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2012年07月の記事は以下のとおりです。

CFカードリーダのベンチマーク

  • 2012/07/10 11:23
  • カテゴリー:散財

 昨日書いたCFカードリーダーですが,昨夜帰宅するとUSB2.0の高速タイプが届いていたので,速度を調べてみました。

 他の方々が全く使わないベンチマークソフトなので比較可能な資料ではないのですが,いつものようにMac用のソフト,Xbenchです。

 と,その前に,ExpressCardのリーダー「ADR-EXCF」ですが,突如安定動作を始めました。突如というのもおかしいのですが,しばらく安定動作しそうなドライバを探して彷徨っていて,「これは!」と思うものを見つけてインストールしたところ,ウソのように快適に動き出したのです。

 SATAカードと違って,CFカード(つまりパラレルATA)とExpressCardのブリッジチップはそんなに種類もありません。その意味では,同じExpressCardでもeSATAのカードよりは簡単に解決したと言っていいかもしれません。

 ベンチマークは,Kernel Panicが頻発する古いドライバで取り始めましたが,ベンチマークテスト完了まで耐えきれずに,落ちてしまいました。

 これではさすがにだめだろうと,新しいドライバを試したところ,ベンチマークもすっと通ってしまいました。

 今回のベンチマークの結果は3つ。10年近く前から使っているアイ・オー・データの7inRW HS-CF/MD,昨日届いたミヨシのUSR-KCF/WH,そして突如動き出したサンワサプライのAZDR-EXCFです。

 そうそう,肝心のCFカードを書いていませんでした。上海問屋で扱っているCFで,WINTECというアメリカの会社の製品で,3FMCF64GBP-Rというものです。容量は64GB,リードは90MB/s,ライトは45MB/sとうたっています。SanDiskの高級品に比べて1/3のお値段です。

 まず,アイ・オー・データの7inRW HS-CF/MDです。

 Drive TypeI-O DATA 7inRW HS-CF/MD
Sequential
Uncached Write12.79 7.85 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write13.67 7.73 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read7.41 2.17 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read21.69 10.90 MB/sec [256K blocks]

Random
Uncached Write5.18 0.55 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write22.36 7.16 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read282.14 2.00 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read58.43 10.84 MB/sec [256K blocks]

 リードはとりあえず10MB/sで頭打ちですね。書き込みも8MB/s程度で止まっていますから,これはこんなものでしょう。UDMAに対応していないのですから,妥当な数字です。これだと,仮に10GBのデータを転送するのに1000秒,つまり17分かかります。体感上もこんな感じでした。

 ちなみに,CFはパラレルATAですから,転送モードは以下のようになっています。

PIO
Mode 6 - 25MB/s
Mode 5 - 20MB/s
Mode 4 - 16.7MB/s
Mode 3 - 11.1MB/s
Mode 2 - 8.3MB/s
Mode 1 - 5.2MB/s

UDMA
Mode 6 - 133MB/s
Mode 5 - 100MB/s
Mode 4 - 66.7 MB/s
Mode 3 - 44.4MB/s
Mode 2 - 33.3MB/s
Mode 1 - 25MB/s

 うーん,なんか懐かしい数字が並んでいるなあ・・・

 では,次にミヨシのUSR-KCF/WHです。980円でした。

 Drive TypeMultiple Flash Reader
Sequential
Uncached Write28.38 17.43 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write39.12 22.14 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read21.46 6.28 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read71.91 36.14 MB/sec [256K blocks]

Random
Uncached Write7.75 0.82 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write42.91 13.74 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read688.47 4.88 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read190.63 35.37 MB/sec [256K blocks]

 お,なかなか高速じゃないですか。USB2.0の転送速度の理論値は480Mbps,実際にはこの半分くらいしか出ないものなので,30MB/sも出れば御の字です。

 結果を見ると,リードは36MB/sも出ています。一方でライトはシーケンシャルで22MB/sですから,随分遅いですね。ランダムライトとの速度差も大きく,これはブリッジチップの性能がボトルネックになっていると言えそうです。

 とはいえ,リードで36MB/s出ていますから,これだと10GBのデータを278秒,5分弱で読み込むことができます。体感上そんなに出てた様な気がしませんが・・・ですが,かなり快適になったのは事実です。さすがUDMA対応です。

