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2011年02月の記事は以下のとおりです。

PC-8201の改造終了

 PC-8201の修理(動いていたものを修理するとは言わないのですが,いろいろ不具合を修正したので修理と書きます)は,毎日少しずつ進んでいましたが,昨夜ようやく終わりました。

(1)メモリ

 10年前の改造では,uPD43256を2つ使って2バンク・64kByteを実装してありました。

 PC-8201の標準装備のSRAMはTC5516タイプで,CEが2つあります。どちらかをチップセレクトに繋ぎ,もう1つは電源が入るとLowになるPOWER信号に繋がっています。これにより電源が切れるとスタンバイモードになり,少ない電流でSRAMのバックアップが出来る仕組みです。

 uPD43256などの標準的なSRAMでは,CSとOEの2つになっているので,単純に置き換えただけではPOWER信号がOEに繋がるため,ここがいくらHighになってもスタンバイモードには入ってくれません。(CSがHighにならないとスタンバイにならないのです)

 そこで,10年前は,電圧監視ICを別途用意して電源電圧の変化から電源スイッチの状態をつかまえ,この出力とチップセレクト信号とANDを取り,SRAMのCSに繋げていました。

 今回はもう少し綺麗なやり方をします。

 MB84256といういつものSRAM(CSとOEをもちます)を2つ用意し,これを俗にカメカメと言われる,2段重ねにしてハンダ付けを行います。

 HC-20の時と同じく,このSRAMのOEはGNDに繋げ常にLowとしますが,その代わりCSにはチップセレクト信号とPOWER信号のANDをとって入れるようにします。

 配線の数が多いのはいつものことですが,ついうっかりSRAMの電源をROMと同じ所からとったため,電源スイッチONでしか電源が供給されなくなりました。本来ならこれでもバックアップがされないだけで,動作はするはずなのですが,どういうわけだか起動しなくなり,随分焦りました。

 なにが起きているのか実はよくわからないのですが,例えば仮説で,VBで動いているアドレスデコーダがVDDで動いているSRAMのCSを変に動かして,起動時にSRAMがROMと同時にEnableになったりすると,バスの衝突が起こります。

 真面目に検討しても面白いテーマだとは思いますが,時間がないので今回はパスです。

 SRAMの電源をVBにつなぎ直し,ちゃんと動作することを確認しました。
 
 そうそう,カートリッジに増設するBANK3も32kByte実装して,トータル96kByteにする作戦も考えたのですが,BANK3へのアクセス時はバスバッファが切れて,内蔵のメモリが切り離されます。

 BANK3のSRAMは内蔵メモリのいる場所に取り付けますから,BANK3でもバスバッファが動くように改造せねばなりません。これがなかなか面倒臭い話ですし,ここまでやってしまうともうオリジナルとは言えなくなると,BANK2までとしました。


(2)電源ブロックとコンデンサ

 HC-20では,電解コンデンサが液漏れし,電解液が基板を壊すという最悪の事態を引き起こしていましたが,PC-8201はもともと電解コンデンサが少なく,目視では液漏れしているものはなさそうでした。

 しかし,液漏れしてからでは遅いので,全部交換です。

 RS-232Cのラインになぜか入っている3つの47uFの電解コンデンサは無極性タイプですので,22uFのセラミックコンデンサを並列にして交換します。

 電源基板の電解コンデンサも,小容量のものはセラミックコンデンサに,大きなものは新品の電解コンデンサに交換しました。

 ここで,3.3uFの小型の電解コンデンサが派手に液漏れし,パターンを腐食しているのを発見しました。小さい図体なのに壊れるときはビッグなやつです。

 幸いパターンが切れるに至ったわけではないので,電解液を良く拭き取って補修します。これで大丈夫でしょう。

 それにしても,30年を経た電解コンデンサはこわいですね。致命的な永久故障に至るわけですから,電解コンデンサは出来るだけセラミックコンデンサに,駄目な場合でもタンタルコンデンサなどの固体コンデンサに置き換えることをしておかなければ,大事になります。


(3)バックアップ電源

 PC-8201には,3.6Vの小型NiCd電池がメモリバックアップ用に搭載されています。ACアダプタもしくは本体駆動用電池から逆流防止用のダイオードと,1.8kΩの抵抗を介して電池のプラス側に繋がっており,さらにここからメモリやRTCの電源(VB)に繋がります。

 電源がONになったときには,DC-DCコンバータで作られた5VがVBに与えられますが,電源はOFFになるとこの電池のプラス側がVBに供給されるように,ダイオードORになっています。

 もしNiCd電池が切れていたら,ACアダプタか本体駆動用電池で緩やかな充電が行われ,同時にVBがダイオードと抵抗を通って供給されますし,ACアダプタが刺さっておらず,本体駆動用が切れた場合にはNiCd電池からVBが供給される仕組みです。

 しかし,NiCd電池などとっくの昔に死んでいて,10年前にはバックアップ用に作られたリチウム一次電池を代わりに取り付けていました。充電が出来ないだけで同じ事だろうと思っていたわけです。

