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2018年10月30日の記事は以下のとおりです。

CX-270Nに導通チェッカーのLEDを搭載

  • 2018/10/30 14:37
  • カテゴリー:make:

 先日のアナログテスタ祭りで,カスタムのCX-270Nがなかなかよいと言う話を書きました。

 その後,もう少し調べてみると,面白い事がわかりました。

 カスタムは測定器のメーカーではありますが,ここがこのテスターを作っているわけではありません。ならどこが作っているのか,という話になるのですが,答えは台湾のDER EEです。

 この会社,なかなかいい測定器を作るメーカーで,我々アマチュアによく知られているのは,LCRメーターDE-5000でしょうか。あまりに安価で,しかも高性能,どうも大手メーカーにOEMで出ているらしく,私も便利に使っています。

 CX-270Nは,もともとこの会社のDE-360TRNというものらしく,CX-270Nを分解すると,その基板にこの型名が書かれていました。

 そしてこの型名,なんとなく見覚えがあるような・・・

 そう,良くある話なのですが,この型名から察するに,サンワのYX-360TRのコピー品です。とはいえデッドコピーというわけではなく,機能やレンジ,そしてそれらの基本回路は流用されていても,その後の追加機能や基板のパターンなどはオリジナルです。

 まあ,世界中でコピーされ,多くのエンジニアの手元にあったということを考えると,私がこのテスターの設計者だったら,うれしいような悲しいような,複雑な気持ちだったかなあと思います。

 この話,CX-270Nの精度が良好で,その秘密を探ろうと分解を始めたことがきっかけだったのですが,この途中でオリジナルの型名がわかり,そこから似たような機種の回路図も見つかって,という流れでした。

 ただ,肝心の調整の仕組みについては,どうも釈然としません。

 メーターに直列に入る調整用の半固定は入っていたのですが,もう1つメーターに並列に半固定抵抗が入っていたりするのです。

 しかも,この抵抗の位置がまた不思議で,回路図ではこの31kΩはメーターと直列の調整用の抵抗の2つに対して並列に入っているのですが,基板を何度追いかけても,前述のようにメーターだけに対して並列に入っているのです。ですから,31kΩをそのまま半固定にしてあるわけではないのです。

 こうなっている回路図を結局見つけることが出来ず,途方に暮れてしまいました。

 実際にCX-270Nの精度は良好ですので,問題にしなくてもいいかなと思います。

 次に,ちょっとした改造です。

 XY-361TRにあってCX-270にないのもの1つに,導通チェック用LEDがあります。これ,案外便利だという事と,メーターの隅に光り物ということで,結構格好がいいんです。

 回路はとても簡単で,x1Ωレンジの接点から,510Ωを介してLEDを繋ぐだけです。厳密には150mA流れるレンジにおいてLEDに流れる約6mAが増加することになるのですが,150mAに対して6mAですから,まあ目を瞑っているということなのでしょう。

 バラックで動作テストをしてうまく動く事を確認出来たので,取り付け改造です。メーカーの右上にLEDを取り付ける穴が開いていますので,目盛板にも穴をあけてLEDを表に出します。接着剤で軽く固定して,配線です。

 これでうまくいきました。動作もバッチリです。

 これでCX-270Nに導通チェッカがつきました。安いテスタはこうして改造して使う楽しみもあっていいものです。

 

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