 さてさて,お待ちかね,キワモノのADR-EXCFです。

 Drive TypeCF64GB
Sequential
Uncached Write17.16 10.53 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write18.59 10.52 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read50.10 14.66 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read165.43 83.14 MB/sec [256K blocks]

Random
Uncached Write7.78 0.82 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write27.81 8.90 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read1618.02 11.47 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read467.03 86.66 MB/sec [256K blocks]

 ところで,USBで繋ぐとリムーバブルストレージとして認識されますが,ExpressCard経由で繋ぐと通常のストレージとして認識されます。従ってイメージキャプチャから読み込みが出来ません。これは仕方がないですね。

 速度ですが,さすがに爆速です。リードで83MB/sとCFカードがうたう90MB/sに迫る勢いです。これだと10GBのデータをわずか2分で読み込める計算です。

 ですが,喜んでばかりはいられません。ライトの性能が半分以下になっています。まるでUDMAで動作していないのではないかと思うほどの遅さです。古いドライバを使ってベンチマークした際に,落ちる直前にみた途中経過では,ライトも17MB/sくらい出ていたように思うので,これはもうドライバの性能ではないかと思います。

 とはいえ,今回の目的は読み込みが主です。サムネールを書き込んだりするので書き込みはそれなりに発生すると思いますが,それが大きく足を引っ張ることはないのではと予想しています。

 ただ,体感速度としては,ミヨシのUSR-KCF/WHとそんなに違わないのです。4kBlocksの割合が大きいと差が縮まりますし,書き込みが大きいとさらに不利になりますから,危険性を考えるとUSBを使った方がよいのでは亡いかという結論になってしまいますね。

 体感速度と言っても,10分間ずっと張り付いているわけではないので,もう少し検討してみる必要がありそうです。

CFを高速に読み込む方法

  • 2012/07/09 18:17
  • カテゴリー:散財

 週末もなかなか忙しく,せっかく手に入れたD800を触っている時間があまりありません。特に運用方法の検討と画質面での評価をもっとやりたくて,サムネール代わりにSサイズのJPEGを使って,印刷はRAWからやるとか,そういうプランが本当に成り立つか,実際にそのフローを試して見たいのですが,なかなか出来ません。

 画質面も,Lightroom4で標準のJPEGにどこまで迫れるかを起点として,どこまで自分のイメージに近づけることが出来るかを試してみたくて仕方がありません。少なくとも,本体のLCDに見えている画像では,私のイメージからは遠いと思っています。

 一方で,撮影環境は少しずつ整ってきています。先日のMB-D12,エネループ,64GBのCF,レンズと一通り揃えましたが,足りないのはMacに取り込むカードリーダーです。

 D800はUSB3.0に対応しているので,PCにUSB3.0があればその高速性の恩恵を受けることができますが,Macではまだまだです。

 私のMacBookProで出来るだけ高速に転送したいのですが,USB2.0では理論値480Mbpsの半分出れば御の字です。30MB/sが関の山です。

 せっかくCFカードが90MB/sのリード性能を誇っているのに,これはもったいない。そこでExpressCardのリーダーを探してみると,ありましたありました,Macに対応と銘打っているADR-EXCFという商品です。

 かなり安くなっており,2480円で買えました。

 届いたのでMacに差し込んで見ましたが,全くマウントしません。うーん,64bitモードじゃ駄目なのかなあと,32bitモードで再起動です。しかしこれでもマウントしません。

 10.5以降はドライバがいらんのとちゃうのか,しかもサンワサプライのサポートページには10.7も対応と書いてあるやんけ,と悪態をつきますが,だめなものは駄目。

 仕方がないので,内蔵のチップを調べると,おなじみのJMicron製,JMB36xが入っています。早速JMicronのサイトからドライバをダウンロード,インストールです。

 お,一応マウントしています。コピーをしますと,なるほど高速で「すごいな」思った瞬間,Kernel Panicで,今やSad Macの精糖後継者である「カーテン」がするするーっと,ゆっくり降りてきました・・・

 はっきりいって使い物にならない,という印象です。

 2480円ですからまあ安く買えた方でしょう。しかし,ExpressCardはなかなか安定して動かないですから,失敗したなあ,と反省です。

 仕方がないので他を探すのですが,良いものがありません。本命はUSB3.0っぽいのですが,これはだめ。従ってUSB2.0でも比較的高速と思われるものを買うことにしました。980円です。