 当然,この電池も切れています。そこで,電気二重層コンデンサを使う事にしましょう。当初,NiCd電池の代わりにこれをそのまま取り付けておしまいにしようと思ったのですが,どうも様子がおかしいのです。

 ACアダプタで動作させると,電気二重層コンデンサの両端の電圧が,5Vを軽く越えてしまうのです。コンデンサの耐圧は5.5Vですので,これはまずいです。

 1.8kΩを介してNiCd電池と繋がっていることは前述しましたが,これは電流が流れた場合はよいとしても,電流が流れない,つまり電池が外れた,壊れたという場合には電流は流れず,ACアダプタの電圧がそのまま出てくる事になります。

 ACアダプタは純正のものも非安定のトランスタイプで,出力は8.5Vらしいです。私の使っている9Vのアダプタでも,無負荷時は12V近くでてきます。これではVBに12V近い電圧が出てくるため,ICを壊してしまいます。

 これはいかんと,まず電気二重層コンデンサをVBに並列に繋ぎました。これで5Vを越える事はないでしょう。

 しかし甘かったです。VBにはACアダプタの電圧がそのまま出てくるので,特にバックアップ時には12V近くがVBに出てきます。これは本当にまずいです。

 電源ONの時でも,DC-DCは基本的に昇圧で動いていますので,高い電圧はそのまま出て行きます。ゆえに,9V近い電圧がCPUやROMなどにも加わっていました。PC-8201で使われているICはCMOSが多く,グルーロジックについてはTC40Hシリーズなので,電圧がちょっとくらい高くなっても(最大動作電圧で8V,絶対定格で10Vらしい)壊れることはないでしょうが,80C85やSRAM,ROMについては5Vで動くものですので,さすがに壊れても不思議ではありません。SRAMに至ってはバックアップ時12V近くになっていたこともあるわけで,背筋の寒くなる思いがします。

 そこで,根本的に電源部を見直しです。

 まず,ACアダプタのジャックから,6Vのレギュレータ(78M06)に入れて,ACアダプタの電圧を安定化します。後でダイオードORすることを見越し,ダイオードをGNDに挟み込んで,0.6Vほどかさ上げしておきます。こうしないと,電池電圧の方が高い場合が多くて,せっかくのACアダプタから給電されないからです。

 本体駆動用電池は,ACアダプタが挿されると物理的に回路から切断されるようになっていますが,これをとりやめ逆流防止用のショットキーダイオードを介して6Vのレギュレータの出力と合成します。

 そして,NiCd電池充電用の1.8kΩの抵抗はショートし,約6Vになったこれらの電圧をそのままVBに与えます。

 また。電気二重層コンデンサに急激な充電電流が流れてしまい,DC-DCコンバータの出力電圧が下がってしまうことを避けるため,560Ωの抵抗を直列につないで,VBにぶら下げます。

 しかし,これでも時々起動不良を起こしているので,1kΩにします。これで充電電流は最大で5mAとなり,電源回路の給電能力から考えて妥当なところでしょう。そのかわり電気二重層コンデンサへの充電は分単位でかかることになります。

 バックアップ時は,仮に200uAとして0.2V(と言うことは40uW)のロスですが,このくらいなら微々たるものでしょう。

 これでACアダプタと本体駆動用電池のうち,電圧の高い方が使われるようになります。バッテリバックアップも問題なく動作しているようです。

 もう1つ,実はPC-8201のACアダプタのマイナス側は,GNDから浮いています。ACアダプタのマイナス側とGNDの間にはショットキーダイオードが入っていて,0.4V程度浮いているのです。

 これ,どうしてこんなことしてあるんだろうと考えたのですが,おそらくACアダプタの極性が逆の場合に,回路が壊れることを防ぐ逆流防止用のダイオードだと思います。

 今回はレギュレータを使っていますので,ACアダプタの極性が変わってしまっても,本体を壊さないはずですから,こういうややこしいダイオードはショートしておきます。

 ここまで行って,とりあえず狙った通りの動作になっていることを確認しましたが,eneloppではなくアルカリ乾電池を使えば最大7.2Vとなるので,ACアダプタの電圧を6Vで安定化すると乾電池の方が電圧が高くて,ACアダプタから供給されません。まあこのあたりは妥協するところですかね。


(4)RTC

 本来ならここまでで完成となるはずでしたが,電源を切っている間,時計が進んでいないことに気が付きました。おかしいです。

 調べてみると,RTCであるuPD1990に電源が供給されていないようです。電源ON時には端子からの回り込みで4.4Vほどの電圧が電源端子にでていますので動作しているのでしょうが,電源をOFFにすると電圧がほぼゼロにになります。これでは,フリップフロップの内容がなんとなく維持されることはあっても,32kHzの発振が起きませんので,当然時計は進まないわけです。

 では,なぜuPD1990に電源が供給されなくなってしまったのか,です。

 本来,このICはバックアップ対象ですので,VBに繋がっていなければなりません。

 よくよく調べてみると,ICのVDDピンとVBが繋がっているパターンが,カットされています。素人が切ったものなので,おそらく10年前の私が切ったのでしょう。

 しかし,理由を思い出そうにも全然思い出せないのです。記録は残しておくべきだなとつくづく思いましたが,推測をしようにもさっぱりわからないです。きっとなにかの勘違いをしたんだろうと思いますが,当時は動いたからそれでいい,などと呑気なことをやっていたんでしょう。

