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2018年02月07日の記事は以下のとおりです。

結局SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012) に買い換えた

  • 2018/02/07 11:40
  • カテゴリー:散財

 ということで,前回の続きです。

 タムロンのSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012) に買い換えました。今回は,なかなか神経をすり減らしました。

 細かい話を書いていると切りがないのでかいつまんで書くと,AT-X16-28mmF2.8とAF-S18-35/F3.5-4.5Gを下取りに出し,SP15-30mmF2.8に買い換えるつもりだったマップカメラさんに納期の確認をすると,なんと2ヶ月という返事が来ました。

 SP15-30mmF2.8の値段は約77000円と安い上,買い取り価格もなかなか良く,しかも下取りなら10%アップと,かなり好条件だったのですが,さすがに2ヶ月はないなあと,買い取りだけお願いすることにしました。

 そうすると今度はSP15-30mmF2.8の在庫を探し回ることになるんですが,軒並み在庫無しです。ヨドバシなどもポイントまで入れると77000円ちょっととなり,なかなかよ値段になるのですが,やっぱり在庫がありません。

 しかし,突然の在庫復活。しかしすったもんだしているうちに取り寄せになってしまいました。がっかりしましたが,どこも似たような状態だろうとそのまま注文しました。

 そして1時間ほどしてから,偶然ヨドバシを見ると,なんとまあ在庫が復活しているではありませんか。本来予約した私にこの在庫って回ってこないといけないよなあと思いつつ,今の注文をキャンセルし,その足で在庫をカートに入れます。

 しかし決済の段階で在庫無しに変わり,結局取り寄せになってしまいました。

 これ,どうも振り回されているような気がしたので,状況を整理したいとヨドバシに電話をしました。もちろん在庫が復活すれば予約している人に順番に割り当てられますと言う返事,一時的な在庫復活はおそらくトラブルだろうと言う話で済んでしまったのですが,それはそれとして取り寄せになったSP15-30mmF2.8の納期を改めて確認すると,2月中旬から下旬になるということでした。

 まあ,そのままでいいかと思って,取り寄せを続行です。

 その夜,AT-X16-28mmF2.8を改めて触って見ると,これがなかなかいいんですね。個別の調整をしてもらったこともあり,ピントもばっちりです。絞りもF2.8でアンダーとはいえ,0.5段程度と,普通に撮影していたら気にならないレベルだと再認識しました。いくつかレンズを変えて試しましたが,やっぱり開放だと少しアンダーになるのが普通ですし。


 手に馴染み始めたこともあり,ちょっと手放すのが惜しいな,もし納期がかかり過ぎるようなら,SP15-30mmF2.8をキャンセルし,AT-X16-28F2,8は売らずにおこうと思っていたのでした。

 その夜,またしても別件でヨドバシをみていると,SP15-30mmF2.8の在庫が復活しているではありませんか。今度は発送に数日かかるようで,これまでの在庫復活とはちょっと違っています。

 なにかの間違いかも知れませんが,再度現在の注文をキャンセルし,新たにカートにいれて決済まで行うと,今度はちゃんと決済が終わりました。在庫を見ると取り寄せになっており,私が購入したことで状況が変わったことがわかります。

 それでも,これも何かの間違いで,やっぱり在庫はなく取り寄せで納期3週間という返事が来るんじゃなかろうかと,でももしそうなったら,もうすっきりキャンセルしてAT-X16-28mm2.8を売らずに手元に置いて使い倒そう,それがきっと縁なんだよと,考えていました。

 果たして結果は,SP15-30mmF2.8が届いてしまいました。予定よりも1日も早くにです。

 これも縁です。AT-X16-28mmF2.8は,名残惜しいですが売却することになり,AF-S18-35mmと一緒にマップカメラさんに送られていきました。ドナドナ~。