 跡になって,eSATA接続のカードリーダーも見つけたのですが,ちょっと高いのと,結局eSATAもExpressCardで繋いでいますので,どうも信頼性が高くありません。爆速の快感に浸るのか,それとも手堅く生きるのか,人生と同じ選択肢がここにあります。


 

D800をエネループで使った時の切れ味

 D800パワーアップ作戦の番外編は,マルチパワーバッテリーパックMB-D12をつかって,連写速度を上げてみようです。

 D800は本体のみの場合,フルサイズで4コマ/秒,APS-Cサイズにクロップしたときは5コマ/秒です。中級機でも6コマ/秒は当たり前,8コマ/秒くらいのカメラが結構ごろごろしていることを考えると,ここをD800の弱点と見る人も少なくありません。

 参考までにD2Hは当時最速の8コマ/秒です。8コマ/秒を実現するためには,単にミラーの開閉速度やデータ転送速度を上げるだけではなく,他の関連する動作のすべてを全体で高速化する必要があり,それぞれの機構がお互いに綺麗に連動して無駄な動きをしないことも大切であって,そうして生まれた高速性能というのは,8コマ/秒を使わない人にとっても十分体感できる差になるものだと思っています。

 言い換えれば,高速な連写によって必要とされる骨格と筋肉と無駄のない動きは,連写をしないときにもスムーズでキレのある感触を生み出し,撮影時のテンポや高揚感を高めてくれるものだという事です。

 だから私は連写速度にこだわります。連写速度が遅いカメラは,全体の動作速度が遅い,レスポンスが悪い,信頼性が低い,精度が低い,とカメラの根底に関わる基本機能に見劣りすると感じているからです。

 では,D800のポテンシャルは本当に5秒/コマ程度なのかどうか。

 MB-D12を使えば,D800の電池であるEN-EL15,D4用の電池NE-EL18,そして単三8本の3種類の電池が使えるようになります。このうち,NE-EL18と単三8本を使えば,フルサイズでの連写速度は4コマ/秒のままですが,APS-Cにクロップすると6コマ/秒まで向上します。

 連写速度を上げるには,モータの速度を上げる必要があって,そのために電源電圧が高い必要があります。EN-EL18の公称電圧は7.0Vですが,NE-EL18は10.8V,単三8本だと12V,ニッケル水素電池でも9.6Vになります。この3V近い電圧の差というのが,モーターを高速で回転させ,また大きなトルクを生み出す源となります。

 APS-Cで1.2倍もの速度アップがあるのに,フルサイズで速度が上がっていないということは,これは3600万画素という強烈な画素数が作り出すデータの転送がボトルネックになっていることがはっきりするわけで,シャッターやミラーなどのメカは,最低でも6コマ/秒で動作し,かつ耐えられるものになっているということになります。

 そういうことなら,試してみたいじゃないですか。そこで,エネループを8本新規に購入し,これでどれくらい高速になるかを,見てみます。

 電池が切れたと判断する電圧は,アルカリ電池とニッケル水素で違います。メニューからニッケル水素に設定をして,エネループを8本,MB-D12にセットします。そしてAPS-Cにクロップして,連写します。

 明らかに,高速です。コマ数が問題なのではなく,全体の速度が1.2倍になっていることがはっきりわかります。シャッターの切れ味も抜群です。D2Hと同じとはいかないまでも,少なくとも緩慢な動きという印象はなくなりました。これはすごい。

 念のため電池をEN-EL15に戻します。もう別のカメラのように,ゆっくり動きます。ミラーの開閉速度が落ちたことがとにかくストレスになります。これは,連写ではなく,1コマだけ撮影するときでも同じです。シャッターの切れ味が全然違います。

 これはいい。

 もしかすると,フルサイズで撮影したときも,全体の動作が高速になるのではないか,と思って,また試してみます。

 すると,連写速度は4コマ/秒で変わりませんが,1つ1つの動作の速度は6コマ/秒の時と同じで,1.2倍になっています。シャッターが切れる間隔が250msということだけで,1つ1つの動作の速度は確実に上がっています。

