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2016年11月30日の記事は以下のとおりです。

CFカードアダプタでSDカードをD2Hで使う

  • 2016/11/30 13:51
  • カテゴリー:散財

 先日,久々にD2HのデータをMacに吸い上げて現像しようと思ったのですが,途中でコピーが止まっているのに気が付きました。RAWデータが壊れているんだそうです。

 仕方がないので壊れたファイルを除いてコピーをすると,また止まります。結局この2つがエラーになりました。

 エラーになったとはいえコピー出来なかったわけではなく,一応開くことは出来ます。ただし中身が壊れていて,画像が一部出てきません。

 大切な写真と言うよりは,連写したうちの1枚だったということで,被害は実質的になかったのですが,これが貴重な1枚だったら悔しい思いをしたろうなと思いました。

 D2Hは古いカメラで,なんと2003年の発売と言いますから,実に13年も前のカメラです。少し前なら連写速度を誇れたものですが,今はすべてのスペックで中級機に負けてしまっている,Dヒトケタです。

 すでにグリップもべたつきが始まりつつあって,本当にデジタル一眼レフというのは,ボディは消耗品なんだなあと痛感します。フィルム時代はそんなことはなかったんですが・・・

 ただ,私は手に馴染んでいるのと,派手なシャッター音が好きなこと,そして8コマ/秒という連写速度は,結局うちで一番高速である事から,ストロボ併用で現役です。

 感度不足はLightroomによるノイズ除去とストロボによって実用範囲に,画素数の少なさはトリミングを一切しないという前提で,なんとか使っている感じです。

 動き回る子供を撮るには,D2Hはちょうどいいんですよ。D800では追いつきません。

 そのD2Hには,6GBのマイクロドライブが入っています。

 ・・・マイクロドライブ,懐かしいですね。当時のメモリカードというのはNANDフラッシュの登場で低価格化と高容量化が加速し,明るい未来が見えつつある一方で,まだまだ開発途中ゆえに信頼性が低く,エラー訂正を行うコントローラも過渡期だったということで,速度も遅く,突然データが読めなくなることも覚悟の上で使うものでした。

 それでいてその時々の最大容量品は目が飛び出るほど高価で,安く買える旬の容量ではまだまだ不足という状態でしたから,買うのもなかなか勇気がいりました。

 マイクロドライブはコンパクトフラッシュサイズのHDDで,かつてのIBM,今のHGSTが開発して販売していました。フラッシュメモリを使ったCFよりも一回り大きな容量を誇り,かつ値段は安く,信頼性も高いとあって,一定の棲み分けが成されていたのですが,NANDフラッシュがこれだけ進化すると足下にも及ばなくなってしまい,今や知る人ぞ知るアイテムとなってしまいました。

 type2という分厚いCFであること,独特の動作音がすること,メカものであることから剛性感が高いこともあって,私にとってはなかなかきらいになれない存在です。

 オリンパスのE-20を使っている時には1GBのものを,そしてD2Hでは6GBのものを買って使っていました。D2Hなら6GBでも,RAWが1000枚近く入るんですよ。

 その6GBのマイクロドライブで,エラーが出るというのですから,これはもう寿命でしょう。HDDもそうですが,1つエラーが出ると,その後それはすくった水が指の間からこぼれるように,ボロボロとエラーが出続けるものです。

 そうなってからでは遅い。残念ですが6GBのマイクロドライブは引退してもらいます。

 では,D2Hのメモリカードはどうするか。今さらマイクロドライブもないと思いますが,高価な高速CFを買っても意味がありません。安いもので十分です。

 D2Hがサポートする容量は,公式には4GBまでとなっていますが,非公式ながら16GBまでの動作は確認されています。残念ながら手持ちの64GBは認識しませんでした。

 さらに値段を調べて見ると,16GBでも3000円弱です。16GBあると2400枚以上ですので,便利と言うよりも管理が出来ないとか,壊れたりなくした場合の被害がでかすぎるということで,ちょっと考え込みますね。

 そんな中,amazonで気になるものを見つけました。SDカードを変換してCFにするアダプターです。いや,この手のものはこれまでも何度か購入を検討したことがあるのですが,type2だったり,遅いとか癖があるとか高いとかで,結局やめたのです。

 ですが,今回見つけたフジテックのものは,type1(これだけでも結構すごい),SDXC,UHS-I,UDMA,128GB,WiFi-SDカードに対応しているということで,全部入り隙無しの完璧モデルです。価格は1800円ほどで,はっきりいって安いです。