 というわけで,手元にはSP15-30mF2.8があります。おそらくですが,ヨドバシのどこかのお店に在庫があり,これが通販用に移動されてきたのでしょう。


 結局高く付いてしまったわけですが,それも含めてこれが私の手元に届いたのも縁です。早速箱から出して使ってみることにします。


(1)外観と質感

 いやはや,これは想像以上にでかいです。重いのは別に気にならないのですが,前玉のサイズに対しフードの直径が大きく,レンズカバーも大きめです。

 そして鏡筒も太く,なにが面倒といって,根元まで太いことです。AT-X16-28に比べて随分太いのですが,ズームリングも太いので,指先でつまんで回すという私のクセにはちょっと厳しいものがあります。

 AT-X16-28は想像以上に小振りだったので,外観上になにも違和感なく,不満もありませんでした。しかし,SP15-30は違和感バリバリで,私にとってこれがこのレンズの最大の弱点となりました。

 質感は高いです。かちっとした質感は大変良く,色も派手過ぎることもありません。ただ,デザインは中途半端な直線の処理もあったり,古くささと多らしさが混在していたりと,どうも絞り込めていない猥雑感があります。このあたりはシグマなんかを見習って欲しいなあと思います。


(2)ズーム域

 広角域の1mmは大きな差になります。AT-X16-28に比べて1mmだけ短くなったワイド端ですが,これはもう別物と言っていい差があります。これがこのレンズの魅力の1つです。逆に14mmだとどんなだろうと,ニコン純正が気になって仕方がなくなるわけですが,それはテレ端の便利さで上書きされます。

 そう,テレ端が30mmというのが,とてもいいです。AT-X16-28のワイド端28mmも使い勝手が良く,純正の24mmでは多分困っただろうなあと思っていたのですが,そこからさらに2mm広がって30mmまでくると,35mmという私が常用する画角にもう一歩近づきます。

 だから,気分を28mmで止めずに済むので,このレンズで出来そうな事が飛躍的に増えるし,ゆとりも出てきます。これもこのレンズのうれしい点です。


(3)寄れる

 超広角ですが,ちゃんと寄れます。F2.8ですので寄ればちゃんとぼけてくれますし,15mmから30mmまでの画角変化と,被写体との距離,そして絞りをコントロールしてイメージを形にしていく作業は,パズルを解くような面白さがあり,実に楽しいです。

 こういってはなんですが,望遠レンズはパラメータが少なく,単純です。寄れないから望遠を使うわけですし,画角は周辺を入れるか入れないかではなく,できるだけ大きくが基本,絞りも手ぶれしないようにシャッタースピードをまず考えないといけないのですから,積極的に動かせません。

 そう考えると,開放F値2.8の意味は,望遠ズーム8と広角ズームとでは全然違うのだなあと気付かされます。広角ズームの方が,F2.8になることでより楽しめるという事です。


(4)手ぶれ補正

 私は手ぶれ補正は否定派です。以前は否定も肯定もない立場だったのですが,手ぶれ補正が壊れることでレンズそのものが機能しなくなってしまうことを経験し,完全な否定派になりました。

 手ぶれ補正は確かに便利に思えますが,被写体の動きを止められない手ぶれ補正は,シャッタースピードを上げることとは本質的に異なります。だから,表現手法として背景をばちっと固定し,被写体を動かす時には便利でしょうが,被写体も止めたい場合には,役に立ちません。

 最近のカメラは高感度になっていますし,明るいレンズを使うのが根本対策だと重う私は,手ぶれ補正をありがたいと思った事がそれほどありません。

 実際,このSP15-30でも手ぶれ補正を評価してみましたが,それほど便利とは思いませんでした。確かに,手持ちで1/30までのものが,1/8までOKになるのは素晴らしいです。

 これが役に立つのはおそらく風景写真でしょう。まだ風景写真を試していないのでありがたいと思わずにいるのでしょうし,今後このレンズを外に持ち出せば,助かったと思う事も出てくるかも知れません。

 でもねえ,風景写真って,三脚を使うもんなんじゃないんですか?


