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2009年06月の記事は以下のとおりです。

地デジアンテナブースタの効き目

  • 2009/06/16 12:11
  • カテゴリー:散財

 地デジ導入にあたり,テレビ神奈川が安定して受信できていないことは,先日もここに書きました。そしてアンテナブースタを使ってみようという話になっていたのですが,この前の土曜日に手元に届きましたので,試して見ました。

 実は私もエンジニアの端くれですので,アンテナブースタなんてのは「初歩のラジオ」に製作記事が出てくるくらいの簡単なもので,中学生の教材だとなめてかかっておりました。

 その実,今まで何度か作ってみましたが一度として満足行く結果が得られたことはなく,ブースタを間に入れない方が受信感度が高いとか,ブースタに使ったICがなにやら熱くて指をやけどしたとか,まるでドジっ娘さながらの鈍くささです。

 しかし,ブースタも買えば何千円も何万円もする代物です。結局最終的に綺麗に受信できるようになればよいわけですから,数百円で自作出来ればそれが一番良いわけです。

 そう考えて取り組んでも一度としてうまくいかない私は,すっかり高周波に苦手意識を持つようになりました。世の中頑張ってもどうにもならないことというのがあるものです。

 そんなわけで,テレビ神奈川が安定して受信できるように,都合3種類のブースタを作ってみたのですが,いずれも失敗。こんなにうまくいかないものかと,原因を探る気にもなりません。

 もうあきらめて,ちゃんとしたものを買おう,メーカーの軍門に下った私は,googole先生と相談の上,1つの機種に行き着きました。

 YAGIのアンテナブースタでDPW02という機種です。ゲインは2倍,アンテナ直下に取り付けることも可能な防水仕様で,電源部は室内におけるように分離されています。価格は約4200円ですが,安い割にはなかなか評判もいいようです。

 私の場合,集合住宅ですので,共聴システムの一部としてアンテナブースタは入っているはずです。しかし,建て屋全体でそこにぶら下がる機器が多かったりするとレベルは下がります。こういう場合,室内に個別のブースタを用意すると改善するそうで,実はアンテナブースタのメーカーもそういう使い方で効果が出るように,作るんだそうです。

 これが一戸建てで,アンテナからのレベルが元々低いものを室内に用意したブースタでパワーアップしようとしても,元々小さい信号ですから大きくするにも限界があるんだそうで(どうも私にはこのあたりがピンと来ません),一戸建てではアンテナ直下が原則になるようです。

 まあそんな,ピンと来ない話だらけの高周波には苦手意識というか海千山千の怪しさを感じる私ですが,だまされたと思って届いたブースタを使ってみますと,これがまた見事に改善されるんですね。

 あくまで参考値ですが,私の環境で,テレビ神奈川の受信レベルがブースタなしで約17dB,これがブースタを入れると23dBとなり,ちゃんと6dB(2倍)アップしているんです。

 いや,これだけ数字がぴたりと合えば気持ちがいいです,私の場合,この値が20dBを越えるくらいだとドロップもなく安定受信できるので,変動しても20dBを切らないように出来たこの状況は非常にありがたいと言えます。

 思えば私の場合,テレビ神奈川は受信できたり出来なかったりという当落線上にありましたから,ブースタで少しかさ上げすれば救える状況だったといえるかも知れません。だからこそブースタを導入することで,安定受信できた,という結論が得られたのでしょう。

 問題がないわけではありません。何せ電源が必要な装置がアンテナ線の真ん中に入り込んでいるわけですから,停電があったり故障があると,電波が完全に遮断されてしまい,全く受信できなくなってしまいます。ブースタなしだとテレビ神奈川以外はきちんと受信できているわけですから,これはハイリスクハイリターン,といえなくもありません。(おおげさです)

 ですので,このアンテナブースタの電源部も,UPSから電源を取ることにしました。これで停電も雷もばっちりです。

 今回は,さすがにメーカーの底力をみました。ちょっとハンダ付けが出来るくらいのエンジニアが暇つぶしにちょこっと作る程度の工作で出来る事なら,4000円や5000円くらいで市販されるはずもありませんわね。

 地デジに特化してあることで,帯域を狭めて効果を高めることが出来るとか,新しい素子を使っているとか,この時代ゆえの事情もあるでしょうが,このくらいのお金で問題が解決すれば安いものです。

