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2015年11月11日の記事は以下のとおりです。

安物機械式腕時計を調整

 昨年の冬ですが,amazonで安物の機械式腕時計を買いました。具体的な名前やブランドを書くのも恥ずかしいくらいなのでいちいち書きませんが,記録を見ると6000円ほどで買ったようです。

 ベルトはしっかりとしていますし,それなりに面白いデザインで憎めないのですが,ムーブメントは悪いもので,音も「ガジガジ」といった音がします。

 機械式腕時計を試すのにちょうといいと思って買った時計でしたから,その後にちゃんとしたセイコーの時計を買うための布石になったという点では,その役割を果たしたと思う訳ですが,それでも時々付けてみては,精度の悪さに閉口して使うのをやめるということを繰り返していました。

 そうこうしているうちに,時々止まっていることに気が付きました。やがて完全に動かなくなってしまい,娘のオモチャに払い下げられてしまったのが,先月の話です。

 ベルトだけ他に使うからと撮っておいたのですが,娘が乱暴に扱ったことがよかったのか,はたまた私が手持ち無沙汰に竜頭をグルグル回しまくったことが幸いしたのか,突然動き始めたのです。

 そのうち止まるだろうと思っていたら,何日もそのまま動き続けています。治ったと言いたくはないのですが,ゴミでも噛み込んだものが,外れたということでしょうか。どっちにしても調子が良さそうです。

 数日様子を見ていると,やっぱり精度の悪さは強烈で,3時間で5分ほど遅れます。これでは,昼間の活動時間に限ったとしても,日常生活に支障が出ます。

 どうせ一度壊れたものだし,このままでは使えない訳だからと,調整してみることにしました。

 ケースに傷がついても気にしないということで,なんとかフタを外してみようと観察をしますが,これだと思うとことが見当たりません。そこで,太めのマイナスドライバーを,ケースの縁とベルトの留め具のところにひっかけて,ぐぐっとこじりました。

 幸いなことに,ピンといい音がして,フタが綺麗に外れました。テンプについている調整機構をピンセットでいじり,どちらに回すと進むのかを確かめた上で,少しずつ合わせていきます。

 1週間ほど毎日調整を繰り返して,かなりいいところまで追い込んだところで,裏蓋を閉めますがこれが大変でした。

 とにかく閉まりません。万力で挟み込んでみますが,ガラスが割れそうです。指で押しても歯が立ちません。

 これも数日,悪戦苦闘したのですが,顎が大きく開くペンチで三箇所を同時に挟み込んで,パコッと閉めることが出来ました。二箇所ではどうしても閉まらなかったのです。

 ここで,蓋を閉めるための専用工具を買うという手もありましたが,6000円の一度壊れた時計を,数千円の工具で修理するというのも本末転倒な気がして,頑張って見た次第です。

 幸いにして,傷も付かず,変形もせず,元通りになりました。

 そしてフィールドテストとして,休日に家の中でずっと使ってみます。止まったり狂ったりしたときに,外出先では被害が大きいですから。

 ところが,想像の以上の精度の高さなのです。3日たっても4日経っても,狂いません。アナログの時計ですから,少しずつずれるのが分かるものですが,時刻の再調整が必要なほどずれることが,ほとんどないのです。

 大きい時計で,見やすく,見た目に面白いデザインで,その上精度がとても良くなりました。時計にとって精度は基本機能です。安物ではありますが,なんだかけなげで,とても気に入って使っています。

 セイコーの時計は,10万円近くしましたが,1日で1分くらいの遅れが生じます。これでは出かける前に毎日時刻を合わせないといけませんから,なかなか面倒です。

 調整に出せばいいんでしょうが,自分で調整出来た安物時計が目の前にあることを考えると,なんだか複雑な気分でもあります。

 それでも,自分で分解して調整しようという気はおきませんが,もう少し精度が出ていればいいのになあと思うのです。

 修理から10日以上が経過しましたが,この間時刻の調整を一度もしていません。絶好調です。しばらく使い続けてみようかと思います。

 

 

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