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2015年05月27日の記事は以下のとおりです。

ClipHitから音が出ないので修理した

  • 2015/05/27 13:43
  • カテゴリー:make:

 先日,とある事情があって,私が自由に使って良いとされている作業部屋(とても小さい)の整理整頓をしていたところ,コルグのClipHitが出てきました。

 あー,そういえば買ったなあ・・・

 ハードロックを聴きながら,エアドラムをすることがとても爽快である事を知った私は,やはりここは本物のドラムを買うべきではないのかと,いろいろ思案したことがあります。

 今にして思えば買わなくて良かったなと思うわけですが,叩いて音を出すというプリミティブな楽器演奏に憧れる私としては,大げさにならず安価なClipHitはまさに福音だったのです。

 ですが,買ってみて解ったことは,ドラムと同じように楽しむには,センサーをドラムと同じ場所に設置して,こいつをスティックで叩かないといけないという,小学生でもわかる事実でした。

 結局の所,場所も取るし,準備も片付けも必要なClipHitは,電池を抜くことも忘れるほど奥の方にしまい込まれていたのです。

 片付けをしている最中に,どうやら保育園で太鼓を叩くことを覚えた3歳の娘が,部屋を覗きに来ました。なにせ危険なものが散乱している片付け中の作業部屋です,小さい子供には面白そうな秘境に見えても,大人が作り出したただの無秩序なわけで,危険なことこの上なし。

 そこで「あっちいけ」というのですが,純真で無垢な3歳児には,拒絶された,否定された,と大げさに聞こえるらしく,絶望して泣きわめくのです。

 そこで私は,発掘されて手の中にあるClipHitを,彼女に見せることにしました。ClipHitは白くて丸く,子供にも違和感のないデザインです。本体を叩くと音が出ますので,本体だけで遊べてしまうのも魅力です。

 電源を入れようとしましたが入らず。電池切れとわかったので電池を交換します。娘はワクワクしながら,私の作業をしゃがみ込んでみています。なにげに幸せな瞬間です・・

 電源は入りました。しかし,音は出ません。シーンとしています。

 壊れた。

 娘は残念そうな顔をしています。電源のON/OFFは出来るので,マイコンまわりはちゃんと動いていそうです。それならとセンサ-取り付けてみますが,やはり音は出ません。

 そこでヘッドフォンを取り付けてみると,なるほど,ここからは音が出ます。本体内蔵のスピーカーから音が出なくなってしまうという故障が起きたという結論です。

 娘には「うーん,どうも壊れてしまったみたい,残念だなあ」というと,とても寂しそうな顔をして,自分が楽しむ機会を失ったということよりもむしろ,私の持ち物が壊れてしまったことが残念だという雰囲気で,母親の所に戻って行きました。

 4日かかった部屋の片付けも目処が立ち,気になっていたClipHitの修理を検討してみます。

 分解して,スピーカーを固定している部品と配線を外して,スピーカーを取り外してみます。なんか立派なスピーカーです。口径は80mm弱で,柔らかいエッジで大きなストロークが確保されています。いかにも低音が出そうなコーンです。

 そして中心部には銀色のプラスチック製のコーンがもう1つついていて,ダブルコーンによるアコースティック2ウェイになっています。おお,これで高域も出そうと言うのか!

 まあその割には磁気回路が貧弱そうで,案外大したことはないんじゃないかと思ったのですが,電源器で1Vくらいを作って,このスピーカー端子にいれてみます。

 断線していなければガリガリと音がするはずなのですが,全く反応無しです。これでスピーカーの破損で原因は確定です。念のため,別のスピーカーを付けてみて,ちゃんと音が出ることも確認しました。

 スピーカーを交換すれば修理完了になることはわかったのですが,ここでふと思ったのは,もしかすると保証期間なんじゃないのか?ということです。

 私が買ってからというよりも,発売してから1年経過していない商品です。ということは全数が保証期間中です。

 ほとんど使っていないスピーカーの断線なんて,はっきりいえばもう部品不良としか言いようがありません。しかも保証期間なのですから,これはきちんと無料で修理してもらうべきでしょう。

 しかし,最近の私はどうも手間がかかることを忌避するのでいけません。サービスセンターに送るとか,そういうのがもう面倒で面倒で,それならさっと自分で修理しちゃおうと考えるのです。これが結果的に失敗に終わることもままあるので,困ったものです。

 そんなわけで,とりあえず,交換出来そうなスピーカーを探しましょう。口径は80mm弱ですので,これはいわゆる3インチ(77mm)でしょう。秋月を見ていると,ちょうど3インチのスピーカーが安く出ています。10Wクラスで,なかなか音も良いと評判ですが,2個以上買うと1つあたり250円という安さです。

 問題は厚みです。元々のスピーカーは,マグネットがかなり出っ張っているのですが,マグネットの口径は小さいので,斜めに取り付けられたスピーカーと基板や部品が干渉してしまう可能性があります。

 しかし,あれこれ考えていても仕方がない。安いんだし,買ってから考えよう。そういえばこの秋月のスピーカーは取り付けネジ用の耳が四方についているんで,これも邪魔になるけどドンマイ。あ,なんか効率がやたらと低いなあ,そのままだと音が小さくなってしまうだろうなあ,まあやってみるか。

 その日のうちに秋月に注文を出し,中一日でスピーカーが届きました。

 見た目はアレですが,音はなかなか良さそうな構造です。仕様書にある周波数特性はちょっと出来すぎのような気もしますが,多くの先人達の評判に悪いものは少なく,むしろその実績を信用すべきでしょう。

 まずはそのままで交換可能かどうかを考えますが,どう考えても取付ネジ用の耳が邪魔です。そこでドラ○もんよろしく,切り落としてしまいます。

 これで素の取り付け用部品をネジ止めして,スピーカーを上ケースに取り付けできました。次の懸念は,大きくなったマグネットのせいで,他の部品と干渉しないかどうかです。

 仮止めの状態で組み立ててみたのですが,うまい具合に収まっているようです。隙間から見ていても,ギリギリなんとかぶつかっていないようです。

 ここまで来れば,あとはハンダ付けで配線を元に戻して,修理完了です。

 電源を入れてみると,ちゃんと音が出ます。当たり前の事とはいえ,なかなかうれしいものです。しかし,今ひとつ音量が不足しています。ボリュームを一杯まで回しても,音量が足りません。これが新しいスピーカーの効率が低いことによるものであることは,もう疑う余地がありません。

 しかし,もうそこは割り切ります。

 早速娘に「なおったよー」というと,ぱっと明るい表情を見せて,手でポンポンと叩きます。そしてスティックを持ってこいと,私に命じます。私はそそくさとスティックを取りに戻り,娘に手渡します。

 娘はまたも明るい表情で,両手に持ったスティックを交互に動かし,器用に音を出して遊んでいます。

 そのうち飽きたのか,他の遊びを始めてしまいましたが,私がいないところで母親には,直って良かったねと,ニコニコしながら言っていたそうです。

 ということで,Cliphitは修理が出来ました。秋月のスピーカーで修理出来ることもわかりました。ついでにもう2つ買ってあるので,今度壊れても全然大丈夫です。(同じ壊れ方をするんであればその原因を調べないといかんのですが)

 ただ,やっぱり手でポンポン叩くだけでは面白くないんですね。かといってあちこちにセンサーを取り付けるのも面倒なので,修理はしましたが,そのまま袋に入れて片付けてしまいました。

 

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