 集合住宅で,出力の小さな地方局の受信が出来たり出来なかったりという方は,このアンテナブースタを使うと,保証はしませんが,幸せになれるかも知れません。
 

LCDモニタも買いました

  • 2009/06/15 13:44
  • カテゴリー:散財

 最近はLCDモニタが安いですね。ここしばらくのうちに引っ越しがあるだろうと思っている私は,8年ほど前に購入したシャープのLCDモニタ&テレビLL-M1500Aをしぶとく使っていました。15インチXGAですが,画質はなかなかよく,TVチューナーもD端子もビデオ入力も搭載し,あげくリモコンまで用意されているという,とてもありがたいモデルでした。当時10万円近くしたんですよ。

 私のマシンがノート型に移行するに伴い,このこのモニタは単なるテレビに成り下がっていたのですが,先日のATOM330マシンを地デジマシンに仕立てたことで,LCDモニタ本来のお仕事に返り咲きました。

 しかし,15インチのXGAで地デジは,あまりに厳しい。まるでネットブックで見ているようです。非常に不満だった私は,緊急LCDモニタ選定会議を招集しました。

 第1回目の結論は,機種選定に適当なものはなし,よって見送りでした。というのは,やはり入力端子と価格のバランスの問題でした。

 条件として,(1)アナログRGBがあること (2)コンポーネントもしくはD端子があること (3)スピーカー内蔵 (4)HDCPに対応した端子があること (5)大きさは20インチまで (5)マシン性能がプアなのでフルHDは無理 が挙げられます。コンポーネント端子というのが足を引っ張る条件なのですが,これは今私が使っているDVDレコーダを捨てるわけにはいかないので,必須になります。

 しかし,日本独自規格のD端子はもちろんのこと,コンポーネント入力による525iや525pが入るディスプレイはAVモデルを標榜しており,なかなか高価なのです。

 今時,20インチ程度のワイドモニタなら,1万円台前半で買えます。解像度が低くて良いなら1万円を切るものもありますが,これらはアナログRGBとDVIがあるくらいで,コンポーネント入力やD端子があると,チューナーまで内蔵して6万円とか,そういう価格になってしまいます。

 安いものを探してチューナー3万円というのを見つけましたが,それでも倍の価格ですから,躊躇したのです。

 LCDパネルの価格が下がり,素モデルであるLCDモニタの価格が暴落しているのは知っているので,もし本当に買うなら今なのだけど・・・とあきらめきれず,google先生に相談します。

 するとさすが先生,面白い情報が出てきました。一部の三菱製LCDモニタには,アナログRGBと兼用で,コンポーネント信号が入力できるようになっているようなのです。その場合,525pは問題なく表示され,525iについても簡易表示が可能という話なのです。

 ただし,このコンポーネント入力に関しては説明書にもほとんど説明がなく,市販のケーブルを使ってくれとあるだけです。カタログやWEBにも,AV機能を強化と書いてあるだけで,具体的な話はほとんどありません。

 しかし,先生が教えてくれた情報によると,三菱のLCDモニタのうち,RDT192WLM,RDT204WM-S,RDT223WM,RDT223WM-S,RDT241Wの5機種については,コンポーネント信号の入力が可能ということです。

 本当かどうかはわかりませんが,一応考慮すべきでしょう。

 一方,私はモニタについては三菱のファンで,それはトリニトロンブラウン管の特許が切れた直後に類似の構造と性能をもつ,ダイヤモンドトロンを商品化した90年代前半からでした。

 高い性能に不相応な低価格でコストパフォーマンスは非常に高く,真面目なものづくりから,働いているエンジニアのきまじめさが目に浮かぶようですが,一方でこれで儲かるのかよ,と思うと気の毒な気持ちになる事が多い三菱製品。そういうバイアスもあってか,私もモニタを選ぶときはまず三菱から選ぶようにしています。

 弟が買ったモニタも三菱でしたが,満足度は高いと言っていましたし,お金にうるさい古い友人も結局三菱にしたといっていました。彼らのようなうるさがたが三菱で満足なら,私ごときに不満の出るはずがないでしょう。

 かくして,20インチ程度のモニタとしてRDT192WLM,RDT204WM-Sの2機種を考えてみます。RDT192WLMは最安値で14000円となかなか安いのですが,1366x768と今使っているモニタに対し,横幅が広がっただけになっています。これは少々つまりません。