 切ったパターンを接続し直してやれば,RTCの動作も問題なし。これで回路的におかしい部分はなくなったでしょう。

 なお,uPD1990は設計の古いRTCで,動作時の電流が結構大きいです。その関係で,全体のスタンバイ電流が大きくなりがちです。


(5)圧電スピーカー

 検討中に,ふと音が出ていないことに気が付きました。起動の時にプチっという音がしないのです。beep命令を使いましたが静かなまま。sound命令も同様です。耳を近づけてもかすかな音もしないし,異音もしません。

 おかしいなあと思って出力波形をオシロで見るとちゃんと規定の出力が出ています。ということは圧電スピーカーが壊れているのだろうとよく見てみると,片側の配線が圧電スピーカーの素子から外れて,ケースから出てしまっています。

 思い当たるのは,分解したPC-8201を,掃除の時にそのまま椅子の上に置いたのですが,不注意でその上にドスッと座った時のことです。ベキ,と嫌な音がしたのですが,重ねて置いた上ケースに傷が付いたことくらいで,内部の回路の破損はなかったので気にしていなかったのです。

 ところが月曜日の夜,圧電スピーカのケースが割れていることに気が付いて,接着剤で貼り付けたばかりでした。踏んづけた時に外れてしまったのか,引っ張ったときに外れたのかは分かりませんが,どちらにしても構造の単純な部品ですので,配線を元の通りにくっつければおそらく直るでしょう。

 ということで,ケースをばらして中の素子にハンダ付けをします。さすがに経年変化が進み,ケースはもろくなっていて,ぽろぽろと砕ける感じで割れてしまいます。

 接着剤で貼り付けて修復した結果,無事に大きな音が出るようになりました。大した部品でもないので交換してしまってもよかったのですが,実はこの圧電スピーカーは京セラ製で,しかも旧ロゴが付いているのです。

 PC-8201と京セラはよく知られたとおり浅からぬ縁がありますし,京セラが今のロゴに変えたのは1982年とPC-8201の登場時期を考えるとかなり微妙なところです。そんなことを考えていると,簡単にこれを交換してはいけないような気がしたというわけです。


 さて,まさに一難去ってまた一難,こういうのはばらしたまま放置しておくとどんどん壊れた部分が増えていくものです。手早く修理,手早く仕上げることこそ,長く綺麗に維持するコツだと思いますが,HC-20にしてもPC-8201にしても,随分時間がかかってしまったと思います。

 PC-8201は,オプションのROMのバイナリが海外で配布されています。あまり使い物にならないものも多いのですが,面白そうなので落ち着いたら入れておきましょう。

 ということで,最終的な消費電流です。

 このマシンは動作時とスタンバイ時で消費電流が大きく違いますので,電流計を入れると,電源器の電圧は同じでも本体側の電圧は大きく変わります。また,電気二重層コンデンサを回路に入れておくと,ここへの充電電流が見えてしまうので,一時的にカットして電流を測定します。

 本体側の電圧が5.16Vのとき消費電流は95.5mAです。改造前に測定した時の動作時の消費電流もこのくらいでしたから,これはこんなもんでしょう。

 この状態から電源スイッチを切り,スタンバイにします。この時の本体側の電圧は6.08Vに上がり,消費電流は187.5uAでした。改造前に測定した電流をあまり変わりません。結構がっかりです。

 本体側の電圧を,動作時と同じ5.16Vまで下げたときのスタンバイ電流は140uAになりました。やや少なくなりましたが,それでも目標の100uAを切るところまで全然及びません。

 実は,SRAMの交換が済んだときに簡単に電流を測定してみたのですが,この時のスタンバイ電流は100uAを少し切るくらいだったのです。今にして思えば,これはRTCへの電源が切られた状態だったわけで,uPD1990の消費電流が20uA程度だったことを考えると,まあ100uAを越える事は仕方がないかなというところです。

 こうしてみると,改造の前後で消費電流は動作時もスタンバイ時もそれほど大きく変わりませんでした。では無駄だったかというとそうでもなく,電解コンデンサの液漏れに気が付いたこともありますし,ACアダプタの電圧が高い場合に本体を壊す可能性に気が付いたことも大きく,どちらかと言えばこのあたりをきちんと改善できたことが成果だったように思います。

 その後,少し怪しい挙動をすることもあったのですが,今は元通り組み立て,長期テストにかけているような感じです。このままうまくいってくれるとうれしいのですが・・・

 今回は,そんなに悩んだわけでもなく,成果としても派手なものではないため,今ひとつ達成感にも乏しいです。終わってしまえば気がかりなことが1つ減ったので気楽なものですが,どうせまたなにか故障して,修理に時間がかかったりするんだろうなと思います。

