなわけで,先週の土日に器具の改造と取付をやりました。

 まず,LBC74260を取り外し,分解してみます。E17のミニレフ球のソケットは,本体に対して金属のスペーサを介して取り付けられていて,電球が奥に引っ込んだり飛び出したりしないように,その高さが調整されています。

ファイル 697-1.jpg

 これを見ながらふと,もしかするとこの器具は元々E26の電球を前提に設計してあり,E17にする時はスペーサを使って作るんじゃないのか,と思ったのです。そこで,手持ちのE26のソケット(レセプタクル)にLED電球を取り付けて並べてみると,計ったようにぴったりです。

 しかも,ミニレフ球の直径は,LED電球の直径とほぼ同じ。表面の曲率も近似しており,ミニレフ球の代わりに取り付けられていても,ぱっと見てその違いは分からないでしょう。

 俄然やる気が出てきます。この方針でいきましょう。

 まず,本体からE17のソケットを外します。調光器との接続はコネクタになっていますので,端子のそばの小さい穴にピンセットを突っ込んでロックを解除し,引っ張ります。

 次に,E26のレセプタクルを取り付けます。場所がずれると格好悪いので,E17のソケットの取り付け中心位置と,E26のレセプタクルの中心位置が同じになるよう,位置決めをしてビス穴をあけます。

 レセプタクルにVVFケーブルを取り付け,横から出せるようにレセプタクルの袴の部分を少し切り欠いておきます。これ,本当はやったら駄目なのですが,他に方法もないので目を瞑ります。

 そしていよいよ本体に取り付けます。念のため位置がずれていないか,高さに問題はないかを確認してみます。よし,問題なしです。

ファイル 697-2.jpg

 次にレセプタクルからのVVFケーブルを,換気扇接続端子に差し込みます。

ファイル 697-3.jpg

 電気的にはこれで完成したので,期待した動作をするか,異常は起きないかを確認するために,ばらした状態でLED電球を取り付けてコンセントに繋いでみます。

ファイル 697-4.jpg

 問題なし。ちゃんと動作します。

 あとは本体は元のように組み立てて,トイレの天井に取り付けるだけです。

 本体の改造は最小限になっていますし,外観の大きさも見た目もなにも変わっていませんので,取付にはなんら問題は起きません。

 取り付け完了後に通電,動作確認をすると,よしよし,期待通りです。

 1階トイレが100W相当なのに対し,3階トイレのLED電球は60W相当ですので,ちょっと暗いなと思います。天井が高いこともあってなおさらそう思うのですが,色は昼光色ですので,色も転ばず,我々家族には好ましいです。

 この照明器具は,人感センサが人を検出しなくなってから,設定した時間だけ電球の点灯を維持し,消灯してからも5分間は換気扇を回し続けるようになっています。そこで点灯時間を1分に設定すれば,6分間LEDが点灯することになります。これなら従来通りの感覚で使えるでしょう。

 1週間ほど経過して,なんら問題は無しです。前述のように多少暗いなと思うことと,初期のLED電球を使っているからか配光特性が悪くて,光が回るところと回らないところの差が大きくて,影もかなりきつく出ます。

 まあこれはLED電球を交換すれば解決する問題で,今回は引っ越しに伴ってたくさん余っているE26のLED電球の再利用もテーマになっていましたから,これはまあこのままで辛抱しましょう。

 これをもって,我が家からは白熱電球は全廃しました。残っているLED以外の照明も蛍光灯のみで,屋根裏の倉庫と洗濯機を収めた区画の2箇所を残すのみとなりました。

 この2つは特に蛍光灯のままでも構わない場所,使い道ですので無理にLEDにする計画はありません。LEDにしてもあまりメリットはないと思います。

 そして,入居以来,懸案となっていた問題がこれですべて解決してしまいました。達成感以上に,これですることがなくなったという喪失感が勝ってしまうのは,心理状態故でしょうか。

 ここでくじけては面白くありません。わざわざ問題点を探してでも,あるいは作り出してでも,寝ても覚めても,と言う状態を作らないといけません。

 ぱっと3つ考えました。

 まず,スイッチのすべてをほたるスイッチにすること。コスモシリーズワイド21はプッシュ式で,見ただけではONなのかOFFなのか判別できません。

 ONなら照明が点灯しているんだからわかるだろ,と言うのはちょっと考察が足りなくて,スイッチが2つ並んでいて,近いところに2つの照明がぶら下がっていて,1つだけ点灯しているような場合,どちらのスイッチを押せば今点灯している照明を消せるのか,一瞬でわかりません。あれ,どっちのスイッチだったっけ?と考えてしまうだけではなく,違っていたときのがっかり感も大きくて,ここは改善しないといけないです。