 それではとRDT204WM-Sを見てみると,こちらは1650x1050とかなり広いです。先日組み立てたマシンは,最新のBIOSにすることでこの解像度に対応することは分かっていますので,接続性も問題なし。価格はわずかに2万円を切るという感じです。

 6000円の差をどう考えるかですが,PS3を繋ぐことも考えると,やはり解像度は高い方がいいです。ピッチもRDT192WLMが0.3mmに対しRDT204WM-Sは0.258mmとよい細かさです。(私の好みの問題です)

 安いお店を探してみると,昔良い対応をしてくれたお店が引っかかりました。迷わずここにお願いすることにします。木曜日夜の注文で,土曜日の午後に届けてくれました。

 私は開封して気が付いたのですが,この機種はHDMIが搭載されていたんですね。DVI-DをHDMIにするケーブルを別に買わないといけないなと思っていたのですが,これはちょっとうれしい誤算でした。

 さて,古いモニタを処分して,新しいモニタをセッティングします。

 このモニタ,基本性能は素晴らしいのですが,かなりコストダウンをしています。重量のある大型モニタは筐体をしっかり作ったり,アームに金属を使ったりと,なにかとお金のかかるものなのですが,このモニタは6kgと軽く,アームと言うよりスタンドは全部プラスチックです。高さを調整する仕組みは,2cm程のブロックを積み重ねる方式で,一緒に見ていた友人は「レゴみたい」と大受けです。でも,これはかなり合理的な方法です。私はこの仕組みが大変気に入りました。

 画質の調整などは,ほとんどいじっていません。そのままでもう十分だと思います。ただし,バックライトが明るすぎるので,一番暗くしてあります。それでも明るくて困ったものです。

 それ以上に困ったのが音質の悪さです。ICレコーダの内蔵スピーカよりも悪いんじゃないか,もしかすると電話並みじゃないかと思うほど音が悪く,これはちょっと使えません。外付けのスピーカが必要になるのですが,どうせスピーカを付けるならもう少し使えるものが欲しかったし,この程度のものなら潔く付けないでいてくれた方が良かったように思います。

 心配していたコンポーネント入力については,あっさり解決。というのも,数年前に購入したプロジェクタ用に,コンポーネント入力ケーブルを自作していて,どうやらこのケーブルがそのまま使えそうだったことが分かっていたのです。DVDレコーダに繋いでみると,あっさりと表示が出ます。どういうわけか,525iでも525pでも問題なく映ります。

 こうなってくると,次の問題は入力の切り替えです。このモニタはアナログRGB,DVI-D,HDMIの3つがあり,切り替えが可能なのですが,アナログRGBとコンポーネント入力は共用です。市販のRGB切り替え器は,全線切り替えならいいですが,そうでない電子式の切り替え器などはコンポーネント入力に対応しませんので使えません。

 1650x1050ドットの高周波信号を劣化せずに伝送するのは切り替え器を挟むと難しいでしょうから,面倒でも手でつなぎ替えることにします。そのうちDVDレコーダも使用頻度が落ちることでしょうし。

 HDMIはPS3につないで見ますが,ちゃんと1080pが受けられています。これでBDも楽しく見れることでしょう。

 グレアパネルには賛否両論があるでしょうが,今回の用途と,私が元々グレア派であることから,歓迎すべきポイントです。しっかりしたARコート施し,光源の位置を調整すれば,ノングレアにする必要などない,というのが私の持論です。

 ということで,本格的にモニタを運用してみて,2万円は安いよなあとつくづく思いました。私は画質にこだわりもないし,このマシンでは写真の編集もしないので,そんなに高価なモニタは必要としていません。必要以上に十分な基本性能を持ち,HDMIまで持っていて,しかも消耗品を除いて3年補償という品質にを維持するこのモニタに,私は大満足でした。

 20インチ目一杯に広がった地デジの映像は,フルHDには足りない画素数ですがもう十分で,個人用のテレビとしてはもうなにも文句はありません。

 都合,7万円ちょっとで20インチの地デジ+1TBのHDDレコーダ(Wチューナ)が揃ったことになるわけですが,同じシステムなら家電量販店で10万円くらいで買えるのかも知れません。でも,自由度の高さはこの組み合わせでしか手に入らないものです。

