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2015年08月26日の記事は以下のとおりです。

結局FE103Enに交換した

  • 2015/08/26 12:58
  • カテゴリー:make:

 ということで,捨てるにはあまりに惜しい出来となった,ステレオ誌別冊ムックの付録,バックロードホーンのエンクロージャキット。どうしたものかと考えていたのですが,ここはやっぱり毒を食らわば皿までと,FE103Enを買うことにしました。

 土曜日の午前中に注文,日曜日の昼過ぎには届きました。もはや自分で買い物に行くのが,バカバカしくなってしまいます。お値段は約5300円だったと思います。

 かくいう私,フォステクスが好きな割には,フォステクスのユニットを買うのは始めてです。先日書きましたが,なにせ木工が下手で,エンクロージャをわざわざ作っても,残念な結果にしかならないことがわかっていますから,ユニットだけ買っても仕方がないことを,痛いほど知っています。

 普通,大人になると賢くなるものですが,私の場合,若い頃の方が賢かったようです・・・


 そんなこんなで,手元に届いたFE103Enは,しっかり重たく,クリーム色のコーンが実にさわやかで,とてもいい音がしそうです。

 もうすぐ4歳になる娘に「スピーカー一緒に作るか」と声をかけると,ぴょんぴょん走り回って,作る作ると大喜びです。黄色が良かったけど茶色の絵の具しかなかったんでしょ?次は黄色にしようねと,先日色塗りをしたときの会話を覚えています。

 リビングにP1000を取り付け済みのエンクロージャを2つと,箱に入ったままのFE103Enを持ってきます。あとはプラスドライバーです。新聞を広げて,エンクロージャを置いて作業開始です。

 娘は興味深そうに,私のやっていることを見ています。エンクロージャは出来上がっていますから,「作る」といっても,交換作業だけです。

 4つのネジを外します。しかしP1000はニスのせいでくっついていて,外れません。娘に「ありゃ~」と言いながら外れないと言うと,娘もおどけて,困ったようなリアクションを真似しています。面白いですねえ。

 四苦八苦していると,ピリ,という音がして,ユニットが緩みました。これで外れそうです。娘も大げさに喜んでいます。でも,P1000のフレームの跡が残っています。

 ユニットを外して,配線を外す作業を,娘も注意深く見ています。不思議とやりたいとは言い出しません。ようやくエンクロージャを分離したP1000を床に置きましたが,娘が持ちたいというのでいいよというと,右手でがしっと掴んでいます。

 ああああああー,エッジに親指がーーーー!

 それはこうやって持ってよ,と教えると,教えたとおりに持ってくれます。重たいでしょうというと,余計に頑張って持ち上げようとします。

 そして外したビスを,スピーカーのマグネットのくっつけて「おもろいでしょ」というと,目をきらきらさせて「やりたい」と言い出しました。ちょっと遊んでもらいました。

 危ないからこっちに貸して,片付けるから,というと,あっさりとスピーカーを渡してくれました。
 
 次はFE103Enの取付です。マグネット径が大きくなっているので取り付けにくかったのですが,無事にケーブルを取り付けて位置決めをし,新しいビスで締め付けます。残念ながら,P1000のフレームの形状とFE103Enの形状が異なるため,P1000のフレームの跡はFE103Enでは隠れませんでした。

 ビス留めをします。今回はワッシャも入っていましたが,娘はこのワッシャに興味があるようで「これはなに」と聞いてきます。

 私はウソをつくのが嫌ですし,適当にごまかすのも嫌なので,これはワッシャというのだとと言いました。そしてビスに通して使うのだと,偉そうに説明をしました。

 なんとか1つ目が完成し,次は2つ目です。

 2つ目は簡単に外れて,交換もスムーズです。位置決めもさくっと進みました。娘は私の作業を見たり,ネジとワッシャで遊んでいます。

 ここで,参加意識を持ってもらう作戦に出ます。「じゃ,ネジにワッシャを通して渡してよ」とお願いすると,わかったと,目を輝かせて通したものを,手渡ししてくれます。

 ばっちりばっちりとお礼を言って,これをぎゅぎゅっと回してユニットを固定していきます。結局2本ほどしか用意してもらえなかったんですが,それでも「完成したよ」というと,わーいと一緒に喜んでくれました。