おかえりIDEOS

 今朝,私のIDEOSが届いているという警察署に行ってきました。

 届けて下さった方に感謝しながら,あまり近寄りたくない警察署に向かいます。一種独特な窮屈感のある入り口をくぐり,階段で2つ上の階の落とし物の窓口を目指します。

 窓口には年寄りのおっちゃんとおばちゃん,そして電話中の若いお姉さんがいました。電話中のお姉さんは私に気が付いていますが,後の二人は顔も上げず,しばらく知らん顔。面倒臭いんでしょうね,こういう仕事は。もちろん落とした私が悪いので,文句は言えません。つくづく気の毒なのは,親切で拾って下さった方が,不愉快な想いをされなかったかどうか,心配です。

 私は,遺失届を出しておらず,届いたIDEOSの電話番号から日本通信経由で,警察に届いていることを知りました。私がなくした,と言わなくても,先方からなくしたでしょ?と連絡をくれるシステムには驚きを隠せませんでしたが,実際に私の手元に返してもらうには,遺失届を出さないといけないらしいのです。

 まあ,警察もお役所ですので,それは予想していましたが,どんな携帯ですか,番号はなんですか,会社はなんですかと一通り尋問し,終わった後紙を渡されて,じゃ今話した事を一通りここにかいて持ってきて下さい,とは,なんと非効率な話かなと。ここだけ20年前の気分がしました。


 一通り書いて持っていくと,「駅のどちら側で落としたんですか」ときくので,よく分かりませんが~の方じゃないかと思います,と言えば,「じゃそれかいて」ですしね。

 しかも,印鑑を持ってこいと言われたのに押せと言われないから,印鑑はいいんですかと聞けば,「あるんならおしてください」ですからね。結構適当なんですね,お役所なのに。

 住所の書き方に難癖をつけるわ,落とし主の方は謝礼を辞退していると何度も何度も言うわで,一体私に何を求めているのかなあと,不思議な気分になりました。

 金曜日に電話に対応して下さった方は,とても感じの言い方でした。ひょっとすると私が見た電話中の女の人が,その方だったのかも知れません。なるほど,電話がかかってきたら,必ず彼女がとるんですね。

 そんなこんなで,待たされる覚悟もしていたのに,案外すんなり手続きも終わって,私の手元にIDEOSが戻ってきました。本当にありがたいです。

 さっと見てみると,角に傷が付いています。画面は背面の傷はほとんどないので,落としたときに角から落ちたのでしょう。何度か跳ねたようで,四隅全部に傷があります。そのうち左下については,ビスを締めるために埋め込んだダボが浮き上がり,隙間が空いていました。

 押し込んでやるとパチンと音がして元通りです。

 かなりの衝撃で落ちたようですが,全部プラスチックですので衝撃吸収能力はあったのでしょう。

 裏ブタを開けるとmicroSDも無事,SIMも無事です。

 見た目に破損箇所はなく,電源を入れるとちゃんと起動します。通信も大丈夫ですし,データも変更されたりしていません。落としてから操作された形跡はなく,なんと良い方に拾われたものだと,感謝です。

 落としたものが戻ってくる可能性が低いなか,こうして奇跡的に戻ってきたことに,私は感謝し,自分もぜひこういう場合には警察に届けようと思いました。もちろん,時部yんのものを落として,いろんな人の手を煩わせたことへの反省もあり,もっとしっかり自分のものを注意して管理していこうと思います。

さよならIDEOS

 前回,MacBookProの修理を渋谷のAppleStoreにお願いし,無事に修理が完了した話をしました。修理上がり品を受け取るため,私は会社を少し早く出て渋谷に向かったのです。

 19時25分頃
  品川駅から山手線に乗る。なぜか電車は空いている。
  やがて近くの席があいて,私はなんとなく座ってしまう。
  そして,手に入れたばかりのIDEOSを鞄から取り出しメンテを始める。

 19時35分頃
  渋谷駅到着。あわててIDEOSを上着のポケットにしまう。
  ハチ公口から井の頭通りを北に向かい,神南一丁目交差点を左折。

 19時45分頃
  AppleStore到着。GeniusBarに直行。
  店内でゆっくりあるくオッサンを追い越し,伝票を渡すも,
  なぜか順番は私が後回し,スツールに座って10分ほど待つ。

 19時55分頃
  受け取りもおわり,寄り道もせずさっさと帰路に就く。
  元来た道を通り,渋谷駅地下街から田園都市線の渋谷駅に向かう。
  道中,邪魔になったMacBookProを鞄に押し込む。

 20時05分頃
  中央林間行き普通電車に乗る。一番後ろの車輌。すいていたので
  文庫本を開いて読む。桜新町で急行の通過待ち。

 20時20分頃
  用賀駅到着。この日は壊れた電気敷き毛布を買わねばならず,
  コジマ用賀店を目指す。地上に上がったところで上着の
  ポケットをさわると,巾着袋の感触しかないことに気が付く。
  ・・・どうやら,IDEOSを落としたらしい。

