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2018年02月20日の記事は以下のとおりです。

羊の皮を被った狼

 絶好調のD850を差し置いて,もっと小型のシステムで出かけなければならないイベントが近々予定されています。

 ひょっとしたらカメラの持ち込みが禁止されるかも知れず,そうでなくてもあまり大きなカメラで撮りまくるのも気が引けるのですが,かといってカメラなしではもったいないので,どうにかならんかなと思っていたのです。

 眼に入ったのは,PENTAX Q7。Q7はレンズにお金と大きさを割り当てることが出来たQマウントのうち,センササイズが大型化した決定版モデルです。

 よく考えてみると,35mm換算で,08が18-28mm,02が24-70mm,そして06が70-200mmと,3本のレンズでほぼすべての範囲をカバー出来ているんですね。

 08はその高画質に定評があり,06は生意気にF2.8通しのズーム,02は近い被写体ではちょっと甘いし,そんなに明るくない無難なズームですが,ワイド端が24mmまでくる便利なズームです。

 この3つに本体を加えても,両手に乗ってしまうほどの小ささと軽さは,今回の用途にぴったりです。

 すでにQシリーズはディスコンになり,開発中のアナウンスもありません。Qマウントのレンズも今度増える事はないでしょう。しかし,ごつい一眼レフをそのままコンパクトデジカメサイズまで小さくした,ミニチュア感あふれるそのたたずまいには今でも痺れますし,形だけではなく一眼レフで出来る事のほとんどがQで出来るくらい,機能も操作も一眼レフ並みというのは,撮影の楽しみも十分備えています。

 そろそろフードなどが買いにくくなるんじゃないかなと,まだ買っていなかった02と06のフードを買ったところで,ふとQとQ7を並べてみました。

 やっぱ,Q7の方がごついですね。

 オリーブドラブに張り皮のQ7は,形も好きなのですが,初代Qのマグネシウム合金によるさらに小さい外形,ひんやりとした質感や凝縮感には及びません。

 あちこちを見ていると,Q7を手に入れた時に,ビスの位置やボタンの位置が同一だと気が付いた事を思い出しました。

 うーん,Q7はカラーバリエーションもオーダーカラーもやっていたわけで,筐体の交換は簡単だろう・・・しかもQとビスの位置まで同じ。ということは・・・

 Q7に,Qの筐体を移植出来るんではないですか?

 もったいないことですが,Qシリーズでマグネシウム合金の筐体を持っているのは初代Qだけで,Q7もQ10もA-S1も,一回り大きなプラスチックの筐体です。センサのサイズが大きく,画質も性能も上位のQ7がマグネシウムの筐体を持たずに出たことは実にもったいないです。

 これは,真のフラッグシップモデルを作らねば。

 ・・・いやなに,ビス穴まで同じの外側の交換ですし,最初は1時間くらいの作業で終わると思っていたんです。とても軽い気持ちで始めた見たところ,予想通りというか読みが甘かったというか,当たり前というか,随分苦労しました。もう,先にも進めず,引き返すことも出来ないところまで追い込まれて,このまま捨てるかと思った事もありました。

 てなわけで,貴重な貴重な日曜日の午後ほぼ潰し,Q7はQのマグネシウム合金製の筐体を纏って,さらに小さくなって,私の手に収まることになりました。

 しかし,あまった1本のビスは,どこのビスだろう。QなのかQ7なのか・・・

 苦労したのはストロボの機構で,これもカバーだけで交換すれば済むかと思っていたら,実は中のフレームも変えないとダメでした。さらに本体側のラッチ機構も移植が必要で,そのためには操作部のフレキとアルミのフレームを外さないといけないと,もうズブズブでした。

 結局,発光部ごと全部交換することになったのですが,そうすると配線を外さねばなりません。もう一度本体を分解するのも大変なので,ケーブルを途中で切り,後でつなぎ直すことにしましたが,4本の配線を同時にニッパーで切ったので,残った電荷がショートで一気に放電し,ボンと爆発が起きてしまいました。

 あと,電池のカバーとSDカードのカバーです。これも外側だけ交換すればいいと思っていたら,外形サイズが変わるためにヒンジも変えないといけませんでしたし,SDカードのカバーについては,カバーのロックがはまり込むくぼみが本体側にないと閉まらないことがわかりました。あわててデザインナイフでくぼみを作って対処です。

 あわててやるとどうして作業が雑になりますし,あれでよくも組み立てが終わり,動いてくれたものだと思います。

 一方,筐体を提供したQにはQ7の筐体をあてがうことになりますが,こちらはまだ組み立てが終わっていません。ストボロのポップアップ機構を壊してしまったので,まずはこれから修理です。

 そんなわけで,知らない人が見たら小さくて角張ったかわいらしいカメラに,知っている人が見たら「なんだ初代Qか」と笑われてしまうようなカメラで,実は中身は最高画質のQ7という,なんとも本人の自己満足に徹したカメラが出来てしまいました。

 正直言えば,初代Qはより小さく,質感の高さは優れていても,ちょっと操作に無理があって使いにくい面もあります。実用性で言えばQ7の筐体はなかなか良く出来ていたと思います。

 でもまあ,そもそもQシリーズは趣味のカメラ,遊びのカメラ。少々使いにくくても,面白かったらそれでいいのです。

 

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