 ですから,1コマだけ撮影しても,その違いは歴然です。同じ4コマ/秒とは思えない,切れ味です。

 これはいい。

 ブラックアウトの時間も短くなっているし,全体が高速に動き,シャッターの音も高くなります。よりD2Hに近くなり,小さなボディにみなぎった力を感じつつ,私もテンポ良くシャッターボタンを押していきます。これがD4から譲り受けた,D800のメカの本当の力なのだと思います。

 ですが,かなり重くなります。D2Hと比べてみると明らかにD800の方が重いです。これってどうなのよ,D2Hの重さと大きさを超えてもなお,D2Hの速度には追いつかないわけです。小さい事はいいことだけではなく,そういうの妥協の上に成り立っているんですね。

 気になったのでちゃんと調べます。D800の本体重量が900g,MB-D12と単三電池ケースの合計が270gだそうです。ここにエネループを8本入れると,210gほどになりますから,その合計は480g。これをD800に取り付けると1380gです・・・

 なんと1.4kg近いんですね。こりゃー重いわ。これにさらにレンズの重さが加わるんですから,体を鍛えないと手がぶるぶる震えますよ。

 D2Hはどうかというと,ボディのみで1070g,電池(EN-EL4)が170gということですので,合計すると1240gです。

 やっぱり・・・D800の方が重くなるんですね。これは厳しいなあ。

 しかし,あのシャッターの切れ味は捨てがたい。そこでもう1つの方法である,D4用の電池を使う方法を考えて見ましょう。

 D800にMB-D12,そしてEN-EL18という電池に専用のフタBL-5の合計は,1325gだそうです。えー,こんなに重いの?

 ではでは,D800にMB-D12,そして元々の電池であるEN-EL15だったら?1265gだそうです。えー,まだD2Hより重いんですか?

 これは参りました。一番軽いD800 + MB-D12 + EN-EL18という組み合わせを考えた場合,電池が18000円,電池カバーが2000円,充電器が36000円くらいですので,ざっと56000円!

 いやー,これはきついわ。エネループ8本だと2300円ほどですから,雲泥の差です。しかし,120g(ということは約1割)重たいというのは,かなりのものです。

 あ,そうだ,エネループにLiteというのがありますね。これだと1本あたり19gらしいので,8本だと152gです。ということは60gほど軽くなる計算ですね。うーん,こっちにしとけばよかったかなあ。

 ということで,D800は重たいカメラということがわかりました・・・D700よりも軽量化されているということですから,D700で同じ事をするともっと大変だったことになるのですが,カメラって大型化&重量化しているんですね。困ったものです。

 ただし,重いことは悪いことばかりではありません。今までEN-EL15だったものが,エネループ8本になったということは,それだけ下側に重心が移るという事を意味しています。

 実際に,ちょっと大きめのレンズを取り付けると,重心が低い分だけしっかりと安定し,ホールド感も増すように思います。床に置くと簡単に前のめりになったものが,少しは踏ん張ってどっしりと座ってくれます。重心の位置が下がってくれることは,いろいろな意味でとてもありがたいことです。

 で,レンズは例えば先日買ったばかりのTAMRONのA09NIIだと約510g程度。軽いですね。これと組み合わせてやれば,なんとか2kgを切るわけですか・・・重いなあ。

 とりあえず,MB-D12は標準でつけっぱなしにしましょう。電池は家の中で使う分にはエネループでいきます。外に持ち出すときはEN-EL15でいいし,旅行など他に持っていく者が多いときには,MB-D12も外していくことにしましょう。

 まあ,こういう風に調整が出来る事が,D800のメリットかも知れませんね。D4ではこういうわけにはいかないでしょうから。

 

絞りリングのないレンズを買う(64GBのCFカードも買う)

  • 2012/07/04 17:34
  • カテゴリー:散財

 D800が私の手もとにやってきましたが,毎日あまり触ることがなく数日が経過しています。そろそろ外観も見慣れてきましたし,シャッターの音や重量の感覚にも慣れてきましたが,どうもしっくりこないのが,シャッターボタンのストロークの深さと,AFの癖です。

 AFの癖は私が慣れていくしかないのですが,シャッターボタンのストロークの深さは,「あれ,こわれたかな」と,なかなか走らないシャッターに不安を感じることが何度もあったくらいなので,悩むところです。