 20時30分頃
  頭を真っ白にしながら,コジマで電気敷き毛布を買う。2480円。
  この買い物が,この時の私には限界ギリギリ精一杯の行動。

 20時40分頃
  帰宅。すぐに鞄と上着をあらためるが,見つからず。
  すっかり取り乱しておろおろする。

 20時45分頃
  気を取り直してAppleStoreに電話。この日座ったのは
  山手線の車内とAppleStoreだけ。落とした可能性の高いのが
  座ったときだとすると,AppleStoreにあるかもしれない。
  電話がなかなか繋がらず焦る。ようやく繋がったが,そんな
  落とし物はないとのこと。

 21時00分頃
  とにかくセキュリティ面が心配なので,メール,Googleのアカウント,
  宅サーバのパスワードなどをすべて変更。Evernoteについては
  アカウントを削除。重要な情報は一切記録していないので,
  おそらくこれで大丈夫。でもandroidのことがよくわかってないので,
  先人達の教えを請おうと,某巨大掲示板に落としたと報告。
  しばらくして,暖かい返事をもらう。

 22時30分頃
  嫁さんが帰宅。わざわざ遺失物の問い合わせ先を調べてくれたので
  ダメモトで東急とJRに電話。どちらも届いていないとのこと。
  そして先程の返事に対して,感謝の書き込みをする。

 23時00分頃
  「こんな所から八百長メールがバレることになるとは」という
  秀逸な書き込みを見て,思わず笑ってしまう。これで随分気が楽になった。

 01時00分頃
  ため息をつきながら,床に就く。ちなみに前日壊れた電気敷き毛布は
  嫁さんのもので,精一杯頑張って買った新品の電気敷き毛布に交換する。
  しかし,この時昨夜貸した私の正常だったはずの電気敷き毛布が
  壊れているとわかり,結局私はまた冷たい布団に寝る羽目に。
  おそらく嫁さんの体から,なにか特殊な電磁波が出ているのだと確信する。
  寒さと悲しさと情けなさに,小さくなって眠る。
 
 翌朝9時10分ごろ
  回線を休止するためb-mobileのサポートデスクに電話をするが,
  全然繋がらず,繋がったのは10時を過ぎてから。

 10時10分頃
  念のためもう一度東急の落とし物センターに問い合わせ。
  残念ながら届いていないとのこと。

 10時20分ごろ
  サポートデスクに回線の休止を依頼。同時にダメモトでSIMの
  再発行を聞いてみたところ,IDEOSでのケースは初めてなので
  確認して折り返すとのこと。

 11時00分頃
  サポートデスクから電話。回線の休止は完了。SIMの再発行と本体の
  交換(修理)についてはまだ調査中なのでまた連絡するとのこと。
  一応SIMの再発行は可能らしい。手数料が不明なので調査中。

 16時20分頃
  b-mobileのサポートデスクの別の方から電話。渋谷警察署から
  電話があり,落とし物としてIDEOSが届いているので,警察に
  電話するようにと指示がある。
  一応SIMも無事ということなので,回線休止の解除を依頼。
  ただ,本体が無事なのかどうかはわからないので,修理や
  再発行については,引き続き調べてもらって連絡をもらうことにする。

 16時30分頃
  渋谷警察署に電話。遺失物として届いているので,平日の
  8:30から17:00までの間に,身分証明書と遺失物番号を持って
  取りに来て下さいとのこと。
  届けてくれた人は道玄坂付近で拾った,お礼はいらないと
  連絡先も言わずに立ち去ったらしい。日本も捨てたものじゃないです。


 というわけで,連絡をもらった時にはすぐに渋谷警察署まで取りに行きたいところだったのですが,さすがに仕事中でしたし,月曜日の朝に,ちょっと遅刻して取りに行ってきます。

 実は,昨日はかなり急いでいて,信号が変わる直前に走ったりして,かなり慌ただしく動いていました。唯一座ったAppleStoreにないとすると,走り回ったりMacBookProを鞄に押し込むのにすったもんだした,街中です。

 渋谷が人の多い街であることを考えると,誰かに拾われた可能性は高いと思っていました。しかし,いちいち拾って警察に届けるなんて面倒なことをする人がいるとも思っていませんでした。もしも私がしたかと問えば,やっぱりしなかっただろうなあと思います。

 ゆえに,このIDEOSはもうあきらめていました。

 端末代とわずか3日しか経過していない12ヶ月分のチャージ費用の合計56000円は,私のうっかりで全部パー。

 例えば盗まれた,壊された,だと悔しかったと思いますが,うっかりは私だけのせいですのでこれは諦めがつきましたし,セキュリティ面はほぼ大丈夫としても,先日のPHSに続いてまたも落として紛失してしまうということに,情けなくて精神的ダメージが大きすぎ,なにもする気が起きませんでした。

 急いでMacBookProを引き取りに行かなければよかった,山手線でIDEOSを使わなければ良かった,そもそもIDEOSを持ち歩かなければ良かったと悔やむことはしましたが,嫁さんにいわせると,確かにそうかもしれないが,今回はなくさなくても,こんな風に油断をしている限り別の機会にきっと落としていたはずだ,と諭され,なんという慰め方だと思いつつも,納得せざるを得ませんでした。

