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2016年11月09日の記事は以下のとおりです。

ベクトルネットワークアナライザってなんと大げさな名前だことよ

  • 2016/11/09 09:21
  • カテゴリー:make:

 夏頃の話ですが,RFワールドという雑誌で,ある方が自分で作られたベクトル・ネットワーク・アナライザ(略してVNA,以後VNAと書きます)が取り上げられていました。有償で頒布するという話もあり,私も1つお願いしました。

 10月下旬に届いていたのですが,ようやくFMチューナーの一件が片付きそうになったので,動作確認を行いました。

 実のところ,私もVNAってよく分かっていません。苦手な高周波に使う非常に便利な測定器で,高級な輸入者が買えるほど高価なので個人で持つわけにはいかず,でもあるととても楽が出来るという夢のマシンだと聞きました。

 それが4万円ほどで手に入るのですから,これは面白いですよね。私はスペアナも持っておらず,周波数軸で測定を行う手段を持っていませんから,VNAとして使いこなすことが出来なくても,トラッキングジェネレータ付きスペアナとして使えれば,それでもう十分です。

 ZiVNAuと名付けられたそのVNAは,帯域が500MHzまでとかなり狭く,VNAがあると天国と思われるGHzオーダーの世界では活躍できないので,人によっては全く使い物にならないと考えるかも知れません。

 ですが,高周波を嗜むことのないアマチュアとしては,500MHz以上の世界をそもそも扱う事がありませんし,500MHz以下でもVNAがあれば十分楽しいという話もあり,買ってみようと考えたのです。

 まあ,単純なスペアナでも4万円では買えません。PCベースで500MHzまでとはいえ,そこはそれ,VNAです。使いこなせば面白い事が出来そうです。

 まずは,オススメのケースを加工して,基板を収納します。私は金属加工が下手くそで(木工はもっと下手くそですが),型紙を使って穴開けをしても穴がずれてしまうような鈍くささです。

 あげく,リアパネルの裏表を間違えて途方に暮れました。図面の見方も分かってないんですねえ・・・

 とりあえずカッティングシートを貼ってごまかして,あちこちから10mmの金属スペーサーをかき集めてケースに組み込み,動作確認をしました。幸いなことに動作確認は異常なし。よかったです。

 さて,このVNAで何を測定してみようかなと思ったのですが,1年ほど前に作ったFMブースターの性能を測定してみようと思っています。

 別にVNAである必要はなく,トラッキングジェネレータ付きのスペアナで十分なのですが,とにかく使って見る事が大事で,自分で作ったものをちゃんと測定して評価することは,非常に有用なことだと思います。

 ラジオのIFTの選定や評価,BPFの調整などにも使えるでしょうし,水晶発振子の優劣の判定にも使えそうです。

 これまで,RF関連には手を出さずに来ましたし,それほど興味のある分野でもなかったのですが,VNAを手に入れて,ネットワークアナライザとはなにかを知るにつけ,ちょっとずつ興味がわいてきました。シンプルな原理ですが,非常に合理的で面白い測定器だと思う一方で,トルクレンチでコネクタを取り付けないと再現性が出ないとか,ケーブルの取り回しで結果が変わるとか,RFらしい注意書きも出てくるなど,取り扱いの難しさも感じました。

 安いとは言え,それでも高い買い物です。うまく使って,これがないと先に進めなかったと思うような,そんな使い方が出来るようになりたいと思います。
 

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