 それはそれとして,私の場合は必要と思われるものはさっさと揃えてしまいます。もちろん必要かどうか悩むものまであわてて買うことはしませんが,悩まないものについてはいずれ買うわけですし,さっさと買って幸せになるべきと本体購入予算に入れるようにしています。

 昨日のバッテリーグリップMB-D12もそうですが,大容量のCFカードと,レンズを手配したところ,昨日の夜には揃いました。


・CFカード

 D800のようなカメラに見合うものは,なんといってもSanDiskの600倍速でしょう。64GBで3万円ということで,高いとは言え随分安くなったものです。

 プロ・アマを問わず,メモリカードをけちるとろくな事がないのですが,そうはいっても3万円ですので,私の場合上海問屋が取り扱っている,WINTECという全然聞いたことがないメーカーの600倍速を買うことにしました。64GBですが,期間限定でなんと8999円。安い。

 プロ用と景気のいいことをいってますが,この600倍速にはちょっと誇大なところがあって,リードは600倍速なんですが,ライトは300倍速です。概して一眼レフというのは書き込み速度が高いと使い勝手が上がりますので,このカードは600倍速ではなく,300倍速と考えて使うべきかと思います。ま,それでも9000円は安いと思います。

 速度よりも信頼性が気になります。遅いメモリカードというのは一般論として信頼性も高いものではありません。リードとライトの速度がこれだけ違うというメモリカードを,どう考えて良いやら私も分からなかったのですが,まあ9000円ですからね,外したところでそんなに痛い目に遭わないだろうと,そんなくらいの気分です。

 昨夜届いたので試して見ると,別に普通に使えます。フォーマットも問題なし,撮影も問題なし。リードは確かに高速です。ライトは少し遅いなと思うレベルですが,別に奇なる程ではありません。

 信頼性はまだ分かりませんが,これで信頼性にも問題がなければ,随分安い買い物が出来たなあと思います。


・AF-S 50mm F1.8G

 D2Hの時代には,AiAF50mm/F1.8を使っていましたが,これが安いし小さいし,そのくせ良く写るというので,常用レンズでした。これがGレンズ(絞りリングがない)化するにあたり,さらに高性能になって評判も上々という事で,せっかくのフルサイズですから,新しいレンズを常用しようという事で,買い換えることにしました。

 この,50mm/F1.8クラスの標準レンズというのは,何十年も前から安いし良く写る定番なのですが,最近高額化しているニコンの純正レンズにおいて,実売2万円というありがたいプライスを維持しています。

 Gレンズになると絞りリングがなくなりますので,マニュアルフォーカスのボディ,例えばF3には取り付けられませんが,それはPlanar50mm/F1.4に任せるとして,デジタル一眼で気楽に使える標準レンズとしては,こちらに任せることにしたわけです。

 たまっていたポイントをヨドバシで使って,1万円くらいで買いました。デザインはかなり気に入りません。せっかくの50mm,せっかくの大口径レンズなのに,ガラスが小さく見えるほど鏡筒が無駄に大きく,しかもとってもプラスチッキーで,コツコツと軽い音がします。D800に取り付けると,なんか大げさすぎて不細工だなあと。

 超音波モーター内蔵という事で,スムーズな動きは期待通りでしたが決して高速ではなく,このあたりは価格相応ということで,過度な期待は禁物です。それに,どういうわけだか結構AFが迷いますよ。

 肝心の写りは,まだよく分かりません。ですが,評判通りF1.4のレンズに比べてシャープですし,以前のAiAF50mmよりも好ましいと感じます。

 とりあえず,常用レンズとして活躍することになると思います。癖を早く掴まねば。


・TAMRON SP28-75F2.8 A09NII

 正式な名前は面倒なので,識別可能な最低限の長さで省略しましたが,安くて良く写る,プアマンズF2.8通しズームで有名な,タムロンの標準ズームです。

 先日,A007という24-70の手ぶれ補正付きが出たことで,標準ズームはこちらに切り替わっていくと思われ,この28-75は設計も古いので収束方向に向かうと思いますが,おそらく歴史に名を残すレンズになると思われるくらい,良く出来たレンズです。