 朝になって回線を休止したときに聞いた,SIMの再発行が出来るという話は予想外だった(だって再発行はしないと書いてあるんですもん)だけに,端末はダメでもSIMだけでも再発行してもらえるなら,中古のIDEOSなり,なにか他の端末を買って,損害を小さくできるなあと思って,気が少し軽くなりました。(しかし今日中にもらえたはずの連絡はもらえず,結局見つかったことでうやむやにされそうな感じです。)

 さらに,実物が戻ってくると言う連絡をもらい,届けて下さった方のご厚意に,私は感動しました。同時に,そんな親切な人がいるわけない,自分だってそんな面倒なことはしない,と考えていた自分を恥じました。

 普通の携帯電話なら足が付きますから拾って使うことは難しく,面倒なだけですから見つけてもそのまま見て見ぬふりをするだろうと思うのですが,これは回線は前払いですし,一応スマートフォンですから,拾ってしまえばいろいろ便利に使えたはずです。

 少なくとも,8GBのmicroSDくらいは・・・なくなっていても私は怒りません。

 実物を手に入れないとわかりませんが,おそらく警察の方とb-mobileの方の話から,少なくとも携帯電話の形はとどめているようです。故障していたらそれはもうその時ですが,おそらく傷くらいはついていることでしょう。使用に支障のない程度の傷なら,今回の記憶をとどめるための印にしたいと思います。

 それにしても,渋谷という街も,すてたものではありません。人の集まるところには犯罪も起こり,なにかと騒がしい街というイメージのあった渋谷ですが,そこに集う人は,きっと困ってるんだろうなあという想像力を持ち,自分の手間を顧みず,かつ見返りを求めない,そんな「いいひと」だったのだと,考えを改めました。

 そして,心配と困惑に押しつぶされそうになった経験をしたのですから,自分もこういう落とし物は,ちゃんと届けようと思いました。そして,もう二度と落とさないようにしないといけませんね。いろいろな人のお世話になってしまったわけですから。

 ところで今回の話ですが,携帯電話というのは個人情報の塊ですし,犯罪に使われる事もある危険な道具ですから,それが本当に本人のものかどうかわからないと,自分のものだと主張したところで,返してくれないそうです。

 今回,私はキャリアであるb-mobileから電話をもらいました。警察からもらったわけではありません。ここがミソです。

 まず,警察は携帯電話の番号を調べます。携帯電話の持ち主に関する情報が携帯電話に書かれているかも知れませんが,それが本人のものかどうかを裏付けるものはなにもないですし,機密情報があるかもしれない携帯電話を警察が勝手に調べることは余程のことがないとしないらしいです。

 電話番号がわかったら,該当する携帯電話会社(キャリア)に落とし物が届いているという連絡をします。警察としてはこれで処理は終わりです。キャリアはその電話番号から,登録時の氏名と連絡先を調べ,持ち主に連絡します。

 携帯電話と持ち主が,大変強い結合をしているから,出来る技です。

 b-mobileも大手ではないにせよ,キャリアであるから,こういう流れに従ってくれたのですね。

 しかしb-mobileはちょっと特殊で,回線の開通は自分で行います。きまった電話番号に「携帯電話」から電話をして開通手続きをするのですが,このことで電話をかけた携帯電話の電話番号と開通するb-mobileのSIMとの間が1対1で紐付けされます。電話をした携帯電話は本人確認された上で動いているはずですから,間接的にb-mobileの本人確認が出来たことになります。

 しかし,これでは,b-mobileからdocomoなりSOFTBANKなりauに問い合わせないと,最終的な本人への連絡先がわかりません。そこで,開通手続きとは別に,ユーザー登録を行う事をすすめています。

 今回の話に限って言えばちょっと特殊で,私がユーザー登録した電話番号は自宅の固定電話の番号にもかかわらず,連絡をうけたのは携帯電話です。これは,こちらからサポートに電話をかけた際に,折り返しの番号として携帯電話をお願いしたからです。このあたりは臨機応変に対応してくれているようで,ありがたい話です。

 キャリアからの電話では,遺失物の番号と,補完している警察署の連絡先が伝えられます。そして警察に連絡すると,この遺失物の番号を聞かれるわけです。

 この時,取りに行くときには遺失物の番号がないと絶対に返せないのでそのつもりで,という話をされます。キャリアが行った本人確認の結果ですので,この番号を知っている人が本人という根拠によって,警察は携帯電話を返してくれるのです。

 正直なところ,膨大な携帯電話の落とし物をいちいち調べて,キャリアがすべて連絡するようなことはやってないと思っていました。まして,私は遺失物の届け出を警察に対して行っていません。

 警察とキャリアの連携によって,私のIDEOSは戻ってくることになりました。日本の携帯電話料金は,もしかしたら高くないのかも,しれません。

MacBookProの修理が完了

 MacBookProの修理が完了しました。

 水曜日の夜8時半頃に修理完了の電話をもらい,翌日会社を早く出て,渋谷のAppleStoreに向かうことにしました。

 ちょうど7時半頃渋谷に到着,それからしばらく待たされ,受け取りました。交換されたのはロジックボードと,異様に膨らんだ電池の2つです。本来ならロジックボードの5万円と電池の1万円で合計6万円かかった(もしかすると定額5万円の修理代で電池も交換してもらえるのかも知れませんが私は知りません)ところを,無償修理にしてもらいました。

