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2019年09月30日の記事は以下のとおりです。

Rollei35のテスト結果

 Rollei35のテスト撮影の現像がおわって,結果が返ってきました。

 まず,シャッターと絞りはバッチリです。同じEVで露出とシャッタースピードの組み合わせを変えて撮影した結果も問題なく,すべてのコマで露出が揃っています。

 露出計も概ねあっています。ただし,外光式の露出計ですから「そのあたりの大体の明るさ」はあっていても,被写体そのものをスポットで測定出来るものではありません。だから,窓際の娘を撮影すると,被写体が真っ暗です。

 でもまあ,屋外での撮影はなかなかよい感じで,植木鉢の花などは非常によい結果を残しています。

 この程度の露出計ですから,調整をそんなに厳密に追い込む必要はなくて,もっと大らかに構えて癖を掴んで使っていけばいいんだと,気持ちを切り替えました。

 コマ間も綺麗に揃っています。バラツキもないですし,安定してフィルムが送られています。よかった。

 光漏れによるかぶりもありません。上蓋のネジを一部外して外に持ち出した場合は見事にフィルムの上がかぶっているのですが,きちんと組み立てるとそれもなくなり,今後使う上で心配することはなさそうです。

 無限遠もある程度出ているようです。ただ,絞りを開けて無限遠を撮影出来なかったので,はっきり断言出来ません。「ある程度」というのは,F16やF22まで絞ってパンフォーカスにしても,遠方はちょっとぼけているように見えるからです。

 でもまあ,手前もきりっと焦点を結んでいるわけではないですし,どうにも判断が付きません。

 とまあ,私が修理したところはそれなりにうまくいったわけですが,だからといってRollei35に感激したかというとそんなこともなく,なんとなく期待外れに終わった感じがあります。

 まず,写りがよくない。

 いや,ZeissのTessarですから,本当は悪いはずがありません。しかし,どうも眠いですし,色も載ってきません。実は夏頃にオリンパスPEN EEDで撮影したものも同時に現像に出していたのですが,これがまあ,艶めかしいほどに色がコッテリとのっていて,階調も良く出ているのです。惚れ惚れしました。

 なのに,このTessarは今ひとつです。確かに近距離でフォーカスがばちっと来たカットは,これがコンパクトカメラかと思うような綺麗な線がでているのですが,それでも色が淡泊で,そんなに目を引くこともありません。

 その上,フレアもゴーストも出やすくて,ちょっと強い光が差し込んだらコントラストがざーっと下がってしまいます。それも部分的に下がってしまうので始末が悪いです。

 それに比べて,同じようにテスト撮影がに出していた返ってきたF2とAi45mmF2.8P(これもテッサーです)の,切れ味のよいこと,色の豊かなこと。

 不格好ですが,フードを常用しないといけないと心を入れ替えました。あと,フィルタもやめます。前玉とフィルタまでの距離が結構あいていて,ここでややこしい反射が起きそうな気がしているからです。

 最近のレンズは,解像度,コントラスト,収差の補正も非常に優秀で,コーティングも素晴らしくフレアもゴーストも出にくいです。なのでとてもラフに撮影をしてしまうのですが,同じような気分でこのカメラを振り回してもダメなんだなと,つくづく思いました。


 次に,手ぶれ。手ぶれ補正があること,ISO感度を高めて手ぶれをしない速度にあわせ込むことに慣れた私は,返ってきたカットを見て手ぶれの多さに愕然としました。もうね,1/15秒などは全然ダメになっています。

 ただでさえ小さく手ぶれもしやすいのに,ゴツゴツと持ちにくく,シャッタのストロークも大きなこのカメラは,気を抜くと自分でもはっきりわかるくらい,シャッターボタンを押した時に,カメラが動いています。これじゃだめです。

 それと,ネガに傷がいっぱいついていました。現像時の傷かも知れないですし,指紋がベタベタ付いていたことから私個人はその線を強く疑っていますが,もしかするとカメラが問題なのかも知れません。

 とまあいうわけで,楽しいカメラだし,触っているとうれしくなるのは確かですが,肝心の写りが今ひとつという残念な結果になりました。

 ひょっとするとレンズ内に入り込んだホコリが眠い画像の真因かも知れませんし,フードを使っていないことが問題なのかも知れません。光線の理想的条件が厳しく,簡単にフレアが出ることも問題かもわかりませんし,もうなんとも言えません。


 で,今回フィルムを4本ほど撮影して思ったのですが,露出計の測光範囲から,1/15秒以下を使う事って,ほとんどないのです。

 私はRollei35LEDの購入を迷ったことがありましたが,スローシャッターがないことを理由に買いませんでした。スローシャッター,スローガバナーこそ精密カメラの証と勝手に決め込んでいました。

 そして,高速なシャッターで撮影した時に,非常に良い結果がでています。無理にスローシャッターと搭載せず,手持ちでぶれない範囲の速度にとどめておくという判断でコストダウンをはかったRollei35LEDは,実はとてもよいカメラなんじゃないかと考えを改めました・・・(35LEDが欲しくなってきました)


 さて,フードの常用に向けて,その効果やケラれの有無を調べるため,また2本ほどテストを行っています。この結果によってフード常用の不安が消えますが,本格的な撮影はそのあととなりそうです。

 

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