 小さく,軽く,通しF2.8,解像度も十分で,かつボケも綺麗,なんといっても実売価格が3万円を切るというバーゲンプライス。これは買っておかないと損です。

 ということで,先日世話になったばかりのフジヤカメラに聞いてみると,28800円で在庫あり。昨夜会社の帰りに買って帰りました。

 蛇足ですが,せっかくフジヤカメラにいくのですから,防湿庫の肥やしを減らして,ゴミを減らそうと考えました。Kマウントの200mm/F4とか,Takumarの50mmF1.4とか,今回買った2本のレンズで代用が可能なAiAF28mm/F2.8とAiAF50mm/F1.8の2つなど,一気に処分しました。

 程度も悪いレンズばかりで,ゴミ処理の気持ちで軽く1万円程度と見積もっていたところ,26000円にもなりました。

 ということで,今回の28800円のレンズとの差額で,わずか3000円ほど支払って帰ってきました。

 早速取り出してみますが,小さく扱いやすさに長けており,しかしながらずっしりとしたガラスの重みを感じて,大変に好印象です。安いなりの外観だという人もいますが,私は良く出来ているなと思います。

 D800に取り付けて見ると,これもなかなか好ましい外観です。鏡筒のコンパクトさに比べて大きな前玉がとても格好良いですね。

 AFモーター内蔵ということで,そんなに速度を期待していませんでしたが,想像以上の動作で,なかなかキビキビしています。悪くはありません。

 絞り開放でもそんなに解像感は落ちませんし,逆に言うと絞ったところでそんなに劇的に改善しません。私としては広角域より,望遠域の方が好みです。そしてさすがにF2.8。ズームレンズでこれだけぼけるというのは,なかなか感動的な体験ですね。

 そのボケもうるさくなく,なかなか綺麗です。

 普通に考えると,D800には全然そぐわないレンズということになりそうですが,腐ってもF2.8ですしね,広角側も28mm止まりで欲張っていませんから,そんなに悪くはないと思うのです。純正がいいのは百も承知でいえば,F2.8のナノクリを買うために20万円を用意出来るかどうかの話もあるし,もっと安価な,例えば24-85などは暗いレンズですので,純正であることと引き替えに基本スペックがワンランク落ちてしまいます。果たしてそれでよいのかどうか。

 

 このレンズ,個体差が大きく,保証期間内にTAMRONに調整に出す事を前提に買うとお買い得,などという意見もでるくらいなのですが,昨日ざっと見たところ,私のものは許容範囲内にあると感じました。なんだかF2.8ズームを初めて手にした感じというのは,こんなにうれしいものだったのですね。そりゃー高価でも売れるわ。


 ということで,D800を導入するにあたって必要と思われるものは,一通り揃いました。あとはしばらく使いこなすことに専念すべきですね。結局,フジヤカメラに下取りで9万円ほど買い取ってもらいましたので,その分でレンズやCFカード,グリップなどを買ったと思えば,全部で25万円程度に収まっているのではないでしょうか。

 フジヤカメラというところは,決して安値で競う店ではありません。下取り価格も,いわゆる最大値は高くありません。その代わり,下取り価格の減額の条件がゆるくて,どんなものでもそれなりの値段で買い取ってもらえます。

 これは,実質的な値引きと同じです。今回の下取りも,別のお店に持ち込めば,この半分くらいにしかならなかったんではないかと思います。そう考えると,やっぱり値引きですよね。

 フジヤカメラくらいの店になると,中古の回転も速いですし,売れにくいものでも売れてくれます。中古の商売で一番怖いのは,なんといっても商品を切らしてしまうことです。発注をかけて決まった数が決まった日に入ってくるのではないだけに,買い取りが中古の商売の成否を決するわけです。

 だから,良い条件で中古を集めますが,極端に良い条件だと売値が上がったり,利益が少なくなったりします。中古の商売の難しいところですが,同時に面白いところでもあります。

 売るものが手もとにあれば,フジヤカメラは「安いお店」です。私の場合,稼働率がゼロに近く,防湿庫をふさいでいることの方が問題になっていたので,思い切って捨ててしまおうかと思っていたくらいですから,これがトータルで9万円になるというのですから,やっぱり大サービスです。
 
 東京には,こういう個性的なお店もあります。なんだかんだで東京なのかも,知れません。

え,縦位置グリップがこんなに高いの?