 じゃ早速音を出すか,とリビングのCM1をどけて,このスピーカーにつなぎ替えます。CM1に比べて小振りで,威圧感が少ないですし,色もCM1に比べて濃いので,リビングがスッキリします。むき出しのFE103Enも綺麗ですし,見た目はこっちの方が楽しいですね。

 そして音を出します。

 うーん,確かにP1000に比べれば,高音もスッキリ出ますし,ボーカルの定位もよいです。アンプのと相性は良さそうで,無難になっているのは分かるのですが,どうも,低音が不足していて,CM1に比べるまでもなく,今ひとつだとわかります。

 しかし,ならしていくうちに,なんだかとても心地よくなってきました。CM1はとてもストレートなモニタースピーカーですから,情報量も多く,誇張がありません。

 ですから,いい音だなと思う反面で,結構疲れるというのと,やっぱりアンプの性能差がよく出てきてしまうんだなと思いました。

 このFE103Enバックロードホーンは,CM1よりも帯域が狭く,まあラジカセに毛が生えた程度な感じがしますが,1時間ほど慣らしていくと元気で明るく,さわやかな音になってきたように思います。耳が慣れたんでしょうね。

 情報量は確かに少ないのですが,各々の楽器の定位はしっかりしているし,動きません。ボーカルには奥行きもツヤもありますし,派手さはないけどとても溌剌としてて,とても好ましいです。

 なんといっても聴き疲れしません。いつまでも聞いていたいという気持ちがするのと,アンプの悪いところがウソのように見えなくなります。まあ,それだけ情報量が少ないということでしょうが・・・

 バックロードホーンらしい音になっているのかといえばそうではないと思いますし,FE103Enの本当の能力を発揮できているかといえば,全然そんなことはないでしょう。でも,リビングにはこんな感じの音がふさわしいんだなあと,気が付きました。CM1で聞いていたら,やっぱり楽しくないのですよ,リビングでは。

 お,娘も踊りまくっています。楽しそうです。夕食を作っている嫁さんの所に走って行って,自分が作った事をアピールしています。

 てなわけで,うちのリビングは,CM1からFE103Enバックロードホーンに変わりました。小型でスケール感もありませんが,リビングにはぴったりです。昨日特に好印象だったのは,カーペンタースであったことを,書いておこうと思います。

 もし,私が中学生くらいで,この音を手に入れていたら,きっとその後のオーディオとの向き合い方は変わっていたんじゃないかと思います。お金をかけることだけがすべてではないし,お金をかけなくても,これだけの音が手に入ったんだろうと思いますが,そうした出会いも運だったというのも,また認めざるを得ません。

 思えば,私が使っていたオンキョーのS-4000というスピーカーも,大きいだけで今ひとつなスピーカーでした。それでも頑張って慣らしていたのですが,定位も悪く,レンジも狭く,大きさから来る安定感だけが取り柄だったように思います。

 私が始めて手に入れたHiFiスピーカーがこれでしたから,これがいいものか悪いものかは,わかりません。しかし,FE103Enを聞いてみれば,明らかににFE103Enの方がいいとわかります。

 ああ,苦手でも,FEシリーズで自作を1回やっておくべきだった・・・

 さて,そうするとCM1をどうするか,です。これはやっぱり元の検討部屋に戻すべきでしょう。そうすると,PE101をどうするかという問題が出ますが,まあそれはおいおい考えましょう。

 CM1はならしにくい,CM1はモニターだ,CM1は楽しくない,という意見に対して,認めた上で「それがどうした」と居直っていた私でしたが,ようやくにしてその意味が分かった気がします。

 

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