(5)画質

 第一印象は,暖色系だなと思ったことでした。AT-X16-28は「トキナーブルー」と言われるほど青が綺麗で,かといって寒色系でもなく,ナチュラルな色が大変好ましかったのですが,SP15-30は暖色系で,良くも悪くもタムロンの伝統です。

 暖色という事もあり,カリカリという印象も薄いのでしょう。実際,よく見るとカリカリなんですが,エッジが立っていない印象があり,これはAT-X16-28とは違う個性だなあと思います。

 特筆すべきは,色収差の少なさと,逆光の強さです。これはすごい。

 どちらもAT-X16-28で大きかった問題で,とはいえ広角レンズには避けられないことでもあったので,SP15-30での改善はすごいとしか感じませんでした。色収差は画面の端っこでも滲まず,Lightroomでの補正も必要ないくらいです。

 そして逆光特性。AT-X16-28では「ええーこれでも出るのかー」と困惑したこともあるくらい,簡単にフレアもゴーストも盛大に出たのですが,SP15-30ではほとんど出ません。出ても小さく,薄くゴーストが出るくらいです。これくらい小さいと,構図でどうにでも逃げられます。

 AT-X16-28では,派手なゴーストやフレアはむしろ表現手段として活用しないと,と思わせるものがありましたが,SP15-30はそういう制限から解き放たれて,本当に自由に撮影が出来るようになりました。


(6)AF

 AFの速度は私には十分で,爆速ではないにせよ,全く不満を感じません。超音波モーターなのでバックラッシュも少なく,ゴリゴリとしたギアの感触もないので,静かで実に快適です。

 また,AT-X16-28はMFの切り替えがフォーカスリングを手前に引っ張る事でクラッチを入れ替える仕組みでしたが,SP15-30はリアルタイムです。今どきこれが当たり前ですし,これで慣れた私としても非常に好ましいことだと思います。

 ただし,ピントの精度はどうも今ひとつで,私の個体は後ピンでした。30mmの照れたんで顕著で,ボディのAF微調整範囲-20を越えてしまっています。

 AT-X16-28でも購入直後はこのくらいのズレがあり,メーカーで調整してもらって満足な結果となりましたから,このレンズのAFズレも個体差として,メーカーの調整に出す事にします。


(7)まとめ

 トキナーブルーが大好きだった私としては,以下に画質が向上しようと,やっぱりSP15-30はAT-X16-28の代わりにはならないというのが結論です。もちろん,それを補ってあまりあるすごさがSP15-30にはありますし,AT-X16-28に戻ることはないでしょう。

 スッキリとした鮮やかな空の青をどうやって手に入れるか,あれだけ簡単に手に入った青色を今後は少し考えて入手することになりそうです。

 それにしても,15mmというもう一歩引くところから,30mmというもう一歩寄るところまでをカバーするこのレンズは,特殊な撮影から日常撮影までをシームレスにこなしてくれ,頭の切り替えを全く必要としません。

 F2.8で,寄れて,ちゃんと綺麗にぼけて背景を処理できます。コントラストや発色もいいのですが,かといって寒々しい感じはしません。手ぶれ補正で表現も可能性も拡大し,解像度はD850に十分付いてきます。逆光に強く,光線の向きを気にしなくても全然平気です。

 私の感性で言うと,やっぱりタムロンなので,フィットする感じはありません。(これまで3本のタムロンのレンズを使いましたが,いずれも私にはピンと来ず,それぞれが評価される点を好ましいものだとは思えずに来ました)

 ただ,SP15-30はそんなタムロンのレンズの中でも,タムロンのキャラクターが薄い(逆に濃いのは90mmのマクロでしょう),実に今どきのレンズだと思うので,これも個性と思って積極的に使っていきます。

 まるで我慢して使うような書き方になっていますがそんなことは決してなく,撮影は楽しいですし,その自由度の高さには圧倒的な余裕を感じています。イメージと撮影結果が一致しないことは慣れ(と技量)の問題ですから,これは数を稼ぐしかありません。

 持ちにくさだけ目を瞑れば,このレンズはつけっぱなしの常用レンズになるだけの素養を持っています。まずは慣れること。そのためにも,さっさとAF調整に出してしまおうと思います。

 最後に,AT-X16-28F2.8。これは言いレンズでした。クセ玉といっていい逆光の弱さでしたが,あのトキナーブルーには痺れました。メーカーさんも一生懸命調整にあてってくれて,あのレンズではもう望めないと思うくらいの調子を取り戻していたと思います。

 お金が許せば,取り戻したい1本です・・・

 

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