 気になっていた消費電力ですが,モニタがエコモード使用で22W,本体が約50Wですので,70Wちょっとでしょうか。最近のテレビは100Wを簡単に越えるので,録画システムまでいれてこの程度の電力なら,気にせず使えるレベルではないでしょうか。

 とはいえそこはさすがにATOM330ですから,コマ落ちも時々起こりますし,エンコードまでやらせようとするのは難しいです。あくまで録画用と割り切る必要がありますが,折から家電とPCの境界がなくなりつつあることと,ATOMという低消費電力プロセッサの登場とにより,家電とPCを区別しない時代の可能性を感じました。

ATOM330ベアボーンの組み立て

  • 2009/06/09 13:39
  • カテゴリー:散財

ファイル 302-1.jpg

 突然ですが,PCを1台組み立てることにしました。

 理由はいろいろありますが,1つはATOM330というインテルのデュアルコアを試してみたかったこと,WindowsXPがそろそろ市場から消えそうなこと,安いベアボーンが手に入ること,1つくらいまともなWindowsマシンがあってもいいかと思っていたこと,そして最後に地デジへの移行手段にならんもんかな・・・,というところです。

 ATOMというプロセッサは性能はそこそこで値段と消費電力を下げたシリーズで,あくまで体感上の話だと思いますが,爆熱で知られたPentium4の2.8GHzくらいのパフォーマンスに近いと言われています。私に言わせればCPUの性能はもう十分なところにきていて,後は周辺,特にグラフィックとメモリに関係するシステムの出来如何で,全体のパフォーマンスが左右されるということでしょう。

 この考え方に従えば,ATOMとIONの組み合わせは最強と言えるのですが,まだ安いベアボーンが手に入るような状況ではなく,今回は残念ながらパス。しかし原子にイオンとは,次はプラズマとかそのあたりですかね。

 そんなことはどうでもいいんですが,今回手に入れたのはこんな感じです。

・R11S4MI-BA(FOXCONN)
・HDT721010SLA360(HGST)
・2GBのDDR2-DIMM(GreenHouse)
・DVR-SH20SD(アイオーデータ)
・WindowsXP Home Edition SP3

 このうち,DVR-SH20SDは最初は買うつもりはありませんでしたが,マウスを買いにいったヤマダ電機で2980円で偶然安売りしているのを見つけ,衝動買いしたものです。

 今回のベアボーンであるFOXCONNのR11S4MI-BAは私の購入価格で14999円と安い上に,HDDは3.5インチ,光学ドライブは5インチハーフハイトが使えるのですが,その割にはSATA専用だったりして,余ったパーツを使う事ができませんでした。

 光学ドライブはどうせOSをインストールするときくらいしか使いませんから,USB接続のものをインストールの時に使って済ませるにするつもりだったのですが,まあ3000円なら新品でもバルク品が買えるかどうかという価格でしょうし,3000円けちってインストールに手間取るようだと馬鹿馬鹿しいので,買うことにしました。

 買ってみると,なかなかのハイスペックでDVD-Rの20倍速ライト,DVD+RのROM化,DVD-RAMも読み書きOK,nero8の限定版が付いてくるなど,期待以上のものがありました。うちで一番いいドライブになってしまいましたよ。

 HDDは私が個人的に信用しているHGSTの1TBです。7350円。

 DIMMは年末に比べると少々値上がりしていますがそれでも十分安い。DDR以降のDIMMはチップそのもの以外にも,基板の設計がタイミングマージンにきいてくるので,ここはやはりブランドもので安い製品を探します。今回はグリーンハウスが安かったのでこれに決定。2280円。

 WindowsXPのDSP版を買うのは私は今回初めてなのですが,これって結構価格がばらついているようですね。高い店と安い店では3000円ほど差があるようです。もともと1万円くらいのOSなのに,こんなに差があると慎重になります。

 今回は11000円相当くらいの価格になるお店を選んで,DVD-Rドライブを除く全部をお願いしましたが,よく知っているお店ですし,信用できるところで買いましたから,まずまずの買い物が出来たと思っています。

 結局,ここまででかかったお金は38570円。キーボードもマウスもモニタも流用しますので価格には入っていません。送料を入れても4万円以内,これでメモリ2GB,HDDが1TBでWindowsXP付きですので,メーカー品に負けてないでしょう。