 他に壊れたところもなかったようですし,ロジックボードも水濡れなど面倒なことは起こってなかったようです。HDDもそのまま,6GBにしたメモリもそのまま,自分で交換したこれらをちゃんとテストしてもらえたわけで,むしろ安心して使えるくらいです。

 私はHDDの交換やメモリの交換のために自分で分解しています。壊すリスクを覚悟の上で行ったことですが,今回の修理ではそうした行為について,なにも聞かれませんでしたし,説明を受けることもありませんでした。

 昔のAppleなら,このへんうるさかったはずです。分解したら,手を入れたら,保証はきかなくなって全部有償になるものというのが,Appleに限らずどのメーカーでも常識でした。

 そんなこんなで家に持って帰って確認すると,なるほどちゃんと直っています。ありがたいものです。画面を含め,本体は一通りクリーニングされています。電池もばっちりです。

 しかし一部設定が変わっていたので気が付いたところから直していきます。

 まず,キーレイアウトです。CapsLockキーをControlキーにする設定が初期化されていたのでこれを元に戻します。

 次に画面のカラープロファイルです。これも初期化されているので,hueyでキャリビュレーションしたプロファイルに変更します。

 そして入力メソッドです。これはことえりに戻っていたので,ATOKの全角ひらがなとUSにします。

 心配していたWiFiのMACアドレス(AirMacIDです)は変わっていないらしく,うちのアクセスポイントにすぐに繋がりました。不思議な話なんですがね,これも。

 そして最後にはまったのが,iTunesStoreで購入したコンテンツの認証です。なにせ壊れてからは全く起動しなかったので,認証の解除を行うことが出来ず,そのまま修理に出すことになったため,新しいマシンで認証をして再生をすると,認証されたコンピュータの台数が2台となってしまいます。

 5台まで認証出来るし,私は2台しかマシンを持っていないので別にこのままでも構わないのですが,ちょっと気持ち悪いですね,こういうケースで認証を解除する必要がある事態は頻繁に起きそうな話で,きっとなにか対応策があるだろうとgoogle先生に聞いてみます。

 すると,サポートに電話して認証の解除をしてもらうか,iTunesStoreの画面から解除してもらうと解決するようです。

 ただ,特定のコンピュータの認証を解除するというのではなく,現在登録されているコンピュータの認証を全て解除し,新たに認証をしなおす形をとります。これはなかなか合理的で安全な方法ですね。

 iTunesStoreの場合,上限の5台が認証された場合で,かつ前回の全コンピュータの認証解除から1年以上を経過してる場合に限って,この操作が可能になりますが,サポートにお願いするとこの限りではないようです。

 夜でしたので電話はせず,iTunesStoreのサポートにメールをしました。24時間以内に返事をしますというのですから,待ってみましょう。特別急を要する話でもありませんし。

 ほんの数日ですが,MacBookAirを使っていて,いつの間にかこれにすっかり慣れていたようです。2008EarlyモデルとはいえMacBookProのポテンシャルはまだまだ高く,レスポンスの良さ,処理速度の高さ,画面の広さを実感しました。

 ということで,この週末からようやく本のスキャン作業を再開できます。

 私もMacを使って長い(もう20年になるのか・・・)ですが,実はこれだけ大がかりな修理を行ったのは今回が初めてです。かつてMacの修理は,Apple自身が行わずに,修理を専門の業者に委託していました。

 業者によって当たり外れもあったし,部品の在庫にもバラツキがあったりして,早かったり遅かったりしました。

 これが,ちょうど初代のiMacが出た頃を境に(つまりJobsが戻ってきた頃ですが)急激にApple自身が手がけるような中央集権的な体勢が取られるようになりました。

 これが結果として功を奏すわけですが,当時はそりゃ散々いわれたものですし,我々ユーザーも不安でした。あのサポートの悪いAppleが自らやれんのか?なんだかんだで専門の業者の方が信用できるし,融通も利く,それにいけないことだったのかも知れないですが,そういう修理業者から部品が市場に流れてきていたので,ここが押さえられてしまって,一部のマニアは部品が手に入らなくなって,面白味がなくなるんじゃないかと思っていたわけです。

 結局Appleは直営店を出して,ここにサービスセンターの機能を持たせることで,顧客との距離を急激に縮めました。iPodとiPhoneのヒットはこの体勢によって支えられているし,またこの体勢がヒットに繋がった要因の1つといえるかも知れません。

 修理期間の短さ,修理内容の確実さ,窓口となるAppleStoreとGeniusたちの素晴らしさ,納得のいくうまい説明と,今回の件は本当にいい対応をしてもらったと思います。製品自身が壊れないこと,不良を出さないことはもとより大事な事ですが,それでもどうしても出てしまうトラブルを,どうやって解決するかにこそ,そのメーカーのスタンスが浮き出るものと思います。