 そこでほたるスイッチです。もともとほたるスイッチは暗闇でスイッチの場所を示すためのものですが,ONかOFFかを示すインジケータとしても使って見ようという話ですね。こういう場合,赤いランプのパイロットランプを使うのでしょうが,どうも私は赤は嫌いで,ほたるスイッチの緑色を見るのが好きなことと,緑のスイッチを押せばONになる,という習慣が身についたこともあり,いっそのこと全部変えてしまおうと思ったのです。

 次に,和室のスイッチとコンセントの色が白なので,壁紙に会わせて利休色にしようと思います。コスモシリーズワイド21には色が選べるのですが,白以外はあまり在庫がなくて,すぐには手に入りません。ところが探してみると在庫を持っている業者さんが見つかり,ここにお願いすることにしました。

 壁紙に合わせたところでなにも変わりませんし,別に白でもいいかなと思う所もあるのですが,これはまあ気分の問題ですね。

 ただ,今回はテレビアンテナのFコネクタとLANコネクタのある,集合コンセントについては白のまま変更を断念しました。この2つのコネクタにも利休色が用意されてはいるのですが,さすがにどちらも特殊で時間がかかるようですし,手に入ったところで交換作業が面倒です。交換した結果うまく動かないかもしれません。ですので,交換するのはスイッチと別の壁にあるコンセントのみとします。

 まあ,その結果とても良いという事になれば,面倒でも全部を利休色にすることにしましょう。慌てることはありません。

 次に,これが一番面白いのですが,内玄関の照明に人感センサを導入します。うちは内玄関の照明がダウンライトになっていて,壁にそのスイッチがついています。日中は別に必要がないし,消すのも面倒なので普段はあまり使っていませんが,夜はそれでも明るい方が便利なので,人感センサになると面白いかなと思っていました。

 スイッチに置き換える形で人感センサに出来るものが売られているのですが,これよく調べてみると,本当に置き換えが出来るものもあるんですね。

 というのは,人感センサも電子回路なので,それが動作する電源が必要ですから,照明のON/OFFだけの配線では駄目で,大元の100Vの配線も別に必要になるのです。その配線はとても大変になるので,非現実だなとおもっていたわけです。

 ところが,照明器具に流れ込む電流から電源を確保するタイプの人感センサも用意されていて,これだと今のスイッチを本当に置き換えるだけで済みます。よく考えたものですね。お値段は7000円近くと結構高いのですが,便利になるということと,どうも来客時のウケがよいらしく,まあ面白半分でやってみるのも,よいでしょう。

 そして最後です。これはまさに思いつきなのですが,USBコンセントの用意です。電材関係のニュースリリースがImpressWatchやITMediaに採り上げられることはほとんどありませんが,さすがにUSBだけあって,パナソニック電工のUSBコンセントの発売が掲載されると,あっという間に広がりました。

 当初このUSBコンセントは5月末に発売とあったのですが,今は6月上旬になっていますね。電気工事が必要なのに,一般の人の注目がこれほど集まるとは,面白いなと思います。

 で,この話を嫁さんにすると,興味がないとおもいきや,えらい食いつきの良さを示し,欲しい欲しいとだだをこねる始末です。いわく,リビングのカウンターでiPadを充電するのだが,カウンター下のコンセントにUSBのACアダプタを差し込んで,ここからケーブルを回してくるのが面倒臭い,らしく,平たく言うと自分専用のUSB充電の手段が欲しいというスケベ心も働いているような感じです。

 私は,コンセントをカウンターの上に出すことは不格好で,かつカウンターの上を狭くすることに繋がることから好みませんが,確かにUSB壁から出ていると,それはそれでウケるでしょう。いいですね。面白そうです。

 そこで,USBコンセント「WN1471SW」を予約しました。これに1口コンセントを組み合わせて,カウンター上の壁に出してみましょう。

 でも,これってどうかなあ。USBコンセントは反響も大きいようで,結構売れるんじゃないかと思うのです。故に市場からの要望もたくさん来て,後継品種が早めに出るんじゃないかと思います。