 ただ,主役であるベアボーンが,さすがに安いだけあって惜しい点もあります。まずMini-ITXのくせに結構大きいこと,ファンがそれなりにうるさいこと,見た目が格好良くないこと,アナログRGBしか出ていないこと,拡張バスがPCIであること,メモリスロットが1つしかないこと,です。

 このベアボーンに限った話というよりは,ATOM搭載のMini-ITXの主流がこうした傾向を持っていて,値段が安いことを売りにしているのが現状ですから,やむを得ないのかも知れません。私としては,初期投資額は少々高くてもいいので,徹底的な諸消費電力の低減を行ってもらうか,拡張性にもう少し考慮してあるとよいなと思います。

 先日の土曜日の午後に届いたこれらを早速組み立ててみます。

 まずベアボーンを開梱しますが,いや,想像していたよりも大きいですね。コンパクトなPCを想像していましたが,これだとコンパクトとは言えないくらいの存在感があります。ACアダプタ式ではないことは一長一短な所があるのでなんとも言えませんが,150Wという容量があることは,1つの安心材料のような気がします。

 HDDやメモリは目視では問題なさそうです。DVD-Rドライブも大丈夫ですね。Windowsも入っていました。

 ベアボーンを分解し,パーツを取り付けていきます。作業は本当に簡単で,あっという間に終わります。早く終わりすぎて面白くないくらいです。

 ディスプレイ,キーボードとマウスを繋いで,起動します。BIOSのセットアップでHDDやメモリが認識されていることを確認し,さっさとBIOSの設定を行います。

 リセットで再起動。ここでDVD-RドライブにWindowsXPを入れてインストール開始です。1時間ほどするとインストール完了です。あっけなくWIndowsマシンになりました。

 ここから先は,ドライバのインストール,各種設定,拡張機器の導入ということになりますが,地デジチューナーを除き,さっさと終わってしまいました。

 ただ,基本的なドライバが収められたCD-ROMに収録されているインストーラは,256色のVGAでは表示されない部分があるので少しはまりました。先にディスプレイのドライバだけ入れて置かないと,残りのドライバを入れるのにちょっとだけ戸惑います。

 さて,動いて見れば,ただのWindowsXPマシンです。2GBのメモリ,1TByteのHDDは一昔前の高スペックマシンですから,一昔前のOSであるWindowsXPならストレスフリー!,といいたいところですが,やはり少々引っかかる感じがあります。

 私以外の人も書いていますが,アプリケーションを起動するとき,ダブルクリックから実際に立ち上がるまでに,ちょっとしたタイムラグがあります。なにをやっているのか分かりませんが,「あれ」という違和感がついて回ります。これはあまり気分のいいものではありません。

 それでも,OSの起動も比較的高速ですし,安定して動作していますから,そこそこのCPUに大きなメモリとHDDを装備したマシンがこのくらいの価格で手に入るというのは,良い時代になったものです。

 発熱については期待通り少なく,測定してはいませんがトータルで40W程度の消費電力というのは本当のようです。近頃のBDレコーダだってこれくらいの電力は消費しますから,24時間稼働をすることがあっても,そんなに電気代を気にしなくてもいいでしょうし,冷房を強める必要もないでしょう。

 ファンは低価格機だけに心配でしたが,予想以上に静かでした。このあたりの感覚は人によりけりだと思いますが,もう少し静かなファンに交換するともっと良くなるように思います。深夜になると風切り音が少々耳障りでしょうか。

 むしろ,HDDのシーク音が金属の筐体に響いて耳障りなのは残念です。アクセスランプを見なくてもアクセスの具合が分かるという無理矢理な利点もなくはないですが,やっぱりゴロゴロと音を立てるのはいいものではありません。(アクセスランプも真っ赤なので結構無粋です)

 ということで,一応マシンは完成しました。画面周りの速度の遅さが気になるので,高速なマシンを普段から使っている人にはつらいように思いますが,なんといっても消費電力が小さいですから,許してあげましょう。

 さてさて,残るは地デジチューナーです。

 SKNETの定番,MonsterTVシリーズのなかで,USB接続型WチューナーのHDU2を買いました。約15000円と微妙な値段だったのですが,昔から予約がバッティングして悲しい思いをすることがあった私としては,Wチューナ-のゆとりをぜひ感じてみたいと思っていました。

 これをまずは標準状態でインストールです。問題なく動作します。少なくともこの状態で,明日からアナログ停波になっても私は難民にならずに済みます。ただ,ちょっと重たいです。このマシンスペックでは,コマ落ちがあります。