 レビューによると相性の問題も出ていないようで,なんか面白そう。

 手持ちの容量の少ないSDHCカードをどう活用するかという問題も解決しそうなので,これを買うことにしました。こういう,わざわざ地雷を踏んづけようとするところは,相変わらずですねえ。

 届いたものを見てみると,本当にtype1です。一部はみ出ていたり,厚みが厳しかったりするかなと思いましたが,そんなことはなさそうです。

 また,差し込んだSDカードの縁がCFの横にあるレールに接するようにしてあります。寸法精度がきっちり出ているレールの内側に接触するようになっているので,使用中にSDカードが抜けるようなことがありません。このあたりもよく出来ていますね。

 まずD2Hでの動作ですが,全く問題なし。Class10の16GBとの組み合わせで使っていますが,問題はまったくありません。速度も十分で,当たり前ですがマイクロドライブよりも高速です。

 速度が気になりますね。もともとSDカードとCFでは,全くアクセス方法が異なりますので,その辻褄合わせをこのアダプターが行っています。複雑な変換を行っているので,この部分の良し悪しが速度と信頼性を決めると言ってよいでしょう。

 てなわけで,いつものようにXbenchによるベンチマークです。今回はマシンが新しくなったので,直接の数字の比較はあまり意味がないかも知れません。

 SDカードはTranscendの32MBで,SDHCのClass10,UHS-I対応の公称90MByte/secのものです。そんなにいいものではないですが,CFアダプタの性能を見るには十分でしょう。

 まず最初に,このSDカードを直接リーダーに突っ込んだ場合の結果が以下になります。

Sequential
Uncached Write    16.72 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write    29.77 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read    4.94 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read    76.18 MB/sec [256K blocks]
Random   
Uncached Write    0.69 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write    15.96 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read    3.53 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read    57.71 MB/sec [256K blocks]

 なるほど,90MByte/secをうたうSDカードとしては,まあこんなものでしょう。
続けて,このSDカードをCFカードアダプタを介してリーダーに突っ込んだ結果です。

Sequential
Uncached Write    15.63 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write    15.83 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read    6.49 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read    24.22 MB/sec [256K blocks]
Random   
Uncached Write    0.84 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write    15.10 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read    2.48 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read    15.38 MB/sec [256K blocks]

 うーん,決してよいとは言えない成績ですね。

 まず,公称値に近い数字が出る256kBlockのリードの値ですが,およそ1/3程に大幅に悪化しています。

 また,数字をつぶさに見ていると,ライトについては15MB/secを越えていません。このCFアダプタのライト性能が,15MB/secで頭打ちになっている可能性があります。

 とはいえ,D2Hが2003年の製品である事から推測すると,CFのバージョンは2.0か2.1のはずで,この場合の理論上の最大転送速度は16.6MB/secです。ゆえに15MByte/secで頭打ちになっているとしても,何ら問題にはなりません。

 重視したいのはむしろリードの性能で,Macに取り込む際の待ち時間が大きく変わってきますので,もうちょっと出て欲しいなあというのが本音です。しかし,わざわざUDMA7に対応するようなCFを買っても宝の持ち腐れだと思いますから,まあD2Hで使うという前提では,このくらいでも大丈夫だと思います。

 それでもまあ,大したものです。全く異なるメモリを繋ぐブリッジでこれだけの速度が出るというのも冷静に考えると大したものです。

 信頼性については使い続けないとなんとも言えないのですが,少なくとも速度やハンドリングという面においては,気になるほど悪いものではなく,D2Hを主に考えるのであれば全く問題なしと言えると思います。

 CFはすでに規格上の寿命を迎えつつある,今や特殊なメモリカードです。安く高速で入手も楽なSDをCFとして使う事が出来るというのは,将来的にもメリットがあると思います。買って良かったです。

 ところで,この変換アダプタの注意書きに,microSDアダプタを使ったmicroSDは故障の原因になるので使用禁止とあります。なにがまずいのかなと思って試しましたが,どうも寸法がギリギリのようで,アダプタを入れると,抜けなくなるような感じです。少なくとも指でつまみ出すのは無理で,私はセロテープでくっつけて取り出しました。

 microSDアダプタも有象無象のものがあふれているので,本当に壊してしまうような厚みのものもあるんじゃないでしょうか。個人的には,端子で接触する部分が増える程信頼性が落ちていくものなので,わざわざ使おうとは思いません。

 これで,CFが手に入らなくってしまっても,しばらくはSDで食いつなげます。安心安心。

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