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2014年09月22日の記事は以下のとおりです。

ケルヒャーWV75plusで安全確実に窓掃除

  • 2014/09/22 16:41
  • カテゴリー:散財

 現在の家に住み始めて1年半になりますが,これまでタダの一度も窓ガラスを掃除したことがありません。

 普段は雨戸をしているので,そもそも汚れないように気を遣っていたのですが,そうはいっても中と外を仕切るガラスなのですから,汚れて当たり前。それでも掃除をしなかったのには理由があって,それは危険だったから,です。

 うちは3階建てなのですが,窓ガラスの外側を掃除するには身を乗り出して手を伸ばし,拭き取るしかありません。

 洗剤や水をボトボト落とす事も周りに迷惑になりますし,身を乗り出してバランスを崩して落ちてしまえば,痛いどころでは済まないかも知れません。

 しかも,掃除中は窓を開けたままにしないといけないですから,夏の暑いとき,冬の寒いときは出来ません。天気が悪いときも出来ません。

 窓ガラスの掃除は,「今年の汚れ今年のうちに」というキャッチコピーのせいもあり,どうも年末行事という気分がしますが,私に言わせればなにもクソ忙しくクソ寒い12月末に屋外の作業をすることはないはずで,要するにサボったツケです。

 そろそろ窓ガラスの掃除をしたいなあと思いつつ,寒くなる前に片付ける方法はないものかと,ずっと考えていたのです。

 そして考えついたのが,ケルヒャーの窓ガラス用バキュームクリーナーです。

 窓ガラスにびっしりつく結露退治に活躍する真冬には,毎年のように「素晴らしい」というレビューが出てくるこのバキュームクリーナーですが,本来窓ガラス掃除用のものですので,今回の用途にはぴったりではないかと考えたのです。

 というわけで,あまりよく考えずに,ケルヒャーのWV75plusを買いました。7000円くらいなんですね,この機種。ちょっとお安くなっている感じです。

 購入後,商品が配達されて感じたのですが,ケルヒャーといういかにもドイツ語というメーカー名からイメージされる重厚なものではなく,軽くてチャチで,確かにこれは数千円だわ,と言う感じでした。なにより残念なのは,付属品があれこれ多いのに,組み立てた状態では箱に入らないことでしょう。

 結局私は,箱を捨てました。

 さて,いつものようにレビューです。

(1)大きさ・重さ・動作

 大きさは一昔前によく見た,自動車用に売られていたハンディクリーナーみたいな感じです。手に持った感じは悪くないし,重くもないので長時間の使用にも負担は軽いでしょう。

 細長い本体の先端に,ブレードを取り付けます。ワイパーのようなゴムのへらが水をかき集め,それを吸い込む仕組みです。

 吸い取った水と空気は,内部で分離されて,水だけタンクに溜まるようになっています。

 だから,本体を逆さまにするとタンクから水が戻り,これが空気の通り道に入り込んでしまいます。当然故障に繋がると思いますし,取説にも「するな」と書いてあるくらいですので,これは避けたいところです。

 一応,IPX4ということで,ちょっとくらいの水は大丈夫だと思いますが,風呂場などで使うのは注意した方がよいかも知れません。


(2)付属品

 大小2種類のブレードはがっちり作られていて,いかにもドイツっぽいのですが,充電器は今どきトランス式のACアダプタですし,オマケくらいの扱いのはずのスプレーのボトルの組み立てが,やたら面倒だったりします。

 どうもこの製品,スプレーと洗浄液が主役のような感じです。

 そのスプレーですが,なんでわざわざついてるのかと思っていたのですが,その頭に幅の広いクリーニングクロスを取り付けられるようになっているあたりから,これはどうも,このスプレーがミソなんだと思うようになりました。

 吸水性の高いものではない,本当に洗浄液を塗り広げるのに適した素材のこのクリーニングクロスが,スプレーと一体化していることで,とても素早く,安全に窓掃除が出来るようになるんですね。