 それと,私は川崎に住んでいるのですが,TVKが入ったり入らなかったりします。ちょうど当落線上にあるような感じです。ただ,ほかのチャンネルも受信はできていても,十分なレベルであるとは言い難いので,集合住宅には欠かせないと言われる室内用のアンテナブースターを導入することを考えています。

 んで,せっかくのHDU2ですから,xxxをyyyしてzzzするととても幸せになれるわけです。このマシンスペックでどこまで出来るかは分かりませんが,ちょっと頑張ってみようと思います。

 つくづく思うのは,もう地デジというのは,家電の域を超えたものなんだなあということです。流れてくるデータのフォーマットに始まり,そのデータをどう処理して画像を得るかまでの流れを考えると,やってることは情報処理そのものです。

 かつて,PCをビデオレコーダにするのが流行りましたが,この頃はビデオデッキや当時で始めたDVDレコーダという家電品をPCが模倣するという感じでしたが,今回地デジシステムをPCベースで検討するにあたり,むしろ家電の中身がPCになっているという実感を持ちました。

 少し前の子供に,テレビの原理を教えてあげるのは,難しいものではありますが不可能ではありませんでした。しかし,デジタルTVはもう子供には理解不能でしょう。粒度の問題ですから,子供達にわかるレベルで教えることは可能でしょうが,果たしてそれで原理を語った事になるのかどうか。私には自信がありません。

やはりWindowsMobileは定期的リセットが不可欠なのか

 アドエスはなかなか安定しません。現在困っている問題は大きく2つ。

・ActiveSyncがいつまでたっても終わらない

 Bluetooth経由でOutlookの予定表を同期させているのですが,本来すぐに終わるはずの同期が20分経っても終わりません。仕方がないので中止を試みますが,中止できません。

 やむなく接続を切るのですが,その後猛烈に不安定になるため,結局リセットする羽目になります。リセット後に同期すると,あっという間に終わるんですが・・・

・IrisBrowserのクラッシュ

 リセット直後はいいんですが,数日使っているとIrisBrowserがクラッシュして落ちます。接続,名前の解決,データの送信までは動くのですが,データ受信の段階で落ちてしまいます。こうなるともうリセットしか解決出来ません。

 上記2つの問題によるリセットは,キーボード横のリセットではダメで,田千代子のリセットボタンを押さねばなりません。時計が狂うのもお約束です。

 運用でなんとかしたいと考えましたが,なにせ再現性や傾向がつかめないので,同期するときには事前にリセット行う,という方法で回避するしかないような感じで,あきらめムードです。

 しかしそれでも解決しないのはIrisBrowserのクラッシュです。まったく前兆がなく,クラッシュするかどうかは時の運です。

 IrisBrowserはまだ良いのですが,この現象が発生してしまうと,PocketIEやOperaではフリーズを起こしてしまいます。落ちてくれないので本当にリセットしないと動かなくなります。お天気情報取得アプリでもなってしまうので,これらの共通するモジュールの問題なのでしょう。

 なんか,もうアドエスには疲れてしまいました。これを5万円以上で買ったなら,私は怒り狂っていたんじゃないかと思います。

 試行錯誤として,IrisBrowserのWebキャッシュをSDカードではなく本体に置いてみることにしました。時々,キャッシュの上限サイズの設定値が,無茶苦茶な値を示すことがあるので,もしかしてと思っています。

 あと,KeyLockSuspenderも危険そうな感じなので,使うのをやめてみました。私の場合は電源を切るためのスクリプトを入れているので,無理にこれを使う事はありません。起動後の自動接続が便利そうなので使っていましたが,AutoConnectを入れているので,一応アプリからの接続は自動化できています。

 この2つで,問題が解決してくれればありがたいですし,駄目な場合はとにかく一日一回リセットを心がけるという,極めて後ろ向きな方法で逃げるしかないかも知れません。

 まあとにかく,WindowsMobileに過度な期待は禁物です。デフォルトで使えば安定したOSなのかも知れませんが,デフォルトでは使えないから,これだけ環境設定系の定番フリーウェアが出回っているわけで,この際マイクロソフトはモバイル用のOSをWindowsXPベースで作り直したらどうでしょうか。というか,ATOMでスマートフォンを作ってWIndowsXPをそのまま入れろ。

