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2016年01月07日の記事は以下のとおりです。

テストテープがないからあきらめる

 前回の続きです。

 冷静になって考えると,メカデッキを分解し,ローディングポストの破損を修理したわけですし,さらにその際キャプスタンモーターまで取り外しているのですから,いくらドラムを外さなかったとはいえテープパスが狂ってしまっていることは,もはや疑いようもありません。

 それで,某所より入手したサービスマニュアルをもとに,一応確認だけしておこうという事にしました。そう,実際に調整までするかどうかは別にして,確認だけは気分の問題でもやっておこうと思ったわけです。

 しかし,テストテープを私は持っていません。それでも,購入直後に録音したテープがあれば,その代わりにだろうと軽く考えていました。

 サービスマニュアルに従ってテストモードに入れて,指定された測定ポイントをアナログオシロで確認します。RFの波形が出てくるのですが,比較的安定した綺麗な波形が出ています。

 しかし,これがXD-S260で録音したテープになると事情がごろっとかわり,振幅の変動も大きいし,左右で高さが異なる台形のような波形になったりします。ATFをONにしても,あまり改善しない様子です。

 もともと,DTC-59ESJとXD-S260では,購入直後から互換性が低い状態でしたから,ある程度覚悟していた事ではあります。導入が早かったXD-S260で録音したテープが大部分を占める私の場合,XD-S260を意地でも維持しないといけない(ややこしい)理由がここにあります。

 しかし,DTC-59ESJで録音したテープの再生安定性は特筆すべき物があり,アナログ回路の出来が良いこともあいまって,あくまで録音はDTC-59ESJで行います。ややこしいのは,この録音がかつての録音と同じテープパスで行われないと,録音状態の異なるテープが3種類も出来てしまいます。これは避けたいです。

 そこで,DTC-59ESJのテープパスは,あくまで購入時のテープが問題なくかかることを目標にしました。XD-S260のテープも綺麗にかかるようになれば,XD-S260が壊れても安心と思っていたのですが,これはもう仕方がありません。

 調整をあきらめた理由はもう1つあります。DPG調整が全然出来ないことが分かったからです。サービスマニュアルによると,ヘッド切り替え信号からRF信号の途切れの部分までを650usにしろとあるのですが,うちの録音済みテープで試して見ても,それらしいRF信号の途切れが出てこないのです。

 これかな,と思って時間を計ると800usだったり450usだったり1msだったりするので,どうも違うようです。他の人がテストテープを使って測定したRF信号を見ると,綺麗に途切れている部分が出ているので,これはどう考えてもテストテープを使った場合に出てくる途切れ部分としか考えられません。

 変にいじると,IDの書き換えなどアフレコが出来なくなりますから,これは元に戻すことにしました。最終的に,どこもいじらないまま,波形の確認をしただけで終わりました。とはいえ,自機で録音したテープは時期にかかわらず安定した波形になっていますし,XD-S260で録音したテープでノイズが出る理由もはっきりしたので,せいかはあったと考えています。

 もう1つ,DDS4のテープでのRF信号を見てみました。確かにテープガイドでヨレヨレになってしまうくらい薄いテープなんですが,面白い事にRFはしっかり出ていますし,とても綺麗で安定しています。磁性体が強力になっているんでしょうね,振幅もとにかく大きく,下手をすると倍くらい大きいです。大きすぎだなこりゃ。

 でも,この大きさのせいで,こんなに過酷なテープパスでも,音はちゃんと出てくれるんです。根性ですね,これは。

 あと,追加で昨日購入したDDS3もかけてみました。録音していないのでRFは見れませんが,テープパスは問題なしです。確かに薄いのですが,ヨレることもなく,スムーズに走って行きます。これなら4時間録音は確実でしょう。

 残念なのは,一緒にクリーニングテープも買ったのですが,オーディオ用のものは高価で手が出ません。そこで,DDS1でも使えるDDS用のクリーニングテープを買ったのです。970円だったかなあ。

 DDS1でもOKなんですから,なんの心配もせずにDTC-59ESJに突っ込みますが,テープガイドを見て私は焦りました。まさにDDS4のテープをかけたような,あの危なっかしいヨレヨレの状態になっています。どう考えても,テープが薄いです。

 そうこうしているうちに,テープが半分に折れてしまい,くしゃくしゃになりました。ああ,このテープはもうオシマイなのか。

 DDS1でも使えると言うから買ったのに,DDS1と同じ規格のDATでこのざまですから,きっとDDS1でこのテープを使った人は,涙に暮れているんではないかと思います。ご注意下さい。

 さて,そんなこんなで,DATの話はもうオシマイです。年末から年始にかけ,カセットテープからのダビングやDATからの取り込みに大活躍だったDR-100mk2ですが,最近の買い物では抜群の稼働率と安定性です。

 なにせ20年以上前の録音もありますから,当時の聴き方と今の聴き方は違っているわけで,新しい発見があります。うまいと思っていた人が案外下手くそだったり,デジタルシンセサイザー全盛の当時にあっても,ここ一番ではアナログシンセがいい音を出しているのを発見したりと,面白くてたまりません。

 長く生きていることの面白さの1つなので,素直に喜べないものもありますが,残念なのはこの面白さを,他の人と共有出来ないことでしょうか・・・

 

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