(3)使ってみて

 2つの使い方を試して見ました。1つは窓掃除,1つは風呂の壁の水滴を取る,です。

 まずは窓掃除です。洗浄剤をボトルに入れ,水をいっぱいに入れて溶かします。シュッシュッと窓に吹きかけてから,スプレーの頭のクロスで塗り広げます。ここで汚れが浮き上がるんだそうです。

 慌てなくてもよいのですが,一応乾く前に本体の電源を入れ,ブレードを窓の上部に当てて,一定の速度,一定の力で下に引っ張り,洗浄液を吸い込みます。これを何度か繰り返すと,ほら,窓ガラスがあっという間に綺麗になります。

 室内側はそれほど汚れていないと思いましたがとんでもない。吸い込んだ汚水は真っ黒ですし,クロスも黒く汚れています。何より掃除が済んだ窓ガラスは驚くほど綺麗で,向こうが良く見えます。

 屋外側も試すのですが,窓から身を乗り出して作業をする必要があり,慎重に始めます。しかし,大きく身を乗り出すこともなく,手の届く範囲で洗浄液を吹き付け,広げ,吸い込む事ができ,楽に,安全に作業を終えることが出来ました。

 1つは,水が垂れない,下に落ちないという安心感です。迷惑にもならないし,自分の腕に伝ってくることもありません。

 もう1つは,力をいれて擦ることはない,しかも1回すーっと拭き取ればそれでOKという簡便さです。時間もかからず,腕が疲れてしまうこともありません。多少の吹きムラが残り,筋状に汚れが残るのですが,これをゼロにするのはさすがに至難の業,もともと外にあるものなんですから,ここにこだわってもどうせすぐ汚れます。

 それより,窓ガラス全体の透明度が格段に向上したことを素直に喜ぶ,そういう大らかな気持ちも大切でしょう。

 あっという間に家中の窓ガラスの中と外を掃除できたのですが,これで洗浄液は半分くらい使った感じです。時間も労力もいらず,安全に,しかも綺麗になるということで,大変素晴らしいと思います。

 思うに,この商品の肝は,この洗浄剤です。汚れを浮き立たせる洗浄力はもちろんですが,すぐに乾いてしまわないこと,泡だらけにならないこと,拭き取るときにムラになって筋状の汚れが残らないようになっていることが,この洗浄剤の特殊なポイントです。

 しかも,水拭きやから拭きをしませんし,使用中はどうしても鼻と口から吸い込みますので,有害な物質は使えません。さわやかなシトラスの臭いがあるおかげで,作業そのものが苦にならないことも大事です。

 付属品は1袋で,これでボトル1本分です。私は別売りの4袋1000円のものも一緒に買いましたが,私の場合,窓すべてを掃除するのに125円かかるわけですね。普通の窓用洗剤でもこれくらいの値段はしますので,まあよいのではないかと思います。

 次に,風呂での使用です。

 うちの風呂はツルツルの壁になっていますが,これは水滴を拭き取りやすくして,カビの発生を抑えたいと思ったからです。しかし,その水滴を取る作業というのが結構な重労働です。雑巾で拭くのはさすがに大変と,水切り用のブレードを使っていますが,それでも切った水が自分にかかると,冬は寒いし厄介です。

 そこでこのWV75plusを使ってみようと考えたわけです。

 結果は上々です。とても楽です。壁の水滴がみるみる吸い込まれていきます。作業をしている私は濡れることもなく,また何度も繰り返すことなく綺麗に水を拭うことができます。