アマデウスとブレードランナーを見る

 Blu-rayで映画を見ることがこれほど価値のあることなのか,と思いを改めた私ですが,まだまだソフトは割高というのが印象でした。しかし,かのamazonが特定のタイトルに限って半額というのをやっており,せっかくなので2タイトルほど買ってみることにしました。

 「アマデウス」と「ブレードランナー」です。

 どちらも映画史に残る金字塔です。

 詳しい物語の内容は割愛しますが,どちらもBlu-rayでなければ味わえないものがあります。とうとうパッケージメディアが映画の持つ表現力に追いついたのか,と思いました。

 アマデウスは,Blu-rayによって当時のヨーロッパの空気感を表現出来るようになったと感じましたし,優れた音楽も大変に臨場感豊かに再現されます。Blu-rayの良さは映像だけではなく,音声の品質も格段に上がっているのだと思い知ります。

 音と映像でぐいぐい引き込まれて,クライマックス,サリエリがベッドのモーツアルトと共同作業を進めるシーンは,まさに才能を持つ者同士が共に跳躍した瞬間。見ている者にぴりぴりとした緊張感と高揚感が伝わってきます。すばらしい。

 そしてモーツアルトは絶命します。漂う空気が一変します。彼を理解できる高い能力を持ち,彼を心から尊敬していながら,自らの唯一の支えを砕いた彼を許せず,破滅に追い込んだサリエリの末路もまた,破滅に近いものでした。退廃した空気が支配し,3時間という長編はようやく幕を下ろします。

 DVDでは物語をなぞるのが関の山だったアマデウスも,Blu-rayでは物語を味わうことが出来ます。今さらといわず,おすすめの一本です。


 次にブレードランナーですが,これは理系の教養として見ておかねばなりません。リドリー・スコットにシド・ミード,もうこれだけでおなかいっぱいです。

 陰鬱な未来のロサンゼルス。猥雑な街はいつも雨が降っています。雨が降ったシーンはDVDでは雨が降っているという事実を捉えるのが精一杯ですが,Blu-rayだと体が湿ってきそうな程の一体感を持つ事が出来ます。

 わずか4年で寿命を迎える人工物としてのレプリカント。感情を持つに至った「進化した」レプリカントは,苦悩します。生みの親であるタイレル博士を激烈な感情の中で手にかけ,やがてデッカードとの死闘の末,寿命により「機能停止」します。

 生きたいという感情の芽生えは,すでにそれが生命体であることを物語っています。これを単純な「物」として処理できるかどうか,なにより尊重される命と,動いているという事実だけを示す機能との間に,一体どこで線を引くべきなのかを否応なく問いかけると共に,私には単純なヒューマニズムを嘲笑しているかのように思われました。

 Wikipediaを見ると,デッカードがレプリカントだ,という話もあったりしますが,私はそんな謎解きはにはあまり関心がありません。デッカードが持つ記憶は他の誰かの記憶かも知れませんが,レプリカントと共存する未来においては,誰もが同じ疑いを自らに問いかけながら,生きているに違いないからです。

 様々なバージョンがあるブレードランナーですが,個人的にはこのBlu-ray版が決定版であり,これを見る事がすなわちブレードランナーを見る事になると思います。妥協のない緻密な映像,寒々とした空間を作る音楽,そして見終わった後の「うむー」と腕を組んで考えさせられる後味の悪さ。

 これぞ,パッケージメディアが映画本来の表現力に肉薄したことを証明する作品だと思います。この作品を見ると,以後の映画やマンガ,アニメにどれほどの影響を与えたかを思い知ることになるでしょう。

 PS3を持っている人は,安いうちに是非一本。

 私は,この2本,都合約5時間を立て続けに見ました。さすがに疲れてしまいましたが,DVDはテレビを見る感覚なのにBlu-rayはやっぱり映画を見る感覚です。疲れる種類の違いがあります。満足感を伴う心地よい疲れを味わうには,やはり時間あたりに浴びせられる情報量が重要だと感じました。

 映画は映画館でみるのがいい,昔の人はそう言いました。彼らはその理由を説明出来ずに,感情論でそういって引き下がりませんでした。実際の所,Blu-rayのフルHDでも,フィルムの情報量をすべて取り込めているわけではありません。映画館で大画面で見ることの価値は,Blu-rayがある今だからこそ,問われるようになるかも知れません。

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