  • 2012/07/03 14:39
  • カテゴリー:散財

 D800がやってきた翌日,今度はマルチパワーバッテリーパック「MB-D12」が届きました。ヨドバシで33000円にポイント10%です。

 まあ,いっちゃあなんですが,こんなものに3万円なんて,ちょっと理解できないという人がいても,私は反論しません。むしろ同意します。

 ですが,これに代わるものもなく,その意味では必要な人にとっては他に考える余地のないものでもあります。

 その昔,フィルムを巻き上げるモーターがカメラの中に入らなかった時代,カメラの底に取り付ける「モータードライブ」なるものが,少年達の心を鷲づかみにしていた時代がありました。

 カメラ本体にモータードライブが内蔵されるのが当たり前になってから,この手のオプションが必要とされることはなくなったわけですが,大容量の電池に縦位置での持ちやすさという,モータードライブ時代においては副産物となっていたメリットのために,デジタル時代の現代においても中級機には必ず用意されるようになっています。

 プロ用の高級機は最初から一体化していますね,私の記憶が正しければ,NikonのF5が先鞭をつけ,以後F6という例外を除いて,フラッグシップは縦グリップ一体です。キヤノンはどうだったかなあと調べて見ると,初代EOS-1など,縦グリップがありません。なんか,こぢんまりとして,かわいらしいたたずまいです。

 私はD2Hで,縦位置グリップの有用性を認めた人で,常用機にはかならず装備するようにしました。K10Dも取り付けてから格段に使いやすくなりましたから,D800も必ず買おうと思っていました。

 昨日,早速箱から取り出して装着です。

 MB-D12は,マルチバッテリーというだけあって,3種類の電池を内蔵できます。標準の電池であるEN-EL15,D4用のEN-EL18,そして単三電池8本です。このうちD4用のEN-EL18を使うには,電池蓋(2000円もする!)ことと,専用充電器(4万円もする!!)を買う必要があります。といいますかそもそもEN-EL18が2万円もします。

 ただし,EN-EL15のような小さなバッテリーでも,グリップ内に入るのは1つだけで,複数使用の場合はボディにもバッテリーを入れる事になります。

 それで,EN-EL18と単三電池8本を使った場合には,APS-Cサイズで6コマ/秒の連写が可能になります。高速な連写には高い電圧が必要なんですね。

 本体の電池を抜き取り,本体側のコネクタカバーとMB-D12のカバーを外し,取り付けます。

 さすがに高価なだけに,骨格もマグネシウムですね。しっかしとした剛性感があり,本体との一体感も問題なし。ガタもなければ,しなるような弱さもなく,最初から作り付けられていたかのような感じです。

 早速縦で持ってみますが,うん,これは違和感なし。シャッターボタンの位置もいいし,握りやすさは横位置と同じです。

 で,横にしてみます。うーん,これは違和感がある。

 もしやと思い,D2Hと並べてみます。

 なんと,D2Hよりも背が高いじゃないですか。ペンタプリズムの高さが高いというなら「フルサイズだし」と言い訳も出来るのですが,レンズの位置が上がっています。グリップが分厚いなあと思っていたら,やはりその通りだったのです。

 なにが問題って,私はグリップを左手と手首にのせて,左指はレンズに添え,右手はシャッターボタンに添えています。力を入れているのは左腕だけなのですが,これだけ縦位置グリップが分厚いと,レンズの位置も上がってしまい持ちにくいです。

 それでもないよりましですから,と慣れないといけないですね。しかし,これだけ大きくなってしまうと言うのは,なんか複雑な気持ちです。

 なで肩で小振りなD800は,このMD-B12を取り付けると,とてもいかつくなります。しかしプロ機のようなバランスの良さは見た目も実際もなくなってしまい,ちょっと残念な印象ですね。もう一息なんですが・・・

 積極的にこのMB-D12を使うには,やはり電源の関係を改善せねばなりません。印象として,EN-EL15は小さくて安いんだけども,すぐに電池が切れると思っていて,これを買い増しするか,あるいは単三電池で運用するかは,迷うところです。でも単三電池8本ですからね,かなり重くなることは間違いなく,結局当分このままEN-EL15を使うか,とそんな気分になっています。

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