 誰もが思うのは,2口欲しいよなあということでしょう。また,大きいなあということでしょうね。今回のモデルはAC100Vを5V2AにするためのACアダプタに相当する部分が多き大きくなってしまうのか,コンセント2連分の大きさがあります。

 これを1連分の大きさにすることはすぐにも行われるでしょう。そうするとこれを3つ連ねて使うことが出来ますよね。今の大きさだと1列のコンセントプレートに1つしか取り付けられません。

 あるいは,3連分の大きさになっても,USBコネクタが2つとか3つあれば問題はないので,そういうモデルも出るでしょう。今回の製品は,画期的な製品だなと思いますが,もう一息なところがあるので,これが決定版にはならないでしょうから,次の品種が割と早めに登場し,それが定番になるような気がしています。

 本当は,それが出てから取り付けるのがいいように思っていますが,まあ新しいのが出てから交換しても良いですし,まずはUSBが壁から出ていることが重要なのではないかと,思います。

 それにしても,私のような素人が電気工事を自分で出来るようになったことには,電気工事の資格を持てた事と同時に,従来は業者しか入手出来なかった部材を簡単に手に入れられるようになったことが非常に大きいと思います。

 欧米,特にドイツあたりでは,昔からDIYが当たり前になっていて,家のメンテナンスや自動車や家電品の修理は,自分達で行うことが特別な事ではありません。私が以前ドイツを訪れたときにも,デパートの売り場には工具やコンセントなどの部材,材料がまるで日本のホームセンターのように売られていました。

 当時の日本の状況は,ホームセンターがそうしたものを取り扱っていましたが,素人向けの無難なものが少しだけ並んでいるか,逆にプロ用に特化した専門的なものを取り扱う店が僅かにあるかの,どちらかであったように思います。

 しかし,今は日本のどこにいても,大方のものが買えるようになりました。インターネット通販がここまで我々の生活を変えてしまうとは,私は想像していませんでした。

 流れは簡単なで自然なことで,それまで業者だけを相手にしていたお店が,手軽に開店できるようになった通販サイトを立ち上げて,いろいろな人に売るようになったということです。

 もちろん,顧客の違いはサポートの違いになりますので,業者に売る方が余程簡単なことだったに違いありませんが,そこはやっぱり対象者が圧倒的に大きいだけに,売り上げも大きくなるのでしょう。

 同時に,業者もインターネット通販をするようになって,より在庫が多く,より安く,より納期の短いところを使うようになっているんじゃないかと思います。素人だろうがプロだろうが,ものを買うときに好ましい事柄は,基本的には同じですから。

 こうして,プロの道具や部材を素人に小分けしてくれることで,成り立っている趣味というのは案外あるもので,ぱっと思い浮かぶのは電子工作でしょう。

 本来,何千何万という数で商売をする電子部品は,単価が安いので小分けして売ることを部品メーカーはやりません。そこで間に入った卸業者が,一部を店舗で小売りする業者に流すことで,我々素人はその小売店から,1つ2つという少量の電子部品を買うことが出来るのです。

 これも流れが変わりつつあり,秋葉原からは間口の小さな電子部品の店舗の数が減っていますし,一方でRSコンポーネンツなど本来はプロ相手の通販業者を素人が利用するようになるなど,大なり小なりインターネット通販が影響を及ぼしているようです。

 考えてみれば,手芸や裁縫が趣味の人に取って,ユザワヤはまさにワンダーランドなわけですが,そのユザワヤにはプロが使う道具や部材が在庫されていて,プロも使います。園芸屋さんも昔からそうですね。食材関係でもそうでしょう。

 翻って,本なんかはプロ向けの本屋さんというのは,あまり聞きません。もちろん専門書を扱う本屋さんはありますが,そういうところはあまり耳にしませんし,むしろ専門書は都心の大型書店にそろっていることが多いです。

 これは本が再販商品であり,どんな本屋さんでも取り扱う事が原則的に可能で,注文すればどこでも同じ価格で手に入るという環境が,遙か昔から整っていたことにあるのかも知れません。それも,amazonなどのインターネット通販が非常に大きな影響を与えてしまっているのが現状ですが・・・

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