 風呂全体で120cc程の水が吸い取れたのですが,これがそのまま風呂場に飛び散るのかと思うと,そりゃ作業者が濡れるのも無理はないなと思いました。

 毎日使うものではないなと思って買ったのですが,結局毎日使うものになってしまいました。


(4)不便なところ

 いい話ばかりではありません。というか,ホントにこれドイツのメーカーのものか?と思うような配慮のなさに辟易します。

 まず,重心が高いので,本体もスプレーも,よく倒れます。これ,高いところで作業をすることが予想される窓掃除においては,致命的なんじゃないでしょうか。

 ブレードを本体の先端に取り付けると,もうそれだけでグラグラとして倒れそうです。少し触ると,簡単に倒れて転がります。

 スプレーもそうですね。先端のクロスが重いので,倒れそうです。

 しかも,スプレーも本体もそうですが,先端がT字ですから,ちょっとしたことで手が引っかかったりするのです。そうなると確実に倒れてしまいます。

 この安定の悪さが,とにかく気に入りません。もっと底面を広げるなり,重量物を下側に持って来るなりしないと,危ないと思います。

 それと,逆さまにして使うとタンクの水が逆流してしまうというのも問題です。原理的に仕方がないのですが,その逆襲した水がどこに行くかといえば,ファンに行くんですね。下側にある空気の吐き出し口から水がバババーと出てきた時には,もう壊れたと思い絶望しました。

 これ,下の方の水を吸うときには,どうしたって本体の下側が地面にぶつかるわけですから,横にしないと吸えません。逆さまは極端としても,水平くらいは制約無しで使えるようにならんかなあと思います。

 それと,タンクの水抜きのためのゴムのフタです。これがよく外れるのです。気が付いたらフタがあいています。ひどいときにはフタそのものが外れて,なくなっていました。

 こうなると,タンクの水抜き穴から汚水がドバドバ出てきてしまいます。私はこれであたりを汚してしまいました。

 そして,外れたフタを探し回ること20分。どこで外れたのかさっぱりわからず,あちこち探し回ってようやく見つけました。

 なんで外れてしまったのかなと考えてみると,このゴムのフタが,サッシの手前にある様々な出っ張り部分に引っかかり,外れてしまうようなのです。それはロックだったり,隣の窓ガラスのサッシだったり,レールの部分についている部品だったりと,いろいろあるんですが,これらが作業中にフタに引っかかると,ぽろっと外れてしまうんですね。

 洗浄液がついてしまうとヌルヌルするのでより簡単に外れるようになりますし,どういうわけだか引っかかりやすい構造になっている(タブが飛び出していたり)上に,曲面のタンクに沿うような形でくっついているゴム製のフタゆえに,ぴったりくっついているわけではないありませんから,引っかかればほぼ確実に外れます。外れた結果が大惨事であるだけに,もう少しなんとかならんのか,と思う点です。

 あとは充電関係でしょうか。連続使用時間が約20分で,充電に3時間かかります。ただ,充電はACアダプタを差し込まねばならず,これがまた不安定で倒れそうです。しかも充電完了後にはACアダプタを抜く事がおすすめされています。

 しかも充電回数が300回しかありません。うちのように毎日使うと,1年くらいでダメになる計算です。うーん,それは余りにもひどくないかい?

 最後に,付属品がいろいろついているのは結構なのですが,これを収納することが全く考慮されていません。折りたためるわけでもない,取り外せるようになっているわけでもない,本体に引っかけたりしてコンパクトに一体化できるわけでもない,とにかくT字になったものがかさばって,しかも不安定で倒れやすいので,まあ面倒なのです。


(5)まとめ

 まず,基本機能として,水滴を吸い込む力は申し分ないです。リチウム電池1本ですのでそんなにパワーはないのですが,どうしてどうして,ちゃんと水を吸い込みます。

 ブレードも良く出来ていますし,裏表使えるので長期間性能を維持できるでしょう。心強いです。大小2つのブレードは面積を取るかこまわりを取るかで選べるのが意外に良くて,少々高くても2つセットのplusを買った方がおすすめです。

 そしてなんといっても,洗浄剤です。我々日本人は,ついつい電気で動く本体への対価と考えてしまいがちですが,この商品は窓掃除を手早く,綺麗に行う「キット」であり,本体はその道具の1つに過ぎないことを,改めて感じさせられました。

 そしてその主役は,やはり最適化された洗浄剤です。そんなにべらぼうに高価なものではありませんし,これはぜひ専用品を使って,その効果を体感して欲しいと思います。

 キットして考えた場合に,7000円はちょっと高いかもしれません。しかし,安全,楽ちん,綺麗とくれば,決して高くはありません。風呂でも毎日使えますから,うちの場合は十分元は取れそうです。

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