 ところで,実はこの一連の騒動のなかで,私には精神的に立ち直れないと思うほど,悲しく情けないことが起こってしまいました。すべて私の不注意なのでこれはもうあきらめるほかありませんし,人や物に責任転嫁しようという気さえ起きません。

 これについては,また後日。う~。

その後のIDEOS

 IDEOSですが,毎日使ってみると問題点が出てきました。

 特に気になる問題は,電池,圏外,よくわからん,テザリング,というところでしょうか。

(1)電池

 1200mAhの電池を搭載するIDEOSですが,かなり電池の持ちはよくないです。設定にもよりますし,更新周期でも大きな差が出るものですが,私の場合で1日持たず,12時間経過で残り30%くらいになっていることもあります。

 私の場合,USBがあることでは充電を必ず行っているのであまり問題になってはいませんが,これは確実に予備の電池が必要になると考えて,現在品定め中です。

 また,面倒なことに満充電にならないという問題もちょくちょく出るようになってきました。一晩中ACアダプタに繋いでおいても,朝みると85%程度の充電で現在も充電中ということが何度かありました。電池の劣化にしてはまだ早いですし,どうしたものかなあと思っています。

 いつもいう事ですが,電池の切れた携帯機器はこれすなわちゴミです。邪魔になるだけで何の価値もありません。電池が切れないようにすることは持ち歩く機器を使う人間として,なにより優先せねばならないことなのですが,後述するようにどの設定が電池を食うことに繋がるのか,試行錯誤の結果が分かりにくいので,不安なことは確かです。


(2)圏外

 某巨大掲示板でもしばしば話題になるのが,圏外になったままになる「圏外病」です。

 これは,地下鉄など電波の届かないところで一度圏外になると,次に電波が届いている場所に出ても繋がってくれないというものです。人口カバー率が売りのFOMAを使っているIDEOSですが,圏外になったままでは携帯電話としてどうなのよ,とがっかりです。

 圏外になった状態から復帰するには,一度電源を入れ直す必要があります。機内モードにして電波を止めて復帰機内モードを解除しても,直ってはくれません。

 なにやら,ネットワークを一度2Gに切り替えて戻すと繋がるという話も聞くのですが,まだ試せていません。少なくともこの問題だけは,なんとか日本通信に直してもらいたいなあと思います。


(3)よくわからん

 これはもう私のせいなので文句をいうものでもないのですが,androidというOSがよくわかっていません。「このアプリはおすすめ」という記事を見てandroidマーケットで検索しても見つからないとか,データを他のアプリケーションと共有したいと思っても出てこなかったり,更新周期を長くしたり更新しない設定にしてもそれが反映されなかったりと,思った通りになかなかなってくれずにイライラすることがとにかく多いのです。

 標準で使わずアプリケーションを追加して使っている以上,トラブルがあっても自力で解決するのが当たり前のことですが,このあたりがいかにもPDAっぽいのです。だから私はPDAだと思って触っていますが,PDAには維持費はかからないわけで,今回のように買い切りでなければ,毎月の使用料金が負担に感じたのではと思います。

 特にわからないのが,電車の運行状況を示してくれるアプリですが,これがどうも上手く動いてくれません。自動的に更新する設定をしても更新してくれないし,手動での更新を行っても何度かに一度は更新がされません。便利そうなアプリだけに,役に立たないことは残念です。


(4)テザリング

 IDEOSは,USBによる有線のテザリングと,WiFiを使った無線のテザリングの2つが,公式に認められているのですが,実はどちらも信頼性は高くなく,なかなか使える状態になってくれない,突然繋がらなくなるなどの問題があり,いつも冷や冷やしながら使っています。

 WILLCOMのデータ通信カードはダイアルアップで繋がるもので,繋がってしまえばほとんど切れることもなかったのですが,IDEOSの場合はNDISドライバで繋がったネットワークカードに見え,これが結構トラブルを起こします。

 IDEOSと日本通信を選んだ理由の1つに,このテザリングがありますので,私としてはここだけでも確実に動いてくれないとなと思っているのですが,なかなか難しいようです。騙し騙し使っていかねばならないでしょう。

 というわけで,いろいろ書いてみました。アドエスとWILLCOMの組み合わせが全く使いものにならなかったことを考えると,IDEOSは十分つかいものになっているとは思いますが,それでも不安定なことや電池に不安があることは「まあいいか」で済まない話のように思います。

 これがもし,携帯電話と考えると全然ダメということになります。常に繋がっているという前提の通信機器において,切断されている状態が続いてしまうことはさすがに致命的と言わざるを得ません。

 一方これがPDAなりおもしろガジェットで,問題克服も楽しみの内という見方をすれば許されることでしょうし,実際に私はそういう気分でIDEOSと付き合っています。値段のこともありますし,まだまだこの業界は,品質と価格に相関があることを認めねばなりません。

 ただし,シビアな見方をすれば,問題克服を楽しみにしたところで,問題が克服されねばいけませんし,自分が目的とした事が出来るようになって始めて,かけたお金と釣り合うかどうかを考える事が出来るので,この点だけはぶれないようにしないといけないと思っています。

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